JIS H 3140:2018 銅ブスバー | ページ 2

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+ mmとする。
b) 長さの許容差 ブスバーの長さの許容差は,

6.3 曲がりの許容値

  ブスバーの曲がりの許容値は,長さ2 000 mmにつき3.5 mm以下とする。
曲がりとは,図1に示すように基準の長さ2 000 mmに対する弧の深さをいう。
ただし,長さ2 000 mm未満のブスバーについては,曲がりの規定を適用しない。
図1−ブスバーの曲がり

7 縁部の形状

  ブスバーの縁部は,半径1.0 mm以下の丸み面取り又は幅1.0 mm以下の平らな面取りを行う。ただし,
図2又は図3のように指定のある場合は,表6によって面取りを行う。
図2−丸み面取りのブスバー縁部断面図
厚さtに対する最小面取り半径R 厚さtに対する最大面取り半径R
a) 面取り半径の許容差が最小の場合 b) 面取り半径の許容差が最大の場合
図3−フルラウンド面取りのブスバー縁部断面図
表6−ブスバーの面取り半径及びその許容差
単位 mm
厚さの区分 丸み面取り半径 フルラウンド面取り半径a)
公称 許容差 公称 許容差b)
2.0以上 5.0以下 0.8 ±0.2
25
+ %
5.0を超え 8.0以下 1.2 ±0.3 厚さの1/2 厚さの1/2の 0
8.0を超え 30以下 1.6 ±0.4
注a) フルラウンド面取りとは,縁部の半径が,厚さの半分となる面取りをいう。
b) 百分率表示は,厚さの半分に対する割合を示す。

――――― [JIS H 3140 pdf 6] ―――――

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8 試験

8.1 分析試験

  分析試験は,次による。
a) 分析用試料の採取方法 分析用試料は,鋳造時に必要量を採取する。
なお,鋳塊又は製品から採取してもよい。
b) 分析方法 化学成分の分析試験は,JIS H 1051による。

8.2 引張試験

  引張試験は,JIS Z 2241による。この場合の試験片は,圧延方向又はその直角の方向に採取し,表7に
よる。
なお,引張試験片が規定の寸法どおりに採取できない場合の引張試験方法は,受渡当事者間の協定によ
る。
表7−試験片
単位 mm
厚さ 用いる試験片
20以下 5号
20を超えるもの 4号

8.3 曲げ試験

  曲げ試験は,JIS Z 2248による。試験に用いる試験片は,ブスバーの長手方向に取ったJIS Z 2248に規
定する1号試験片又は3号試験片とする。ただし,規定する幅が得られない場合は,製品の幅でもよい。

8.4 導電率試験

  導電率試験は,JIS H 0505による。ただし,導電率試験片の採取が困難な場合の試験方法は,渦電流式
導電率計を用いてもよい。

8.5 水素ぜい化試験

  水素ぜい化試験は,次のいずれかによる。
8.5.1 水素ぜい化曲げ試験
水素ぜい化曲げ試験は,次による。
a) 試験片 試験片は,JIS Z 2248に規定する1号試験片又は3号試験片とする。
b) 試験 試験は,加熱炉に水素を充満させ,試験片を850±25 ℃で30120分間加熱した後,室温にお
いて,JIS Z 2248に規定する密着曲げを行う。
8.5.2 水素ぜい化顕微鏡試験
試験は,加熱炉に水素を充満させ,試験片を850±25 ℃で30120分間加熱した後,研磨及びエッチン
グを行い,顕微鏡で75200倍に拡大し,結晶粒界を観察する。
なお,試験片形状は,加熱炉に入る大きさであれば,特に規定しない。

9 検査

  検査は,次によるほか,JIS H 0321による。
a) 検査の頻度は,製造業者の判断による。ただし,特に要求がある場合は,受渡当事者間の協定による。
b) 外観は,5.1の規定に適合しなければならない。

――――― [JIS H 3140 pdf 7] ―――――

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c) 化学成分は,5.2の規定に適合しなければならない。
d) 機械的性質及びその他の特性(導電率及び水素ぜい性)は,5.35.5の規定に適合しなければならな
い。
e) 寸法及びその許容差は,箇条6の規定に適合しなければならない。
f) 縁部の形状は,箇条7の規定に適合しなければならない。

10 表示

  ブスバーは,1包装ごと,1束ごと又は1製品ごとに,貼付ラベルなど適切な方法によって,次の事項を
表示しなければならない。
a) 規格番号及び製品記号
例 JIS H 3140 C 1020 BB-1/2H
b) 寸法
例1 10×100×5 000 mm (厚さ×幅×長さ)
例2 FR 10×100×5 000 mm (フルラウンド面取り 厚さ×幅×長さ)
c) 製造番号
d) 製造業者名又はその略号

11 報告

  製造業者は,受注時に注文者から要求がある場合,受渡当事者間で同意した試験及び/又は検査の成績
を記載した報告書(成績書)を注文者へ提出しなければならない。

――――― [JIS H 3140 pdf 8] ―――――

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附属書A
(参考)
ブスバーの代表寸法
A.1 代表寸法
ブスバーの代表寸法を,表A.1に示す。
注記 代表寸法とは,市場に広く流通している寸法をいう。
表A.1−ブスバーの代表寸法
単位 mm
厚さ 幅
10 12 15 16 18 20 25 30 32 35 38 40 45 50 60 65 70 75 80 100 125 150 175 200 250 300
2.0 ○○ ○
2.4
2.6
3.0 ○○ ○ ○ ○ ○ ○
3.2
4.0 ○ ○○○ ○ ○
4.5
5.0 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
6.0 ○○○ ○○○ ○○ ○ ○ ○ ○
6.5
8.0 ○○ ○ ○○○ ○ ○○○
10 ○ ○○ ○ ○○○ ○
12 ○ ○ ○○○
15 ○ ○○○ ○
20 ○ ○ ○ ○
30
表の太線内は製造範囲で,○印は代表寸法を示す。

JIS H 3140:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 3140:2018の関連規格と引用規格一覧