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JIS H 8683-2:2013 規格概要
この規格 H8683-2は、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した陽極酸化皮膜のりん酸-クロム酸水溶液浸せき試験による封孔度試験方法について規定。
JISH8683-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS H8683-2
- 規格名称
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の封孔度試験方法―第2部 : りん酸-クロム酸水溶液浸せき試験
- 規格名称英語訳
- Anodizing of aluminium and its alloys -- Assessment of quality of sealed anodic oxidation coatings -- Part 2:Measurement of the loss of mass after immersion in phosphoric acid/chromic acid solution
- 制定年月日
- 1999年8月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3210:2010(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.220.20, 77.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 金属表面処理 2021
- 改訂:履歴
- 1999-08-20 制定日, 2004-01-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-05-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS H 8683-2:2013 PDF [10]
H 8683-2 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 概要・・・・[2]
- 5 試験液・・・・[2]
- 6 装置及び器具・・・・[2]
- 7 試験片・・・・[2]
- 8 手順・・・・[3]
- 8.1 方法1・・・・[3]
- 8.2 方法2・・・・[3]
- 9 試験結果の表し方・・・・[4]
- 10 試験報告書・・・・[4]
- 附属書A(規定)試験片の乾燥方法・・・・[5]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[6]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS H 8683-2 pdf 1] ―――――
H 8683-2 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人軽金
属製品協会(JAPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS H 8683-2:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS H 8683の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS H 8683-1 第1部 : 染料吸着試験
JIS H 8683-2 第2部 : りん酸−クロム酸水溶液浸せき試験
JIS H 8683-3 第3部 : アドミッタンス測定試験
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS H 8683-2 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
H 8683-2 : 2013
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の封孔度試験方法−第2部 : りん酸−クロム酸水溶液浸せき試験
Anodizing of aluminium and its alloys-Assessment of quality of sealed anodic oxidation coatings-Part 2: Measurement of the loss of mass after immersion in phosphoricacid/chromic acid solution
序文
この規格は,2010年に第3版として発行されたISO 3210を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金の製品(以下,製品という。)に施した陽極酸化皮膜(以
下,皮膜という。)のりん酸−クロム酸水溶液浸せき試験による封孔度試験方法について規定する。
この規格は,次の二つの試験方法で構成する。
− 方法1 : 酸の前処理を伴わない方法で,装飾及び保護を目的とした皮膜に適用する。過酷でない環境
で皮膜を使用する場合は,この方法が適している。
− 方法2 : 酸の前処理を伴う方法で,建築用などの製品の皮膜に適用する。
なお,次の皮膜には適用しない。
a) 封孔処理をしない硬質皮膜
b) 重クロム酸で封孔した皮膜
c) クロム酸皮膜
d) 疎水性の処理を施した皮膜
注記1 この方法は,破壊試験である。染料吸着試験(JIS H 8683-1)及びアドミッタンス測定試験
(JIS H 8683-3)の結果に疑義が生じた場合は,この方法を判定試験に用いることができる。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3210: 2010,Anodizing of aluminium and its alloys−Assessment of quality of sealed anodic
oxidation coatings by measurement of the loss of mass after immersion in phosphoric
acid/chromic acid solution(MOD)
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H 8683-2 : 2013
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0201 アルミニウム表面処理用語
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS H 0201による。
4 概要
この試験は,皮膜をりん酸−クロム酸水溶液に浸せきすることによって,溶解した皮膜の質量減少を測
定し,耐酸性の度合いによって封孔度を調べる。
未封孔の皮膜は酸によって激しく溶解するが,封孔された皮膜は,封孔が進むほど長時間の浸せきにも
耐えるようになる。
5 試験液
5.1 一般 試薬は分析用試薬を用い,水は導電率2 μS/cm以下の脱イオン水又は蒸留水を用いる。
5.2 前処理液 前処理液は,方法2の場合だけに用いる。
前処理液は,水500 mLにJIS K 8541に規定する硝酸[65 %(質量分率)]500 mLを混合する。
5.3 試験液 試験液は,JIS K 9005に規定するりん酸(密度 約1.69 g/mL)35 mL,無水クロム酸(CrO3)
20 gを水に溶かして1 Lとする。
警告 この試験液に含まれる6価クロムは毒性があり,正しく取り扱わなければならない。6価クロ
ムを含む水溶液は,環境及び水域に著しい影響を与える。
6 装置及び器具
装置及び器具は,次による。
a) 0.1 mgまで正確にひょう量できる天びん。
b) 一般的な実験器具及びガラス器具。
7 試験片
試験片は,次による。
a) 試験片は,封孔度試験に影響を及ぼすような加工を施したものであってはならない。
b) 試験片は,製品の用途に応じて指定された,表面処理を施した皮膜の品質を満たすことが不可欠な有
効面から採取する。
なお,製品から試験片を採取することができない場合は,製品と同一の材料及び同一の処理条件で
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H 8683-2 : 2013
作製した試験片を用いる。製品と同一の材料とは,材料の種類・質別及び処理前の表面状態が,製品
と同じであることをいう。また,同一の処理条件とは,前処理及び皮膜の処理が,製品と同一の浴組
成及び同一の処理条件で,製品と同一の性能を得るように行うことをいう。
c) 試験片は,接点跡を避け,試験面積は約1 dm2とし,0.5 dm2未満であってはならない。また,試験片
の質量は,200 gを超えてはならない。
d) 試験片の標準寸法は,約50 mm×約100 mmとする。ただし,他の寸法の試験片を用いてもよい。
e) 中空の形材では,内側に皮膜が形成されている形材端部から試験片を採取する。ただし,小さな形材
の場合は,中空の内側の皮膜を除去して,外側の表面で試験を行う。
8 手順
8.1 方法1
この方法は,酸の前処理を伴わない方法で,手順は,次による。
なお,b) e)の操作においては,試験片を素手で触ってはならない。
a) 試験片の面積を測定する。試験片の表面積から切断面及び皮膜の付いていない部分の面積を除いたの
が試験面の面積である。
b) 試験片は,汚れに応じて,エタノール,アセトンなどの有機溶剤でA.1 a)に示す方法によって,室温
で清浄にする。試験片表面に粉ふきがある場合は,水を染みこませた布でこすって拭き取る。
なお,試験片を腐食したり,保護皮膜を作るような有機溶剤を用いてはならない。
c) .1 b)に示す方法によって,試験片を乾燥させた後,試験片の質量を0.1 mgの単位まで測定する。
d) 38 ℃±1 ℃に保持した5.3の試験液中に試験片を垂直にして,15分±5秒間浸せきする。試験液の温
度の均一性は重要であり,ウォーターバスを用いてかくはん(撹拌)を行うとよい。
なお,試験液は再使用してもよいが,4.5 g/L以上の皮膜を溶解した試験液は再使用してはならない。
また,試験液は,皮膜及びアルミニウム合金以外の金属に使用してはならない。
e) 試験片を試験液から取り出した後,水洗槽中で洗浄してから流水中で十分に洗浄し,更に脱イオン水
中又は蒸留水中で数分間洗浄する。続いて,附属書Aに示す方法によって試験片を乾燥させた後,直
ちに試験片の質量を0.1 mgの単位まで測定する。
f) 試験片を変えて,a) e)の手順を繰り返す。
8.2 方法2
この方法は,酸の前処理を伴う方法で,手順は,次による。
なお,b) g)の操作においては,試験片を素手で触ってはならない。
a) 試験片の面積を測定する。試験片の表面積から切断面及び皮膜の付いていない部分の面積を除いたの
が試験面の面積である。
b) 試験片は,汚れに応じて,エタノール,アセトンなどの有機溶剤でA.1 a)に示す方法によって,室温
で清浄にする。試験片表面に粉ふきがある場合は,水を染みこませた布でこすって拭き取る。
なお,試験片が腐食したり,保護皮膜を作るような有機溶剤を用いてはならない。
c) 19 ℃±1 ℃に保持した5.2の前処理液に試験片を垂直にして,10分±5秒間浸せきする。
d) 試験片を前処理液から取り出した後,水洗槽中で洗浄してから流水中で十分に洗浄し,更に脱イオン
水中又は蒸留水中で数分間洗浄する。
e) .1 b)に示す方法によって試験片を乾燥させた後,試験片の質量を0.1 mgの単位まで測定する。
f) 38 ℃±1 ℃に保持した試験液中に試験片を垂直にして,15分±5秒間浸せきする。試験液の温度の均
――――― [JIS H 8683-2 pdf 5] ―――――
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JIS H 8683-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3210:2010(MOD)
JIS H 8683-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.10 : アルミニウム及びアルミニウム合金
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.20 : 表面処理
JIS H 8683-2:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH0201:1998
- アルミニウム表面処理用語
- JISK8541:2015
- 硝酸(試薬)
- JISK8541:2021
- 硝酸(試薬)
- JISK9005:2006
- りん酸(試薬)
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方