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試料用ガラス管と標準色用ガラス管を通過した光が,円形視野の中に半円面ずつ接眼鏡を通して見ら
れ,ひずみ,視差などがないように光学的に組み合わせたもので,アルミニウム又は黄銅製黒色つや
消しめっき若しくは塗装仕上げした金物に固定する。
図4 光学装置の一例
e) 反射鏡 図1に示す構造で,反射鏡の材質は白色オパールガラス又はすりガラスとし,同じ強さの反
射光が底部から試料及び標準色ガラス管を通過するようにしたもの。反射鏡を用いる代わりに人工昼
光色光源からの散乱光が直接試料及び標準色ガラス管内を通過するように,底部から投光する形式の
試験器でもよい。
f) 人工昼光色光源 光源電球,光源箱,昼光フィルタからなり,反射鏡と組み合わせて拡散昼光と同様
な分光分布特性をもつものとする。試料用ガラス管及び標準色用ガラス管の底部を,陰や輝きのない
光で照明でき,測定に影響のあるような外来光が入らない構造のものとする。
備考 光源電球によって生じる陰や輝きの除去には,昼光フィルタの内面をサンドブラストと酸処理
又は表面硬化処理をした昼光フィルタ若しくはオパールガラスを用いればよい。人工昼光色光
源の一例を図5に示す。
――――― [JIS K 0071-3 pdf 6] ―――――
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図5 人工昼光色光源の一例
1) 光源電球 色温度約2 750Kの白熱電球(1)とする。
注(1) IS C 7501に規定するLW100V,60Wのものが相当する。
2) 光源箱 試験器の背面底部又は試験器底部に取り付け,試験器に投光できるもので内側はアルミニ
ウム粉を顔料とした耐熱塗料を均一に吹き付け,65%以上の反射率をもつもの。
3) 昼光フィルタ 厚さが均一で,次に示す分光透過率,色度座標 (x, y, z) 及び視感透過率 (YA) をも
ち,平滑な分光特性をもつもの。散乱光にするため,その内側をサンドブラスト,及び酸処理又は
表面硬化処理をするとよい。
3.1) 波長410nmで60%以上の透過率。
3.2) 波長700nmで10%以下の透過率。
3.3) 波長540nmと590nmの透過率を直線で結んだとき,波長570nmの透過率は,直線上に3%以上出な
いこと。
3.4) 波長700nmにおける透過率は,660nmの透過率より3%以上大きくないこと。
3.5) 色度座標 (x, y, z) 及び視感透過率 (YA) は,JIS Z 8722に規定する標準の光Aを用いた分光透過率
から計算したとき,次の値をもつもの。
x 0.314 0.330
y 0.337 0.341
z 0.329 0.349
YA 10.7 16.0%
6. 比色計の準備 セーボルト比色計の準備は,次による。
a) 試料用ガラス管からその底部のコック付き金属円筒を取り外し,コック付き金属円筒に付いている透
明ガラス円盤,試料用ガラス管及び標準色用ガラス管をきれいにふく。付着物が落ちない場合は洗剤
――――― [JIS K 0071-3 pdf 7] ―――――
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で洗い,水を注ぎ,次にアセトン又は適宜な溶剤で洗浄して乾燥する。
試料用ガラス管にコック付き金属円筒を取り付け,試験器を図1のとおり組み立てる。
b) 標準色用ガラス管の底部の金属円筒から標準色ガラス及び金属製絞り板(2)を取り外し,2本の管とも
空の状態で,光源と反射鏡とを用い2等分された視野の明るさを比較する。この場合,2等分された
視野の明るさが同じでなければならない。同じでないときは,光源の位置を変える必要がある。
注(2) この項の試験器の準備をするとき以外は,金属製絞り板は標準色ガラス管の金属円筒部又は回
転盤に取り付けておく。
c) 金属製絞り板を標準色ガラス管の金属円筒部又は回転盤に入れ,試料用ガラス管に目盛線20まで水を
入れる。このとき,2等分された視野の明るさは同じでなければならない。
7. 操作 操作は,次のとおり行う。
a) 試料を用いて試料用ガラス管を洗浄し,液滴が管内に残らないように流し出す。
b) 標準色ガラスは,次のようにして選ぶ。
試料用ガラス管に試料(3)を20目盛まで満たし,試料中の気泡を除いた後,試料と標準色ガラス全厚
板1枚と明るさを比較する。
試料のほうが全厚板1枚より明るいときは全厚板1枚を半厚板1枚に取り替える。試料のほうが暗
いときは試料をコックから682の目盛まで減らして比較する。このとき,試料のほうが明るい場合は標
準色ガラスはそのままとし,試料のほうが暗い場合は,全厚板1枚を全厚板2枚に取り替える。
注(3) 試料が濁っているときは,濁りがなくなるまで定性ろ紙を用いてろ過する。
c) 標準色ガラスが決まった後,試料用ガラス管の試料が標準色ガラスの明るさより暗くなるまで試料を
追加する。
d) 試料用ガラス管下部のコックを徐々に開き,標準色ガラスよりやや暗くなるまで試料を排出し,さら
に表2に示す試料の高さ目盛に最も近い高さまで試料を流し出す。
e) 接眼鏡からのぞいた試料の明るさが標準色ガラスよりも暗いときは,表2に示す次の色数の目盛まで
試料を抜いて比較する。試料の明るさと標準色ガラスとの明るさが同じか又はほとんどその差を認め
なくなるまで,この操作を続ける。
f) 次に,すぐ下の段階の目盛まで液面を下げ,試料の明るさが標準色ガラスより明るくなったときは,
すぐ前の段階の試料の目盛に対応するセーボルト色数を読み取る。
――――― [JIS K 0071-3 pdf 8] ―――――
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表2 試料の高さ目盛に対応するセーボルト色数
標準色ガラス 試料の高さ目盛 セーボルト色数 標準色ガラス 試料の高さ目盛 セーボルト色数
半厚板1枚 20.00 +30 全厚板2枚 6.00 +6
半厚板1枚 18.00 +29 全厚板2枚 586 +5
半厚板1枚 16.00 +28 全厚板2枚 584 +4
半厚板1枚 14.00 +27 全厚板2枚 582 +3
半厚板1枚 12.00 +26 全厚板2枚 5.00 +2
全厚板1枚 20.00 +25 全厚板2枚 486 +1
全厚板1枚 18.00 +24 全厚板2枚 484 0
全厚板1枚 16.00 +23 全厚板2枚 482 −1
全厚板1枚 14.00 +22 全厚板2枚 4.00 −2
全厚板1枚 12.00 +21 全厚板2枚 386 −3
全厚板1枚 1086 +20 全厚板2枚 385 −4
全厚板1枚 984 +19 全厚板2枚 384 −5
全厚板1枚 882 +18 全厚板2枚 383 −6
全厚板1枚 782 +17 全厚板2枚 382 −7
全厚板1枚 682 +16 全厚板2枚 381 −8
全厚板2枚 1084 +15 全厚板2枚 3.00 −9
全厚板2枚 986 +14 全厚板2枚 287 −10
全厚板2枚 9.00 +13 全厚板2枚 286 −11
全厚板2枚 882 +12 全厚板2枚 285 −12
全厚板2枚 786 +11 全厚板2枚 284 −13
全厚板2枚 782 +10 全厚板2枚 283 −14
全厚板2枚 686 +9 全厚板2枚 282 −15
全厚板2枚 684 +8 全厚板2枚 281 −16
全厚板2枚 682 +7
備考 セーボルト色数の測定例を表3に示す。
表3 セーボルト色数の測定例
単位 目盛数
全厚板1枚の場合 全厚板2枚の場合
右の試料の高さにおいて試料のほうが暗い 16 484
右の試料の高さにおいて試料のほうが暗い 14 482
右の試料の高さにおいて標準色とほぼ等しい 12 4.0
右の試料の高さにおいて試料のほうが明るい 1086 386
セーボルト色数 +21 −2
8. 結果の記録 7.f)で読み取ったセーボルト色数を記録する。試料をろ過した場合は“ろ過試料”と付記
する。
記録例 セーボルト色数 +21 ろ過試料
――――― [JIS K 0071-3 pdf 9] ―――――
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化学製品の色及び硫酸着色試験方法 原案作成委員会・分科会 構成表
氏名 所属 委員会 分科会
(委員長) 荒 木 峻 東京都立大学名誉教授 ◎
増 田 優 通商産業省基礎産業局 ○
大 嶋 清 治 工業技術院標準部 ○
小 倉 悟 工業技術院標準部 ○
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会 ○
堀 本 能 之 工業技術院物質工学研究所 ○
政 岡 進 製品評価技術センター ○
嶋 貫 孝 社団法人日本分析化学会 ○
神 代 啓 社団法人日本化学工業協会 ○
並 木 昭 財団法人化学品検査協会 ○
平 井 敏 夫 財団法人日本色彩研究所 ○ ◎
竹 内 幸 夫 和光純薬工業株式会社大阪工場 ○ ○
大 森 道 昭 株式会社離合社浦和工場 ○ ○
檀 上 秀 夫 日本化薬株式会社化学品研究所 ○ ○
岡 田 憲 治 社団法人日本芳香族工業会 ○ ○
近 藤 暁 弘 株式会社村上色彩研究所 ○ ○
伊 藤 尚 美 社団法人日本分析化学工業会 ○ ○
(事務局) 三 須 武 社団法人日本化学工業協会 ○ ○
内 田 幹 雄 社団法人日本化学工業協会 ○ ○
備考 ◎委員長,分科会主査を示す。
○委員会,分科会委員を示す。
JIS K 0071-3:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 0071-3:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC7501:2011
- 一般照明用白熱電球
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色