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K 0410-3-10 : 2000 (ISO 5667-10 : 1992)
量の試料がサンプリング地点を通過したとき採取した等体積のスポット試料として調製される。
− 流量加重,時間加重双方のサンプリングにおいて,各スポット試料は50mlを超えていることが望ま
しい。代表試料を採取するためには,スポット試料は200300mlとったほうがよい。
5.3.2 連続測定
サンプリングし分析する代わりに,連続測定が広く利用される。連続測定は廃水流中で
直接,又は試料ループで直接行われる。測定は記録計又はデータロガー付きの電極,自動分析装置などを
用いて行う。技術的に可能で,経済的に問題がなければ,この方法は,廃水の広い水質変動をよく定量化
できるので,廃水処理工程についてかなりの情報を提供する。連続廃水監視に適用できる装置の範囲は限
られているが,この方法がサンプリング技術と競合する事例も数多い(例えば,pH,温度,溶存酸素の測
定)。
5.4 試料の保存,輸送及び貯蔵
− ISO 5667-3には,水分析における試料の保存,輸送及び貯蔵の方法の詳細が示されている。
− 廃水試料の最も一般的な保存方法は04℃の温度に冷却することである。この温度に冷却し,暗所に
貯蔵すると,大抵の試料は通常24時間までは安定である。さらに詳細はISO 5667-3に示されている。
− 幾つかの対象成分について,急速冷凍(−18℃以下)によって長期間の安定性が得られる。
− 長時間にわたって混合試料を採取するとき,保存はサンプリング操作の重要な部分となる。
− 保存試料及び非保存試料の両方を採取するとき,二つ以上のサンプリング装置が必要である。
− 試料分析を行う試験室は,常に保存方法の選択,これに続く輸送,貯蔵についての相談を引き受ける
ことが望ましい。
6. サンプリングの安全面
JIS K 0410-3-1 (ISO 5667-1) の7.に安全対策の一般的指針を示す。しかし,
この指針はこの規格の指針と同様,地方及び/又は国の法規制と置き換えることはできない。
6.1 下水道,汚水だめ,揚水場及び廃水処理施設で作業するときは,次の事項に注意することが望まし
い。
a) 下水道系における爆発性ガス混合物による爆発の危険
b) 有毒ガス,例えば,硫化水素 (H2S),及び一酸化炭素 (CO) による中毒の危険
c) 酸素の欠乏による窒息の危険
d) 廃水中の病原生物による疾病の危険
e) 落下,滑りによる身体損傷の危険
f) おぼれの危険
g) 落下物による衝撃の危険
6.2 閉鎖空間に入る前に次の手順を,上部及び底部で検討することが望ましい。
a) 爆発計 (explosimeter) 又は類似の装置による爆発の危険の確認。
b) 適当なガス検出計による硫化水素 (H2S),一酸化炭素 (CO),必要があればその他の有毒ガス,の存
在の確認。
c) 空気中の酸素レベルが十分なことの確認[すなわち,約20vol%]。
− これらの検査で作業条件が容認できないときは,下水道又はマンホールに作業条件が達成されるまで
通気するとよい。この作業は次を考慮して行う。
d) 場外に十分な救助要員がそろうまで,閉鎖空間には入らない。閉鎖空間に入る人は安全綱で外部に
連結した完全保護具を着用するとよい。全員と常時直接連絡できることが望ましい。
e) マンホール又は閉鎖空間に入る人は,入る前に空間の雰囲気が検査されていても,脱出のための呼
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吸用保護具を携帯しなければならない。少なくとも外部救助隊の2人は救助に備えて全面形呼吸用
保護具を手近に用意するとよい。
f) オーバオール,ゴム長靴,手袋,安全帽などとともに適切な保護衣類を着用する。
g) 閉鎖空間に入るときは,適切な大気監視器具を携行するとよい。この計器が危険な大気条件が発生
したことを示したときは,閉鎖空間の全員は直ちに退去する。閉鎖空間は,その大気が呼吸に適す
るようになるまで通気する。
h) 下水に触れる可能性があるときは,常時,高い個人衛生基準を守ることが望ましい。その人が完全
に洗浄されるまでは,飲食,喫煙しないほうがよい。衣服及び器具は使用後,清浄,滅菌する。
6.3 多くの国々で廃水に触れる作業をする人々には,予防接種に関して法的要求事項がある。廃水のサ
ンプリングに携わる人にもこの要求事項は適用される。
6.4 都市地域のサンプリングでは,道路の下水道及びマンホールで行われることもしばしばである。こ
のような場所では交通が重大な障害である。交通を遮断する必要があるときは,あらかじめ警察又は関係
機関に適切な手配をしなければならない。適切な警告表示,警告灯を用いることが不可欠である。すべて
の対策を講じた後もサンプリング要員は危険について心得ておくことが望ましい。
7. 試料の確認及び記録
− サンプリング報告書の様式は,次の事項を含むことが望ましい。
− サンプリング地点
− サンプリング地点の略図
− サンプリングの開始及び終了の日付
− サンプリングの開始及び終了の時刻
− サンプリング期間の長さ
− サンプリングの目的
− サンプリング方法の詳細
− 野外試験の詳細
− 個々のケースの特徴は“コメント”に記入するとよい(附属書A参照)。一般的に,責任研究者が試
験計画,試料の量及び採取地点の指示を決定するとよい。
− サンプリング報告書は,恒久的及び臨時のサンプリング地点の両方に適用する。
− 随時,サンプリング報告書には,交通路,建物及び施設の配置などのサンプリングの質に影響する重
要な詳細を示した,現場を明示するスケッチをつけるとよい。
− “コメント”には,試験室に運ぶ前の保存,貯蔵の条件,観察された事後の変化,他の研究者による
対照試料,証拠の存在,及びまた(汚染事故又は緊急時)疑わしい有害物の性質,起源,量,被害者
などを記入することが望ましい。
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附属書A(規定)
生活及び工場廃水のサンプリング報告用紙の一例
序文
この附属書は,生活及び工場廃水のサンプリングの際の報告用紙の一例(附属書A表1)を示し規
定したものである。
附属書A 表1 報告書−生活及び工場廃水のサンプリング
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平成9年度 国際整合化調査研究委員会 構成表(平成10年3月現在)
氏名 所属
(委員長) ○ 並 木 博 横浜国立大学名誉教授
○ 宮 崎 正 浩1) 工業技術院標準部消費生活規格課
谷 重 男2) 通商産業省環境立地局産業施設課
林 明 夫3) 通商産業省環境立地局環境指導課
○ 畑 野 浩 環境庁水質保全局水質規制課
○ 佐 藤 寿 邦 横浜国立大学工学部
中 村 和 憲 工業技術院生命工学工業技術研究所
○ 田 尾 博 明 工業技術院資源環境技術総合研究所水圏環境保全部
福 井 学 工業技術院資源環境技術総合研究所水圏環境保全部
田 中 宏 明 建設省土木研究所水道部
菅 谷 芳 雄 国立環境研究所地域研究グループ
土 屋 悦 輝 東京都立衛生研究所環境保健部
渡 辺 真利代 東京都立衛生研究所環境保健部
竹 内 準 一 東京都下水道局
○ 日 野 隆 信 千葉県衛生研究所
○ 小 倉 光 夫 神奈川県環境科学センター水質環境部
○ 坂 本 勉 財団法人日本規格協会技術部
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会技術部
高 月 峰 夫 財団法人化学品検査協会安全性評価技術研究所
○ 梅 崎 芳 美 社団法人産業環境管理協会名誉参与
横 倉 清 治 社団法人日本環境測定分析協会(三菱マテリアル株式会社)
竹 島 正4) 社団法人日本下水道協会(東京都下水道局)
狩 野 久 直 日本錬水株式会社研究所
久 島 俊 和 オルガノ株式会社総合研究所
○ 川 瀬 晃 セイコー電子工業株式会社科学機器事業部
米 倉 茂 男 元東京都立工業技術センター(現東京都立産業技術究所)
岩 岩 次 社団法人日本工業用水協会
(事務局) 宮 寺 秀 雄 社団法人日本工業用水協会
本 郷 秀 昭 社団法人日本工業用水協会
備考 1) : 発足当初は,西出徹雄(工業技術院標準部消費生活規格課)
2) : 発足当初は,乾 敏一(通商産業省環境立地局産業施設課)
3) : 発足当初は,藤冨正晴(通商産業省環境立地局環境指導課)
4) : 発足当初は,山田昭捷(東京都下水道局)
○は試料採取関係の小委員会委員兼任
(文責 梅崎 芳美)
JIS K 0410-3-10:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5667-10:1992(IDT)
JIS K 0410-3-10:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.30 : 下水
JIS K 0410-3-10:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0410-3-1:2000
- 水質―サンプリング―第1部:サンプリング計画策定の指針
- JISK0410-3-2:2000
- 水質―サンプリング―第2部:サンプリング技術の指針
- JISK0410-3-3:2000
- 水質―サンプリング―第3部:試料の保存及び取扱いの指針