JIS K 0410-3-12:2000 水質―サンプリング―第12部:底質のサンプリングの指針

JIS K 0410-3-12:2000 規格概要

この規格 K0410-3-12は、沈降物質のサンプリングについての指針。

JISK0410-3-12 規格全文情報

規格番号
JIS K0410-3-12 
規格名称
水質―サンプリング―第12部 : 底質のサンプリングの指針
規格名称英語訳
Water quality -- Sampling -- Part 12:Guidance on sampling of bottom sediments
制定年月日
2000年8月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5667-12:1995(IDT)
国際規格分類

ICS

13.060.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-08-20 制定日, 2005-06-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 0410-3-12:2000 PDF [35]
K 0410-3-12 : 2000 (ISO 5667-12 : 1995)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS K 0410-3-12には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) はさみ−グラブシステムの説明(ヴァンヴィーンハッパ形)
附属書B(参考) ピストンドリルシステムの説明
附属書C(参考) ダイバー併用コアラーシステムの説明
附属書D(参考) ビーカー (Beeker) サンプラーシステムの説明
附属書E(参考) 密閉コアサンプラーシステムの説明
附属書F(参考) くさびコア又はヴリウイットドリルシステムの説明
附属書G(参考) 落下ボムシステムの説明
附属書H(参考) ジェンキンス泥サンプラーシステムの説明
附属書J(参考) クレイブコアラーシステムの説明
附属書K(参考) ピストンコアラーの説明
附属書L(参考) 泥炭ボーラーの説明
附属書M(参考) 参考文献
JIS K 0410シリーズは,次に示す各部からなる。
JIS K 0410-1 水質−サンプリング−第1部 : サンプリング計画策定の指針
JIS K 0410-2 水質−サンプリング−第2部 : サンプリング技術の指針
JIS K 0410-3 水質−サンプリング−第3部 : 試料の保存及び取扱いの指針
JIS K 0410-4 水質−サンプリング−第4部 : 天然及び人造湖からのサンプリングの指針
JIS K 0410-6 水質−サンプリング−第6部 : 河川水のサンプリングの指針
JIS K 0410-7 水質−サンプリング−第7部 : ボイラ施設の水及び蒸気のサンプリングの指針
JIS K 0410-8 水質−サンプリング−第8部 : 湿性沈着のサンプリングの指針
JIS K 0410-9 水質−サンプリング−第9部 : 海水のサンプリングの指針
JIS K 0410-10 水質−サンプリング−第10部 : 廃水のサンプリングの指針
JIS K 0410-11 水質−サンプリング−第11部 : 地下水のサンプリングの指針
JIS K 0410-12 水質−サンプリング−第12部 : 底質のサンプリングの指針
原国際規格のISO 5667シリーズには,第1部第12部連続で各部が規定されているが,この中のISO
5667-5 : 1991は,飲料水及び食品,清涼飲料水加工処理用水のサンプリングの指針となっており,日本工
業規格の制定は行っていない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 0410-3-12 pdf 1] ―――――

                                                              K 0410-3-12 : 2000 (ISO 5667-12 : 1995)

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. サンプリング設備・・・・[2]
  •  4.1 サンプリング容器の材料及び種類・・・・[2]
  •  4.2 装置の選択に関する基準・・・・[3]
  •  4.3 装置の種類・・・・[3]
  •  5. サンプリング手順・・・・[6]
  •  5.1 サンプリング現場の選択・・・・[6]
  •  5.2 サンプリング地点の選択・・・・[7]
  •  5.3 サンプリング方法の選択・・・・[7]
  •  5.4 サンプリングの頻度及び時期・・・・[8]
  •  5.5 現場条件・・・・[8]
  •  6. 混合試料・・・・[9]
  •  7. 試料の貯蔵,輸送及び安定化・・・・[10]
  •  8. 安全・・・・[11]
  •  9. サンプリングの統計的考察・・・・[12]
  •  10. 試料の確認及び試験報告・・・・[12]
  •  附属書A(参考) はさみ-グラブシステムの説明(ヴァンヴィーンハッパー形)・・・・[13]
  •  附属書B(参考) ピストンドリルシステムの説明 序文 TC・・・・[15]
  •  附属書C(参考) ダイバー併用コアラーシステムの説明 序文 TC・・・・[16]
  •  附属書D(参考) ビーカー (Beeker) サンプラーシステムの説明・・・・[17]
  •  附属書E(参考) 密閉コアサンプラーシステムの説明・・・・[20]
  •  附属書F(参考) くさびコア又はヴリウイットドリルシステムの説明・・・・[22]
  •  附属書G(参考) 落下ボムシステムの説明・・・・[23]
  •  附属書H(参考) ジェンキンス泥サンプラーシステムの説明・・・・[25]
  •  附属書J(参考) クレイブコアラーシステムの説明・・・・[27]
  •  附属書K(参考) ピストンコアラーの説明・・・・[29]
  •  附属書L(参考) 泥炭ボーラーの説明・・・・[31]
  •  附属書M(参考) 参考文献・・・・[33]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 0410-3-12 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                           JIS
K 0410-3-12 : 2000
(ISO 5667-12 : 1995)

水質−サンプリング−第12部 : 底質のサンプリングの指針

Water quality−Sampling− Part 12 : Guidance on sampling of bottom sediments

序文

 この規格は,1995年に第1版として発行されたISO 5667-12, Water quality−Sampling−Part 12 : 
Guidance on sampling of bottom sedimentsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成
した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,JIS K 0410-3-1 (ISO 5667-1),JIS K 0410-3-2 (ISO 5667-2) 及びJIS K 0410-3-3 (ISO 5667-3) と
併せて読むことが望ましい。
使用する一般用語は,ISO 6107の各部,特にISO 6107-2に示すサンプリング用語と整合している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

− この規格は,次の各所からの沈降物質のサンプリングについての指針を示す。
− 内陸河川
− 湖及び同様の静止水域
− 沿岸 (estuary) 及び港湾水域
− 工場及び下水処理場スラッジ,古陸水学サンプリング及び外洋沈降物は,幾つかの技術がこれらにも
適用できるが,本質的には除外される。沈降速度測定,その他輸送基準及び詳細な層図作成 (strata
delineration) のためのサンプリングは,この規格の適用範囲ではない。
− 研究の目的には,次のものも含まれる。
− 水域の説明図の作成
− ブイなどの固定標識物の一定間隔におけるモニタリング
− しゅんせつ(浚渫)土 (dredger spoil) の質の調査
− 基礎的研究
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 5667-12 : 1995, Water quality−Sampling−Part 12 : Guidance on sampling of bottom sediments

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。

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2
K 0410-3-12 : 2000 (ISO 5667-12 : 1995)
JIS K 0410-3-1 水質−サンプリング−第1部 : サンプリング計画策定の指針
備考 ISO 5667-1 : 1980, Water quality−Sampling−Part 1 : Guidance on the design of sampling
programmesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 0410-3-3 水質−サンプリング−第3部 : 試料の保存及び取扱いの指針
備考 ISO 5667-3 : 1994, Water quality−Sampling−Part 3 Guidance on the preservation and handling of
samplesが,この規格と一致している。
ISO 2602 : 1980 Statistical interpretation of test results−Estimation of the mean−Confidence interval
ISO 2854 : 1976 Statistical interpretation of data−Techniques of estimation and test relating to means and
variances
ISO 6107-2 : 1989 Water quality−Vocabulary−Part 2
ISO 9391 : 1993 Water quality−Sampling in deep waters for macro-invertebrates−Guidance on the use of
colonization, qualitative and quantitative samplers
ISO 10381-6 : 1993 Soil quality−Sampling−Part 6 : Guidance on the collection, handling and storage of soil
for the assessment of aerobic microbial processes in the laboratory

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 混合試料 (composite sample) 適当な既知の割合に混合した二つ以上の試料又はサブ試料。これから
目的とする特性の平均的結果が得られる。各部分は同一の層から,又は沈降物の同じ厚さで得られる。試
料構成分 (sample components) は同一器具を用いて同一条件で採取し,前処理する。
3.2 パイル作用 (pile-working) ピストンコアラーの内部を上昇する試料が,それ自身の摩擦,大きな石
の破片による閉そく,又は管が満たされたことによる抵抗によって生じる現象。
3.3 説明図 (descriptive mapping) 性質,変化,及び規模に関する沈降物の現況の説明。これは,試料
の正確な位置の確定及び現場の条件の記録によって行われる。あらかじめ設定した条件も実施の必要条件
である。
3.4 モニタリング (monitoring) 沈降物の物理化学的及び記述的 (descriptive) 特性の経時的変化の確定。
3.5 しゅんせつ(浚渫)土の質 (quality of dredger spoil) しゅんせつ過程で除去され,場外に捨てられ
た沈降層の化学的性質,及び特に砂洲しゅんせつでは,物理化学的性質の確定。

4. サンプリング設備

4.1 サンプリング容器の材料及び種類

− ガラス広口瓶は,その内面の様子がよく観察でき,微生物のサンプリングに先だってはプラスチック
容器よりも容易に滅菌できる点で優れているが,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリカーボネート
及びガラス容器はほとんどのサンプリングに勧められる。
− ガラス容器は,有機成分を定量する場合にも用いるとよく,ポリエチレン容器はガラスの主成分(例
えば,ナトリウム,カリウム,ほう素及びけい素)及びこん(痕)跡量の金属類(例えば,水銀)の
サンプリングに適している。これらの容器は予備試験の結果,汚染が容認レベルである場合にだけ使
用する。
− ガラス容器を弱く緩衝された間げき水を伴う沈降物の貯蔵に用いる場合は,ソーダ石灰ガラスよりほ
うけい酸ガラス容器を用いるとよい。
− 使用する試料容器の詳細な指針については,標準分析手順及び受け入れ試験室の両方と常時相談する

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K 0410-3-12 : 2000 (ISO 5667-12 : 1995)
とよい。試料容器の清浄については,JIS K 0410-3-3 (ISO 5667-3) を参照。いかなる場合も,受け入
れ試験室との相談は義務条項と考えた方がよい。

4.2 装置の選択に関する基準

4.2.1  研究の種類
− 研究の種類は,次の三つに区分される。
a) 化学的研究
b) 物理的研究
c) 集落形成サンプラー,トラップ及びネットを除く生物学的研究
− グラブシステム(4.3.1)を用いないときは,サンプリング装置の選択基準は次の条件に合致することも
必要である。
− 層位 (stratigraphy) を変化することなく沈降物を貯蔵
− 層の選択が可能
− 所要水深からのサンプリングが可能
4.2.1.1 化学的研究 この種の研究では,沈降物と結びついている物質の性質及び量が測られる。ある化
学種は,小さい鉱物粒子及び有機物と優先的に結合し,また,あるものは残留間げき水に含まれる。サン
プリング装置が金属製の場合,摩耗及び化学反応,例えば,硫化物及びりん酸塩との,が特定の汚染を招
くことに留意することが望ましい。この種の効果が調査結果に及ぼす影響の程度を推定するために,適切
な品質管理対策を受け入れ試験室とよく相談するとよい。ある研究項目は,酸素のない雰囲気中におくこ
とを要し(例えば,硫化物),不活性ガス下で貯蔵し,取扱う必要がある。いずれの場合も,分析はできる
だけ早く行うことが望ましい。
4.2.1.2 物理的研究 この種の研究では,水底の構造,組織及び層構成が決定される。これら詳細は,砂,
粘土及び貝殻の生産に対して,また,地理学的,形態学的,ときには地球工学的 (geotechnical) 研究に特
に重要である。
4.2.1.3 生物学的研究 生物学的研究には,通常,底質表面又は内部に存在する植物,動物の種の分類,
計数が含まれる。ほとんどすべての場合,サンプリングは生物層で行われる。プローブの深さは,一般に
最大50 cmである。詳細は,集落形成トラップ又はネットサンプリングを含めた方法の詳細についてはISO
9391を参照するとよい。ある場合には,脱窒,りん酸塩放出,水銀又はすずなどの金属のメチル化反応な
どの微生物活動が対象になる。

4.3 装置の種類

    備考1. この規格に述べる装置の利点と競合し,又はそれを補完する付加装置が市販されているかも
しれない。将来の改訂の内容の展望は適切な時期に考えるとよい。
4.3.1 グラブシステム
4.3.1.1 一般 多くの試料が水底グラバー (bed grabber) で捕集される。最も著名なのは,はさみ−グラ
ブ (scissor-grab) であり,ヴァンヴィーンハッパー (van Veenhapper) 形として知られている。しかし,こ
れには多数の種類がある。一般に,グラブシステムは一つ以上のちょうつがい(蝶番)のあるバケツで構
成され,これは引き上げる時に閉じる。閉じるとき,沈降物はバケツの中に取り込まれ,じょう(擾)乱
試料が得られる。プローブ深度はサンプラーの大きさと質量及び水底物質の構造によって550 cmと変化
する。グラブの構造によっては,微細部分及び/又は上層が失われる可能性が大きい。いろいろな形のグ
ラブが入手できる。すべてのグラブシステムは,同様のサンプリング特性をもっているので,ヴァンヴィ
ーンハッパー形だけを附属書Aに詳述する。一般に,詳細な操作説明書は製造業者が提供している。

――――― [JIS K 0410-3-12 pdf 5] ―――――

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