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K 2247-5 : 2022 (ISO 22241-5 : 2019)
表1−基本的な機能要件(続き)
No. 特性 要件 補足事項
7 使用温度範囲 −30 ℃+80 ℃ : 車載給水システムの場合。特定の地域において,規定の
温度範囲では不十分な場合が
ある。このような場合は,この
地域を代表する使用温度範囲
に広げなければならない。ま
た,特定の地域において,規定
−20 ℃+40 ℃ : 定置形給水システムの場合。
の温度範囲が過剰な場合があ
る。このような場合は,この地
域を代表する使用温度範囲に
狭めることができる。
8 AUS 32の凍結 AUS 32は−11.5 ℃で凍結し,
給水所は,使用温度範囲に対応した装備を備え
る。 体積は約7 %増加する。
車両部品は,使用温度範囲に応じて,凍結·融
解に対応できるように設計されていなければ
ならない。
9 燃料の車載AUS 32タンク 図1に規定するフィラネック
車載AUS 32タンクへの燃料の給油を防ぐ機能
への誤給油 をもたなければならない。 は,燃料の給油ノズルを挿入
できない形状である。これに
よって,誤給油を防止する。
10 AUS 32の燃料タンクへの 車載燃料タンクへのAUS 32の給水を防ぐ機能 −
誤給水 をもたなければならない。給水ノズルの形状及
び寸法を,車載燃料タンクのフィラネックに挿
入できないようにする。これによって,誤給水
を防止する。小形容器については,給水ノズル
と同等の形状及び寸法にすることが望ましい。
11 材料 JIS K 2247-3に従った適切な
AUS 32と直接接触する材料は,使用装置の腐
食及びAUS 32への不純物混入を防ぐため,AUS
材料を選定することが望まし
い。
32との適合性をもっていなければならない。
12 清浄度 AUS 32への不純物混入を最小限に抑えるため, −
製造,組立及び搭載の過程で,車載及び定置形
給水システムの全ての部品は,高い清浄度を確
保しなければならない。定置形給水システムの
部品の清浄度レベルは,JIS K 2247-3による。
車載給水システムの部品の清浄度レベルは,最
新技術に応じて,受渡当事者間で合意しなけれ
ばならない。
13 信頼性 フィラネック及びフィラキャップは,車両製造 −
業者によって定められた車両の使用期間の間,
十分に機能するように,設計及び製造しなけれ
ばならない。
14 結晶化a) 結晶化を予防することが望ましい。 空気との接触を最小限にする
ことが望ましい。
15 表示a) 識別記号はISO 2575,又はこれと同等の国家規
フィラキャップの色は,青が
格を使用する。 望ましい。
注a) 推奨項目とする。
4.2 フィラネック
フィラネックの寸法特性は,図1の仕様による。フィラネックの給水ノズル取付部は,図1,図2及び
――――― [JIS K 2247 pdf 6] ―――――
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K 2247-5 : 2022 (ISO 22241-5 : 2019)
表2に規定するのこ歯ねじS36×4とする。フィラネックの端面は,図1に規定する表面仕上げをしたシ
ール面とする。
フィラネックのねじ山は,少なくとも,5 N·mの締付けトルクに耐えなければならない。
フィラネックの設計者は,給水ノズル使用時にエア抜きが不十分となる可能性に留意することが望まし
い。エア抜き性を改善するための一例として,附属書Aに示すリブ付きフィラネックがある。
注記1 のこ歯ねじは,軸方向の力が一方向だけに働く場合に用いられる非対称断面形のねじである。
注記2 S36×4は,DIN 513規格群に規定されているおねじの呼びである。JISには,のこ歯ねじの規
定がないため記載した。
単位 mm
図1−フィラネック
――――― [JIS K 2247 pdf 7] ―――――
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K 2247-5 : 2022 (ISO 22241-5 : 2019)
記号説明
1 : フィラネックの端面
2 : おねじの公称寸法a)
3 : ねじ山開始のZ軸方向位置における,Y軸0.0 mm,φ29.0 mm上の基準点
4 : ねじ山の開始面を6時の位置に合わせるための基準面
5 : フィラネックを介した内部ガスの排出方向
6 : エア抜きパイプの設置範囲
7 : 水平面
8 : フィラネックの最小直線部長さ
注a) 図2及び表2を参照。
図1−フィラネック(続き)
記号説明
1 : めねじ
2 : おねじ
図2−のこ歯ねじ
――――― [JIS K 2247 pdf 8] ―――――
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K 2247-5 : 2022 (ISO 22241-5 : 2019)
表2−のこ歯ねじ寸法
単位 mm
記号 おねじ めねじ
S36×4 S37.6×4 a)
D,d 36 37.6
P 4
d3 29.058
D1 30
d2 33
D2 35.235
a 0.2
h3 3.471
H1 3.8
R 0.496
w 1.056
ac 0.472
e 0.856
注記 この表は計算値であり,DIN 513規格群に基づいている(参考文献
参照)。公差は,受渡当事者間の協定又は材料などに合わせて計算
することが望ましい。
注a) S37.6×4は,DIN 513規格群に規定されているめねじの呼びである。
JISには,のこ歯ねじの規定がないため記載した。
4.3 給水ノズル
給水ノズルが袋ナット締結方式の場合,図2及び表2に規定する寸法特性とする。袋ナット締結方式の
給水ノズルは,ガスケットを備えていなければならない。ガスケットは,適切な材料で作製し,アンモニ
アの漏れが5.2及び5.3を満足する形状とする。
袋ナット締結方式の給水ノズルは,フィラネックのねじ山を保護するため,袋ナットの最大締付けトル
クを5 N·mに制限するよう設計しなければならない。
袋ナット締結方式の給水ノズルは,給水中の車載タンクの加圧を防ぐため,内部ガスを回収する機能を
備えなければならない。給水中に内部ガス回収によって生じるフィラネック内の圧力は,給水開始5秒間
後には−300 Pa以上,300 Pa以下とする。給水終了時には,フィラネック内は大気圧でなければならない。
表2は計算値であり,DIN 513規格群に基づいている(参考文献参照)。材料等に応じて公差を算出する
ことを推奨する。
4.4 自由空間
4.4.1 一般
車両製造業者は,使用者に対し,どの給水方式を使用するかの情報を提供しなければならない。また,
車両製造業者は,使用する給水方式に応じて自由空間を選択しなければならない。自由空間には,次の三
つの選択肢がある。クラスAの自由空間(4.4.2参照),クラスBの自由空間(4.4.3参照)又はクラスA及
びクラスBを組み合わせた自由空間である。クラスAの自由空間は,小形容器による給水を,クラスBの
自由空間は,給水ノズルによる給水を対象にしている。
――――― [JIS K 2247 pdf 9] ―――――
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K 2247-5 : 2022 (ISO 22241-5 : 2019)
4.4.2 クラスAの最小自由空間
小形容器を用いた給水だけに要求される機能である。車両製造業者は,適切な小形容器のノズル注入口
をフィラネックに挿入するため,フィラネックへ自由に接近できるように,図3に規定する最小自由空間
を確保し,部品による妨害がないようにする。
単位 mm
記号説明
1 : フィラネックの端面a)
注a) 図1を参照。
図3−クラスAの自由空間の要件
4.4.3 クラスBの最小自由空間
車両製造業者は,給水ノズルの取付け及び取外しの際,安全な操作ができるように,図4に規定する最
小自由空間を確保する。
――――― [JIS K 2247 pdf 10] ―――――
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JIS K 2247-5:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 22241-5:2019(IDT)
JIS K 2247-5:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 2247-5:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK2247-1:2009
- ディーゼル機関―NOx還元剤AUS 32―第1部:品質要件
- JISK2247-1:2021
- ディーゼル機関―NOx還元剤AUS 32-第1部:品質要件
- JISK2247-3:2011
- ディーゼル機関―NOx還元剤 AUS 32―第3部:取扱い,輸送及び貯蔵
- JISK2247-3:2021
- ディーゼル機関―NOx還元剤AUS 32-第3部:取扱い,輸送及び貯蔵
- JISK2247-4:2013
- ディーゼル機関―NOx還元剤 AUS 32―第4部:重量車用の尿素水溶液給水インタフェース
- JISK2247-4:2022
- ディーゼル機関―NOx還元剤 AUS 32―第4部:尿素水溶液給水インタフェース