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K3835-1990
(a) 試験条件
(b) 試験結果(合否の判定を含む。)
(6) 試験フィルタの細菌捕捉性能
――――― [JIS K 3835 pdf 6] ―――――
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K3835-1990
附属書1 試験菌の同定方法
1. 適用範囲 この附属書は,この規格で用いられる試験菌の同定方法について規定する。
2. 器具 器具は,次のとおりとする。
(1) 顕微鏡 JIS B 7132に規定するもの。
(2) 接眼マイクロメータ
(3) 対物マイクロメータ
3. 同定 試験菌の同定は,次の方法によって行う。
(1) コロニーの形態 コロニーの形態が,次のとおりであることを確認する。
(a) コロニーは,黄色みを帯びた灰褐色で,わずかに膨らみ,つやのある円い形状をしている。
(b) コロニーは,30℃で,24時間後では,肉眼での観察は困難な大きさであるが,3648時間後には直
径12mmになる。
(2) 観察 顕微鏡観察によって,次の確認をする。
(2.1) グラム染色による観察
(a) グラム染色を行う。
(b) 校正した接眼マイクロメータ及び分解能の高い油浸対物レンズを備えた光学顕微鏡を用いて標本を
観察する。
幾つかの視野を操作し,菌を観察して,菌の大きさ,菌の分散状態を調べる。
(c) 染色標本はグラム陰性で,約 (0.30.4) × (0.61.0) で,主に単独の細胞として存在
していることを確認する。
(2.2) べん(鞭)毛染色による観察
(a) べん毛染色を行う。
(b) 校正した接眼マイクロメータ及び分解能の高い油浸対物レンズを備えた光学顕微鏡を用いて標本を
観察する。
幾つかの視野を操作して,菌を観察する。
(c) 一本の極べん毛をもっていることを確認する。
4. 生化学的特徴 生化学的試験の結果が附属書1表1のとおりであることを確認する。
――――― [JIS K 3835 pdf 7] ―――――
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K3835-1990
附属書1表1 生化学試験の結果
生化学試験の項目 試験の結
果
芽胞形成 −
グルコース酸化発酵培地(開放) −
グルコース酸化発酵培地(密閉) −
3%エタノール酸化発酵培地(開放) +
3%エタノール酸化発酵培地(密閉) −
インドール −
メチルレッド −
アセチルメチルカルビノール −
ゼラチナーゼ −
好気性 +
カタラーゼ +
チトクローム(インドフェノール)オキシダーゼ+
マッコンキー寒天培地での発育 +
硝酸塩還元 +
デオキシリボヌクレアーゼ −
セトミリド耐性 −
――――― [JIS K 3835 pdf 8] ―――――
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K3835-1990
附属書2 保存用試験菌液の調製方法
1. 適用範囲 この附属書は,細菌捕捉性能試験における試験菌液の調製に用いられる試験用保存菌液の
調製方法について規定する。
2. 培地 培地は,次のとおりとする。
(1) ソイビーンカゼインダイジェスト寒天培地 ソイビーンカゼインダイジェスト寒天培地の取扱説明書
に従って調製する。
(2) ソイビーンカゼインダイジェストブイヨン培地 ソイビーンカゼインダイジェストブイヨンの取扱
説明書に従って調製する。
(3) 加塩乳糖ブイヨン培地 本体3.3(1)に同じ。
3. 細菌捕捉性能における保存用試験菌株の調製方法 細菌捕捉性能における保存用試験菌株(以下,保
存菌株という。)の調製は,次のとおりとする。
(1) 試験菌を平板塗抹法によって培養し,附属書1に規定した方法によって試験菌の同定を行う。
(2) (1)で培養したコロニーをソイビーンカゼインダイジェスト寒天斜面培地(1)に植菌し,30±2℃で24時
間培養する。
注(1) ソイビーンカゼインダイジェスト寒天の代わりに,ソイビーンカゼインダイジェスト半流動寒
天によるせん刺培養を用いてもよい。
4. 保存用試験菌液の調製 保存用試験菌液の調製は,次のとおりとする。
(1) 滅菌したソイビーンカゼインダイジェストブイヨン培地10mlに3.で調製した保存菌株を植菌し,30
±2℃で24時間培養する。
(2) 加塩乳糖ブイヨン培地1 000mlに,(1)で培養した菌液2mlを入れてよくかくはんする。
(3) (2)の菌液を30±2℃で24時間培養する(2)。
注(2) 使用に先立ち4℃で8時間まで保存できる。
(4) (3)で培養した菌液が試験菌の純粋培養液であることを確認する。
(5) 附属書3によって(3)の保存懸濁液中の生菌数を測定する。
(6) 附属書1によって試験菌であることを同定する。
――――― [JIS K 3835 pdf 9] ―――――
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K3835-1990
附属書3 生菌数の測定方法
1. 適用範囲 この附属書は,生菌数の測定方法について規定する。
2. 器具 器具は,次のとおりとする。
(1) クリーンベンチ JIS B 9922に規定するもの。
(2) ピペット JIS R 3505に規定するもの。
(3) メンブレンフィルタ 格子マーク付き,直径約50mm,孔径0.45 下のもの。
(4) フィルタホルダ(1) (3)のメンブレンフィルタを装着できるファネル付き吸引形ろ過器。
注(1) メンブレンフィルタを組み込んだフィルタホルダをフィルタホルダアセンブリと呼ぶ。
(5) ペトリ皿 直径47mm,ガラス製又はプラスチックス製のもの。
3. 試薬及び培地 試薬及び培地は,次のとおりとする。
(1) ペプトン水 (0.1%) ペプトン1gを1lの水に溶かし,121℃で30分間高圧蒸気滅菌したもの。
(2) 塩化ナトリウム溶液 (0.9%) 塩化ナトリウム9gを水1lに溶かしたもの。
(3) 生菌数測定用寒天培地 ソイビーンカゼインダイジェスト寒天培地又は普通寒天培地をペトリ皿に流
したもの。
(4) ソイビーンカゼインダイジェスト寒天 ソイビーンカゼインダイジェスト寒天の製造業者の取扱説明
書に従って調製する。
4. 操作
4.1 試料の希釈 ペプトン水 (0.1%) を用いて,試料の10-3, 10-4, 10-5及び10-6倍の4段階の希釈を行う。
4.2 メンブレンフィルタを用いる方法
(1) 4.1で調製した10-4, 10-5及び10-6倍の希釈液1mlをそれぞれピペットでとり,滅菌したフィルタホルダ
アセンブリでそれぞれのろ過を行う。この際フィルタホルダのファネル内にあらかじめ,滅菌した塩
化ナトリウム溶液 (0.9%) 50mlを入れておき,そこに希釈液1mlを入れる。
(2) ろ過終了後,滅菌した塩化ナトリウム溶液 (0.9%) 50mlでファネル壁を洗い,そのままろ過をする。
(3) メンブレンフィルタをファネルから取り出し,生菌数測定用寒天培地上に置き,30±2℃の温度で48
時間培養する。
(4) コロニー数を数え(2),試料の生菌数を求める。
注(2) コロニー数が,通常20200となる希釈液から生菌数を算出する。
4.3 平板塗抹法を用いる方法
(1) ピペットを用いて4.1で調製した10-3, 10-4及び10-5倍の希釈液0.1mlを採取して,生菌数測定用寒天培
地に塗布し,30±2℃の温度で48時間培養する。
(2) コロニー数を数え(3),試験用懸濁液中の生菌数を求める。
注(3) コロニー数が,通常30300となる希釈液から生菌数を算出する。
――――― [JIS K 3835 pdf 10] ―――――
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JIS K 3835:1990の国際規格 ICS 分類一覧
- 71 : 化学技術 > 71.120 : 化学工業用設備 > 71.120.99 : その他の化学工業設備
JIS K 3835:1990の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7132:1998
- 生物顕微鏡
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISB9922:2001
- クリーンベンチ
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK3802:2015
- 膜用語
- JISK3832:1990
- 精密ろ過膜エレメント及びモジュールのバブルポイント試験方法
- JISK3833:1990
- 精密ろ過膜エレメント及びモジュールの拡散流量試験方法
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計