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K 4827 : 2004
附属書1(規定)含水爆薬中間体
1. 適用範囲
この附属書は,含水爆薬中間体について規定する。
2. 種類 含水爆薬中間体の種類は,成分によって1種及び2種とする。
3. 品質
3.1 温度 含水爆薬中間体の温度は,50 ℃以下とする。
3.2 成分 1種及び2種の成分は次のとおりとし,成分分析方法は,JIS K 4833による。
a) 1種 主たる構成成分は,硝酸アンモニウム6085 %,水分5 %以上,及び燃料28 %とする。鋭
感剤及び/又は気泡剤を含有してはならない。乳化剤0.54.0 %,可溶性消炎剤010 %及び少量の
添加剤を含むことができる。硝酸アンモニウムの一部を無機硝酸塩に置き換えることができる。
b) 2種 主たる構成成分は,硝酸アンモニウム7082 %,水分1522 %,及び燃料35 %とする。
鋭感剤及び/又は気泡剤を含有してはならない。乳化剤0.52.5 %を含むことができる。
3.3 性状 性状は,乳化状,懸濁化状又はこう(膠)化状であること。
3.4 危険区分 1種の危険区分は,JIS K 4828-4によって試験し,“火薬類でない”と判定されなければ
ならない。
3.5 密度 2種の密度は,JIS K 4810の5.7.1によって温度20 ℃で試験したとき,次の式によって算出
された密度を超えなければならない。
ρ=−0.002 02X 2+0.065 1X+0.848
ここに, ρ : 密度(g/mL)
X : 水分(%)
――――― [JIS K 4827 pdf 6] ―――――
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K 4827 : 2004
附属書2(参考)含水爆薬の種類及び特徴
序文 この附属書(参考)は,含水爆薬の種類及び特徴について記述するものであり,規定の一部ではな
い。
1. 定置式製造設備の場合 含水爆薬の種類及び特徴は,附属書2表1による。
附属書2表 1 定置式製造設備で製造する含水爆薬の種類及び特徴
種類 特徴
スラリー爆薬 成分 成分として水のほか,
酸化剤 : 硝酸アンモニウムを主とする硝酸塩,塩素酸塩,過塩素酸塩など
鋭感剤 : アルミニウム粉末,モノメチルアミンナイトレートなど
粘ちゅう剤 : グアガム,CMC,でん粉など
気泡剤 : 微小中空粒子,発泡剤など
構造 架橋型水性ゲル又は水性ゲル
性状 弾性又はやや可塑性の薬質
エマルション 成分 成分として水のほか,
爆薬 酸素供給剤 : 硝酸アンモニウムを主とする硝酸塩,塩素酸塩,過塩素酸塩など
鋭感剤 : 硝酸ヒドラジンなど
油剤 : 油,ワックスなど
乳化剤 : ソルビタンモノオレエートなどの界面活性剤など
気泡剤 : 微小中空粒子,発泡剤など
構造 油中水滴型エマルション
性状 弾性又は可塑性の薬質
2. 移動式製造設備の場合 含水爆薬の種類及び特徴は,附属書2表2による。
附属書2表 2 移動式製造設備で製造する含水爆薬の種類及び特徴
種類 特徴
スラリー爆薬 成分 成分として水のほか,
酸化剤 : 硝酸アンモニウム,その他硝酸ナトリウムなどのアルカリ金属及
びアルカリ土類金属の硝酸塩類
燃料 : エチレングリコール,アルコール,アミン類など
粘ちゅう剤 : グアガム,でんぷん,CMCなど
可溶性消炎剤 : 食塩,塩化カリウム,塩化カルシウムなど
その他添加剤 : 酢酸,リン酸塩,尿素,チオ尿素,チオシアン酸ナトリウムなど
鋭感剤 : アルミニウム粉末,モノメチルアミンナイトレートなど
発泡剤 : 亜硝酸ナトリウム,亜硝酸アンモニウムなど
構造 架橋型水性ゲル又は水性ゲル
性状 やや可塑性又は可塑性のない薬質
――――― [JIS K 4827 pdf 7] ―――――
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K 4827 : 2004
附属書2表 2 移動式製造設備で製造する含水爆薬の種類及び特徴(続き)
種類 特徴
エマルション 成分 成分として水のほか,
爆薬 酸素供給剤 : 硝酸アンモニウム,その他硝酸ナトリウムなどのアルカリ金属及
びアルカリ土類金属の硝酸塩類
燃料 : 軽油,灯油,潤滑油,混合油,パラフィンオイルなど
液状樹脂類,ワックス類など
乳化剤 : ソルビタンモノオレエートなどの界面活性剤など
可溶性消炎剤 : 食塩,塩化カリウム,塩化カルシウムなど
その他添加剤 : 酢酸,リン酸塩,尿素,チオ尿素,チオシアン酸ナトリウムなど
発泡剤 : 亜硝酸ナトリウム,亜硝酸アンモニウムなど
構造 油中水滴型エマルション
性状 可塑性又は可塑性のない薬質
JIS K 4827:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 71 : 化学技術 > 71.100 : 化学工業製品 > 71.100.30 : 爆発物.高熱技術及び花火
JIS K 4827:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK4800:2000
- 火薬用語
- JISK4806:2010
- 工業雷管及び電気雷管
- JISK4810:2019
- 火薬類性能試験方法
- JISK4828-4:2004
- 火薬類危険区分判定試験方法-第4部:試験シリーズ8
- JISK4833:2004
- 含水爆薬分析方法
- JISK6718-2:2015
- プラスチック―メタクリル樹脂板―タイプ,寸法及び特性―第2部:押出板
- JISK6741:2016
- 硬質ポリ塩化ビニル管