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K 5600-2-2 : 1999
図5 6 mmカップの補正曲線
4. ガードナー形泡粘度計法
4.1 要旨 クリヤー,ワニスなどの透明塗料を測定するため,あらかじめ,動粘度の分かった液を封入
した標準粘度管及び試料を封入した同じ大きさの粘度管を用いて,泡の上昇速度を比較し,対応する標準
粘度管の動粘度から試料の動粘度を求める。
4.2 装置及び器具 装置及び器具は,次のとおりとする。
4.2.1 ガードナー粘度計 ガードナー粘度計は,次の標準粘度管と測定用粘度管で構成する。
a) 標準用粘度管 標準用粘度管は,硬質ガラス管に粘度標準液及び空気を封入したもので,A5(0.005 05
ストークス)からZ 10(1 066ストークス)(1)までの41本をセットし,図6に示す形状で,表2に示
す寸法のものとする。
注(1) 粘度標準液記号とストークスの関係は,表3のとおりである。
b) 測定用粘度管 測定用粘度管の形状及び寸法は,図6及び表2のとおりとする。
――――― [JIS K 5600-2-2 pdf 11] ―――――
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図6 ガードナー形泡粘度計に用いる粘度管
表2 ガードナー形泡粘度計法に用いる粘度管の寸法
単位 mm
標準用粘度管 測定用粘度管
内径 10.65±0.05 10.65±0.05
外径 13.0±0.1 13.0±0.1
AB − 約5
BC 8±1 8±1
CD 100.0±0.5 100.0±0.5
c) 温度計 JIS B 7410に規定する温度計記号VIS,温度計番号17のもの。
d) 恒温水槽 所定温度±0.5℃に保持できるもので,水の液面が試料の液面より高くなる深さをもつもの。
e) スタンド スタンドの一例を,図7に示す。
――――― [JIS K 5600-2-2 pdf 12] ―――――
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図7 スタンドの一例
表3 粘度標準液記号とストークスとの関係
記号 ストークス記号 ストークス記号 ストークス
A5 0.005 05 K 2.75 Z 22.7
A4 0.062 4 L 3.00 Z1 27.0
A3 0.144 M 3.20 Z2 36.2
A2 0.220 N 3.40 Z3 46.3
A1 0.321 O 3.70 Z4 63.4
A 0.50 P 4.00 Z5 98.5
B 0.65 Q 4.35 Z6 148
C 0.85 R 4.70 Z7 388
D 1.00 S 5.00 Z8 590
E 1.25 T 5.50 Z9 855
F 1.40 U 6.27 Z10 1 066
G 1.65 V 8.84
H 2.00 W 10.70
I 2.25 X 12.9
J 2.50 Y 17.6
4.3 操作 操作は,次のとおりとする。
a) 試料を,測定用粘度管のC線まで入れ,C線からB線までの空間を残して専用コルク栓をする(以下,
試験管という。)。
b) 試験管の泡の上昇速度に近い標準用粘度管を24本選び,温度25±0.5℃(2)に保った恒温水槽中に30
分間以上静置する。
注(2) 受渡当事者間の協定で,温度20±0.5℃で測定しても差し支えない。ただし,その場合,使用す
る温度計は,温度計記号VIS,温度計番号16を用い,試験報告書に20℃で測定したことを記載
する。
――――― [JIS K 5600-2-2 pdf 13] ―――――
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c) 標準粘度管と試料管とをスタンドに並べ,スタンドを180度回転し粘度管の底にある泡を上昇させ,
標準粘度管中の液面と試料管中の液面とを同じ高さにそろえる。
d) 再び180度回転させて元に戻し,標準粘度液及び試料管中の試料液の泡の上昇速度を比べる。
4.4 評価 泡の上昇が,試料に一番近い標準粘度管の記号を調べ,アルファベット記号又はそのストー
クスで動粘度を表す。
5. ストーマー粘度計法
5.1 要旨 試料を,一定の容器に入れ,規定の寸法の翼を自由落下する分銅の力で回転させ,その回転
速度から試料の粘度(KU値)を求める。不透明エナメルなど,比較的粘性の大きい非ニュートン液体の
測定に用いる。
5.2 装置及び器具 装置及び器具は,次のとおりとする。
a) ストーマー粘度計 ストーマー粘度計の一例を図8及び粘度計回転翼を図9に示す。
b) 温度計 JIS B 7410に規定する温度計記号VIS,温度計番号17を用いる。
c) ストップウオッチ 0.2秒以内を計測できるもの。
d) 恒温水槽 温度25±0.5℃に保持できるもの。
5.3 操作 操作は,次のとおりとする。
a) 温度25±0.5℃(3)に保持した恒温水槽に一定時間試料を保持した後,試料をよくかき混ぜ,試料の温度
が25℃になっていることを確かめる。
注(3) 受渡当事者間の協定で,測定温度を20±0.5 ℃に変更しても差し支えないが,そのときは20℃
で測定したことを記載する。
b) 試料中に空気が入らないように注意して,試料を試料缶の標線まで入れる。
c) 回転翼を,回転翼止めのねじで回転軸接続部へ固定する。糸巻きハンドルを回し,つるしおもりのフ
ックがアイドル滑車に接近するまで巻き取る。
d) 試料缶を,試料缶受台に載せ,回転翼の浸せき標線まで試料缶受台を引き上げ,止めねじで固定する。
e) つるしおもりに試料の粘性に適したおもりを載せ,ストッパーを外し,回転翼が10回転したところか
らストップウオッチのノブを押し,100回転したときストップウオッチを止める。おもりは,回転翼
が100回転するのに,2733秒の範囲で30秒に近いものを選ぶ。
f) 100回転するのに要した秒数,使用したおもりの質量及び表4のKU換算表からKU値を求める。
――――― [JIS K 5600-2-2 pdf 14] ―――――
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図8 ストーマー粘度計の一例
図9 粘度計の回転翼
――――― [JIS K 5600-2-2 pdf 15] ―――――
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JIS K 5600-2-2:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2431:1993(MOD)
JIS K 5600-2-2:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 5600-2-2:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7410:1997
- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製