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K 6253-2 : 2012
X 硬さ(IRHD)
a L法及びCL法
b N法及びM法並びにCN法及びCM法
c H法及びCH法
図3−国際ゴム硬さ(IRHD)の硬さ測定適用範囲
6 試験機
6.1 校正及び検証
試験機の校正及び検証は,JIS K 6253-5に従って行うものとする。
6.2 N法,H法,L法及びM法
6.2.1 一般 試験機は,試験片を保持する試験片保持台,試験片表面を加圧するリング状の加圧板,加圧
板の孔の中心に設けた下端が球面のプランジャ,プランジャに一定の押込み力を加え試験片を押込む負荷
装置及びプランジャの押込み深さを測定する押込み深さ測定装置からなり(装置概念図は,図1及び図2
を参照),接触部の摩擦の影響を小さくするための加振装置を設けるのが望ましい。また,試験室の標準状
態以外の試験温度で測定するために,恒温槽を設けてもよい。主要部分の寸法及び力の規定を表1に示す。
表1−試験機の主要寸法及び力
試験の プランジャの 加圧板 プランジャ先端に働く力
種類 先端球の直径 直径 孔径 加圧面に 接触力a) 押込み力b) 合計
加える力 押込み力
mm mm mm N N N N
N法 2.50±0.01 20±1 6±1 8.3±1.5 0.30±0.02 5.40±0.01 5.70±0.03
H法 1.00±0.01 20±1 6±1
L法 5.00±0.01 22±1 10±1
M法 0.395±0.005 3.35±0.15 1.00±0.15 (235±30)× (8.3±0.5)×(145±0.5)×(153.3±1.0)
10−3 10−3 10−3 ×10−3
注a) 接触力とは,プランジャの先端球と試験片表面とを接触させる力をいう。
b) 押込み力とは,接触後に,更にプランジャの先端球を試験片に押し込む力をいう。
6.2.2 プランジャ プランジャは,表1に規定する球面の先端形状をもち,加圧面に対し,垂直に保持で
きるものとする。プランジャの先端球は,接触力を与える前には,加圧面より上に保持されている。
6.2.3 負荷装置 負荷装置は,プランジャの先端球に表1に規定した接触力及び押込み力を正確に加える
ものとする。
6.2.4 押込み深さ測定装置 押込み深さ測定装置は,プランジャに押込み力を与えたときのプランジャの
押込み深さを測定し,押込み深さ又はIRHDを直読できる装置をもつものとする。押込み深さ測定装置は,
機械式,光学式又は電気式のいずれでもよい。押込み深さの差からIRHDへの換算は,表2,表3及び表4
による。表2は,N法,表3は,H法,及び表4は,L法の場合の換算表である。M法の場合は,表2の
押込み深さの差を1/6にした値で換算する。
――――― [JIS K 6253-2 pdf 6] ―――――
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K 6253-2 : 2012
表2−プランジャの押込み深さの差(D)から国際ゴム硬さ(IRHD)への換算表(N法)
D 国際ゴム硬さ D 国際ゴム硬さ D 国際ゴム硬さ D 国際ゴム硬さ
mm IRHD mm IRHD mm IRHD mm IRHD
0.00 100.0 0.45 73.9 0.90 52.3 1.35 38.9
0.01 100.0 0.46 73.3 0.91 52.0 1.36 38.7
0.02 99.9 0.47 72.7 0.92 51.6 1.37 38.4
0.03 99.8 0.48 72.2 0.93 51.2 1.38 38.2
0.04 99.6 0.49 71.6 0.94 50.9 1.39 38.0
0.05 99.3 0.50 71.0 0.95 50.5 1.40 37.8
0.06 99.0 0.51 70.4 0.96 50.2 1.41 37.5
0.07 98.6 0.52 69.8 0.97 49.8 1.42 37.3
0.08 98.1 0.53 69.3 0.98 49.5 1.43 37.1
0.09 97.7 0.54 68.7 0.99 49.1 1.44 36.9
0.10 97.1 0.55 68.2 1.00 48.8 1.45 36.7
0.11 96.5 0.56 67.6 1.01 48.5 1.46 36.5
0.12 95.9 0.57 67.1 1.02 48.1 1.47 36.2
0.13 95.3 0.58 66.6 1.03 47.8 1.48 36.0
0.14 94.7 0.59 66.0 1.04 47.5 1.49 35.8
0.15 94.0 0.60 65.5 1.05 47.1 1.50 35.6
0.16 93.4 0.61 65.0 1.06 46.8 1.51 35.4
0.17 92.7 0.62 64.5 1.07 46.5 1.52 35.2
0.18 92.0 0.63 64.0 1.08 46.2 1.53 35.0
0.19 91.3 0.64 63.5 1.09 45.9 1.54 34.8
0.20 90.6 0.65 63.0 1.10 45.6 1.55 34.6
0.21 89.8 0.66 62.5 1.11 45.3 1.56 34.4
0.22 89.2 0.67 62.0 1.12 45.0 1.57 34.2
0.23 88.5 0.68 61.5 1.13 44.7 1.58 34.0
0.24 87.8 0.69 61.1 1.14 44.4 1.59 33.8
0.25 87.1 0.70 60.6 1.15 44.1 1.60 33.6
0.26 86.4 0.71 60.1 1.16 43.8 1.61 33.4
0.27 85.7 0.72 59.7 1.17 43.5 1.62 33.2
0.28 85.0 0.73 59.2 1.18 43.3 1.63 33.0
0.29 84.3 0.74 58.8 1.19 43.0 1.64 32.8
0.30 83.6 0.75 58.3 1.20 42.7 1.65 32.6
0.31 82.9 0.76 57.9 1.21 42.5 1.66 32.4
0.32 82.2 0.77 57.5 1.22 42.2 1.67 32.3
0.33 81.5 0.78 57.0 1.23 41.9 1.68 32.1
0.34 80.9 0.79 56.6 1.24 41.7 1.69 31.9
0.35 80.2 0.80 56.2 1.25 41.4 1.70 31.7
0.36 79.5 0.81 55.8 1.26 41.1 1.71 31.6
0.37 78.9 0.82 55.4 1.27 40.9 1.72 31.4
0.38 78.2 0.83 55.0 1.28 40.6 1.73 31.2
0.39 77.6 0.84 54.6 1.29 40.4 1.74 31.1
0.40 77.0 0.85 54.2 1.30 40.1 1.75 30.9
0.41 76.4 0.86 53.8 1.31 39.9 1.76 30.7
0.42 75.8 0.87 53.4 1.32 39.6 1.77 30.5
0.43 75.2 0.88 53.0 1.33 39.4 1.78 30.4
0.44 74.5 0.89 52.7 1.34 39.1 1.79 30.2
1.80 30.0
――――― [JIS K 6253-2 pdf 7] ―――――
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K 6253-2 : 2012
表3−プランジャの押込み深さの差(D)から国際ゴム硬さ(IRHD)への換算表(H法)
D 国際ゴム硬さ D 国際ゴム硬さ D 国際ゴム硬さ
mm IRHD mm IRHD mm IRHD
0.00 100.0 0.15 97.3 0.30 91.1
0.01 100.0 0.16 97.0 0.31 90.7
0.02 100.0 0.17 96.6 0.32 90.2
0.03 99.9 0.18 96.2 0.33 89.7
0.04 99.9 0.19 95.8 0.34 89.3
0.05 99.8 0.20 95.4 0.35 88.8
0.06 99.6 0.21 95.0 0.36 88.4
0.07 99.5 0.22 94.6 0.37 87.9
0.08 99.3 0.23 94.2 0.38 87.5
0.09 99.1 0.24 93.8 0.39 87.0
0.10 98.8 0.25 93.4 0.40 86.6
0.11 98.6 0.26 92.9 0.41 86.1
0.12 98.3 0.27 92.5 0.42 85.7
0.13 98.0 0.28 92.0 0.43 85.3
0.14 97.6 0.29 91.6 0.44 84.8
――――― [JIS K 6253-2 pdf 8] ―――――
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K 6253-2 : 2012
表4−プランジャの押込み深さの差(D)から国際ゴム硬さ(IRHD)への換算表(L法)
D 国際ゴム硬さ D 国際ゴム硬さ D 国際ゴム硬さ
mm IRHD mm IRHD mm IRHD
1.10 34.9 1.80 21.3 2.50 14.1
1.12 34.4 1.82 21.1 2.52 14.0
1.14 33.9 1.84 20.8 2.54 13.8
1.16 33.4 1.86 20.6 2.56 13.7
1.18 32.9 1.88 20.3 2.58 13.5
1.20 32.4 1.90 20.1 2.60 13.4
1.22 31.9 1.92 19.8 2.62 13.3
1.24 31.4 1.94 19.6 2.64 13.1
1.26 30.9 1.96 19.4 2.66 13.0
1.28 30.4 1.98 19.2 2.68 12.8
1.30 30.0 2.00 18.9 2.70 12.7
1.32 29.6 2.02 18.7 2.72 12.6
1.34 29.2 2.04 18.5 2.74 12.5
1.36 28.8 2.06 18.3 2.76 12.3
1.38 28.4 2.08 18.0 2.78 12.2
1.40 28.0 2.10 17.8 2.80 12.1
1.42 27.6 2.12 17.6 2.82 12.0
1.44 27.2 2.14 17.4 2.84 11.8
1.46 26.8 2.16 17.2 2.86 11.7
1.48 26.4 2.18 17.0 2.88 11.6
1.50 26.1 2.20 16.8 2.90 11.5
1.52 25.7 2.22 16.6 2.92 11.4
1.54 25.4 2.24 16.4 2.94 11.3
1.56 25.0 2.26 16.2 2.96 11.2
1.58 24.7 2.28 16.0 2.98 11.1
1.60 24.4 2.30 15.8 3.00 11.0
1.62 24.1 2.32 15.6 3.02 10.9
1.64 23.8 2.34 15.4 3.04 10.8
1.66 23.5 2.36 15.3 3.06 10.6
1.68 23.1 2.38 15.1 3.08 10.5
1.70 22.8 2.40 14.9 3.10 10.4
1.72 22.5 2.42 14.8 3.12 10.3
1.74 22.2 2.44 14.6 3.14 10.2
1.76 21.9 2.46 14.4 3.16 10.1
1.78 21.6 2.48 14.3 3.18 9.9
6.2.5 加圧板 加圧板は,リング状でプランジャと直角に配置する。加圧板の直径及びプランジャを通す
ための孔径を表1に規定する。加圧板に加える力が表1に規定する値であれば,試験片に加わる圧力は,
(30±5)kPaである。
6.2.6 加振装置 微小な摩擦の影響を小さくするため,適度に試験機を振動させる加振装置を設けてもよ
い。加振装置は,摩擦が完全に除かれていれば省略してもよい。
――――― [JIS K 6253-2 pdf 9] ―――――
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K 6253-2 : 2012
6.2.7 恒温槽 恒温槽は,標準試験温度以外で硬さを測定する場合に用いる。恒温槽は,試験温度を±2 ℃
の許容差で保持できるものとする。加圧板とプランジャとは,上方へ延長され,恒温槽の上部を貫通させ
る。また,貫通している部分は,熱伝導率の小さい材料で作るものとする。温度測定のためのセンサを,
試験片の保持位置又はその近傍の恒温槽内に設けるものとする。
6.3 CN法,CH法,CL法及びCM法
6.3.1 一般 用いる試験機は,基本的に6.2で述べた装置と同じであるが,次の点で異なる。
6.3.2 半径50 mm以上の円柱面用試験機 円柱面用試験機の底面には,試験片が試験機の底面の下にあ
っても測定が可能なように,加圧板が貫通できる孔が開けられている。底面の下側には,互いに平行な二
つの円柱を設け,これらは,底面の水平面に対しても平行とする。この二つの円柱の直径と間隔とは,試
験片の被測定曲面上に試験機を設置するのに適した寸法とする。また,別の方法として,被測定曲面に合
わせて自在継手で調整できる脚をもつ底面を用いてもよい。試験片と試験機との設置の例を,図4に示す。
1 試験機
2 試験機の台
3 平行な二つの円柱
4 円柱試験片
図4−径の大きい試験片と試験機との設置の例
6.3.3 半径50 mm以上の複曲面用試験機 複曲面用試験機は,6.3.2に記す自在継手で調整できる脚を付
加した底面をもつ試験機を用いる。
6.3.4 半径450 mmの円柱面用又は複曲面用試験機 円柱面用又は複曲面用試験機は,被試験面が小さ
く,試験機を載せるのが困難な場合,図5に示すように試験片を特殊なジグ,Vブロックなどを用いて固
定し,プランジャが試験面上に垂直になるようにする。小形試験片を試験片保持台に固定するために,ワ
ックスを用いてもよい。一般に,M法に用いる試験機は,試験をするゴムの厚さが4.0 mm以下の場合だ
けに用いるものとする。
――――― [JIS K 6253-2 pdf 10] ―――――
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JIS K 6253-2:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 48:2010(MOD)
JIS K 6253-2:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
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- 規格番号
- 規格名称
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6253-1:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第1部:通則
- JISK6253-5:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第5部:硬さ試験機の校正及び検証
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方