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K 6260 : 2017
単位 mm
a) つかみ具間最短時の試験片 b) つかみ具間最長時の試験片設置状態(正面)
設置状態(側面)
1 つかみ具(固定部分)
2 つかみ具(移動部分)
3 試験片
図2−デマチャ式屈曲試験機のつかみ具及び試験片の装着例
――――― [JIS K 6260 pdf 6] ―――――
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K 6260 : 2017
3.2 亀裂成長試験片の切込み用刃及び切込み器
切込み用刃は図3に,切込み器は図4による(5.2参照)。
単位 mm
a) 側面図 b) 正面図
1 試験片
図3−切込み用刃の形状及び寸法
――――― [JIS K 6260 pdf 7] ―――――
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K 6260 : 2017
単位 mm
1 試験片押さえぶた 5 刃固定ねじ
2 試験片 6 ばね
3 試験片ジグ 7 切込み
4 切込み用刃
図4−切込み器の例及び切込み位置
4 試験装置の校正
試験装置の校正は,附属書Aによる。
――――― [JIS K 6260 pdf 8] ―――――
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K 6260 : 2017
5 試験片
5.1 試験片の形状・寸法及び採取・作製
試験片の形状・寸法及び採取・作製は,次による。
a) 加硫又は成形で作製する場合の,試験片作製用金型のキャビティ形状及び寸法は,図5による。中心
部の溝の曲率半径は,(2.38±0.03)mmとする。
加硫又は成形で作製する場合の溝は,ゴムの列理(グレーン)方向と直角になるように作製する。
試験片は,金型によって個別に作製するか,又は図5で規定する寸法の溝をもつ幅広いゴム板から裁
断して採取してもよい。試験片の厚さの測定は,JIS K 6250の10.2(平板状試験片の厚さの測定)に
よって,溝の近くの両側の平滑な箇所だけを3か所以上測定する。この場合,測厚器の加圧面が試験
片の溝にかかった状態で測定してはならない。
試験片は,表面が平滑で,溝及びその近くの部分にきず又はその他の欠陥のないものでなければな
らない。試験片の厚さが試験結果に影響するため,溝の近くの厚さが(6.30±0.30)mmの範囲に入る
もの同士の比較でなければならない。
b) 製品から試験片を採取・作製する場合は,JIS K 6250の8.(試験片の採取・作製)による。製品から
採取する場合の試験片は,亀裂発生試験に用いてはならず,亀裂成長試験には溝なしで用いる。その
場合,試験片の寸法は,長さ140 mm155 mm,幅(25±1)mm,厚さ(6.30±0.30)mmとする。
試験片を製品から裁断又は研磨して作製した場合は,詳細を試験報告書に記載する。
5.2 屈曲亀裂成長試験片への切込み
試験片への切込みは,試験片を平らな固定台に置き,試験片の面に対して直角に,切込み用刃(図3参
照)を用いて,1回の挿入及び引抜きによって入れる。溝のある試験片への切込みは,溝の中央に,溝の
長手軸に対して平行に溝側から入れる。溝のない試験片への切込みは,試験片の中央に,試験片の幅に対
して平行に入れる。適切な湿潤剤を含んだ水で切込み用刃の滑りをよくしてもよい。切込み用刃は,試験
片を貫通して2.5 mm3.0 mm突き抜くようにする。
なお,図4に示すような切込み器を用いて,簡単かつ正確に切込みを付けることができる。
5.3 試料及び試験片の保管
加硫又は成形から試験までの時間は,JIS K 6250の7.(試料及び試験片の保管)による。試料及び試験
片の保管は,光に暴露されないように行うことが望ましい。
5.4 試験片の状態調節
試験片及び溝のついた幅広いゴム板の状態調節は,JIS K 6250の9.(試験片の状態調節)による。
状態調節を終えた,溝のついた幅広いゴム板から採取して得られた試験片は,直ちに試験してもよい。
5.5 試験片の数
試験片の数は,少なくとも3個,望ましくは6個とする。
――――― [JIS K 6260 pdf 9] ―――――
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単位 mm
図5−試験片作製用金型のキャビティ形状及び寸法
6 試験条件
6.1 試験温度
試験温度は,JIS K 6250の6.1(試験室の標準温度)による。その他の温度で試験を行う場合は,JIS K 6250
の11.2.2(その他の試験温度)による。
6.2 試験湿度
湿度の影響を受けやすい配合処方品の場合は,JIS K 6250の6.2(試験室の標準湿度)による条件下で試
験を行う。
注記 湿度の影響は,ふっ素ゴム,ウレタンゴム,親水性の充剤を含むゴムなどにみられる。
7 試験手順
7.1 一般事項
屈曲亀裂発生及び成長試験の屈曲回数は,サイクルで表し,試験機の移動つかみ具の1往復運動を1サ
イクルとする。
試験室内にオゾンが存在すると,試験結果に影響を及ぼす。したがって,室内のオゾンが分圧1 mPaに
相当する濃度以下(試験室の標準温度で約1 pphm)であることを確認するために,定期的にオゾン濃度を
測定することが望ましい。試験は,蛍光ランプのようなオゾンを発生する設備がある室内で行ってはなら
ない。
試験機を駆動するモータは,オゾンが発生しないものを用いる。
7.2 屈曲亀裂発生試験
7.2.1 試験片の取付け
つかみ具間隔を最大にし,図2に示すように,試験片の溝を手前にして,両つかみ具間の中心に試験片
の溝の中心がくるように取付ける。このとき試験片は,平面状を保持し,余分なひずみを与えないように
保持する。試験片を曲げるときは,“く”の字になるようにする。試験片相互の間隔は,少なくとも3 mm
なければならない。試験片は,つかみ具に対して直角に取付けなければならない。異なる配合処方品での
――――― [JIS K 6260 pdf 10] ―――――
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JIS K 6260:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 132:2011(MOD)
JIS K 6260:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
JIS K 6260:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則