JIS K 6270:2018 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張疲労特性の求め方(定ひずみ方法) | ページ 4

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K 6270 : 2018
附属書B
(規定)
試験装置の校正
B.1 事前点検
試験装置の校正を行うときは,事前に,次の事項を行う。
− 校正する項目の現状を,校正報告書又は証明書で記録された点検結果によって確認する。
− 校正が,納入時の状態の校正なのか,異常又は欠陥を修理した後の校正なのかを記録する。
− 試験装置が,規定した測定値を含め,要求試験精度を満たしていて,校正する必要がない場合も,そ
の旨を確認する。
− 要求測定値が変化しやすい傾向にある場合は,定期点検の必要性を校正方法に記載する。
B.2 試験装置の校正計画
試験装置の校正及び点検は,この規格の要求事項である。校正頻度については,装置の取扱説明書の指
定など,ほかに規定がない場合,ISO 18899の指針を参考にして各規格使用者の自由裁量で決めてもよい。
表B.1に,規定する校正項目,必要条件などを含む校正計画を示す。校正項目及び測定値は,試験装置
本体,装置の一部又は補助的な装置にも適用する。
それぞれの校正項目についての校正には,ISO 18899,その他の発行文書,又は試験方法に詳細に規定さ
れた手順を用いてもよい(ISO 18899よりも詳細に規定した校正方法が記載されている場合には,それを
用いる。)。
それぞれの項目の校正頻度は,記号で示し,各記号の意味は,次による。
N 初期確認
S ISO 18899による標準的な校正頻度
U 使用の都度

――――― [JIS K 6270 pdf 16] ―――――

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K 6270 : 2018
表B.1−校正計画
校正項目 必要条件 ISO 18899の 校正頻度a) 注意事項
箇条番号
疲労試験装置 試験サイクル時の1 Hz 23.3 S(1回/年) −
5 Hzの周波数 (Frequency and counters)
つかみ具移動量 N 測定しないが,
確認する。
モーターはオゾンを発生 N 測定しないが,
させないこと。 確認する。
つかみ具 ダンベル状試験片用(滑 − U 測定しないが,
りがない) 確認する。
リング状試験片用 N 測定しないが,
(5.1のローラータイプ) 確認する。
試験片打抜き刃 JIS K 6250による。 N 測定しないが,
確認する。
ダンベル用打抜き刃の寸 15.2 S(1回/年) JIS K 6250参照。
法は表1による。 (Linear dimensions)
15.3
(Profiles)
15.9
(Angle)
マーカー エッジ幅が 15.2 S(1回/年) −
0.05 mm0.10 mm (Linear dimensions)
標線の材質 5.4に規定するもの。 − U 測定しないが,
確認する。
ダイヤルゲージ JIS K 6250による。 15.1 S(1回/年) −
(Length-measuring instruments)
16.6
(Devices producing a specified
pressure)
ノギス ±0.2 mmまで測定でき 15.1 S(1回/年) JIS K 6250参照。
るもの。 (Length-measuring instruments)
コーンゲージ ±0.2 mmまで測定でき 15.1 S(1回/年) JIS K 6250参照。
るもの。 (Length-measuring instruments)
注a) 括弧内の校正頻度は,参考として例を示した。
表B.1に記載以外の校正項目は,次による。これらもISO 18899に従い,校正する。
a) タイマ
b) 状態調節及び試験温度を監視する温度計
c) 試験片寸法の測定器
参考文献
[1] Lake, G.J., and Lindley, P.B., Ozone cracking, flex cracking and fatigue of rubber, Rubber J., 146 (10)1964, p.
24; (11) 1964, p. 30
[2] Lake, G.J., Mechanical fatigue of rubber, Rubber Chem. Technol., 45 (1972), p. 309
[3] JIS K 6265 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−フレクソメータによる発熱及び耐疲労性の求め方
[4] JIS K 6260 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐屈曲亀裂性及び耐屈曲亀裂成長性の求め方(デマチャ
式)

――――― [JIS K 6270 pdf 17] ―――――

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K6
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附属書JA
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(参考)
0 : 2
JISと対応国際規格との対比表
018
ISO 6943:2017,Rubber, vulcanized−Determination of tension fatigue
JIS K 6270:2018 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張疲労特性の求め方(定ひずみ
方法)
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
国際 及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 適用範囲の一部 1 JISに同じ 変更 試験の説明的な文を,箇条4に移動した。 文章の配置を変更しただけで,技
術的差異はない。
JISに追加 追加 熱可塑性ゴムを追加した。 近年の材料の進歩を採り入れたた
めの追加で,技術的差異はない。
3 用語及び 3 追加 JISは,“残留ひずみ”,“最大ひずみ”,
分かりやすくするための追加で,
定義 技術的差異はない。
“試験ひずみ”,“最大応力”及び“みかけ
の最大ひずみエネルギー密度”を用語とし
て追加した。
4 概要 4 適用範囲から移動 追加 試験の説明的な文を移動した。 文章の配置を変更しただけで,技
術的差異はない。
5 試験装置 5.1 試験装置の構成 5.1 変更 JISは,分かりやすくするため箇条別にし分かりやすくするための変更で,
た。 技術的差異はない。
5.1.1 つかみ具 追加 JISは,分かりやすくするため図を追加。
5.1.3 カウンタ 追加 JISは,分かりやすくするため追加。
7 試験片 7.2 ダンベル状試験片 7.1.2 JISに追加 追加 試験片厚さ2.0 mm±0.2 mmを追加。 日本で最も一般的に使用される試
験片厚さで規定した。ISOに提案
する。
7.6 試験片の採取・作 7 追加 JISは,試験片の作製方法を項立てして規分かりやすくするための追加で,
製 定。 技術的差異はない。

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K 6270 : 2018
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
国際 及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
9 試験手順 9.5 残留ひずみ及び最 9 追加 JISは,試験片を交互に引張変形する装置試験期間短縮のため追加した。
大ひずみの測定 の場合,残留ひずみと同時測定可能を追 ISOに提案する。
加。
9.2,9.3 変更 式をダンベル状試験片の場合とリング状 分かりやすくするための変更で,
試験片の場合とに分けた。 技術的差異はない。
10 計算 10.1 疲労寿命 10.1 追加 JISは,計算式を追加。 分かりやすくするための追加で,
10.4 最大応力の計算 10.4 技術的差異はない。
10.6 試験結果のまと 10 追加 JISは,数値の丸め方を追加。 分かりやすくするための追加で,
め方 技術的差異はない。
10.2,10.3 変更 式をダンベル状試験片の場合とリング状 分かりやすくするための変更で,
試験片の場合とに分けた。 技術的差異はない。
11 試験報 f) その他必要事項 11 追加 JISは,定形文書として追加。 分かりやすくするための追加で,
告書 技術的差異はない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6943:2017,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
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JIS K 6270:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6943:2017(MOD)

JIS K 6270:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6270:2018の関連規格と引用規格一覧