この規格ページの目次
JIS K 6275-1:2022 規格概要
この規格 K6275-1は、加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの,差圧法によるガス透過性の求め方について規定。
JISK6275-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6275-1
- 規格名称
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―ガス透過性の求め方―第1部 : 差圧法
- 規格名称英語訳
- Rubber, vulcanized or thermoplastic -- Determination of permeability to gases -- Part 1:Differential-pressure methods
- 制定年月日
- 2009年11月20日
- 最新改正日
- 2022年2月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2782-1:2016(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2009-11-20 制定日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認日, 2022-02-21 改正
- ページ
- JIS K 6275-1:2022 PDF [22]
K 6275-1 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 圧力センサ法・・・・[3]
- 6 簡易圧力センサ法・・・・[8]
- 7 ガスクロマトグラフ法・・・・[10]
- 8 試験結果のまとめ方・・・・[14]
- 9 試験報告書・・・・[14]
- 附属書A(規定)試験装置の校正・・・・[15]
- 附属書JA(参考)遅れ時間からガス拡散係数を求める方法の原理・・・・[17]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[19]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 6275 pdf 1] ―――――
K 6275-1 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本ゴム工業会(JRMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業
規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業
規格である。これによって,JIS K 6275-1:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6275規格群(加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−ガス透過性の求め方)は,次に示す部で構成する。
JIS K 6275-1 第1部 : 差圧法
JIS K 6275-2 第2部 : 等圧法
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 6275 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
K 6275-1 : 2022
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−ガス透過性の求め方−第1部 : 差圧法
Rubber, vulcanized or thermoplastic-Determination of permeability to gases-Part 1: Differential-pressure methods
序文
この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 2782-1を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
なお,この規格で,附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。また,側線又は点線の下線を施
してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附
属書JBに示す。
1 適用範囲
この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの,差圧法によるガス透過性の求め方について規定する。透過
したガスの量を測定する方法は,次の三つの方法を対象とする。
− 圧力センサ法 ガス透過度,ガス透過係数,ガス拡散係数及びガス溶解度係数を求めることが可能で
ある。
− 簡易圧力センサ法 ガス透過係数を求めることが可能である。
− ガスクロマトグラフ法 ガス透過度及びガス透過係数を求めることが可能である。
なお,この規格は,国際ゴム硬さ35 IRHD以上の加硫ゴム及び熱可塑性ゴムに適用する。また,試験ガ
スについては,単一ガス及びガス混合物の両方に適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2782-1:2016,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of permeability to gases−Part 1:
Differential-pressure methods(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。
警告1 この規格の利用者は,通常の試験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,
その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の
利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
警告2 この規格で規定している試験を行う上で,使用する物質,生成する物質及び廃棄物が,環境に
及ぼす有害性を考慮し,取扱い及び廃棄を含む全ての行為に関しては,これらの関連する法令·
規制要求事項に従う。
――――― [JIS K 6275 pdf 3] ―――――
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K 6275-1 : 2022
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格のうち,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その
後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)
を適用する。
JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 6200 ゴム−用語
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 23529:2010,Rubber−General procedures for preparing and
conditioning test pieces for physical test methods
JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 18899:2013,Rubber−Guide to the calibration of test equipment
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS K 6200による。
3.1
ガス透過度(gas transmission rate)
試験片を透過する試験ガスの,単位面積,単位時間及び試験片両面間の単位分圧差当たりのモル数
3.2
ガス透過係数(gas permeability coefficient)
試験片を透過する試験ガスの,単位厚さ,単位面積,単位時間及び試験片両面間の単位分圧差当たりの
モル数
3.3
ガス拡散係数(gas diffusion coefficient)
単位時間に試験片内のある断面を拡散しながら透過する試験ガスの量を,試験片内部のガス濃度勾配で
除した値
3.4
ガス溶解度係数(gas solubility coefficient)
試験片内部への試験ガス溶解濃度を,試験片界面における試験ガス分圧で除した値
3.5
ガス透過曲線(gas transmission curve)
圧力センサ法において,試験開始からガス透過が定常状態に至るまでの,低圧側セルの圧力変化を,時
間軸に対してプロットした曲線(図2参照)
4 原理
一定温度に維持した試験セルを,試験片を装着することによって高圧側セルと低圧側セルとに分割する
(図1,図3及び図4参照)。試験ガスを高圧側セルに大気圧又は加圧状態で導入し,低圧側セルとの間に
生じる圧力差によって,試験ガスが試験片内部へ溶解した後,試験片内部の試験ガス濃度勾配によって拡
――――― [JIS K 6275 pdf 4] ―――――
3
K 6275-1 : 2022
散し,試験片界面から低圧側セルへ放散する。この一連の現象をガス透過という。試験片を透過するガス
量は,低圧側セルの圧力上昇を圧力センサを用いて測定する方法,又はガスクロマトグラフを用いる方法
によって求めることが可能である。
なお,圧力センサ法は,単一ガス又は水蒸気を含むガス混合物が測定可能で,得られたガス透過曲線か
らガス透過度,ガス透過係数,ガス拡散係数及びガス溶解度係数を得ることが可能である。ただし,ガス
混合物の場合は,混合された構成成分の平均値として結果が得られる。簡易圧力センサ法では,圧力セン
サ法と同様の試験ガスの測定が可能で,得られたガス透過曲線からガス透過係数だけが得られる。ガスク
ロマトグラフ法では,単一ガス又は水蒸気を含むガス混合物が測定可能で,ガス混合物を,構成成分ごと
に分解して,ガス透過度及びガス透過係数を得ることが可能である。
5 圧力センサ法
5.1 試験装置
試験装置の構成は,次による。試験装置の構成例を図1に示す。
5.1.1 試験セル 試験セルは,試験片によって分割し,高圧側セル及び低圧側セルで構成する。高圧側セ
ルは,試験ガスを供給する導入口をもち,低圧側セルには,透過したガスによる圧力変化を検知する圧力
センサを接続する。試験片の装着面は,ガス漏れが起こらないように滑らかで,平らでなければならない。
試験セルの材質は,用いるガスに対して不活性なものとし,特に,用いるガスを吸収するものであっては
ならない。試験片と試験セルとを密閉するためにOリングなどのシール材を用いてもよい。シール材は,
ガス透過度が試験する材料に比べて十分に小さく,ガス透過試験の結果に影響を及ぼさないものを用いる。
ガス透過面の直径は,10 mm150 mmとし,試料のガス透過度の程度に応じて決める。試験セルには,温
度を80 まで上げることができる加熱システムが装備されているものとする。温度精度は,40 80 で
設定した温度に対して±1 とする。
注記 加熱システムの例としては,試験セル及び試験ガス供給タンクを囲うように設計された電気加熱
ジャケット式,恒温槽式及びオーブン式がある。
5.1.2 試験片保持具 試験片保持具は,高圧側セルと低圧側セルとの圧力差による試験片の変形を防止す
るために,低圧側セルに装着するものであり,ろ紙,金網など,ガス透過試験の結果に影響を及ぼさない
材質の保持具を用いる。ろ紙を用いる場合には,化学分析で用いる厚さ0.1 mm0.3 mmのものを,低圧
側セルの深さに応じて装着するのがよい。
5.1.3 圧力センサ 低圧側は,圧力センサ法では,試験セルの圧力変化を少なくとも5 Pa単位まで読み
取れるものを用いる。高圧側は,試験ガス供給タンクの試験ガスの圧力を,1 %以内で測定することができ
るものを用いる。これらの使用する圧力センサは,水銀を含まない真空計,電子ダイヤフラム型センサな
どの適切なセンサを用いる。
5.1.4 試験ガス供給タンク 試験ガス供給タンクは,高圧側セルに一定の圧力で試験ガスを供給するため
のタンクで,試験ガスの透過による高圧側セルの圧力低下に影響を与えない,試験ガスの圧力の低下が1 %
を超えない体積とする。
5.1.5 真空ポンプ 真空ポンプは,試験セルを10 Pa以下の圧力に排気できるものを用いる。
5.1.6 温度センサ 試験温度を測定するために,試験セルには,温度センサを装着する。センサは,0.1 ℃
単位まで読み取れるものとする。
――――― [JIS K 6275 pdf 5] ―――――
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- ISO 2782-1:2016(MOD)
JIS K 6275-1:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
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