JIS K 6410-3:2018 建築免震用積層ゴム支承―第3部:高耐久・高性能の仕様及び試験方法 | ページ 3

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K 6410-3 : 2018
表6−高耐久・高性能のLRBの要求性能
グレード
特性 要求項目 試験方法
III II
基準値に対する JIS K 6410-2
圧縮特性 圧縮剛性 Kv ±15 ±20
許容差 % の6.2.1
せん断ひずみゼロの値
せん断ひずみ依存性 要求値なし 要求値なし 7.2.1
圧縮特性 に対する変化率 %
の依存性 規定面圧の±30 %振幅
面圧依存性 要求値なし 要求値なし 7.2.2
の値に対する変率 %
等価粘性減衰定数heqの基準値 −
降伏応力τpの基準値 MPa 7.08.5 JIS K 6410-2
せん断特性a)
二次剛性 Kd 基準値に対する の6.2.2
±10 ±15
降伏荷重 Qd 許容差 %
Kd : +10以下 Kd : +20以下
規定面圧の値に JIS K 6410-2
面圧依存性b) −25以上 −40以上
対する変化率 % の6.3.2
Qd : ±8 Qd : ±15
繰返し数依存性-1c) 3サイクル目の値に対 Kd : −10以上 Kd : −10以上 JIS K 6410-2
(繰返し50サイクル) する変化率g) % Qd : −30以上 Qd : −30以上 の6.3.4方法1
7.3.1及びJIS
繰返し数依存性-2 3サイクル目の値に対
要求値なし 要求値なし K 6410-2の
(累積変形量) する変化率 %
6.3.4 方法2
せん断特性a) JIS K 6410-2
の依存性 規定温度(20 ℃)の値 Kd : ± 5 Kd : ±10 の6.3.5
温度依存性d)
に対する変化率g) % Qd : ±25 Qd : ±25 JIS K 6410-2
の附属書JB
規定せん断ひずみの値 JIS K 6410-2
せん断ひずみ依存性 要求値なし 要求値なし
に対する変化率 % の6.3.1
規定振動数の値 JIS K 6410-2
振動数依存性 要求値なし 要求値なし
に対する変化率g) % の6.3.3
水平二方向変形による 水平一方向変形の値に
要求値なし 要求値なし 7.3.2
変化率 対する変化率 %
初期値に対する Kd : +10以下 Kd : +10以下
せん断特性の経年変化
変化率g) % Qd : 要求値なしQd : 要求値なし JIS K 6410-2
せん断限界ひずみの 初期値に対する の6.7.1
−15以上 −20以上
経年変化 変化率g) %
累積せん断ひずみ 3サイクル目の値に対
耐久性 要求値なし 要求値なし 7.4.1
(微小変位) する変化率 %
JIS K 6410-2
圧縮クリープ % 6以下 8以下
の6.7.2
水平クリープ(動的・静的) % 要求値なし 要求値なし
7.4.2
水平オフセット後残留ひずみ % 要求値なし 要求値なし
規定せん断ひずみにお JIS K 6410-2
引張降伏応力 要求値なし 要求値なし
ける値 MPa の6.6
引張特性
規定せん断ひずみにお
引張限界ひずみ 5以上 5以上 7.5
ける値 %
引張降伏応力の 規定せん断ひずみの値
要求値なし 要求値なし 7.6.1
引張特性 せん断ひずみ依存性 に対する変化率 %
の依存性 引張限界ひずみの 規定せん断ひずみの値
要求値なし 要求値なし 7.6.2
せん断ひずみ依存性 に対する変化率 %

――――― [JIS K 6410-3 pdf 11] ―――――

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K 6410-3 : 2018
表6−高耐久・高性能のLRBの要求性能(続き)
グレード
特性 要求項目 試験方法
III II
座屈の場合 : 座屈の場合 :
3/4 S2×100 2/3 S2×100
規定面圧における JIS K 6410-2
せん断限界ひずみe) 以上 以上
値 % の6.4
破断の場合 : 破断の場合 :
450以上 400以上
終局特性 JIS K 6410-2
水平二方向せん断限界ひずみの低減率f) % 70以上 要求値なし
の6.5
規定せん断ひずみに
引張破断応力 要求値なし 要求値なし
おける値 MPa
7.7
規定せん断ひずみに
引張破断ひずみ 100以上 50以上
おける値 %
“−” : 試験を実施しないことを示す。
“要求値なし” : 試験を実施し報告するが,要求値がないことを示す。
注a) 各性能項目の基準値は,JIS K 6410-1の附属書Bによって算出する。
b) 面圧は,0.5 σnom及び2.0 σnomの値について判定する(面圧依存性については,JIS K 6410-1の附属書D参照)。
c) 50サイクル目の値について判定する。
d) 0 ℃及び40 ℃の値について判定する。
e) せん断限界ひずみは,座屈又は破断のいずれか先に発生したときのひずみとする(JIS K 6410-1の附属書C
参照)。
f) 規定面圧σnomでの値を示す。
g) 平均値とする。

7 試験方法

7.1 一般事項

  積層ゴム支承について,6.3に規定する高耐久・高性能の仕様であるグレードIII及びグレードIIの要求
性能を確認するために必要な試験方法を定める。

7.2 圧縮特性の依存性試験

7.2.1  圧縮特性のせん断ひずみ依存性試験
7.2.1.1 試験機
試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)による。
7.2.1.2 試験条件
試験条件は,次による。
a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。
b) 面圧は,規定面圧σnomとする。
c) せん断ひずみは,規定せん断ひずみγnomの0.0倍,1.0倍及び2.0倍の3段階とする。
d) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。
e) 振動数は,0.001 Hz以上とする。
7.2.1.3 操作方法
操作方法は,次による。
a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。
b) 加力方法は,次による。

――――― [JIS K 6410-3 pdf 12] ―――――

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1) 試験体に7.2.1.2 b) に規定する面圧に相当する圧縮力を加える。この圧縮力をP0とする。
2) 面圧を加えた状態で,7.2.1.2 c) で規定するせん断ひずみを与える。このとき,せん断ひずみは,小
さい方から順次大きくする。
3) せん断ひずみを加えた状態で,試験体にP0からP0の30 %の圧縮力を正(P2)又は負(P1)にした
圧縮力で,P0→P2→P1→P0(規定面圧の±30 %振幅に相当する。)のように加力する。3サイクル繰
り返す[JIS K 6410-2の図3(圧縮特性の求め方)参照]。
7.2.1.4 結果のまとめ方
各せん断ひずみに対する特性値を,JIS K 6410-2の6.2.1.4(結果のまとめ方)で規定する方法によって
求める。せん断ひずみ依存性は,規定せん断ひずみγnomにおける値に対する変化率で表す。変化率は,JIS
Z 8401の規則B(四捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。
なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。
7.2.1.5 試験報告書
試験報告書には,次の事項を,記録する。
a) この規格の番号(JIS K 6410-3)
b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数
c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数。角形
積層ゴム支承の場合は,せん断変形の方向)
d) 圧縮剛性
e) せん断ひずみ依存性
f) 圧縮力−圧縮変位曲線
g) 試験年月日
h) その他の必要事項
7.2.2 圧縮特性の面圧依存性試験
7.2.2.1 試験機
試験機は,JIS K 6410-2の6.2.1.1(試験機)による。
7.2.2.2 試験条件
試験条件は,次による。
a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。
b) 面圧は,規定面圧σnomとする。
c) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。
d) 振動数は,0.001 Hz以上とする。
7.2.2.3 操作方法
操作方法は,次による。
a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。
b) 加力方法は,次による。
1) 試験体に7.2.2.2 b) に規定する面圧に相当する圧縮力を加える。この圧縮力をP0とする。面圧は,
小さい方から順次大きくする。
2) せん断ひずみゼロの状態で,試験体にP0からP0の30 %,50 %及び100 %の圧縮力をそれぞれ正(P2)
又は負(P1)にした圧縮力で,P0→P2→P1→P0(それぞれ,規定面圧の±30 %,±50 %及び±100 %
振幅に相当する。)のように加力する。3サイクル繰り返す[JIS K 6410-2の図3(圧縮特性の求め

――――― [JIS K 6410-3 pdf 13] ―――――

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方)参照]。
7.2.2.4 結果のまとめ方
各正負圧縮力に対する特性値を,JIS K 6410-2の6.2.1.4(結果のまとめ方)で規定する方法によって求
める。面圧依存性は,JIS K 6410-2の6.2.1.5(試験報告書)で規定する値に対する変化率で表す。変化率
は,JIS Z 8401の規則B(四捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。
なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。
7.2.2.5 試験報告書
試験報告書には,次の事項を,記録する。
a) この規格の番号(JIS K 6410-3)
b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数
c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数)
d) 圧縮剛性
e) 面圧依存性
f) 圧縮力−圧縮変位曲線
g) 試験年月日
h) その他の必要事項

7.3 せん断特性の依存性試験

7.3.1  せん断特性の繰返し数依存性試験
7.3.1.1 試験機
試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)による。
7.3.1.2 試験条件
試験条件は,次による。
a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。
b) 面圧は,規定面圧σnomとする。
c) せん断ひずみ振幅は,規定せん断ひずみγnomの2倍とする。
d) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。
e) 振動数は,0.2 Hz0.5 Hzの範囲で設定する。
7.3.1.3 操作方法
操作方法は,次による。
a) 試験体の取付けは,JIS K 6410-2の6.2.2.3(操作方法)による。試験体と試験機との間には,断熱材
を設けることが望ましい。
b) 加力方法は,次による。
1) 試験体に7.3.1.2 b) に規定する面圧を加える。ただし,試験機の能力によって規定する面圧が加え
られない場合は,規定する面圧の1/2以上の面圧としてもよい。
注記 規定する面圧の1/2としても,繰返し加力による発熱量に大きな違いはなく,繰返し依存性
に及ぼす影響は少ない。
2) 面圧を加えた状態で,規定せん断ひずみγnomの2倍を7.3.1.2 d) 及び7.3.1.2 e) の波形及び振動数で
累積変形量が50 m以上となるまで連続して繰り返し与える。
なお,表8に示す実大試験体又は試験体Cを用いて連続して繰返しを与えられない場合には,最
短時間のインターバルを設けて試験を行う。さらに合わせて,試験体Bを用いて連続して繰返しを

――――― [JIS K 6410-3 pdf 14] ―――――

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与え,実大試験体の累積変形量と同等の累積せん断ひずみを与える。インターバルを設ける場合は
インターバル前後の試験体の温度を計測する。
7.3.1.4 結果のまとめ方
連続繰返し加力において得られた1,3及び10サイクル目並びにそれ以降の10サイクル目ごと及び最終
サイクル目の各履歴特性から,JIS K 6410-2の6.2.2.4(結果のまとめ方)の方法でせん断特性を求める。
繰返し数依存性は,3サイクル目における値に対する変化率で表す。変化率は,JIS Z 8401の規則B(四
捨五入)によって丸め,有効数字3桁で表す。
なお,複数の試験体を用いた場合には,個々の結果を記録する。
7.3.1.5 試験報告書
試験報告書には,次の事項を,記録する。
a) この規格の番号(JIS K 6410-3)
b) 試験体の種類,形状・寸法,一次形状係数及び二次形状係数
c) 試験条件(試験体温度,面圧又は圧縮力,せん断ひずみ又はせん断変位,加力波形及び振動数,繰返
し数。角形積層ゴム支承の場合は,せん断変形の方向。断熱材を設けた場合は,その厚さ及び熱伝導
率)
d) せん断特性
e) 繰返し数依存性
f) せん断力−せん断変位曲線(履歴曲線)
g) インターバルを設ける場合は,その時間とインターバル前後の試験体の温度
h) 試験年月日
i) その他の必要事項
7.3.2 せん断特性の水平二方向変形試験
7.3.2.1 試験機
試験機は,次による。
a) 基準せん断特性試験(水平一方向変形試験)に用いる試験機は,JIS K 6410-2の6.2.2.1(試験機)に
よる。
b) 水平二方向変形試験に用いる試験機は,試験体に加える圧縮力及び水平二方向のだ(楕)円加力を同
時に制御できる三軸(鉛直方向一軸,水平二軸)試験機とする。圧縮力,圧縮変位,せん断力及びせ
ん断変位の測定精度は,最大値の1 %以下とし,力の校正は,JIS B 7721の箇条6(試験機の力計測系
の校正)による。圧縮せん断試験では,試験時に試験体の高さが変化するので,試験機が圧縮力を一
定に保持又は一定とみなせる許容範囲で制御できるものとする。
7.3.2.2 試験条件
試験条件は,次による。
a) 試験体温度は,JIS K 6410-2の6.2.1.2(試験条件)による。
b) 面圧は,規定面圧σnomとする。
c) 基準せん断特性試験のせん断ひずみ振幅及び水平二方向変形試験のだ(楕)円の長径方向のせん断ひ
ずみ振幅は,規定せん断ひずみγnomの0.5倍,1.0倍,1.5倍及び2.0倍の4段階とする。二次形状係数
が4以上の試験体に対しては,せん断ひずみ振幅±250 %を追加することが望ましい。
d) 加力波形は,正弦波又は三角波とする。
e) 振動数は,0.001 Hz0.5 Hzの範囲で設定する。

――――― [JIS K 6410-3 pdf 15] ―――――

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JIS K 6410-3:2018の国際規格 ICS 分類一覧

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