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K 6933 : 2013 (ISO 307 : 2007)
附属書E
(参考)
96 %(質量分率)硫酸溶液で決定した粘度数と
各種溶媒で決定した粘度との関係
E.1 96 %(質量分率)硫酸溶液及び90 %(質量分率)ぎ酸とm-クレゾールで決定した粘度数との関係
E.1.1 96 %(質量分率)硫酸溶液及び90 %(質量分率)ぎ酸中でのそれぞれの粘度数
硫酸溶液(5.1.1)及びぎ酸溶液(5.1.2)で決定したPA 6,PA 66,PA 69及びPA 610の粘度数の関係の
グラフを図E.1に示す。
一つの溶液を用い,1か所の研究室での測定値は,一般に他の溶媒を用い,他の研究室での測定値の換
算によって得られた値とは異なる。この違いの95 %信頼区間を換算値(単位%)で表すと,次のとおり。
− PA 6の場合 ±9 %
− PA 66の場合 ±9 %
− PA 69の場合 ±10 %
− PA 610の場合 ±14 %
E.1.2 96 %(質量分率)硫酸溶液及びm-クレゾール中でのそれぞれの粘度数
硫酸溶液(5.1.1)及びm-クレゾール(5.1.3)で決定したPA 612の粘度数の関係のグラフを,図E.2に
示す。PA 612において,実測値と換算値との違いの95 %信頼区間は換算方向による。区間を換算値(単位%)
で表すと,次のとおりである。
− m-クレゾール値の96 %(質量分率)硫酸溶液値への換算 ±17 %
− 96 %(質量分率)硫酸溶液値のm-クレゾール値への換算 ±9 %
E.1.3 精度
異なる溶媒で決定された粘度数間の関係は,表E.1の注記を参考に,研究室間の調査によって決定した。
表E.1−併行精度及び室間再現精度
溶媒 併行精度 室間再現精度
% %
硫酸溶液(5.1.1) 2 5
ぎ酸溶液(5.1.2) 2 10
m-クレゾール(5.1.3) 3 10
注記 繰返し性及び再現性は,1982年に実施の研究室間の調査で決定した。7か所の研究室がこの調査に参加した。
プログラムにはPA 6が11試料,PA 66が9試料,PA 69が3試料,PA 610が4試料,PA 612が5試料,PA 6T/66
が2試料含まれていた。試料の粘度数はこの規格に従い,二つの溶媒で2回測定した。
E.2 ASTM D 789によって求めた相対粘度及び96 %(質量分率)硫酸によって決定した粘度数
PA 6及びPA 66の相対粘度とPA 6及びPA 66の硫酸溶液(5.1.1)での粘度数との関係の換算表及び図を,
それぞれ表E.2及び図E.3に示す。
PA 6及びPA 66の相対粘度とPA6及びPA 66の硫酸溶液(5.1.1)での粘度数との関係の精度は,研究室
間のデータがないため不明である。それぞれ表E.2及び図E.3に示した関係は,どのような関連が期待で
きるかの指標として示しただけである。
――――― [JIS K 6933 pdf 21] ―――――
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K 6933 : 2013 (ISO 307 : 2007)
E.3 JIS K 6920-2の附属書JA(相対粘度の求め方)によって求めたPA 6及びPA 66の相対粘度と粘度数
との相互換算
98 %(質量分率)硫酸で測定した相対粘度と96 %(質量分率)硫酸(5.1.1)で測定した粘度数との関係
を,図E.4に示す。
室間試験は,1999年に8か所の実験室でPA 6及びPA 66の98 %(質量分率)硫酸における相対粘度及
び96 %(質量分率)硫酸における粘度数の測定が行われた。
図E.4に示されている検量線を,式(E.1)に示す。
VN=69.771×RV−49.372 (E.1)
ここに, RV : 相対粘度 JIS K 6920-2の附属書JA(相対粘度の求め方)によっ
て求めた相対粘度
VN : 粘度数 この規格によって求めた粘度数(ml/g)
検量線の回帰係数 R2=0.982 3
98 %(質量分率)硫酸における相対粘度の測定のための試験条件は,次による。
− 硫酸溶液 98.0 %(質量分率)±0.2 %(質量分率)
− ポリマー濃度 0.01(g/ml),25 mlに対してひょう量(0.250±0.001)g
− 恒温槽温度 25.0 ℃±0.1 ℃
− 粘度計 オストワルドタイプ
E.4 PA 6及びPA 66の0.01(g/ml)に調整された95.7 %(質量分率)硫酸における相対粘度と粘度数と
の相互換算
0.01(g/ml)に調整された95.7 %(質量分率)硫酸のPA 6及びPA 66の相対粘度と96 %(質量分率)硫
酸溶液(5.1.1)の粘度数との関係の二つのグラフを,図E.5及び図E.6に示す。
95.7 %(質量分率)硫酸の相対粘度測定法の再現性は,21週間同じPA 6の試料を用いて,1週間当たり
5日間,1日に1回の頻度で測定し,二つの異なる粘度計と異なった実験者によって行われた。その標準偏
差sRは,0.013 3と見積もられた。
1999年に行われた室間試験は,併行精度と相互換算式を導き出すため,5か所の実験室で0.01(g/ml)
に調整された95.7 %(質量分率)硫酸のPA 6及びPA 66の相対粘度(RV),及び96 %(質量分率)硫酸に
おける粘度数(VN)で測定が行われた。
この規格に従って測定された相対粘度の測定のための試験条件は,次による。
− 硫酸溶液 95.7 %(質量分率)±0.2 %(質量分率)
− ポリマー濃度 0.01(g/ml),50 mlに対してひょう量(0.500 0±0.000 5)g
− 粘度計 ウベローデタイプ(毛細管内径1.36 mm)
図E.5に示す検量線を,式(E.2)に示す。
VN=77.450 2×RV−59.194 7 (E.2)
ここに, RV : 相対粘度 0.01(g/ml)に調整された95.7 %(質量分率)硫酸に
よって求めた相対粘度
VN : 粘度数 この規格によって求めた粘度数(ml/g)
検量線の回帰係数 R2=0.998 9
図E.6に示されている検量線を,式(E.3)に示す。
――――― [JIS K 6933 pdf 22] ―――――
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K 6933 : 2013 (ISO 307 : 2007)
VN=77.573 9×RV−59.897 0 (E.3)
ここに, RV : 相対粘度 0.01(g/ml)に調整された95.7 %(質量分率)
硫酸で求めた相対粘度
VN : 粘度数 この規格によって求めた粘度数(ml/g)
検量線の回帰係数 R2=0.993 6
表E.2−PA 6及びPA 66の相対粘度(RV)及び粘度数(VN)の換算(図E.3から読み取った値)
RV VN RV VN
(ASTM D 789) (JIS K 6933) (ASTM D 789) (JIS K 6933)
96 %(質量分率)硫酸 96 %(質量分率)硫酸
25 83.93 101 209.92
27 90.87 103 211.69
29 97.32 105 213.42
31 103.34 107 215.12
33 108.98 109 216.80
35 114.29 111 218.44
37 119.30 113 220.05
39 124.05 115 221.63
41 128.57 117 223.19
43 132.87 119 224.72
45 136.97 121 226.22
47 140.89 123 227.70
49 144.65 125 229.15
51 148.26 127 230.59
53 151.73 129 232.00
55 155.07 131 233.39
57 158.30 133 234.75
59 161.41 135 236.10
61 164.42 137 237.43
63 167.33 139 238.73
65 170.15 141 240.02
67 172.88 143 241.29
69 175.54 145 242.55
71 178.12 147 243.78
73 180.62 149 245.00
75 183.06 151 246.21
77 185.44 153 247.39
79 187.75 155 248.56
81 190.01 157 249.72
83 192.21 159 250.86
85 194.35 161 251.99
87 196.45 163 253.11
89 198.50 165 254.21
91 200.51 167 255.29
93 202.47 169 256.37
95 204.39 171 257.43
97 206.27 173 258.48
99 208.11 175 259.52
――――― [JIS K 6933 pdf 23] ―――――
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K 6933 : 2013 (ISO 307 : 2007)
表E.2−PA 6及びPA 66の相対粘度(RV)及び粘度数(VN)の換算(図E.3から読み取った値)(続き)
RV VN RV VN
(ASTM D 789) (JIS K 6933) (ASTM D 789) (JIS K 6933)
96 %(質量分率)硫酸 96 %(質量分率)硫酸
177 260.54 203 272.91
179 261.56 205 273.79
181 262.56 207 274.67
183 263.55 209 275.54
185 264.53 211 276.40
187 265.50 213 277.25
189 266.46 215 278.09
191 267.41 217 278.93
193 268.35 219 279.75
195 269.28 221 280.57
197 270.20 223 281.39
199 271.11 225 282.19
201 272.01
――――― [JIS K 6933 pdf 24] ―――――
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K 6933 : 2013 (ISO 307 : 2007)
x は90 %(質量分率)ぎ酸での粘度数
y は96 %(質量分率)硫酸での粘度数
PA 6 ln y=0.416 1+0.927 6 ln x
PA 66 ln y=0.454 1+0.926 1 ln x
PA 69 ln y=0.463 4+0.909 5 ln x
PA 610 ln y=0.982 3+0.793 2 ln x
図E.1−PA 6,PA 66,PA 69及びPA 610の90 %(質量分率)ぎ酸溶液と96 %(質量分率)硫酸溶液との
粘度数の相互換算のための検量線
――――― [JIS K 6933 pdf 25] ―――――
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JIS K 6933:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 307:2007(IDT)
JIS K 6933:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料
JIS K 6933:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6920-1:2018
- プラスチック―ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6920-2:2009
- プラスチック―ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISK7250-4:2002
- プラスチック―灰分の求め方―第4部:ポリアミド
- JISK7251:2002
- プラスチック―水分含有率の求め方
- JISK7367-1:2002
- プラスチック―毛細管形粘度計を用いたポリマー希釈溶液の粘度の求め方―第1部:通則
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計