JIS K 7016-4:2009 繊維強化プラスチック―試験板の作り方―第4部:プリプレグの成形

JIS K 7016-4:2009 規格概要

この規格 K7016-4は、樹脂をあらかじめ含浸した一方向強化繊維又は織物を積層し,温度及び圧力を加える各種の成形装置(例えば,オートクレーブ,プレスクレーブ,プレス,バキュウムバッグなど)を用いて試験板を作製する方法について規定。

JISK7016-4 規格全文情報

規格番号
JIS K7016-4 
規格名称
繊維強化プラスチック―試験板の作り方―第4部 : プリプレグの成形
規格名称英語訳
Fibre-reinforced plastics -- Methods of producing test plates -- Part 4:Moulding of prepregs
制定年月日
2009年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 1268-4:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

83.120
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
2009-03-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 7016-4:2009 PDF [19]
                                                                                 K 7016-4 : 2009

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 安全衛生・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 装置・・・・[2]
  •  6 手順・・・・[5]
  •  7 試験板の品質・・・・[9]
  •  8 精度・・・・[9]
  •  9 試験板成形報告書・・・・[9]
  •  附属書A(規定)積層の表示方法・・・・[11]
  •  附属書B(参考)精度・・・・[14]
  •  参考文献・・・・[15]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 7016-4 pdf 1] ―――――

K 7016-4 : 2009

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人強化プラスチック協会(JRPS),日本
プラスチック工業連盟(JPIF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS K 7016の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 7016-1 第1部 : 総則
JIS K 7016-2 第2部 : 接触圧成形及びスプレーアップ成形
JIS K 7016-4 第4部 : プリプレグの成形
JIS K 7016-5 第5部 : フィラメントワインディング成形
JIS K 7016-8 第8部 : SMC及びBMCの圧縮成形

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 7016-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
K 7016-4 : 2009

繊維強化プラスチック−試験板の作り方−第4部 : プリプレグの成形

Fibre-reinforced plastics-Methods of producing test plates- Part 4: Moulding of prepregs

序文

  この規格は,2005年に第1版として発行されたISO 1268-4を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,樹脂をあらかじめ含浸した一方向強化繊維又は織物(以下,プリプレグという。)を積層し,
温度及び圧力を加える各種の成形装置(例えば,オートクレーブ,プレスクレーブ,プレス,バキュウム
バッグなど)を用いて試験板を作製する方法について規定する。この方法は,すべての強化繊維,織物な
ど(以下,強化材という。)及び樹脂に適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1268-4:2005,Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 4: Moulding of
prepregs (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 7052 ガラス長繊維強化プラスチック−プリプレグ,成形材料及び成形品−ガラス長繊維及び
無機充てん材含有率の求め方−焼成法
注記 対応国際規格 : ISO 1172,Textile-glass-reinforced plastics−Prepregs, moulding compounds and
laminates−Determination of the textile-glass and mineral-filler content−Calcination methods
(MOD)
JIS K 7053 ガラス長繊維強化プラスチック−空洞率の求め方−強熱減量による方法,気泡を破壊す
る方法及び気泡を数える方法
注記 対応国際規格 : ISO 7822,Textile glass reinforced plastics−Determination of void content−Loss on
ignition, mechanical disintegration and statistical counting methods (MOD)

――――― [JIS K 7016-4 pdf 3] ―――――

2
K 7016-4 : 2009
JIS K 7075 炭素繊維強化プラスチックの繊維含有率及び空洞率試験方法
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
注記 対応国際規格 : ISO 291,Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testing (MOD)
JIS K 7144 プラスチック−機械加工による試験片の調製
注記 対応国際規格 : ISO 2818,Plastics−Preparation of test specimens by machining (IDT)
ISO 1183-1,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 1: Immersion method,
liquid pyknometer method and titration method
ISO 1183-2,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 2: Density gradient
column method
ISO 1183-3,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 3: Gas pyknometer
method

3 安全衛生

  この規格は,試験板の作り方を規定するものであり,材料及び装置の取扱いについては,それぞれの製
造業者の指示に適合した取扱いをするものとする。また,取扱者は,危険の程度,取扱いの注意事項など
を熟知していなければならない。

4 原理

  試験片を作製するための試験板は,強化繊維に樹脂を含浸したプリプレグを必要な枚数切り出し,必要
な構成及び配向方向に積層して作製する。プリプレグを積層するときには各層を密着し,圧縮及び/又は
真空状態にすることで閉じ込められた空気を除く。この積層品は,通常,真空バッグに入れ密封して保管
する。積層品は,成形装置及び材料製造業者の指示書による温度及び圧力の条件を用いて,最終的に各層
を一体化する。適切な成形工程には,オートクレーブ,プレスクレーブ,真空装置又はプレスがある。
特に要求がない限り,試験板の表面は平滑なものとする。試験板の寸法は,試験に必要な数の試験片を
得ることができる十分な寸法とする。
試験片は,成形した試験板から必要な形状に機械加工して作製する。
この方法によって成形した試験板は,強化材,処理剤,樹脂などの含有成分の管理及び最終製品の品質
確認に用いることに適している。

5 装置

5.1   成形装置
成形装置は,次による。
5.1.1 プレス成形装置 プレス成形装置は,5.1.1.15.1.1.4に規定するものを用いる。
5.1.1.1 プレス プレスは,上部フレーム,ラム及び基盤によって構成する(図1参照)。上部フレーム
と基盤との間隔は,金型に入れた積層プリプレグを型の中に入れることができる距離とする。フレームと
ラムとのすき(隙)間寸法は0.15±0.05 mmとする。

――――― [JIS K 7016-4 pdf 4] ―――――

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K 7016-4 : 2009
単位 mm
5
1 基盤
2 上部フレーム
3 支柱
4 ラム
5 フレーム
a こう配1°(全周)
b 全周 ピンチオフ(余剰な樹脂及び強化材を除去するもの。)
図1−プレス
5.1.1.2 オープン サイド金型 オープン サイド金型は,成形する板の厚さを決定するスペーサが四つの
角にあり,二つの平たい金属板(定板及び加圧板)からなる(図2参照)。金属板の寸法は,試験に必要
な寸法の試験片が必要量切り出すことができ,かつ,プレス装置に導入できる寸法とする。金型のキャビ
ティの表面は,0.05 mm以内の平面度で,かつ,研磨又は硬質クロムめっきしたものとする。これらの金
属板の板厚の例としては,鋼製の場合は5 mm,アルミニウム合金の場合は6 mmがある。
試験板の厚さは,金型の各コーナの2枚の金属板の間にあるスペーサの寸法を変えることによって調整
することができる。
試験板の0°方向が認識できるように金型定板の表面に矢印を刻印してもよい。刻印は,試験片の特性値
に影響を与えないように注意する。正方形でない試験板(例 : 長さ350 mm×幅300 mm)を成形してもよ
い。この場合,板の長辺に平行な方向を0°方向とする。

――――― [JIS K 7016-4 pdf 5] ―――――

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