JIS K 7033:1998 プラスチック配管系―ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管―軸方向引張特性の求め方

JIS K 7033:1998 規格概要

この規格 K7033は、ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管の軸方向引張特性として,縦引張強さ,伸び率及び縦弾性係数を測定するための3種の試験方法について規定。

JISK7033 規格全文情報

規格番号
JIS K7033 
規格名称
プラスチック配管系―ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管―軸方向引張特性の求め方
規格名称英語訳
Plastics piping systems -- Pipes made of glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) -- Determination of initial longitudinal tensile properties
制定年月日
1998年4月20日
最新改正日
2016年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO/DIS 8513:1996(IDT)
国際規格分類

ICS

23.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
配管 I(基本) 2021, 配管 II(製品) 2021
改訂:履歴
1998-04-20 制定日, 2002-08-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS K 7033:1998 PDF [11]
K 7033 : 1998 (ISO/DIS 8513 : 1996)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 7033 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 7033 : 1998
(ISO/DIS 8513 : 1996)

プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP)管−軸方向引張特性の求め方

Plastics piping systems−Pipes made of glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) −Determination of initial longitudinal tensile properties

序文

この規格は,1996年に発行されたISO/DIS 8513, Plastics piping systems−Pipes made of glass-reinforced
thermosetting plastics (GRP) −Determination of initial longitudinal tensile propertiesを翻訳し,技術的内容及び
規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲
この規格は,ガラス強化熱硬化性プラスチック (GRP) 管の軸方向引張特性として,縦引張強さ,伸び
率及び縦弾性係数を測定するための,3種の試験方法について規定する。
3種の試験方法は,次のそれぞれ異なった試験片を用いる。
A法 : 管から切断した軸方向に長い短冊。
B法 : 管軸と直角に切断した,規定の長さの管。
C法 : 管の壁から切断した,切欠き付きの板。
3種の試験方法の対象材料は,次のとおりである。
A法 : ガラスチョップドストランド,ロービングクロス及び充てん材のいずれかを用い,又は用いず,
円周にフィラメントを巻いた呼び径 (DN) が50以上の管,並びに遠心成型管。又はらせん状に
フィラメントを巻いた呼び径 (DN) が200以上の管。
B法 : 全種類のGRP管。通常は,呼び径 (DN) が300以下の管。
C法 : 本来は,約90度以外の巻き角度をもつ,ちせん状に巻いた管への適用を意図。他の種類の管に
用いることもできる。
ある試験方法での結果が,別の方法で試験した結果と必ずしも一致しないことがある。しかし,すべて
の方法は,いずれも同等に有効性をもっている。
2. 定義
この規格の目的に対し,次の定義を適用する。
a) 軸方向引張強さ [initial longitudinal tensile strength ( , , ) ] 平均円周(2.6参照)当たり

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K 7033 : 1998 (ISO/DIS 8513 : 1996)
破断時の軸方向最大引張荷重 (N/mm) (ここに,下付き記号は,用いた試験方法を示す)。
b) 最大軸方向引張応力 [ultimate longitudinal tensile stress ( 面積当たりの破断時の軸方向最大
引張荷重 (N/mm2)。
c) 破断伸び [ultimate elongation (攀 片の初期の標線間距離又はチャック間長さに対する,破断
時の軸方向の伸び (%)。
ひずみで除した,断面積当たりの軸方向引張荷
d) 軸方向弾性率 [longitudinal modulus of elasicity (E1) ]
重 (N/mm2)。
e) 平均直径 [mean diameter (dm) ] 管壁断面の中央部に対応する円の直径 (mm)。これは,次のいずれ
かによって算出する。
a) 管の外径の平均値から,壁の厚さの平均値を減じる。
b) =3.141 6) で除した管の外周から,壁の厚さの平均値を減じる。
c) 管の内径の平均値に,壁の厚さの平均値を加える。
f) 平均円周 [mean circumference] 平均直径(2.5参照)に =3.141 6) を掛けて求めた円周 (mm)。
3. 原理
管壁の一部を軸方向に切断した短冊(A法),規定の長さの管(B法),又は管の壁材から切断した切欠
き付きの板(C法)のいずれかの試験片を,規定の時間内で破壊が生じるような一定の速度で,軸方向に
引き伸ばす。
引張特性は,試験片の初期の寸法,引張荷重,伸びを用いて決定する。
備考 次の試験実施の具体的な項目は,個別規格による。
a) 用いる試験方法,すなわち,A法,B法,C法。
b) 試験片の数(5.5参照)。
c) 適用する場合は,状態調節に対する要求,例えば,温度,湿度,時間,及びそれらの許容差
(6.参照)。
d) 試験温度及びその許容差(7.参照)。
e) 測定する特性(8.参照)。
4. 装置及び器具
4.1 引張試験機
次の主要事項に加え,クロスヘッドが定速移動式であるもの。
a) 試験片の一端を把持するつかみ部を備え軸方向に動かない固定部分及び引伸し中は試験片の他端を把
持しているつかみ具を組み込んだ可動部分。
固定部分及び可動部分,並びに関連したつかみ具は,縦軸が力の方向であるように荷重が掛かって
いるとき,試験片を一線にそろ(揃)えることが可能であること。
b) 可動部分に毎分1mmの定速を与えることのできる作動機構。
c) つかみ具で把持している試験片に掛けた荷重の測定が可能な指示計。
その機構は,試験する速さにおいて,慣性による顕著な遅れがなく,かつ,力又は導かれた応力が
測定値の±1%以内の正確さで,指示又は記録できること。
4.2 つかみ具
試験片を把持するためのもの。2個のつかみ具の各々が,測定結果に影響する程度のすべり又は圧壊を

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K 7033 : 1998 (ISO/DIS 8513 : 1996)
生じないで,試験片の一端を把持することが可能であること(自動的に締め付けるつかみ具が適切と考え
られる。)。管を切り取った試験片(5.3参照)に対する典型的なつかみ具の例を,図1に示す。
図1 管を切り取った試験片(5.3参照)に対する典型的なつかみ具の例(B法)
4.3 寸法測定具
8.の測定手順で要求される精度の半分の精度で,必要な試験片の寸法(例えば,長さ,幅,壁の厚さ)
を測定し得るもの。例えば,正確さ±0.1mmでの測定には,正確さ±0.05mmの測定具を必要とする。
4.4 伸び指示計
試験中,常に標示区域の伸びが測定できるよう,試験片の標点距離の中に位置する2個の固定点の間の
距離を測定できること。用具は,試験に適した速さ(8.4参照)において,慣性による顕著な遅れがなく,
正確さが指示値の±1%以内であること。
ひずみゲージを用いる場合,ゲージは試験片の両面の中央線上に張り付け,弾性率及び伸び率の計算に
は,その平均値を用いること。
備考1. もし個別規格が,試験片の伸び及び/又は弾性率の測定を規定している場合は,伸び指示計
だけが必要である。
2. 計器が,試験片に掛かる荷重,又は試験開始からの経過時間,若しくは双方の関数である距
離(伸び)に関して自動記録(又は何らかの変換)をすることは望ましいが,不可欠ではな
い。もし,距離だけが得られているならば,さらに荷重対時間のデータを記録しておくとよ
い。
5. 試験片
5.1 一般事項
試験片は,5.2に適合する短冊又はダンベル,5.3に適合する管の切取り部,若しくは5.4に適合する板
とする。

――――― [JIS K 7033 pdf 4] ―――――

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K 7033 : 1998 (ISO/DIS 8513 : 1996)
試験片は,損傷させない方法で採取する。
5.2 短冊試験片(A法)
5.2.1 形状
各試験片は,次の条件に従って平行な側面(く形の平面図)をもつ試験片が選ばれている場合以外は,
管の縦方向に切断し,図2に示すような適切なダンベルの寸法に切削した短冊とする。
a) 引張強さの要求最小値を満たしていることを測定するために必要な場合,切削加工した端部がなく,
平行な側面をもつ短冊が使用できる(5.2.2.2参照)。
b) 呼び径DNが400を超えた場合,平行な側面をもつ短冊でもよい(5.2.2.2参照)。
備考 初期リング剛性の測定に用いたリングから,試験片を切り出してもよい。
5.2.2 寸去
試験片の長さlは,300±15mmとする(図2及び図3参照)。
5.2.2.1 ダンベル形
試験片の標線間距離lGは,次のとおりとする(図2参照)。
100mm≦lG≦150mm
半径Rは,次のとおり機械加工する(図2参照)。
50mm≦R≦70mm
標線間距離の内側の試験片の幅bGは,次のとおりとする(図2及び5.2.1参照)。
−DN≦150 に対して,bG=10±1mm
−DN>150 に対して,bG=25±1mm
試験片の全幅bは,次のとおりとする(図2参照)。
−DN≦150 に対して,b=18±2mm
−150 −DN≧450 に対して,b=50±1mm

――――― [JIS K 7033 pdf 5] ―――――

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