JIS K 7061:1992 ガラス繊維強化プラスチックのシャルピー衝撃試験方法 | ページ 2

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図4 シャルピー衝撃試験機の試験片支持台,
ハンマの刃縁及び試験片の相互関係

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                                                    表3 破壊様相の分類(矢印 : 衝撃方向)
破壊形式 破断 (A) 引張破壊 (B) 圧縮破壊 (C) 層間はく離 (D) 座屈圧壊 (E)
破 フ
壊 ラ
様 ッ
相 ト













破 短繊維強化材にみられ 試験片の衝撃裏面側で 試験片の衝撃面側で繊 この破壊は他の破壊形式 [(A),(B),(C),(E) ]
エッジワイズ衝撃試験

の る破壊である。 繊維破断や割れが生じる維破断や割れが生じる破と共存する。 固有の破壊であり,特に
説 破壊。 壊。 連続繊維強化材において

単独で生じることは 引張破壊と同様に,層 剛性,じん性がある程度
少なく層間はく離を伴う間はく離を伴うことが多 高い場合に生じる破壊。
ことが多い。 い。
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7. 計算
7.1 吸収エネルギー 吸収エネルギーは,次の式(1)によって算出する。
α+β
E=WR (cosβ−cosα)−(cosα'−cosα)( )' (1)
α+α
ここに, E : 吸収エネルギー (J) [{kgf・cm}]
WR : ハンマの回転軸周りのモーメント (N・m) [{kgf・cm}]
懿 ハンマの持ち上げ角度 (°)
ハンマを持ち上げ角度 穣己 嬰 己
がり角度 (°)
拿 試験片破断後のハンマの振り上がり角度 (°)
7.2 シャルピー衝撃値 シャルピー衝撃値は,次の式(2)によって算出する。
E
ac= 10 3 (2)
bh
ここに, ac : シャルピー衝撃値 (kJ/m2)
E : 吸収エネルギー (J)
b : 試験片の中央部の幅 (mm)
h : 試験片の中央部の高さ (mm)
参考 シャルピー衝撃値acを従来単位 [{kgf・cm/cm2}] によるときは,次の式(3)によって算出する。
E
ac= (3)
bh
ここに, ac : シャルピー衝撃値 [{kgf・cm/cm2}]
E : 吸収エネルギー [{kgf・cm}]
b : 試験片の中央部の幅 [{cm}]
h : 試験片の中央部の高さ [{cm}]
7.3 試験結果の丸め方 シャルピー衝撃値ac (kJ/m2) [{kgf・cm/cm2}] は,各試験片ごとに算出し,その平
均値をJIS Z 8401によって整数位に丸める。
7.4 標準偏差及び変動係数 標準偏差及び変動係数は,次の式(4)及び式(5)によって算出し,JIS Z 8401
によって有効数字2けたに丸める。
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Σx(−) x
s= (4)
n−1
s
CV = 100 (5)
x
ここに, s : 標準偏差
CV : 変動係数 (%)
x : 個々の測定値
x : 測定値の平均値
n : 測定値の数
8. 報告 報告には,必要に応じて次の事項を記入する。
(1) 試験した材料の種類,区分及び製造業者名
備考 種類及び区分はJIS K 7011による。
(2) 試験片の種類,構成,ガラス繊維の体積,質量含有率
(3) 試験片の採取方法及び採取方向(異方性材料の場合)

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(4) 試験片の作製方法
(5) 試験片の形状,寸法及び試験片の衝撃方向(フラットワイズ衝撃又はエッジワイズ衝撃)
備考1. フラットワイズ衝撃の場合では,同一材料でも,試験片の種類及び高さによって,シャルピ
ー衝撃値は異なるので,例えば,1号試験片を用い,その高さが標準寸法又は平均値5.00 mm
の場合,試験片にはそれぞれ1号試験片(標準高さ)又は1号試験片(高さ5.00 mm)のよう
に明記することが望ましい。
2. エッジワイズ衝撃の場合では,試験片の種類及び幅によってシャルピー衝撃値が異なるよう
な材料の場合には,例えば,1号試験片を用い,その幅が標準幅又は幅5.00 mmとすると,
試験片にはそれぞれ1号試験片(標準幅)又は1号試験片(幅5.00 mm)のように明記する
ことが望ましい。
(6) 試験した試験片の数
(7) 試験片の状態調節の温度,湿度及び時間
(8) 試験室の温度及び湿度
(9) 試験機の性能(ひょう量,衝撃速度,ハンマの持ち上げ角度など)
(10) 試験結果[試験片で得られた個々の値,平均値,測定値の範囲(又は標準偏差)及び変動係数,破断
しない試験片の有無,破壊様相など]
(11) 試験年月日
(12) 当事者間で協定した事項
(13) その他必要とする事項
関連規格 JIS K 6911 熱硬化性プラスチック一般試験方法
JIS K 7077 炭素繊維強化プラスチックのシャルピー衝撃試験方法
JIS K 7111 硬質プラスチックのシャルピー衝撃試験方法
JIS Z 2242 金属材料衝撃試験方法
JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態

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ガラス繊維強化プラスチックの衝撃試験方法

                               工業標準原案作成本委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) ○ 宮 入 裕 夫 東京医科歯科大学医用器材研究所
(委員) 中 島 邦 雄 通商産業省基礎産業局
細 川 幹 夫 工業技術院標準部
池 上 皓 三 東京工業大学精密工学研究所
劔 持 潔 工業技術院製品科学研究所
○ 野 口 義 男 科学技術庁航空宇宙技術研究所
○ 永 井 正 洋 東京医科歯科大学医用器材研究所
高 野 忠 夫 財団法人高分子素材センター
持 舘 武 社団法人自動車技術会
○ 後 藤 卒士民 有限会社材料プロセス研究所
黒 木 勝 也 財団法人日本規格協会
○ 有 光 希 昭 日東紡績株式会社FRP研究所
○ 西 本 敬 大日本硝子工業株式会社
○ 渋 谷 千 之 昭和高分子株式会社東京研究所
○ 杉 山 武 東陶機器株式会社
辻 野 一 行 日立化成工業株式会社
○ 福 谷 翼 東洋精機製作所
○ 栗 原 貞 夫 社団法人強化プラスチック協会
(事務局) 矢 作 雅 男 社団法人強化プラスチック協会
備考 ○印は,分科会委員。

JIS K 7061:1992の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 7061:1992の関連規格と引用規格一覧