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JIS K 8371:2006 規格概要
この規格 K8371は、試薬として用いる酢酸ナトリウム三水和物について規定。
JISK8371 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8371
- 規格名称
- 酢酸ナトリウム三水和物(試薬)
- 規格名称英語訳
- Sodium acetate trihydrate
- 制定年月日
- 1950年3月31日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6353-2:1983(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 試薬 I 2020, 試薬 II 2020
- 改訂:履歴
- 1950-03-31 制定日, 1953-03-31 確認日, 1956-03-28 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1979-01-01 改正日, 1984-08-01 確認日, 1989-03-01 改正日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-04-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 8371:2006 PDF [11]
K 8371 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8371:1994は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical
analysis―Part2: Specifications―First seriesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS K 8371には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 8371 pdf 1] ―――――
K 8371 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 一般事項・・・・[1]
- 4. 種類・・・・[1]
- 5. 性質・・・・[1]
- 5.1 性状・・・・[1]
- 5.2 定性方法・・・・[1]
- 6. 品質・・・・[2]
- 7. 試験方法・・・・[2]
- 7.1 試験条件及び試験結果・・・・[2]
- 7.2 純度(CH3COONa・3H2O) 37.3 水溶状・・・・[3]
- 7.4 pH(50 g/l,25 ℃)・・・・[3]
- 7.5 塩化物(Cl)・・・・[3]
- 7.6 りん酸塩(PO4)・・・・[3]
- 7.7 硫酸塩(SO4)・・・・[3]
- 7.8 カリウム(K)・・・・[3]
- 7.9 銅(Cu)・・・・[3]
- 7.10 カルシウム(Ca)・・・・[3]
- 7.11 アルミニウム(Al)・・・・[4]
- 7.12 鉛(Pb)・・・・[4]
- 7.13 鉄(Fe)・・・・[4]
- 7.14 過マンガン酸還元性物質・・・・[4]
- 8. 容器・・・・[4]
- 9. 表示・・・・[4]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 8371 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 8371 : 2006
酢酸ナトリウム三水和物(試薬)
Sodium acetate trihydrate
CH3COONa・3H2O FW : 136.08
序文
この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part2:
Specifications―First seriesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書に示す。
1. 適用範囲
この規格は,試薬として用いる酢酸ナトリウム三水和物について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis―Part2: Specifications―First series (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定法通則
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 0970 プッシュボタン式液体用微量体積計
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 9901 高純度試薬−硝酸
3. 一般事項
試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。
4. 種類
種類は,特級とする。
5. 性質
5.1 性状
酢酸ナトリウム三水和物は,白い結晶又は結晶性粉末で,風解性があり,水に極めて溶けや
すく,エタノールにやや溶けやすい。
5.2 定性方法
定性方法は,次による。
a) 試料1 gに水20 mlを加えて溶かしJIS K 8001の5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土
類金属試験方法)によると,黄色が現れる。
――――― [JIS K 8371 pdf 3] ―――――
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K 8371 : 2006
b) 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 430 cm-1,1 705 cm-1,1 560cm-1,
1 412 cm-1,928 cm-1,802 cm-1,642 cm-1及び525 cm-1付近に主な吸収を認める。この場合,試料調製
はJIS K 0117の5.3a)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を図1に示す。
図 1 赤外吸収スペクトルの一例
6. 品質
品質は,7.によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表 1 品質
項目 規格値
純度(CH3COONa・3H2O) 質量分率 % 99.0以上
水溶状 試験適合
pH(50 g/l,25℃) 7.59.0
塩化物(Cl) 質量分率 ppm 5以下
りん酸塩(PO4) 質量分率 ppm 5以下
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.002以下
カリウム(K) 質量分率 % 0.01以下
銅(Cu) 質量分率 ppm 5以下
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.002以下
アルミニウム(Al) 質量分率 ppm 5以下
鉛(Pb) 質量分率 ppm 5以下
鉄(Fe) 質量分率 ppm 5以下
質量分率 %
過マンガン酸還元性物質(Oとして) 0.002以下
7. 試験方法
7.1 試験条件及び試験結果
JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必
要に応じ実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる
計算値及び操作結果は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
――――― [JIS K 8371 pdf 4] ―――――
7.2 純度(CH3COONa・3H2O) 試料0.3 gをビーカー100 mlに 0.1 mgのけたまではかりとり,JIS K 8001
に規定する酢酸(非水滴定用)50 mlを加えて溶かし,0.1 mol/l過塩素酸溶液(酢酸溶媒)でJIS K 0113
の5.(電位差滴定方法)によって電位差滴定を行う。
別に,同一条件で空試験を行い,滴定量を補正する。この場合,0.1 mol/l過塩素酸溶液(酢酸溶媒)1 ml
は,0.013 608 g CH3COONa・3H2Oに相当する。
7.3 水溶状 JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料は2 g,濁りの程度の適合限度標準は(a)
(澄明)を用いる。
7.4 pH(50 g/l,25 ℃)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料溶液 試料5.0 gを二酸化炭素を含まない水に溶かして100 mlにする。
b) 操作 JIS K 8001の5.5(pH)の(2)による。
7.5 塩化物(Cl)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて溶かして20 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/ml) 1.0 mlに水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。
7.6 りん酸塩(PO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料8.0 gに水20 ml及び塩酸(2+1) 12 mlを加えて溶かし,水浴上で蒸発乾固し,更に,
水20 ml及び塩酸(2+1) 4 mlを加えて水浴上で蒸発乾固した後,水を加えて溶かして40 mlにする(A
液)(A液は,7.7の試験にも用いる。)。A液20 ml(試料量4 g)に水を加えて30 mlにする。
b) 標準側溶液 塩酸(2+1) 8 mlを水浴上で蒸発乾固した後,りん酸塩標準液(PO4 : 0.01 mg/ml) 2.0 ml及
び水を加えて30 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.13[りん酸塩(PO4)](2)(抽出比色法)による。
7.7 硫酸塩(SO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.6のA液10 ml(試料量2 g)に塩酸(2+1) 0.3 ml及び水を加えて25 mlにする。
b) 標準側溶液 塩酸(2+1) 4 mlを水浴上で蒸発乾固した後,硫酸標準液(SO4 : 0.01 mg/ml) 4.0 ml,塩酸
(2+1) 0.3 ml及び水を加えて25 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩(SO4)](1)(比濁法)による。
7.8 カリウム(K)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて溶かし100 mlにする(B液)。B液20 ml(試料量0.2 g)に水を
加えて100 mlにする(X液)。
b) 標準側溶液 B液20 mlにカリウム標準液(K : 0.01 mg/ml) 2.0 ml及び水を加えて100 mlにする(Y液)。
c) 操作 JIS K 8001の5.30(炎光光度法)(3)による。
7.9 銅(Cu)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料4.0 gに水40 mlを加えて溶かし,塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて80 mlにする。
b) 標準側溶液 試料4.0 gに水40 mlを加えて溶かし,塩酸(2+1) 1 ml,銅標準液(Cu : 0.01 mg/ml) 2.0 ml,
鉛標準液(Pb : 0.01 mg/ml) 2.0 ml,鉄標準液(Fe : 0.01 mg/ml) 2.0 ml及び水を加えて80 mlにする。
c) 空試験用溶液 塩酸(2+1) 1 mlに水を加えて5 mlにする。
d) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)による(操作の途中で得られるX液,
Y液及びZ液は7.12及び7.13の試験にも用いる。)。
7.10 カルシウム(Ca)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて100 mlにする(X液)。
――――― [JIS K 8371 pdf 5] ―――――
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