JIS K 8872:2008 ホルムアルデヒド液(試薬)

JIS K 8872:2008 規格概要

この規格 K8872は、試薬として用いるホルムアルデヒド液について規定。

JISK8872 規格全文情報

規格番号
JIS K8872 
規格名称
ホルムアルデヒド液(試薬)
規格名称英語訳
Formaldehyde solution (Reagent)
制定年月日
1952年7月22日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6353-3:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1952-07-22 制定日, 1955-07-22 改正日, 1958-03-03 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-04-01 改正日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2008-04-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 8872:2008 PDF [12]
                                                                                   K 8872 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 一般事項・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 性質・・・・[2]
  •  5.1 性状・・・・[2]
  •  5.2 定性方法・・・・[2]
  •  6 品質・・・・[2]
  •  7 試験及び検査方法・・・・[2]
  •  7.1 試験及び検査方法の条件及びその結果・・・・[2]
  •  7.2 濃度 (HCHO)・・・・[2]
  •  7.3 外観・・・・[3]
  •  7.4 密度 (20 ℃)・・・・[3]
  •  7.5 強熱残分(硫酸塩)・・・・[3]
  •  7.6 酸(HCOOHとして)・・・・[3]
  •  7.7 塩化物 (Cl)・・・・[3]
  •  7.8 硫酸塩 (SO4)・・・・[3]
  •  7.9 銅 (Cu)・・・・[4]
  •  7.10 鉛 (Pb)・・・・[4]
  •  7.11 鉄 (Fe)・・・・[4]
  •  7.12 メタノール(安定剤)・・・・[4]
  •  8 容器・・・・[5]
  •  9 表示・・・・[5]
  •  10 取扱い上の注意事項・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8872 pdf 1] ―――――

K 8872 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申
出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8872:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8872 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
K 8872 : 2008

ホルムアルデヒド液(試薬)

Formaldehyde solution (Reagent)

                                    HCHO      FW : 30.03

序文

  この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 6353-3を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対
応国際規格の規定の一部を技術的に改良をしたため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
警告 この規格の使用者は,試験室での作業に精通するように努めなければならない。また,この規
格の使用に関連して起こるすべての安全上の問題は記載していないので,MSDS(化学物質等
安全データシート)などを参考にして,安全及び健康に留意した適切な措置をとらなければな
らない。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるホルムアルデヒド液について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3:Specifications−Second series (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0061 化学製品の密度及び比重測定方法
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)

――――― [JIS K 8872 pdf 3] ―――――

2
K 8872 : 2008

3 一般事項

  試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。

4 種類

  種類は,特級とする。

5 性質

5.1 性状

  ホルムアルデヒド液は,無色又はほとんど無色の透明な液体で,刺激性のにおいがある。長期間保存す
ると,パラホルムアルデヒドが生成して寒冷時には濁る。水及びエタノールに極めて溶けやすい。通常,
安定剤としてメタノールを質量分率5.010.0 %含む。
注記 濁り又はわずかに沈殿が生じたときは,上澄み液又はろ過した液を用いる。

5.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料1 mlに水10 mlを加え,更に硫酸 (1+10)1 ml及びフクシン亜硫酸溶液0.5 mlを加えて放置する
と,液は紫紅色になる。
b) サリチル酸0.1 gを硫酸5 mlに溶かし,試料0.2 mlを加えると赤が現れ,この液を加熱すると濃い赤
になる。

6 品質

  品質は,箇条7 によって試験及び検査したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値
濃度 (HCHO) 質量分率 % 36.038.0
外観 ハーゼン単位 10以下
密度 (20 ℃) g/ml 1.0851.100
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.002以下
酸(HCOOHとして) 質量分率 % 0.04以下
塩化物 (Cl) 質量分率 ppm 2以下
硫酸塩 (SO4) 質量分率 % 0.002以下
銅 (Cu) 質量分率 ppm 2以下
鉛 (Pb) 質量分率 ppm 2以下
鉄 (Fe) 質量分率 ppm 2以下
メタノール(安定剤) 質量分率 % 5.010.0

7 試験及び検査方法

7.1 試験及び検査方法の条件及びその結果

  試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,
必要に応じて実施する。また,表1で規定する各品質項目は,次の各試験及び検査方法によって行う。得
られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001の3.5(測定値)によって行い,これに適
合しなければならない。

7.2 濃度 (HCHO)

――――― [JIS K 8872 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 8872 : 2008
操作及び計算は,次による。
a) 操作 水5 mlをはかり瓶にとり,0.1 mgのけたまで質量をはかり,試料1 gを加えた後に再び0.1 mg
のけたまで質量をはかる。水で全量フラスコ100 mlに移し入れて水を標線まで加えて,振り混ぜる。
この液10 mlを正確にとり,0.05 mol/l よう素溶液50 mlを正確に加え,更に1 mol/l 水酸化ナトリウ
ム溶液(ファクターは必要なし。)20 mlを加え,15分間放置した後,硫酸 (1+5) 5 mlを加え,0.1 mol/l
チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。終点付近で指示薬として,でんぷん溶液を加える。終点は,液
の色が無色に変わる点とする。
別に,同一条件で空試験を行う。
b) 計算
0.001 501 3 f
(V2−V1 )
A 100
10
(m2−m1 )
100
ここに, A : 濃度 (HCHO)(質量分率 %)
V2 : 空試験の0.1 mol/lチオ硫酸ナトリウム溶液の滴定量
(ml)
V1 : 0.1 mol/l チオ硫酸ナトリウム溶液の滴定量 (ml)
f : 0.1 mol/l チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
m :
2 試料を加えて再びはかったときの質量 (g)
m :
1 水5 mlを入れたはかり瓶の質量 (g)
0.001 501 3 : 0.05 mol/l よう素溶液1 ml のHCHO相当質量 (g)

7.3 外観

  操作及び判定は,次による。
a) 操作 JIS K 8001の5.1(外観)(2)(液体試料の場合)による。
b) 判定 適合限度標準10番の色より濃くない。

7.4 密度 (20 ℃)

  密度は,JIS K 0061の7.2(比重瓶法)又は7.3(振動式密度計法)による。

7.5 強熱残分(硫酸塩)

  強熱残分は,JIS K 0067の4.4.4(操作)(4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)による。この場合,
試料50 gを用いる。

7.6 酸(HCOOHとして)

  試料10 gに二酸化炭素を含まない水10 ml及び指示薬としてフェノールフタレイン溶液23滴を加えた
後,0.1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液の色が無色から紅色に変わる点とする。この
場合,0.1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液1 mlは,0.004 603 g HCOOH に相当する。

7.7 塩化物 (Cl)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料5.0 gに水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化物標準液 (Cl : 0.01 mg/ml)1.0 mlに水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物 (Cl)](1)(比濁法)による。

7.8 硫酸塩 (SO4)

――――― [JIS K 8872 pdf 5] ―――――

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JIS K 8872:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-3:1987(MOD)

JIS K 8872:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8872:2008の関連規格と引用規格一覧