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L 0841 : 2004
7.2 露光方法は,次による。
a) 第1露光法
1) 試験片及びブルースケールを白厚紙の上に図1のように並べて固定し,それぞれ覆いAA及びBB
で覆う(2)。
注(2) それぞれの覆いは,操作しやすくするため,それぞれXXのところで折り曲げできるようにし
ておくとよい。
2) 露光開始後,ときどき試験片の覆いAAを持ち上げ,試験片の露光した部分を変退色用グレースケ
ールを用いて調べる。
3) 試験片が標準退色(露光部分と未露光部分との色の差が変退色用グレースケール4号と同程度の色
の差に退色することを云う。)したとき,ブルースケールの覆いBBを持ち上げ,ブルースケールを
調べ,標準退色をしているブルースケールの等級を試験片の日光堅ろう度と判定する。
4) 8級ブルースケールが標準退色しているにもかかわらず,試験片が標準退色に達しない場合は,試
験片の日光堅ろう度を“8級以上”と判定し,露光を終了する。
備考 試験片のホトクロミズムについては,JIS L 0886による。
図 1 第1露光法
――――― [JIS L 0841 pdf 6] ―――――
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b) 第2露光法
1) 試験片及びブルースケールを白厚紙の上に図2のように並べて固定し,それらの全長の約1/4をAA,
BB,CC及びDDの覆いでそれぞれ覆う(2)。
2) 露光開始後,ときどきブルースケールの覆いBBを持ち上げて,2級ブルースケールの露光した部
分を調べ,露光部分が標準退色をしたとき,試験片の覆いAAを持ち上げ,標準退色をしている試
験片(例えば,No.1とNo.3が標準退色したとする。)があれば,その試験片(No.1とNo.3)の日光堅ろ
う度を2級と判定し,これらの試験片と2級ブルースケールを取り外して保管する。また,試験片
が標準退色以上の退色をしていれば,“1級以下”と判定する。
3) 覆いを戻し,再び露光を続け,3級ブルースケールから8級ブルースケールの順で,2)と同様な操
作を繰り返す。すべての試験片の日光堅ろう度の判定が終了したとき,露光を終了する。
4) 8級のブルースケールが標準退色しているにもかかわらず,試験片が標準退色しない場合には,露
光を終了し,それらの試験片の日光堅ろう度を“8級以上”と判定する。
なお,覆いAA及びBBで覆われた未露光部分と露光部分との境目がたびたびの覆いの持ち上げ
によって不鮮明になり,比較が困難なときは,覆いCC及びDDでそれぞれ覆われた部分と未露光
部分とで比較を行ってもよい。
図 2 第2露光法
――――― [JIS L 0841 pdf 7] ―――――
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c) 第3露光法
1) 試験片とブルースケールを白厚紙の上に図3のように並べて固定し,それぞれの中央約1/2をAA
及びBBの覆いでそれぞれ覆う(2)。
2) 露光開始後,ときどきブルースケールの覆いBBを持ち上げ,1級低いブルースケールの退色を参
考にして目的のブルースケールの退色を調べ,目的のブルースケールが標準退色をしたとき,試験
片の覆いAAを持ち上げ,試験片の退色を調べて判定する。
図 3 第3露光法
――――― [JIS L 0841 pdf 8] ―――――
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d) 第4露光法
1) 試験片及びブルースケール(3)を白厚紙の上に図4のように並べて固定し,それらの全長の約1/3を
AA及びBBの覆いでそれぞれ覆う(2)。
2) 露光開始後,ときどきブルースケールの覆いBBを持ち上げ,ブルースケールが標準退色したとき,
試験片及びブルースケールにCC及びDDの覆いをそれぞれ載せ,露光を続ける。
3) ブルースケールの最初から露光した部分が変退色用グレースケールの3号と同程度に退色したとき,
この退色の程度を参考にして,試験片のCCで覆った部分の退色を調べて判定する。
注(3) ブルースケールの代わりに,堅ろう度が既知の仕様見本を用いてもよい。
図 4 第4露光法
――――― [JIS L 0841 pdf 9] ―――――
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e) 第5露光法 露光を開始し,所定の放射露光量に達したとき,終了する。
なお,所定量の放射露光量(J/m2)を照射する場合,光エネルギー測定器は,公的に校正されたエ
ネルギー標準光源で校正されていなければならない。
備考 J/m2の単位は,放射露光量の大きさによって,kJ/m2又はMJ/m2で表示してもよい。
参考 所定量の放射露光量の参考として,ブルースケール1級から8級までが標準退色するまでの放
射露光量(kJ/m2,測定波長300 nm400 nm)を参考表1に示す。
参考表 2 ブルースケールが標準退色するまでの放射露光量
ブルースケールの等級 放射露光量
kJ/m2
(300 nm400 nm)
1 100
2 260
3 1 200
4 3 500
5 6 800
6 12 000
7 24 000
8 50 000
8. 判定方法
判定は,JIS L 0801の10.(染色堅ろう度の判定)によって,露光終了後の試験片又は/及
びブルースケールを2時間以上暗所に放置した後,通常,灰色下敷に並べ,試験片とブルースケールとの
変退色を視感によって比較判定する。
9. 記録
試験の記録は,試験報告書に次の事項について行う。
a) この規格の名称及び/又は番号
b) 試料の明細
c) 使用した露光装置
d) 試験結果
1) 第1露光法及び第2露光法の場合 日光堅ろう度の等級は,試験片と同程度の変退色を示したブル
ースケールの級で表し,用いた露光方法を括弧の中に付記して,次の例のように表示する。
例1. 日光試験(第2露光法) 6級
例2. 日光試験(第1露光法) 7級
なお,判定の結果が二つの級の中間にあるときには,例えば,“4級以上5級未満”のように表す。
ただし,3級以下はこのような表示はしない。
試験片の変退色挙動がブルースケールの場合と著しく異なるため,二つの露光段階における試験
片の等級が異なった場合には,これらの等級を算術平均し,その結果を日光堅ろう度表示の等級に
丸める(4)。
注(4) 例えば,試験の結果,二つの段階の等級をそれぞれ“5級”及び“4級以上5級未満”と判定し
たときの算術平均の方法は,4級以上5級未満のような中間等級は4.5級とし,これと5級との
――――― [JIS L 0841 pdf 10] ―――――
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JIS L 0841:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 105-B01:1994(MOD)
JIS L 0841:2004の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 0841:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISL0886:2005
- ホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法
- JISR3202:2011
- フロート板ガラス及び磨き板ガラス