この規格ページの目次
JIS L 0886:2005 規格概要
この規格 L0886は、染色した繊維製品のホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法について規定。
JISL0886 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L0886
- 規格名称
- ホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法
- 規格名称英語訳
- Test methods for the detection and assessment of photochromism
- 制定年月日
- 1974年6月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 105-B05:1993(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 繊維 2020
- 改訂:履歴
- 1974-06-01 制定日, 1978-04-01 確認日, 1983-06-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1992-02-01 改正日, 1998-11-20 改正日, 2005-01-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS L 0886:2005 PDF [8]
L 0886 : 2005
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人スガウェ
ザリング技術振興財団(SWTF)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS L 0886:1998は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 105-B05:1993,Textiles−Tests for
colour fastness−Part B05 : Detection and assessment of photochromismを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS L 0886には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS L 0886 pdf 1] ―――――
L 0886 : 2005
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 要旨・・・・[2]
- 4. 定義・・・・[2]
- 5. 試験の種類・・・・[2]
- 6. 装置及び材料・・・・[2]
- 7. 試験片の調製・・・・[2]
- 8. 操作・・・・[2]
- 9. 判定・・・・[3]
- 10. 記録・・・・[3]
- 附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表・・・・[4]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS L 0886 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 0886 : 2005
ホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法
Test methods for the detection and assessment of photochromism
序文
この規格は,1993年に第4版として発行されたISO 105-B05 Textiles − Tests for colour fastness −
Part B05 : Detection and assessment of photochromismを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,染色した繊維製品のホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法につい
て規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 105-B05:1993,Textiles − Tests for colour fastness − Part B05 : Detection and assessment of
photochromism (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
備考 ISO 105-A01:1994 Textiles−Tests for colour fastness−Part A01: General principles of testingか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0804 変退色用グレースケール
備考 ISO 105-A02:1993 Textiles−Tests for colour fastness−Part A02: Grey scale for assessing change
in colourからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0841 日光に対する染色堅ろう度試験方法
備考 ISO 105-B01:1994 Textiles−Tests for colour fastness−Part B01: Colour fastness to light:
Daylightからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0843 キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
備考 ISO 105-B02:1994 Textiles−Tests for colour fastness−Part B02: Colour fastness to artificial light:
Xenon arc fading lamp testからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0850 ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
――――― [JIS L 0886 pdf 3] ―――――
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L 0886 : 2005
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3. 要旨
試験片を規定の方法に基づいて短時間露光し,露光終了直後及び更に規定時間暗所に放置した
後の変退色の程度を,それぞれ変退色用グレースケールによって判定する。
4. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) ホトクロミズム 染色物に対し光を照射した場合,これに変退色を生じるが,照射を中止し,所定時
間暗所に放置することによって,原色にまで復色する現象。
5. 試験の種類
この試験は,耐光試験機を用いて行うが,光源の種類によってキセノンアーク灯光法及
び紫外線カーボンアーク灯光法の2種類がある。これらは独立した別の試験であり,試験の目的に適した
1種類を選んで行う。
6. 装置及び材料
装置及び材料は,次による。
a) ブルースケール JIS L 0841の5.a)(ブルースケール)に規定する1級のもの。
b) 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。
c) キセノンアーク灯形耐光試験機 JIS L 0843に規定するもの。
d) 紫外線カーボンアーク灯形耐光試験機 JIS L 0842に規定するもの。
e) 不透明覆い 不透明覆いは,通常,光線に対して完全に不透明な白厚紙(以下,覆いという。)とし,
その他の薄い不透明物,例えば,アルミニウムはくをはり付けた板紙などを用いた場合には,その旨
を記録に付記する。
f) 白厚紙 白厚紙は,厚さ約0.51.0 mm,Y値が70 %以上,かつ,通常蛍光を含まない白色の厚紙。
7. 試験片の調製
試験片の大きさは,1 cm×4.5 cmより小さくないものとし,これを白厚紙の上に取り
付け,長辺の半分を不透明覆いで覆って調製する。その他の事項については,JIS L 0841の6.(試験片の
調製)による。
8. 操作
操作は,キセノンアーク灯光法についてはJIS L 0843,及び紫外線カーボンアーク灯光法につ
いてはJIS L 0842によって,次のように行う。
適切な大きさの1級ブルースケールの半分を不透明覆いで覆って露光し,変退色用グレースケールの4
号に相当する変退色(標準退色)を生じたら露光を中断し,それに要した時間(T)を測定する。次に半
分に覆った試験片を前記の露光条件で1/4T時間露光する。露光が終わったら,直ちに試験片を取り出し,
不透明覆いを取り外し,露光部分と覆われていた部分との色の開きを変退色用グレースケールによって判
定する(1)。
この場合,色の差が変退色用グレースケールの4号以下又はこれに達しなければ,試験片はホトクロミ
ズムがないと判定し,更に試験操作を行う必要はない。色の差が変退色用グレースケールの4号より大き
い場合は,次に試験片をJIS Z 8703に規定する温度20℃±2 ℃,相対湿度(65±2)%の標準状態の暗所
に1時間放置した後,復色を促進させるために,更に大気圧下で60秒間蒸熱し,その色の差を再び変退色
用グレースケールによって判定する。
注(1) 露光によっては試験片の表面温度が上がるために生じる変退色を示すものがあるので,ホトク
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L 0886 : 2005
ロミズムと混同しないように注意することが必要である。この場合,例えば,JIS L 0850の6.1.1
(乾燥試験)によってその有無を確認することが望ましい。
9. 判定
露光終了直後及び更に規定時間放置した後の試験片の露光部分と露光しなかった部分との色の
差の程度の判定は,JIS L 0801の10(染色堅ろう度の判定)による。
10. 記録
記録には,次の事項を記載する。
a) この規格の番号
b) 試験片の明細(試験片の大きさなど)
c) 試験結果 露光終了直後の試験片の露光部分と露光しなかった部分との色の差が変退色用グレースケ
ールの4号より大きく,更に規定時間放置した後の色の差が4-5号,又はこれに達しなければ,ホト
クロミズムを示すものとして,露光終了後のグレースケールによる判定結果を次の例のように,前に
“P”を付けて記録する。
なお,キセノンアーク灯光法の場合は,試験の種類を付記する。また,必要に応じて耐光堅ろう度
に併記してもよい。
例1. キセノンアーク灯光法によって試験し,ホトクロミズム3-4の場合
ホトクロミズム試験 (キセノンアーク灯光試験 A法,水冷式) P3-4
例2. 紫外線カーボンアーク灯光法によって試験し,耐光堅ろう度(紫外線カーボンアーク灯光法,
第1露光法)5級にホトクロミズム3を併記する場合
耐光堅ろう度(紫外線カーボンアーク灯光法,第1露光法) 5級(P3)
――――― [JIS L 0886 pdf 5] ―――――
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JIS L 0886:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 105-B05:1993(MOD)
JIS L 0886:2005の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 0886:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISL0841:2004
- 日光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0843:2006
- キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0850:2015
- ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態