5
L 2513 : 2000
2) その他のもの
F2 F2 F3 D1 D2
F n
3 3 3 D3 D2
ここに, F : 引張強さ (N)
F2 : 直近の太い原糸繊度の片より3本のものの引張強さの最低値
(N)
F3 : 直近の細い原糸繊度の片より3本のものの引張強さの最低値
(N)
D1 : 当該原糸繊度 (dtex)
D2 : 直近の太い原糸繊度 (dtex)
D3 : 直近の細い原糸繊度 (dtex)
n : 当該合糸数
4.6 引張強さ変動率 引張強さ変動率は,6.7によって試験したとき,11.5%以下とする。
4.7 より数変動率 より数変動率は,6.8によって試験したとき,7.5%以下とする。
4.8 合糸数 合糸数は,6.9によって試験したとき,表示された合糸数と一致しなければならない。
4.9 染色堅ろう度 染色堅ろう度は,6.10によって試験したとき,次のとおりとする。ただし,紙袋な
どの口縫い糸であって,標識用として染色したものを除く。
a) 普通染 洗濯試験の判定が変退色3級以上汚染3級以上であり,かつ,摩擦試験の判定が3級以上で
あること。
b) 洗濯堅ろう染 強洗濯試験の判定が変退色4級以上汚染4級以上であり,かつ,摩擦試験の判定が3
級以上であること。
c) 堅ろう染 強洗濯試験の判定が変退色4級以上汚染4級以上であり,摩擦試験の判定が3級以上であ
り,かつ,耐光試験の判定が4級以上であること。
4.10 仕立て ポリノジック縫糸の仕立ては,原則として管巻とし,仕立ての状態は,良好でなければな
らない。
5. 材料 材料は,縫糸に適した良質のポリノジック糸又はポリノジックの混用割合が50%(正量混紡率)
以上の綿混紡ポリノジック糸を使用する。
6. 試験方法
6.1 試験室及び試料の準備 試験室は,原則として標準状態(5)とする。試料は,この試験室内に放置し
て1時間以上の間隔で質量を測定し,その前後の質量差が,後の質量の0.1%以内となったものを用いる。
ただし,試料を標準状態にするには,乾いた方の状態から吸湿させる。
注(5) IS L 0105の4.1に規定する標準状態とする。
備考 試験室が標準状態に保たれない場合は,試験時の温度及び湿度を付記する。
6.2 つなぎ節 つなぎ節の試験は,試料を10個以上採取し,そのつなぎ節数(1)を数え,次の式によって
算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
A k
l
ここに, A : つなぎ節数(個/km)
k : 試料のつなぎ節数を合計した数(個)
l : 試料の測定長さを合計してkmに換算した値 (km)
――――― [JIS L 2513 pdf 6] ―――――
6
L 2513 : 2000
6.3 長さ 長さの試験は,JIS L 1095の9.1(糸長)によって行う。この場合,初荷重は,JIS L 1095の
6.1(初荷重)による。
6.4 質量 質量の試験は,JIS L 1095の9.3(正量)によって行う。
6.5 正量繊度 正量繊度の試験は,20g以上の試料を採取し,6.3によって糸長 (m) を求め,その糸長と
絶乾質量 (g) から次の式によって算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
OR
10 000 m 1
100
D1
L n
OR
10 000 m 1
100
D2
t
L n 1
100
ここに, D1 : 漂白又は染色加工したものの正量繊度 (dtex)
D2 : 漂白又は染色加工しないものの正量繊度 (dtex)
L : 糸長 (m)
m : 絶乾質量 (g)
OR : 公定水分率 (%)
ポリノジックミシン糸及びポリノジック製袋用縫糸は,11%
とし,綿混紡ポリノジック製袋用縫糸は,4.3の注(2)によっ
て求めた数値とする。
n : 合糸数
t : JIS L 1095の9.16(より縮み率)によって測定したより縮み
率 (%)
6.6 引張強さ 引張強さの試験は,定速緊張形引張試験機又は定速伸長形引張試験機を用いて,JIS L
1095の9.5(単糸引張強さ及び伸び率)によって行う。この場合,初荷重,つかみ間距離及び引張速度は,
次のとおりとする。
a) 初荷重 6.3と同じ値とする。
b) つかみ間距離 50cm(測定不可能な場合は25cm)とする。
c) 引張速度 30±2cm/minとする。
備考1. 測定回数は,20回以上とし,その平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
2. 引張強さに用いる試験機は,当分の間,引張強さが従来単位によって表示されたものを使用
してもよい。この場合,引張強さは,1kgf=9.806 65Nの換算率でSI単位に換算し,JIS Z 8401
によって小数点以下1けたに丸める。
6.7 引張強さ変動率 引張強さ変動率の試験は,6.6における引張強さの値を用いて,次の式によって算
出する。
(x x) 2
(n )1
Tr 100
x
ここに, Tr : 引張強さ変動率 (%)
x : 6.6によって測定した各々の引張強さ (N)
x : 6.6によって測定した引張強さの平均値 (N)
n : 測定回数
――――― [JIS L 2513 pdf 7] ―――――
7
L 2513 : 2000
6.8 より数変動率 より数変動率の試験は,JIS L 1095の8.15(より数)によって,つかみ間距離25.4cm
間のより数(6)を測定し,次の式によって算出する。この場合,初荷重は,6.3と同じ値とする。
注(6) もろよりのものについては,上より数とする。
備考 測定回数は,20回以上とする。
(y y) 2
(n )1
Yn 100
y
ここに, Yn : より数変動率 (%)
y : 各測定におけるより数
y : より数の平均値
n : 測定回数
6.9 合糸数 合糸数の試験は,6.8の試験の際,測定する。
6.10 染色堅ろう度
6.10.1 洗濯試験 洗濯試験は,JIS L 0844のA-2号による。この場合,試験に使用する添付白布は,JIS L
0803に規定する綿及び絹とする。
6.10.2 強洗濯試験 強洗濯試験は,JIS L 0844のA-4号による。この場合,試験に使用する添付白布は,
JIS L 0803に規定する綿及び絹とする。
6.10.3 摩擦試験 摩擦試験は,JIS L 0849による。この場合,試験は,摩擦試験機II形を用いて,乾燥状
態で行う。
6.10.4 耐光試験 耐光試験は,JIS L 0842による。この場合,露光方法は,第3露光法とする。
6.11 混用率 混用率の試験は,JIS L 1030-2の6.2.1(60%硫酸法)によって行う。
7. 検査方法 ポリノジック縫糸は,4.について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な
抜取検査方法によって行う。
8. 表示 ポリノジック縫糸には,製品ごとに適切な方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又はその略号
b) 原糸繊度及び合糸数(7),又は呼び(8)
注(7) 原糸繊度及び合糸数によって表示する場合は,JIS L 0104による。
(8) ポリノジックミシン糸の表示を呼びで行う場合は,例のように“コード”を“cord”と表示し
てもよい。
さらに,呼びの括弧書きは離して表示してもよい。
例 #30 (2cord)
c) 長さ又は質量
d) 洗濯堅ろう染(洗濯堅ろう染のものに限る。)
e) 堅ろう染(堅ろう染のものに限る。)
f) 家庭用品品質表示法に基づく表示
1) 繊維の組成
2) 表示者の氏名又は名称及び住所又は電話番号
――――― [JIS L 2513 pdf 8] ―――――
8
L 2513 : 2000
改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 石 川 欣 造 文化女子大学
(委員) 鷺 坂 正 通商産業省生活産業局原料紡績課
窪 田 明 通商産業省生活産業局総務課繊維企画官
地 崎 修 工業技術院標準部
横 田 昌 行 通商産業省通商産業検査所
井 口 耕 一 財団法人日本紡績検査協会
中 沢 正 隆 財団法人日本化学繊維検査協会
深 沢 保 義 財団法人撚糸・縫糸検査協会
筒 井 清次郎 日本紡績協会
古 川 元 彦 日本化学繊維協会
小 林 成 一 日本麻紡績協会
藤 井 幸 二 株式会社フジックス
儘 田 雅 夫 儘田産業株式会社
永 井 祐二郎 永井撚糸株式会社
中 村 治 夫 大黒絲業株式会社
瀬 古 廉 久 グンゼ株式会社
安 藝 雅 夫 全日本紳士服工業組合連合会
土 谷 勝 利 全日本婦人子供服工業組合連合会
関 口 基 社団法人縫製機械工業会
横 田 幸 雄 全国縫糸卸協会
齋 藤 有 常 日本百貨店協会
前 島 明 宏 日本チェーンストア協会
吉 岡 初 子 主婦連合会
川 又 幸 子 全国地域婦人団体連絡協議会
(関係者) 塩 野 博 敏 財団法人撚糸・縫糸検査協会
(事務局) 堀 部 和 作 日本縫糸工業協会
JIS L 2513:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 2513:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0842:2004
- 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1030-2:2012
- 繊維製品の混用率試験方法―第2部:繊維混用率
- JISL1095:2010
- 一般紡績糸試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方