JIS L 2512:2000 ビニロン縫糸

JIS L 2512:2000 規格概要

この規格 L2512は、ビニロン縫糸について規定。

JISL2512 規格全文情報

規格番号
JIS L2512 
規格名称
ビニロン縫糸
規格名称英語訳
Vinylon sewing thread
制定年月日
1968年10月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

59.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1968-10-01 制定日, 1971-09-01 改正日, 1974-06-01 確認日, 1978-05-01 改正日, 1980-02-01 改正日, 1985-09-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2000-02-20 改正日, 2005-06-20 確認日, 2006-07-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS L 2512:2000 PDF [11]
L 2512 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS L 2512 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS L 2512 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 2512 : 2000

ビニロン縫糸

Vinylon sewing thread

序文 この規格は,ビニロン縫糸について規定したもので,1968年(昭和43年)に制定された。今回の
改正では,引用規格の改正に伴い,引用規格の規格名称,項目番号及び関係する規定内容を変更している。
1. 適用範囲 この規格は,ビニロン縫糸について規定する。
備考 この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考とし
て併記したものである。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS L 0104 テックス方式による糸の表示
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0844 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1013 化学繊維フィラメント糸試験方法
JIS L 1030-2 繊維製品の混用率試験方法−第2部 : 繊維混用率
JIS L 1095 一般紡績糸試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 種類 ビニロン縫糸の種類は,次のとおりとする。ただし,括弧内は,種類の略号である。
a) ビニロンミシン糸
1) ビニロンフィラメントミシン糸(フィラメントミシン糸)
2) ビニロン紡績糸ミシン糸(ミシン糸)
b) ビニロン製袋用縫糸
1) ビニロン紡績糸製袋用縫糸(製袋用)
2) 綿混紡ビニロン製袋用縫糸(綿混紡製袋用)
4. 品質
4.1 外観 外観は,糸むら,よりびり,毛羽などが少なく,色沢が良好で,加工むら及び汚れが目立っ
てはならない。

――――― [JIS L 2512 pdf 2] ―――――

2
L 2512 : 2000
4.2 つなぎ節 つなぎ節数(1)は,6.2によって試験したとき,表1又は表2のとおりとする。
注(1) もろよりのものにあっては,上よりのつなぎ節数とする。
表1 ビニロンフィラメントミシン糸
単位 個/km
糸長 つなぎ節数
1 000m以下のもの 2.0以下
1 000mを超え 5 000m以下のもの 1.0以下
5 000mを超えるもの 0.5以下
表2 ビニロン紡績糸ミシン糸,

ビニロン紡績糸製袋用縫糸及び綿混紡ビニロン製袋用縫糸

                                                   単位 個/km
糸長 つなぎ節数
1 000m以下のもの 2.0以下
1 000mを超えるもの 1.0以下
4.3 長さ又は質量 1巻の長さ又は質量(2)は,6.3又は6.4によって試験したとき,表示された値に対し,
表3又は表4のとおりとする。
注(2) 質量は,絶乾質量に公定水分率 (5.0%) を加えたものとする。ただし,綿混紡ビニロン製袋用
縫糸の公定水分率は,次の式によって求めた数値とする。
a) 絶乾混紡率から算出する場合
AR1 BR2 NRn
R
100
ここに, R : 混紡糸の算出公定水分率 (%)
A, B, ···, N : 各繊維の絶乾混用率 (%)
R1, R2, ···, Rn : 各繊維の公定水分率 (%)
b) 正量混紡率から求める場合
aR1 bR2 nRn
R1 R2 Rn
1 1 1
R 100 100 100
a b n
R1 R2 Rn
1 1 1
100 100 100
ここに, R : 混紡糸の算出公定水分率 (%)
a, b, ···, n : 各繊維の正量混紡率 (%)
R1, R2, ···, Rn : 各繊維の公定水分率 (%)
備考 b)の式を展開すると,次のようになる。
100 a b n
100 R 100 R1 100 R2 100 Rn
1
又は R 1 100
a b n
100 R1 100 R2 100 Rn

――――― [JIS L 2512 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
L 2512 : 2000
各繊維の公定水分率
繊維の種類 公定水分率 (%)
綿 8.5
毛 15.0(3)
絹 12.0(4)
亜麻及びラミー 12.0
ジュート 13.75
レーヨン 11.0
ポリノジツク 11.0
キュプラ 11.0
アセテート 6.5
トリアセテート 3.5
プロミックス 5.0
ナイロン 4.5
ビニロン 5.0
ビニリデン 0
ポリ塩化ビニル 0
ポリエステル 0.4
アクリル及びアクリル系 2.0
ポリエチレン 0
ポリプロピレン 0
ポリウレタン 1.0
ポリクラール 3.0
ベンゾエート 0.4
ガラス繊維 0
アラミド 7.0
注(3) 標準状態における水分率を示し,
特別の場合を除き,これを用いる。
(4) 練絹の場合を示す。
表3 長さ(長さ表示のもの)
単位%
長さ 許容差
1 000m以下のもの +10.0
− 2.0
1 000mを超え 5 000m以下のもの + 9.5
− 1.5
5 000mを超えるもの + 9.0
− 1.0
表4 質量(質量表示のもの)
単位%
質量 許容差
50g以下のもの +7.0
−2.0
50gを超え 100g以下のもの +6.0
−1.5
100gを超えるもの +5.0
−1.0

――――― [JIS L 2512 pdf 4] ―――――

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L 2512 : 2000
4.4 正量繊度 ビニロン紡績糸ミシン糸,ビニロン紡績糸製袋用縫糸及び綿混紡ビニロン製袋用縫糸の
正量繊度は,6.5によって試験したとき,表示された原糸繊度に対し,次のとおりとする。
15 ─
a) 漂白又は染色加工したもの 5
57 ─
b) 漂白又は染色加工しないもの
備考1. 正量繊度は,より縮みを加えて算定するものとする。
2. 防水などの加工によって増量するものの繊度は,増量分を除いて算定するものとする。
4.5 引張強さ 引張強さは,次のとおりとする。
a) ビニロンフィラメントミシン糸 ビニロンフィラメントミシン糸の引張強さは,6.6によって試験した
とき,原糸繊度と合糸数の組合せによって,表5を満足しなければならない。
表5 ビニロンフィラメントミシン糸
呼び 原糸繊度 合糸数 引張強さ(最低値)
dtex [{D}] N [{gf}]
# 1(9コード)267 [{240}] 3×3 106 [{ 10 800}]
# 5(6コード) 2×3 70.7 [{ 7 200}]
# 8(4コード) 1×4 47.1 [{ 4 800}]
#20(3コード) 1×3 35.4 [{ 3 600}]
#30(2コード) 1×2 22.1 [{ 2 250}]
#30(3コード)167 [{150}] 1×3 20.6 [{ 2 100}]
#40(3コード)110 [{100}] 13.3 [{ 1 350}]
#50(2コード) 1×2 8.9 [{900}]
b) ビニロン紡績糸ミシン糸 ビニロン紡績糸ミシン糸の引張強さは,6.6によって試験したとき,原糸繊
度と合糸数の組合せによって,表6を満足しなければならない。
表6 ビニロン紡績糸ミシン糸
呼び 原糸繊度 合糸数 引張強さ(最低値)
dtex N [{gf}]
{原糸番手S}
# 2(15コード) 300 [{20}] 5×3 133 [{ 13 500}]
# 3(12コード) 4×3 108 [{ 11 000}]
# 4( 9コード) 3×3 92.7 [{ 9 450}]
# 4( 8コード) 2×4 82.4 [{ 8 400}]
# 5( 6コード) 2×3 61.8 [{ 6 300}]
# 6( 5コード) 5 51.5 [{ 5 250}]
# 8( 4コード) 4 41.2 [{ 4 200}]
#20( 3コード) 3 30.9 [{ 3 150}]
#30( 2コード) 2 19.7 [{ 2 000}]
#30( 3コード) 175 [{34}] 3 17.7 [{ 1 800}]
#40( 3コード) 145 [{40}] 13.8 [{ 1 400}]
#50( 2コード) 175 [{34}] 2 11.3 [{ 1 150}]
#60( 2コード) 145 [{40}] 7.9 [{ 800}]
c) ビニロン紡績糸製袋用縫糸 ビニロン紡績糸製袋用縫糸の引張強さは,6.6によって試験したとき,原
糸繊度と合糸数の組合せによって,表7を満足しなければならない。

――――― [JIS L 2512 pdf 5] ―――――

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