JIS L 4003:1997 少女用衣料のサイズ | ページ 2

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L 4003-1997
備考 上記の式の括弧の中の右側は,ピッチの21である。
(2) 表示された数値が範囲表示である場合には,当該既製衣料品は,その範囲の着用者に適正に着用でき
なければならない。
付表1 服種別サイズの表し方
基本身体寸法の表示順位
服種及び着用区分 サイズの表し方
1 2
コート類 フィット性を必要 表2-1,表2-2,表3-1,身長 胸囲
とするもの 表4-1及び表5-1
フィット性をあま 表7 身長 −
り必要としないも

身長
ドレス・ホ フィット性を必要 表2-1,表2-2,表3-1, 胸囲
ームドレ とするもの 表4-1及び表5-1
ス類 フィット性をあま 表7 身長 −
り必要としないも

上衣類 フィット性を必要 表2-1,表2-2,表3-1,身長 胸囲
とするもの 表4-1及び表5-1
フィット性をあま 表7 胸囲 −
り必要としないも

スカート フィット性を必要 表2-3,表24,表3-2, 身長 胴囲
類 とするもの 表4-2及び表5-2
フィット性をあま 表7
り必要としないも

ズボン類 フィット性を必要 表28,表24,表3-2, 身長 胴囲
(2) とするもの 表4-2及び表5-2
フィット性をあま 表7
り必要としないも

セータ・カーディガン及びジャ 表7 胸囲 −
ケット類
ブラウス・ フィット性を必要 表6-1及び表6-2 胸囲 −
シャツ類 とするもの
フィット性をあま 表7
り必要としないも

オーバーオール及びロンパース類 表7 身長 −
寝衣類 表7 身長 −
下着類 全身用 スリップ類 表7 身長 −
その他 表7
上半身用 表7 胸囲 −
下半身用 表7 腰囲 −
水着類 ワンピース 表7 身長 −
ツーピース 表7 胸囲 腰囲
注(2) 運動用のズボンなどについては,胴囲を省略することができる。

――――― [JIS L 4003 pdf 6] ―――――

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付図1 主な表示例

――――― [JIS L 4003 pdf 7] ―――――

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付図1 (続き)

――――― [JIS L 4003 pdf 8] ―――――

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附属書 ISO規格に基づくサイズの表示
1. 適用範囲 この規格は,ISO 3637及びISO 4416に基づいて,少女用衣料を次のとおり分類してサイ
ズ表示システムを規定したものである。
(1) 上半身用
(2) 全身用
(3) 下半身用
2. 引用規格 この規格は,次の国際規格と一緒に読む必要がある。
ISO 3635 衣料品のサイズの表示−定義と身体測定手順
3. 用語の定義 この規格で用いる定義は,ISO 3635によるほか,次のとおりとする。
少女 身長の成長がまだ止まっていない女子。
4. 基本身体寸法 基本身体寸法は,附属書表1及び附属書表2のとおりとする。
附属書表1 上半身用又は全身用の少女用衣料
衣服の種類 基本身体寸法
上半身用及び (1) 身長
コート,ジャケ
ット,ドレス, (2) バスト
全身用(ニット
ウェア及び水 スーツ,ガウ (3) ヒップ
着以外のもの)
ン,オーバーオ
ール他
ニットウェア プルオーバー (1) バスト
カーディガン (2) 身長
セーター
水着 水泳用スーツ (1) バスト
入浴用スーツ (2) ヒップ
附属書表2 下半身用の少女用衣料
衣服の種類 基本身体寸法
下半身用 (1) 身長
スカート,ズボ
(2) ヒップ
ン,半ズボンな

5. サイズの表示 サイズの表示は,次のとおりとする。
(1) それぞれの少女用衣料の表示は,少女用衣料基本身体寸法によってcm単位で表す(4.参照)。実際に
使用するときは,ISO 3635で示す絵表示にサイズの表示を示して用いる(6.4参照)。絵表示を使用し
ないときは,4.に示した身長,バスト,ヒップなどの用語と一緒に基本身体寸法の数値を書き,4.に示
した順序に並べる。

――――― [JIS L 4003 pdf 9] ―――――

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なお,次のように表示してもよいし,規格本体によって規定された表示方法によってもよい。
(a) 一つ又は二つの適切な基本身体寸法によるサイズの表示。
(b) 基本身体寸法を最小値と最大値の範囲で示したサイズの表示。最小値と最大値は,斜めの線又はハ
イフンで分離して表す。
(2) 少女用衣料の寸法は,サイズの表示と一緒にできない。ただし,サイズの表示と分離して示すことが
できる(6.3参照)。
6. ラベル付け
6.1 方法 それぞれの衣服のサイズの表示は,ラベル若しくは下げ札又は両方に明りょうに,目立つよ
うに,かつ,簡素に読みやすく示す必要がある。絵表示は,その場で理解できる十分な大きさで,数字は
いかなる場合にも容易に読み取れなくてはならない。
6.2 取付け ラベル又は下げ札は,少女用衣料に確実にそして読み取りやすい場所に取り付けなければ
ならない。
6.3 追加の情報 サイズの表示に関連する追加の情報は,サイズ表示が見やすい状態であれば,ラベル
若しくは下げ札又は両方にサイズの表示と分けて表示できる。このような追加の情報には,サイズのコー
ド番号,基本身体寸法又は衣料寸法がある。
6.4 ラベルの例 附属書図1に示したラベルの例は,関係する基本身体寸法を簡単に指示したものに並
べて,衣料寸法,サイズのコード番号のような追加情報を加え,より丁寧な形にしてラベルの記載方法を
図示したものである。図示したように,基本身体寸法と分離して表示した追加情報のサイズのコード番号
は,ある国又は限られたグループの人々にだけ採用されたサイズ表示システムの一部であることが容易に
認識できる。
なお,サイズを文字で表示する場合は,英語で差し支えないが,日本語も併記することが望ましい。

――――― [JIS L 4003 pdf 10] ―――――

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JIS L 4003:1997の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3637:1977(MOD)
  • ISO 4416:1981(MOD)

JIS L 4003:1997の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 4003:1997の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISL0111:2006
衣料のための身体用語
JISL0112:2003
衣料の部分・寸法用語
JISL0215:1984
繊維製品用語(衣料)