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JIS L 4003:1997 規格概要
この規格 L4003は、少女用の既製衣料品のサイズ及び表示方法について規定。サイズ及び表示方法については,附属書に規定する”ISO規格に基づくサイズの表示”によってもよい。この場合のサイズの種類は,特に規定しない。
JISL4003 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L4003
- 規格名称
- 少女用衣料のサイズ
- 規格名称英語訳
- Sizing systems for girls' garments
- 制定年月日
- 1980年3月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3637:1977(MOD), ISO 4416:1981(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 61.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 繊維 2020
- 改訂:履歴
- 1980-03-01 制定日, 1984-07-01 改正日, 1990-02-01 確認日, 1997-06-20 改正日, 2003-12-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS L 4003:1997 PDF [12]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 4003-1997
少女用衣料のサイズ
Sizing systems for girls' garments
序文 この規格は,体型調査結果を分析した結果をもとにJIS L 4003-1990を改正するとともに,ISO 3637
(Size designation of clothes−Womens and girls outerwear garments) 及びISO 4416 (Size designation of clothes
−Women s and girls underwear, nightwear, foundation garments and shirts) に整合化を図ったものである。
1. 適用範囲 この規格は,少女用の既製衣料品のサイズ及び表示方法について規定する。
なお,サイズ及び表示方法については,附属書に規定する“ISO規格に基づくサイズの表示”によって
もよい。この場合のサイズの種類は,特に規定しない。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS L 0111 衣料のための身体用語
JIS L 0112 衣料の部分・寸法用語
JIS L 0215 纎維製品用語(衣料)
ISO 3635 : 1981 Size designation of clothes−Definitions and body measurement procedure
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 3637 : 1977 Size designation of clothes−Womens and girls outerwear garments
ISO 4416 : 1981 Size designation of clothes−Womens and girls underwear, nightwear, foundation
garments and shirts
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS L 0111,JIS L 0112及びJIS L 0215によるほか,
次のとおりとする。
(1) 少女 身長の成長が止まっていない乳幼児以外の女子。
(2) 既製衣料品 付表1に示す衣服。
(3) 既製衣料品のサイズ 既製衣料品の全体としての大きさ。基本身体寸法で表す。
(4) 基本身体寸法 既製衣料品のサイズの基礎となる身体部位の寸法。既製衣料品のサイズとしてセンチ
メートル単位で表す。
3. 着用区分 既製衣料品は,着用の仕方によって,次のとおり区分する。
(1) 全身用 主として,全身に着用する既製衣料品。
(2) 上半身用 主として,上半身に着用する既製衣料品。
(3) 下半身用 主として,下半身に着用する既製衣料品。
――――― [JIS L 4003 pdf 1] ―――――
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L 4003-1997
4. 基本身体寸法 この規格で用いる基本身体寸法は身長,胸囲(バスト),胴囲(ウエスト)及び腰囲(ヒ
ップ)とする。
5. サイズの表し方の種類 サイズの表し方の種類は,次のとおりとする。
(1) 体型区分表示
(2) 単数表示
(3) 範囲表示
6. 体型区分表示
6.1 体型区分 体型の区分は,表1のとおりとする。
表1 体型区分
体型 意味
A体型 日本人の少女の身長を,90cmから175cmの範囲内で,
10cm間隔で区分したとき,身長と胸囲又は身長と胴囲
の出現率が高い胸囲又は胴囲で示される少女の体型。
Y体型 A体型より胸囲又は胴囲が6cm小さい人の体型。
B体型 A体型より胸囲又は胴囲が6cm大きい人の体型。
E体型 A体型より胸囲又は胴囲が12cm大きい人の体型。
6.2 サイズの種類と呼び方 体型区分別のサイズの種類と呼び方は,表2-1表5-3のとおりとする。
表2-1 A体型(身長及び胸囲)
単位 cm
呼び方 90A 100A 110A 120A 130A 140A 150A 160A 170A
基本身体寸法 身長 90 100 110 120 130 140 150 160 170
胸囲 48 52 56 60 64 68 74 80 86
表2-2 A体型(身長及び胸囲)
単位cm
呼び方 95A 105A 115A 125A 135A 145A 155A 165A 175A
基本身体寸法 身長 95 105 115 125 135 145 155 165 175
胸囲 50 54 58 62 66 71 77 83 89
表2-3 A体型(身長及び胴囲)
単位 cm
呼び方 90A 100A 110A 120A 130A 140A 150A 160A 170A
基本身体寸法 身長 90 100 110 120 130 140 150 160 170
胴囲 46 48 50 52 54 56 59 62 65
表2-4 A体型(身長及び胴囲)
単位 cm
呼び方 95A 105A 115A 125A 135A 145A 155A 165A 175A
基本身体寸法 身長 95 105 115 125 135 145 155 165 175
胴囲 47 49 51 53 55 58 61 64 67
――――― [JIS L 4003 pdf 2] ―――――
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L 4003-1997
表3-1 Y体型(身長及び胸囲)
単位 cm
呼び方 120Y 130Y 140Y 150Y 160Y 170Y
基本身体寸法 身長 120 130 140 150 160 170
胸囲 54 58 62 68 74 80
表3-2 Y体型(身長及び胴囲)
単位 cm
呼び方 120Y 130Y 140Y 150Y 160Y 170Y
基本身体寸法 身長 120 130 140 150 160 170
胴囲 46 48 50 53 56 59
表4-1 B体型(身長及び胸囲)
単位 cm
呼び方 120B 130B 140B 150B 160B 170B
基本身体寸法 身長 120 130 140 150 160 170
胸囲 66 70 74 80 86 92
表4-2 B体型(身長及び胴囲)
単位 cm
呼び方 120B 130B 140B 150B 160B 170B
基本身体寸法 身長 120 130 140 150 160 170
胴囲 58 60 62 65 68 71
表5-1 E体型(身長及び胸囲)
単位 cm
呼び方 130E 140E 150E 160E
基本身体寸法 身長 130 140 150 160
胸囲 76 80 86 92
表5-2 E体型(身長及び胴囲)
単位 cm
呼び方 130E 140E 150E 160E
基本身体寸法 身長 130 140 150 160
胴囲 66 68 71 74
備考 身長に対して胴囲が著しく大きなものが必要な場合には,特
例として,次の表5-3を適用することができる。ただし,この
場合対応する身長を範囲で表示する。
表5-3 E体型(胴囲)
単位 cm
基本身体寸法 胴囲 72 75 78 81
表示例 : 身長140150
胴囲 75
7. 単数表示 単数表示は,表6-1及び表6-2のとおりとする。
――――― [JIS L 4003 pdf 3] ―――――
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L 4003-1997
表6-1 単数表示(胸囲)
単位 cm
呼び方 90 100 110 120 130 140 150 160 170
基本身体寸法 胸囲 48 52 56 60 64 68 74 80 86
表6-2 単数表示(胸囲)
単位 cm
呼び方 95 105 115 125 135 145 155 165 175
基本身体寸法 胸囲 50 54 58 62 66 71 77 83 89
8. 範囲表示 範囲表示は,表7のとおりとする。
表7 範囲表示
単位 cm
呼び方 90 100 110 120 130 140
基本身体寸法 身長 8595 95105 105115 115125 125135 135145
胸囲 4551 49 55 53 59 57 63 61 67 64 72
胴囲 4349 45 51 47 53 49 55 51 57 53 59
腰囲 5157 55 61 58 66 62 70 66 74 70 78
呼び方 150 160 170
基本身体寸法 身長 145155 155165 165175
胸囲 70 78 76 84 82 90
胴囲 56 63 58 66 61 69
腰囲 76 84 82 90 88 96
9. 服種別及び着用区分ごとのサイズの表示方法
9.1 基本身体寸法の表示 既製衣料品のサイズは,次の(1)又は(2)に示す方法によって表示する。
基本身体寸法については,付表1の左欄に掲げる品目及び着用区分ごとに,同表の右欄に示す基本身体
寸法を同表の中央欄に示された方法によって表示する。
備考1. 表2-1表7に基づかない任意のサイズを表示する場合は,基本身体寸法においては範囲表示
とし,その着用できる範囲を示さなければならない。
2. 基本身体寸法を表示する場合,単位を示すcmの文字は,省略することができる。
(1) サイズ絵表示(ピクトグラム)による方法 サイズ絵表示による表示方法は,図1に示す図柄を用い,
次のとおりとする。
図2に示すように基本身体寸法の位置及びその数値を表示する欄を身長については,図の右側に,
胸囲(バスト),胴囲(ウエスト)及び腰囲(ヒップ)は,図の左側に示し,その欄に数値を表示する
(付図1の1.1参照)。
――――― [JIS L 4003 pdf 4] ―――――
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L 4003-1997
図1 サイズ絵表示 図2 サイズ絵表示による表示方法
備考1. 図の大きさは,任意の見やすい大きさとする。
2. 数値を示す欄は,原則として枠で囲む。ただし,これを省略することができる。
(2) 寸法列記による方法 “サイズ”,“SIZE”などの文字を用いて,これに基本身体寸法の名称及びその
数値を併記して表示する。この場合基本身体寸法の表示順位は,原則として付表1の右欄に掲げられ
た順位によることとし,上から下,又は左から右の順に表示する。
備考 上衣とズボンなど,二つ以上の品目が一そろいとして販売される既製衣料品について,それぞ
れの品目に表示する基本身体寸法を,そのいずれかの品目に一括して表示することができる。
9.2 基本身体寸法の表示 9.1による表示をした場合に限り,その他の身体部位又は衣料部位のサイズを
表示することができる。ただし,この場合は,9.1による表示と区別して表示する。
9.3 記号の表示 9.1による表示が,この規格の各表に示された数値である場合に限り,それらの数値に
対応して規定された呼び方としての記号を付記することができる。ただし,この場合,9.1又は9.2による
表示と区別して表示する(付図1の1.1,2.1など参照)。
備考1. 表2-1表7に基づかない任意のサイズを表示する場合は,この呼び方の記号及びこれらと紛
らわしい記号は使用してはならない。
2. 呼び方の記号だけによるサイズの表示はしてはならない。
10. 表示票 9.による表示は,表示票(1)に表示者の氏名又は名称を付記し,見やすい箇所に見やすいよう
に表示する。
なお,表示票に9.による表示を行った場合に限り,表示票以外に表示を行う場合には,呼び方の記号だ
けを表示してもよい。
注(1) 下げ札,包装などをいう。
11. 表示の適合性 表示された数値が,次の場合には,それぞれに規定する適合性をもつものとする。
(1) 表示された数値が体型区分表示又は単数表示である場合には当該既製衣料品は,次の範囲の着用者に
適正に着用できなければならない。
表示値 この規格の表中の表示 値に最も近い値の小さ い数値または最も近い 値の大きい数値
表示値− から
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表示値 この規格の表中の表示 値に最も近い値の小さ い数値または最も近い 値の大きい数値
表示値 まで
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――――― [JIS L 4003 pdf 5] ―――――
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JIS L 4003:1997の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3637:1977(MOD)
- ISO 4416:1981(MOD)
JIS L 4003:1997の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 4003:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0111:2006
- 衣料のための身体用語
- JISL0112:2003
- 衣料の部分・寸法用語
- JISL0215:1984
- 繊維製品用語(衣料)