JIS L 4129:2015 子ども用衣料の安全性―子ども用衣料に附属するひもの要求事項 | ページ 2

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3.7
伸縮性のひも
高い伸縮性及び回復性をもつゴム,エラストマーなどの弾性素材を使用した引きひも,装着ひも又は装
飾ひも。
3.8
結びベルト又は帯
衣料の腰部に巻き付けるテープ状(縫製品を含む。)の引きひも,装着ひも又は装飾ひも。
3.9
ループ
両端が衣料に取り付けられており,長さが固定されているか又は調節が可能な曲線状の引きひも,装着
ひも,装飾ひも及びひも状の縫製品。
3.10
トグル
ひもに取り付けられているか又はひもの上に存在する木,プラスチック,金属又はその他の素材の一片。
注記 トグルは機能的であっても機能的でなくてもよい。
3.11
ファスナ引手
ファスナの操作を容易にするためにスライダに取り付けられた,繊維,プラスチック,金属又はその他
の素材の一片。
3.12
ファスナスライダ
移動させることによって,チェーンの開閉を行うもので,通常,スライダ本体及び引手で構成され,連
動部分を分離又は結合することによってファスナを開閉するための,あらゆるタイプの可動構成部品。
注記 スライダには固定装置が組み込まれていてもよい。また,前面及び後面の両方からの操作を容
易にするためのリバーシブル用引手又は両面引手付きのスライダも含む。
3.13
自由端
ひもの両端又は片端が,衣料に取り付けられていない状態。
3.14
締結点
着用を意図したひもの結び目の位置。
3.15
頭部及びけい(頸)部の範囲
頭頂部から脇[えきか(腋窩)部]と同じ高さの胸頂部まで,及び脇から垂直に上がった両肩の二つの
点の間の身体部分。背面の場合は,両肩の二つの点を結ぶラインから上の身体部分(図1及び図2のA参
照)。
3.16
胸部及び腰部の範囲
脇(えきか部)と同じ高さの胸頂部から,股と同じ高さのでん部までの身体部分(図1のB参照)。

――――― [JIS L 4129 pdf 6] ―――――

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3.17
股から下の範囲
股と同じ高さのでん部から下の身体部分(図1のC参照)。
3.18
背面の範囲
胴体及び足の後部分(図2のD参照)。
3.19
腕の範囲
脇(えきか部)から垂直に上がった肩の点から掌までの身体部分(図1及び図2のE参照)。
A 頭部及びけい(頸)部の範囲
B 胸部及び腰部の範囲
C 股から下の範囲
D 背面の範囲
E 腕の範囲
図1−身体の正面 図2−身体の背面

4 要求事項

4.1 一般

  子ども用衣料の一般要求事項は,次による。
a) 引きひも,装着ひも及び結びベルト又は帯の自由端は,次の事項に留意し,何かに引っ掛かるリスク
を最小限に抑える仕様にしなければならない。
1) 何らかの立体感のある装飾があってはならない。
2) ほつれを防ぐ方法の一つである結び目は,あってはならない。ただし,結び目に対してリスクアセ
スメントを実施し,リスクが許容可能な範囲まで低減した根拠となる資料,データなどをもつ場合
は,この限りではない。
3) ほつれを防ぎ,ひもより厚くならない方法として,例えば,何らかの縫い止め,ヒートカット,靴

――――― [JIS L 4129 pdf 7] ―――――

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ひもの先にあるようなアグリット(Aglet)などの加工がある。
なお,ヒートカット,アグリットなどの加工を施す場合は,加工部分の硬化,突起の状態によっ
て身体を傷つけるなどの危険性が生じるため,これらの危険性を十分に留意し,適切な加工を施さ
なければならない。
b) トグルは,自由端のない引きひも及び装飾ひもだけに用いることができる(図3参照)。
図3−自由端のないトグル付き引きひもの例
c) 引きひもを用いる場合は,ひもの出し口から等距離に位置する少なくとも1か所で,例えば,素抜け
を防止するための縫い止めによって,衣料に取り付けなければならない(図4参照)。
図4−素抜けを防止するための縫い止めの付いた引きひもの例
d) ベルトなどを通す目的で,衣料から突き出る固定ループは,円周が75 mmを超えてはならない。ベル
ト通しなど衣料から突き出ない平らな固定ループは,衣料との接合点間の長さが75 mmを超えてはな
らない(図5参照)。
1
2
1 長さ75 mmを超えてはならない。
2 長さ75 mmを超えてはならない。
図5−ベルト通しの例

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e) 何らかの装飾を含むファスナ引手は,ファスナスライダからの長さが75 mmを超えてはならず,くる
ぶしまでのデザインの衣料の裾から下に垂れ下がる場合は,10 mmを超えてはならない(図6参照)。
1 長さ75 mmを超えてはならない。
2 長さ10 mmを超えてはならない。
図6−くるぶしまでのデザインの衣料の許容する裾の例
f) 引きひも,装着ひも及び装飾ひもの長さの測定は,附属書Dによる。

4.2 頭部及びけい部の範囲

(図1及び図2のA参照)4.2.1 年少の子ども用衣料の頭部及びけい部の範囲
年少の子ども用衣料の頭部及びけい部の範囲の要求事項は,次による。
a) 引きひも,装着ひも及び装飾ひもが付いた衣料をデザイン,製造及び供給してはならない。
b) 調節タブは,長さが75 mmを超えてはならない。
c) ショルダーストラップは,衣料の前部及び後部に取り付けた1本の連続した生地又は装着ひもで構成
しなければならない。ショルダーストラップに取り付けた装飾ひもの場合は,長さが75 mmを超える
自由端がなく,固定ループは円周が75 mmを超えない範囲とする(図7参照)。また,装飾ひもは,
伸縮性のひもであってはならない。
2
1
1 長さ
年少の子ども用衣料の場合 : 75 mmを超えてはならない。
年長の子ども用衣料の場合 : 140 mmを超えてはならない。
2 長さ75 mmを超えてはならない。
図7−ショルダーストラップに取り付けた装飾ひもの例

――――― [JIS L 4129 pdf 9] ―――――

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d) ホルターネックひもは,頭部及びけい部の範囲に自由端があってはならない(図8参照)。
a) 自由端のある許容しない例 b) 自由端のない許容する例
図8−ホルターネックひもの例
e) ちょう結びなどをした装飾は,縫い合せその他の方法で取り付けた場合,長さが75 mmを超える自由
端があってはならない。いかなるループも,円周が75 mmを超えてはならない(図9参照)。
1
2
1 長さ75 mmを超えてはならない。
2 長さ75 mmを超えてはならない。
図9−許容するループの例
4.2.2 年長の子ども用衣料の頭部及びけい部の範囲
年長の子ども用衣料の頭部及びけい部の範囲の要求事項は,次による。
a) 引きひもは自由端があってはならない。衣料をその開口部を最大にして,平らに置いた状態で,突き
出たループがあってはならない。また,衣料の開口部を最小すなわち,体にぴったり合う大きさに絞
った場合に,ループの円周は150 mmを超えてはならない(図10参照)。

――――― [JIS L 4129 pdf 10] ―――――

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JIS L 4129:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 4129:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISL0213:1983
繊維雑品用語
JISL0215:1984
繊維製品用語(衣料)
JISS3015:2019
スライドファスナ