JIS M 8082:1999 銅製錬用銅スクラップ―サンプリング,試料調製及び水分決定方法 | ページ 4

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b) マット融解を行った場合は,次の式によって算出する。
A a B b
Cu
m
ここに, Cu : ロットの銅含有率 [% (m/m) ]
A : 6.5.6 b)で得たマットの質量 (g)
a : マットの銅含有率 [% (m/m) ]
B : 6.5.5 a)1)で使用した硫化鉄精鉱の質量 (g)
b : 硫化鉄精鉱の銅含有率 [% (m/m) ]
m : 融解試料の質量 (g)
c) メタル融解を行った場合は,次の式によって算出する。
D d E e
Cu
m
ここに, Cu : ロットの銅含有率 [% (m/m) ]
D : 6.5.6 c)2)で得たメタルの質量 (g)
d : メタルの銅含有率 [% (m/m) ]
E : 6.5.6 c)1)で得たからみの質量 (g)
e : からみの銅含有率 [% (m/m) ]
m : 融解試料の質量 (g)
d) 標準見本と比較する場合は,次の式によって算出する。
Cu (W1 X1 )
ここに, Cu : ロットの銅含有率 [% (m/m) ]
Wi : 9.4.4 b)で推定したi層の仕分質量比
Xi : 9.5で推定したi層の銅含有率 [% (m/m) ]
ただし,Wi=1
付表1 故銅の分類基準
No 品名 代表的品位 内容(品質及び形状) 該当しないもの
(銅分 %)
1 上銅線くず 98 被覆,めっき及び酸化のない銅線くず。
2 雑銅線くず 93 銅被覆銅線くず,著しく腐食した銅線
エナメル被覆,はんだ付き銅線くず,め
くず,焼処理不十分で残留付着物の多
っき銅線くず及び被覆を焼却した銅線く
ず。 い銅線くず,焼過ぎの銅線くず。
3 被覆銅線くず 60 絶縁被覆の特に多い銅線くず。
紙,ゴムなどの絶縁用の被覆をほどこし
た銅線くず。
4 上銅くず 95 板,条,棒,管(継目なし)状の銅くず。 一辺が10mm以下の小片銅くず。
5 雑銅くず 90 著しく腐食した銅くず,焼処理不十分
板,条,棒,管で異物の混入しているも
の及び銅製品の切れ片。 で残留付着物の多い銅くず,焼過ぎの
銅くず。
6 銅流れくず 80 銅塊を主体とした不定形のもの。
7 銅削りくず 85 銅の削りくず,ボーリングくず。 銅合金削りくず,銅やすり粉,銅のこ
粉,過剰の油の付着したもの,土砂,
異物の混入したもの。
8 青銅くず 75 青銅製のバルブ,コック,蛇口,ポンプ, りん青銅くず,りん青銅網くず,特殊
アルミニウムくず,青銅削りくず。
シャフト,プロペラーなどの耐食部品及

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No 品名 代表的品位 内容(品質及び形状) 該当しないもの
(銅分 %)
び内燃機関,ガス,ストーブなどの耐熱
部品のくず。
9 りん青銅くず 85 りん青銅製の軸受メタル,ピン,スプリ
ング,ワイヤブラシ,繊維機械部品など
のくず及びりん青銅の削りくず,製紙用
のりん青銅製の網くず。
10 特殊アルミニ 特殊アルミニウム青銅製品のくず及び削
ウム青銅くず りくず。
11 青銅削りくず 70 りん青銅の削りくず,特殊アルミニウ
各種青銅の削りくず,ボーリング削りく
ず。 ム青銅削りくず,青銅やすり粉,のこ
粉,過剰の油の付着したもの,土砂,
異物の混入しているもの。
12 黄銅くず 60 黄銅製の板,管,棒,線などの加工くず。 特殊アルミニウム黄銅管。
13 特殊アルミニ 冷暖房用器具や復水器などの特殊アルミ
ウム黄銅管く ニウム黄銅管のくず。

14 黄銅削りくず 55 各種黄銅の削りくず,ボーリングくず。 黄銅やすり粉,のこ粉,過剰の油の付
着したもの,土砂,異物の混入してい
るもの。
15 丹銅くず 80 丹銅製の板,棒,管などの加工品のくず
及び削りくず。
16 洋白くず 60 洋白製の装飾品,家具,食器,電気接点
などのくず及び削りくず。
17 雑銅合金くず 60 各種銅合金くずの混合しているもの及び
前記以外の銅合金くず。
18 鋳込銅合金く 60 銅合金くずを鋳込んだもの。 からみの著しく付着しているもの。

19 銅合金流れく 60 青銅,黄銅などの銅合金を主体とした不
ず 定形のもの。
20 銅ラジエータ 80 合金をほとんど含まない銅製の自動車の
ーくず ラジエーター及びそれに類似するものの
廃品。
21 半銅ラジエー 70 銅及び銅合金で構成されているラジエー
ターくず ターのくず。
22 黄銅ラジエー 60 黄銅製のラジエーターのくず。
ターくず
23 銅合金ラジエ 60 銅合金製のラジエーターのヘッド。
ーターヘッド
備考 付表1における分類基準は,サンプリングにおける分類で,商取引における分類ではない。

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付表2 銅さいの分類基準
No 品名 内容(品質及び形状) 該当しないもの
1 銅粉 著しく油,水分の付着したもの。
銅粉を主体としたやすり粉,のこ粉及びこれに類するも
の。
2 酸化銅さい りん(鱗)片状,薄板状の銅酸化物の集まり,酸化銅の
粉末を主体とする集まり。
3 銅合金粉 各種銅合金を主体としたやすり粉,のこ粉。
4 銅さい粉 銅メタル粒の混ざった粉又は銅分を含有する焼灰。
5 銅さい塊 銅含有率の低い塊状のものを含む集荷物。
6 雑銅さい 銅含有率の低いいろいろの物の寄せ集め。
7 含銅からみ 銅分を含有したからみ。
8 鉄付銅くず 鉄心銅線,銅心鋼線及び鉄,銅を張り合わせた銅くず。
9 被覆銅線さい 絶縁用の被覆をした銅線くずを主体とし,銅含有量の少
ないもの。
10 鉄付ラジエーターく 鉄の多いラジエーターくずで銅の少ないもの。

11 銅さい沈殿物 銅分を含有する泥(でい)状酸化物,硫酸銅。 鉄で還元した高品位沈殿銅。
12 含銅れんがくず 銅メタル粒を吸着又は表面付着した炉解体れんが。
備考 付表2における分類基準は,サンプリングにおける分類で,商取引における分類ではない。

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附属書(規定) 標準見本の作製及び管理方法
1. 適用範囲 この附属書は,本体9.に規定する第4法で,仕分試料の銅含有率の推定に用いる標準見本
の作製及び管理方法について規定する。
2. 標準見本の作製 標準見本の作製は,次による。
a) 標準見本の種類は,対象とするロットについて品質,色,光沢,形状,汚れの状態などによって仕分
けした単体及び集合体の種類によって決める。
b) 標準見本の種類は,多い方がよい。
c) 採取した標準見本は,付着している汚れ,さび(錆),油,粉などが脱落しないように注意して2分割
し,一方は,そのまま保管容器に入れて標準見本とし,他方は標準見本の銅含有率を決定するための
分析用試料とする。
d) 標準見本の保管容器は,透明な材質でできた標準見本がそのまま入る大きさで,密封できるものとす
る。保管容器には,記号及び銅含有率を記入する。
3. 標準見本の銅含有率の決定 2.c)で得た分析用試料を切断,粉砕及び縮分を行った後(1) JIS H 1051,JIS
M 8121又はJIS M 8125によって分析し,標準見本の銅含有率を決定する。
注(1) 試料の調製中に付着物が脱落したときは,適切な目開きのふるいを用いてふるい分け,粒度別
に試料を調製し分析する。この場合は,各粒度区分の質量をはかり,各々の全量に対する質量
比を求めておく。
4. 標準見本の管理 標準見本は,作製時の外観を維持するため,次のことに注意する。
a) 高温,高湿又は直射日光の当たる場所,及び腐食性ガスなど標準見本が変質するおそれのある場所に
おいてはならない。
b) 取扱い中に激しい振動及び衝撃を与えてはならない。
c) 標準見本の外観が変化したときは,更新する。

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JIS M 8082改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 西 村 耕 一 元財団法人日本分析センター
高 木 譲 一 工業技術院標準部
新 井 紀 弘 財団法人日本科学技術連盟開発部
尾 上 喬 同和鉱業株式会社中央研究所分析部
佐 山 恭 正 三菱マテリアル株式会社総合研究所
林 昭 夫 社団法人日本海事検定協会検査第2部
中 村 靖 株式会社ジャパンエナジー分析センター
永 井 巌 住友金属鉱山株式会社中央研究所分析センター
平 本 克 房 海外貨物検査株式会社金属鉱山部
福 田 隆 之 日鉱金属株式会社佐賀関製錬所
端 洋 志 三井金属鉱業株式会社総合研究所上尾分析センター
深 谷 忠 廣 三菱マテリアル株式会社直島製錬所
伏 見 龍 三 住友金属鉱山株式会社別子事業所分析センター
(関係者) 志 村 和 俊 三菱マテリアル株式会社
久保田 剛 包 住友金属鉱山株式会社

JIS M 8082:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS M 8082:1999の関連規格と引用規格一覧