JIS K 8866:2008 四ほう酸ナトリウム十水和物(試薬)

JIS K 8866:2008 規格概要

この規格 K8866は、試薬として用いる四ほう酸ナトリウム十水和物(別名 : ほう砂)について規定。

JISK8866 規格全文情報

規格番号
JIS K8866 
規格名称
四ほう酸ナトリウム十水和物(試薬)
規格名称英語訳
Sodium tetraborate decahydrate (Reagent)
制定年月日
1953年5月6日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6353-3:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1953-05-06 制定日, 1956-03-28 改正日, 1958-03-03 改正日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1975-02-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 1995-03-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2008-03-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 8866:2008 PDF [11]
                                                                                   K 8866 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 一般事項・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[1]
  •  5 性質・・・・[2]
  •  5.1 性状・・・・[2]
  •  5.2 定性方法・・・・[2]
  •  6 品質・・・・[2]
  •  7 試験及び検査方法・・・・[2]
  •  7.1 特級・・・・[2]
  •  7.1.1 試験及び検査方法の条件及び結果・・・・[2]
  •  7.1.2 純度 (Na2B4O7・10H2O) 27.1.3 水溶状・・・・[3]
  •  7.1.4 塩化物 (Cl)・・・・[3]
  •  7.1.5 硝酸塩・・・・[3]
  •  7.1.6 りん酸塩 (PO4)・・・・[3]
  •  7.1.7 硫酸塩 (SO4)・・・・[3]
  •  7.1.8 銅 (Cu)・・・・[3]
  •  7.1.9 カルシウム (Ca)・・・・[4]
  •  7.1.10 鉛 (Pb)・・・・[4]
  •  7.1.11 ひ素 (As)・・・・[4]
  •  7.1.12 鉄 (Fe)・・・・[4]
  •  7.2 pH標準液用・・・・[4]
  •  7.2.1 塩化物 (Cl)・・・・[4]
  •  8 容器・・・・[5]
  •  9 表示・・・・[5]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8866 pdf 1] ―――――

K 8866 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会 (JRA) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よって,JIS K 8866 : 1995は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8866 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8866 : 2008

四ほう酸ナトリウム十水和物(試薬)

Sodium tetraborate decahydrate (Reagent)

                             Na2B4O7・10H2O        FW : 381. 37

序文

  この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 6353-3を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対
応国際規格の規定の一部を技術的に変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる四ほう酸ナトリウム十水和物1)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6353-3 : 1987,Reagents for chemical analysis−Part 3 : Specifications−Second series (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを
示す。
注1) 別名 : ほう砂

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8882 D (−) -マンニトール(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS Z 8802 pH測定方法

3 一般事項

  試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。

4 種類

  種類は,特級及びpH標準液用とする。

――――― [JIS K 8866 pdf 3] ―――――

2
K 8866 : 2008

5 性質

5.1 性状

  四ほう酸ナトリウム十水和物は,白い結晶又は結晶性の粉末で,水にやや溶けやすく,エタノールにほ
とんど溶けない。空気中に放置すると風化して白い粉末となる。

5.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料1 gに水100 mlを加えて溶かす(A液)。A液10 mlに塩酸 (2+1) 1 mlを加え,クルクマ紙を浸
して乾燥すると赤褐色が現れ,これにアンモニア水1滴を加えると暗い緑に変わる。
b) 液を用いてJIS K 8001の5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)による
と,黄色が現れる。

6 品質

  品質は,箇条7によって試験及び検査したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値
特級 pH標準液用
純度 質量分率 % 99.5101.0 99.6100.5
(Na2B4O7・10H2O)
水溶状 試験適合 試験適合
塩化物 (Cl) 質量分率 ppm 5以下 3以下
硝酸塩 試験適合 試験適合
りん酸塩 (PO4) 質量分率 % 0.001以下 0.001以下
硫酸塩 (SO4) 質量分率 % 0.003以下 0.003以下
銅 (Cu) 質量分率 ppm 5以下 5以下
カルシウム (Ca) 質量分率 % 0.001以下 0.001以下
鉛 (Pb) 質量分率 ppm 5以下 5以下
ひ素 (As) 質量分率 ppm 2以下 2以下
鉄 (Fe) 質量分率 ppm 3以下 3以下

7 試験及び検査方法

7.1 特級

7.1.1 試験及び検査方法の条件及び結果

  試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,
必要に応じて実施する。また,表1で規定する各品質項目は,次の各試験及び検査方法によって行う。得
られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001の3.5(測定値)によって行い,これに適
合しなければならない。
7.1.2 純度 (Na2B4O7・10H2O)
試験はa) 及びb) について行い,いずれにも適合する。
a) 第1法 試料2 gを0.1 mgのけたまではかりとり,二酸化炭素を含まない水100 mlを加え,加熱して
溶かし,放冷する。これを,JIS Z 8802に規定するpH計II形を用いて,0.5 mol/l塩酸でpH4.0まで滴
定する(B液)[B液は,b) の試験に用いる。]。この場合,0.5 mol/l塩酸1 ml は,0.095 34 g Na2B4O7・
10H2Oに相当する。

――――― [JIS K 8866 pdf 4] ―――――

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K 8866 : 2008
b) 第2法 a) のB液にJIS K 8882に規定するD (−) -マンニトール20 gを加えて溶かし,フェノールフ
タレイン溶液を指示薬として1 mol/l水酸化ナトリウム溶液で滴定する。別に二酸化炭素を含まない水
100 mlに,JIS K 8882に規定するD (−) -マンニトール20 gを加えて溶かし,空試験を行い,滴定量
を補正する。この場合,1 mol/l水酸化ナトリウム溶液1 ml は,0.095 34 g Na2B4O7・10H2Oに相当する。
7.1.3 水溶状
水溶状は,JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料は2 gを用い,加熱して溶かす。濁りの程
度の適合限度標準は (a)(澄明)を用いる。

7.1.4 塩化物 (Cl)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水15 mlを加え,加熱して溶かす。これに水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化物標準液 (Cl : 0.01 mg/ml) 0.50 mlに水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物 (Cl)](1)(比濁法)による。

7.1.5 硝酸塩

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料溶液 試料2.0 gに水15 mlを加え,加熱して溶かし冷却する。これにJIS K 8951に規定する硫
酸2 ml を加えて,再び冷却する。JIS P 3801に規定するろ紙(5種C)を用いてろ過し,少量の水で
ろ紙を洗う。ろ液及び洗液を合わせ,水を加えて20 mlにし,その10 mlを用いる。
b) 操作 JIS K 8001の5.10[硝酸塩 (NO3)](1)(インジゴカルミン法)による。この場合,インジゴカ
ルミン溶液 (1.8 g/l) 0.10 mlを用いる。NO3として質量分率約0.005 %以下である。

7.1.6 りん酸塩 (PO4)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水15 mlを加え,加熱して溶かす。これに硫酸 (1+5) をpH約4.0になるま
で滴加し,水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 試料側で用いた量の硫酸 (1+5) を加熱板上で蒸発乾固し,これにりん酸塩標準液
(PO4 : 0.01 mg/ml) 1.0 ml及び水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.13[りん酸塩 (PO4)](1)(比色法)による。

7.1.7 硫酸塩 (SO4)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水20 mlを加え,加熱して溶かす。これに塩酸 (2+1) をpH約4.0になるま
で加え,更に塩酸 (2+1) 0.3 ml及び水を加えて25 mlにする。
b) 標準側溶液 試料側で用いた量の塩酸 (2+1) を水浴上で蒸発乾固し,これに硫酸塩標準液 (SO4 :
0.01 mg/ml) 3.0 ml,塩酸 (2+1) 0.3 ml及び水を加えて25 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩 (SO4)](1)(比濁法)による。

7.1.8 銅 (Cu)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料5.0 gに水60 ml及び塩酸 (2+1) 5 mlを加え,加熱して溶かす。これに水を加えて
80 mlにする。
b) 標準側溶液 試料5.0 gに銅標準液 (Cu : 0.01 mg/ml) 2.5 ml,鉛標準液 (Pb : 0.01 mg/ml) 2.5 ml,塩酸 (2
+1) 5 ml及び水60 mlを加え,加熱して溶かす。これに水を加えて80 mlにする。
c) 空試験溶液 塩酸 (2+1) 5 mlを水浴上蒸発乾個し,水を加えて5 mlにする。

――――― [JIS K 8866 pdf 5] ―――――

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JIS K 8866:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-3:1987(MOD)

JIS K 8866:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8866:2008の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8882:2020
D(-)-マンニトール(試薬)
JISK8891:2006
メタノール(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISZ8802:2011
pH測定方法