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JIS M 8109:1996 規格概要
この規格 M8109は、けい苦土ニッケル鉱石のロットについて,その成分及び水分の平均値を決定するため (1)試料を採取する方法(2)水分試験試料及び成分試験試料を調製する方法(3)水分測定方法(4)水分及び乾量を決定する方法 の4方法について規定。
JISM8109 規格全文情報
- 規格番号
- JIS M8109
- 規格名称
- けい苦土ニッケル鉱石―サンプリング,試料調製及び水分決定方法
- 規格名称英語訳
- Garnierite nickel ores -- Methods for sampling, sample preparation and determination of moisture content
- 制定年月日
- 1965年9月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 73.060.99
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1965-09-01 制定日, 1969-05-01 確認日, 1972-06-01 確認日, 1974-02-01 改正日, 1976-11-01 確認日, 1979-10-01 確認日, 1984-11-01 確認日, 1990-07-01 確認日, 1996-05-01 改正日, 2000-12-20 確認日, 2005-12-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS M 8109:1996 PDF [16]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
M 8109-1996
けい苦土ニッケル鉱石−サンプリング,試料調製及び水分決定方法
Garnierite nickel ores−Methods for sampling, sample preparation and determination of moisture content
1. 適用範囲 この規格は,けい苦土ニッケル鉱石(以下,鉱石という。)のロットについて,その成分及
び水分の平均値(以下,平均品位という。)を決定するための次の方法について規定する。
(1) 試料を採取する方法
(2) 水分試験試料及び成分試験試料を調製する方法
(3) 水分測定方法
(4) 水分及び乾量を決定する方法
備考1. この規格は,原則としてJIS M 8100に準拠している。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS M 8100 粉塊混合物−サンプリング方法通則
JIS M 8126 鉱石中のニッケル定量方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8801 試験用ふるい
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) ロット 平均品位を決定するために当事者間で取り決めた質量の鉱石。1ロットを構成する鉱石の質
量をロットの大きさという。
(2) サブロット ロットを分割したある質量の鉱石。サブロットを構成する鉱石の質量をサブロットの大
きさという。
(3) インクリメント ロット又はサブロットから試料採取器によって,原則として一動作で採取した単位
量の鉱石。
また,インクリメント縮分方法においては,試料から採取した単位量の鉱石。
1インクリメントの質量をインクリメントの大きさという。
(4) 部分試料 数個のインクリメントを集めた試料。必要に応じて,インクリメントを個々に調製した後
で,これらを数個集めた試料を部分試料ということもある。
(5) ベルトサンプリング ロットがベルトコンベヤなどで運ばれるときに,ベルトコンベヤの上又は落ち
口からインクリメントを採取する方法。
(6) トラックサンプリング ロットがトラック又は貨車で受渡しされる場合,トラック又は貨車からイン
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クリメントを採取する方法。
(7) 船倉サンプリング ロットが船積で受渡しされる場合,荷役中に船倉又は荷役用具の中からインクリ
メントを採取する方法。
(8) 成分用試料 成分分析のために採取した試料の総称。成分用試料を調製し,分析に供するものを成分
試験試料という。
(9) 水分用試料 水分測定のために採取した試料の総称。水分用試料を調製し,水分測定に供するものを
水分試験試料という。
(10) 試料の兼用 試料を分割して一方を水分の測定に使用し,他方を成分試験試料の成分分析に使用する
こと。
(11) 試料の重用 水分の測定に使用した試料の全量又は一部を成分試験試料の成分分析に使用すること。
(12) 最大粒度 試料のふるい上残留率が5 %未満となる最小ふるい目の大きさ。
この規格におけるふるいは,原則としてJIS Z 8801の規定による。
3. 記号 この規格に用いる記号は,次による。
N : ロットの大きさ
n : 1ロットから採取するインクリメントの数
: 精度を標準偏差で表したもの
戀 : 層間のばらつきを標準偏差で表したもの
: 層内のインクリメント間のばらつきを標準偏差で表したもの
: サンプリング精度を標準偏差で表したもの
: 調製精度を標準偏差で表したもの
調製及び分析又は測定を含めた精度を標準偏差で表したもの
サンプリング,調製及び分析又は測定を含めた精度(総合精度)を標準偏差で表したもの
4. 一般事項
4.1 サンプリング及び試料調製の概要 サンプリング及び試料調製の概要は,次による(図1参照)。
(1) ロットを決める。ロットの大きさに応じてサブロットの個数を決める。
(2) ロットの最大粒度及び特性の品位変動に応じて,インクリメントの大きさ,採取方法及びインクリメ
ントの必要個数を決める。
(3) インクリメントを採取し,これを集めて部分試料とする。
(4) これを粉砕・縮分して水分試験試料及び成分試験試料を調製する。
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図1 サンプリング及び試料調製の概要(一例)
4.2 試料の取扱い サンプリング及び試料調製,測定の期間を通じて,試料を損失したり,変質させた
りしないように注意する。
また,試料に異物が混入しないよう,使用する器具は十分に清掃する。
(1) 試料容器 試料容器は,次による。
(a) 各種試料の運搬,保管などの目的に用いる容器は,試料の全量が入り,清潔堅ろう,かつ,確実に
ふた又は封ができるもの。
(b) 特に,水分用試料の容器は,気密で吸湿性のない材料で作り,内面にさびなどが発生していないも
の。
(2) 成分試験試料の包装及び表示 成分試験試料は,内面に樹脂塗装したアルミニウムはく,ポリエチレ
ンなどの内袋に入れて密封し,更にこれを紙袋に封入して送付,配布又は保管する。
成分試験試料の包装には,原則として次の項目を表示する。
(a) 品名(鉱石の銘柄)
(b) ロット名(船名)及び大きさ
(c) サブロット番号
(d) サンプリング及び試料調製の年月日
(e) サンプリング及び試料調製の事業所名
(f) 試料調製(責任)者の氏名
(g) その他必要事項
(3) 成分試験試料の保管 成分試験試料の保管は,次による。
(a) (2)で包装した成分試験試料の一部は,原則として6か月間保管する。
(b) 保管に当たっては,温度,湿度,直射日光などによる影響のないように保管場所に注意する。
(4) 試料の送付 成分試験試料以外の試料は,原則として送付しない。ただし,やむを得ず送付する場合,
その方法については受渡当事者間の協議による。
4.3 平均品位の決定 ニッケル分については,サブロットごとにJIS M 8126の規定によって分析し,各
サブロットの質量を重みとした重みつき平均値を小数点以下第3位まで算出する。これを,小数点以下第
2位に丸めて,ロットの平均品位の決定値とする。
また,水分については,7.水分測定方法に規定する方法によって得られた数値を,ロットの決定値とす
る。
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4.4 数値の丸め方 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規定による。
4.5 その他の事項 その他の事項は,次による。
(1) この規格に規定されていない必要事項は,受渡当事者間の協議によって決定する。
(2) この規格の一部が適用できない場合は,受渡当事者間の協議によってこの規格に規定する以外の方法
によることができる。
(3) サンプリング方法のチェック実験は,JIS M 8100の附属書5(サンプリングの精度をチェックする実
験方法),附属書6(サンプリングの偏りをチェックする実験方法)及び附属書7(縮分機の偏り及び
精度をチェックする実験方法)によって行い,規定された精度が達成されているか調査する。
5. サンプリング方法
5.1 ロット及びサブロットの大きさ ロットの大きさは,原則として,1船の鉱石量とする。
また,サブロットの大きさは,最大5 000tとする。
5.2 特性及び精度
5.2.1 特性 精度を規定する特性は,ニッケル分及び水分とする。
5.2.2 総合精度 総合精度の値は,ロットの大きさに応じて,表1に示す。
表1 総合精度 (2
特性 ロットの大きさ
t
30 000以上 20 000以上 10 000以上
45 000以下 30 000未満 20 000未満 10 000未満
ニッケル分 % 0.025 0.030 0.040 0.050
水分 % 0.5 0.6 0.8 1.0
5.2.3 サンプリング精度 サンプリング精度の値は,ロットの大きさに応じて,表2に示す。
表2 サンプリング精度 (2
特性 ロットの大きさ
t
30 000以上 20 000以上 10 000以上 10 000未満
45 000以下 30 000未満 20 000未満
ニッケル分% 0.020 0.024 0.032 0.040
水分% 0.48 0.58 0.76 0.94
5.3 品位変動の大きさの区分 鉱石の品位変動の大きさの区分は,ニッケル分については表3,水分につ
いては表4による。
表3 品位変動(ニッケル分)の大きさの区分
単位%
品位変動の大きさの区分 層内変動 ( 層間変動 ( 戀
大 0.25以上 0.15以上
中 0.15以上 0.25未満 0.05以上 0.15未満
小 0.15未満 0.05未満
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M 8109-1996
表4 品位変動(水分)の大きさの区分
単位%
品位変動の大きさの区分 層内変動 ( 層間変動 ( 戀
大 5以上 3以上
中 3以上 5未満 1以上 3未満
小 3未満 1未満
備考1. 層内変動は,1次サンプリング単位(例えば,トラックやグラブ
バケット)内のインクリメント間の標準偏差をいい,また,層
間変動は,1次サンプリング単位間の標準偏差をいう。
2. 品位変動の大きさは,JIS M 8100の附属書3(層別サンプリン
グ及び系統サンプリングにおける品位変動の調査方法)又は附
属書4(二段サンプリングにおける品位変動の調査方法)によ
って求める。
3. 対象物の品位変動の大きさが不明の場合は,判明するまで原則
として品位変動の大きさの区分“大”として取り扱う。
5.4 サンプリングの実施時期 インクリメントの採取時期は,次のいずれかによる。
(1) ロットの受渡時期にロットの移動中に行う。
(2) ロットの質量を計量するとき,又はその前後のできるだけ近い時期に行う。
5.5 サンプリングの種類 サンプリングの種類は,荷役又は輸送手段に応じて,次の方法による。
なお,1ロットについて2種類以上の方法を併用することができる。
(1) ベルトサンプリング
(2) トラックサンプリング
(3) 船倉サンプリング
5.6 インクリメント
5.6.1 インクリメントの大きさ インクリメントの大きさは,ロットの最大粒度に応じて,表5に示す容
量のスコップで採取できる質量以上とする。
備考 インクリメントの大きさは,インクリメントごとに,ほぼ一定となるように採取する。ほぼ一
定とは,インクリメントの大きさのばらつきが,変動係数として20%未満であることをいう。
5.6.2 インクリメントの採取用具 インクリメントの採取用具は,次による。
(1) インクリメント採取用スコップ インクリメント採取用スコップは,ロットの最大粒度に応じて,原
則として表5のスコップ番号以上のものを用いる。
――――― [JIS M 8109 pdf 5] ―――――
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JIS M 8109:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 73 : 鉱採及び鉱物 > 73.060 : 金属鉱物及びそれらの濃縮物 > 73.060.99 : その他の金属鉱石
JIS M 8109:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM8100:1992
- 粉塊混合物―サンプリング方法通則
- JISM8126:1994
- 鉱石中のニッケル定量方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8801:1994
- 試験用ふるい