JIS M 8712:2009 鉄鉱石―回転強度試験方法 | ページ 2

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M 8712 : 2009
に装入する。回転ドラムのふたを固く閉じた後,回転ドラムを25回転/分±1回転/分で200回転させる。
回転ドラムの回転を停止後,ほこりを静めるため少なくとも2分間ふたを閉じたまま静置する。
警告 回転ドラムの回転は,騒音を発生するため,作業者の聴力を守るための予防(耳栓など)が必要
である。
回転ドラムからの粉鉱のロスを防止するためにパテ,塑像用粘土(modelling clay)などを使用して密閉す
ることが望ましい。

7.3 ふるい分け

  回転後の測定試料を注意深く回転ドラムから全量取り出し,JIS M 8706に従って公称目開き6.3 mm及
び500 μmのふるいを含む四つのふるいを適切に組み合わせて用い,手動で1分間ふるい,ふるい上6.3 mm
(m1)及びふるい下500 μm (m2)にふるい分けする。ふるい分けの間に生じるロスは,ふるい下500 μmとみ
なす。
注記1 附属書JAを参照。
注記2 ふるいには,過大な荷重がかからないようにJIS M 8706の4.7(ふるい装入量)及び附属書
Cの規定値を守ることが望ましい。
質量減少の許容限度は,試験後の各粒度区分の質量総計と,試験前測定試料の質量との差が試験前測定
試料質量の1.0 %を超えてはならない。1.0 %を超えたときは,その試験結果は採用しない。

8 結果の表示

8.1 回転強度指数及び摩耗強度指数

  回転強度指数(TI)及び摩耗強度指数(AI)は,いずれも質量分率(%)で表し,次の式によって算出する。
m1
TI = 100
m0
m0−(m1+m2 )
AI= 100
m0
ここに, m0 : 試験に供された測定試料の質量 (g)
m1 : 試験後の+6.3 mmの測定試料の質量 (g)
m2 : 試験後の−6.3 mm+500 湮 定試料の質量 (g)
計算結果は,小数点以下1けたまで求める。

8.2 室内許容差及び試験結果の採用

  表1の室内許容差を用いて,附属書Aに従って試験結果の採用の可否を判定する。
試験場所及び試験装置が同一の場合,一組2個の試験結果の差は,表1の値を超えてはならない。

――――― [JIS M 8712 pdf 6] ―――――

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表1−室内許容差 (r)
単位 質量分率(%)
r
回転強度
(絶対値)
回転強度指数TI (+6.3 mm) 1.4
摩耗強度指数AI (−500 0.8
一組2個の結果の差が室内許容差以内ならば,結果の平均値を求め,JIS Z 8401によって小数点以下1
けたに丸めて表示する。この場合,JIS Z 8401の規則A又は規則Bのいずれを選択するかは,受渡当事者
間の協定による。室内許容差を超えた場合には,附属書Aのフローシートによって,更に1回,又は2回
の試験を行う。

9 試験結果の報告

  試験結果の報告には,次の情報を記載しなければならない。
a) この規格の規格番号
b) 試料の確認に必要な全事項
c) 試験所名及びその所在地
d) 試験日
e) 報告書作成日
f) 試験責任者の署名
g) 結果に影響をもつ可能性のあるできごとだけでなく,この規格に規定のない,又は任意とみなされて
いる操作及び試験条件の詳細(例えば,使用した保護ふるい,ふるい分け方法,試験中の試料の減少
質量など)
h) 回転強度指数 (TI),摩耗強度指数 (AI)
i) 使用したふるいの種類

10 検証

  試験装置の定期点検は,試験結果の信頼性を高める上で重要である。点検の頻度は,それぞれの試験所
で決定する事項である。
点検は,次の装置・設備について行わなければならない。
− ふるい
− はかり
− 回転ドラム
− ドラム回転装置
所内標準試料を用意し,それを使用して定期的に試験の室内許容差を確認しておくことが望ましい。
検証活動の記録は,適切に維持保管しておかなければならない。

――――― [JIS M 8712 pdf 7] ―――――

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単位 mm
図1−回転強度試験装置の例

――――― [JIS M 8712 pdf 8] ―――――

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附属書A
(規定)
試験結果採用のためのフローシート
x1,x2を実施
はい x1x2
|x1−x2|≦r x
2
いいえ
x3を実施
はい x1 x2 x3
xmax−xmin≦1.2 r x
3
いいえ
x4を実施
はい x1 x2 x3 x4
xmax−xmin≦1.3 r x
4
いいえ
x1,x2,x3,x4のメディアン
rの値は,表1による。
注記 メディアンは,x1,x2,x3,x4の中央値二つの平均をいう。

――――― [JIS M 8712 pdf 9] ―――――

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附属書JA
(参考)
操作概要図
回転強度試験試料
105 ℃±5 ℃に乾燥後,室温まで冷却
ペレット 焼結鉱及び塊鉱石
40 mm及び6.3 mmのふるいでふるい, 40 mm及び10 mmのふるいでふるい,
+40 mm,−6.3 mmを棄却 +40 mm,−10 mmを棄却
回転強度試験用に−40 mm+6.3 mm 回転強度試験用に−40 mm+10 mm
から60 kg以上の試験試料を採取 から60 kg以上の試験試料を採取
粒度区分−40 mm+25 mm,−25 mm+16
mm,及び−16 mm+10 mmからそれぞれの
比率に応じた量を採り,15 kg±0.15 kgの測
15 kg±0.15 kgの測定試料を4個調製 定試料を4個調製
測定試料を回転ドラムに入れ,扉を固く閉める。
(25±1)回転/分で200回転
全測定試料をドラムから取り出す。
試験を2回行う。
(10 mm又は8 mm),6.3 mm,(2 mm又は1 mm) 試験の処理は,
及び500 μmのふるいでふるう。 附属書Aに従う。
+6.3 mm,−6.3 mm+500 μm及び−500 μmの試料
の質量をはかる。測定試料の損失は,試験前質量の
1.0 %を超えてはならない。
回転強度指数(%,+6.3 mm)及び摩耗強度指数
(%,−500 μm)を小数点以下1けたまで計算する。
採択値の平均値を計算し,小数点以下1けたに丸める。
注記 過負荷を防ぐための保護ふるいを使用してもよい(7.3の注記2参照)。

――――― [JIS M 8712 pdf 10] ―――――

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JIS M 8712:2009の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3271:2007(MOD)

JIS M 8712:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS M 8712:2009の関連規格と引用規格一覧