JIS Q 1013:2021 適合性評価―日本産業規格への適合性の認証―分野別認証指針(鉄鋼製品第1部) | ページ 3

                                                                                             9
Q 1013 : 2021
附属書A
(規定)
初回工場審査において確認する品質管理体制
次に掲げる品質管理体制について,社内規格で具体的に規定し,その内容は次に掲げる事項を満足し,
かつ,これに基づいて適切に実施する。初回工場審査において確認する品質管理体制の各認証区分別の例
を,附属書Bに示す。
A.1 製品の管理
製品の管理で規定すべき事項は,次のとおりとする。
a) 該当するJISで規定する品質特性
b) 品質特性を確保するために必要な製品検査方法
c) 製品を適切な状態で保管するための製品保管方法
A.2 原材料の管理
原材料の管理で規定すべき事項は,次のとおりとする。
a) 管理すべき原材料名
b) 原材料の要求品質特性
c) 原材料の受入検査方法
d) 原材料の保管方法
A.3 製造工程の管理
製造工程の管理で規定すべき事項は,次のとおりとする。
a) 管理すべき製造工程
b) 製造工程の管理項目及びその品質特性
c) 品質特性の管理方法及び検査方法
A.4 設備の管理
設備の管理で規定すべき事項は,次のとおりとする。
a) 管理すべき製造設備及び検査設備
b) 各設備の管理方法(点検箇所,点検項目,点検周期,点検方法,判定基準,点検後の処理,設備台帳
など)。

――――― [JIS Q 1013 pdf 11] ―――――

           10
Q 1013 : 2021
A.5 苦情処理
次の事項について,社内規格で具体的に規定し,かつ,適切に実施する。
なお,JIS Q 10002を参考にするとよい。
a) 苦情処理に関する系統及びその系統を構成する各部門の職務分担
b) 苦情処理の方法
c) 苦情原因の解析及び再発防止のための措置方法
d) 記録票の様式及びその保管方法

――――― [JIS Q 1013 pdf 12] ―――――

                                                                                            11
Q 1013 : 2021
附属書B
(参考)
初回工場審査において確認する品質管理体制の例
この附属書は,附属書Aに規定する初回工場審査において確認する品質管理体制(特に,製品の管理,
原材料の管理,製造工程の管理及び設備の管理)の各認証区分別の例である。規定の一部ではない。
B.1 製品の管理
製品の品質,検査及び保管に関する事項を,表B.1表B.5に示す。各項目の適用については,それぞれ
の製品規格の規定による。
注記 表に記載する○印は,主な対応関係を示すものである。
表B.1−構造用圧延鋼材の製品の管理
製品の品質に関する事項 鉄鋼製品の区分 製品検査方法 製品保管方法
一 溶 機 機 鋼 軽
般 接 械 械 矢 量
材 構 構 構 板 形
造 造 造 鋼
用 用 用
炭 合
素 金
鋼 鋼
1 種類及び記号 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 左記の品質を確保する 製品を適切な状態で
2 化学成分 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ために必要な検査の方法 保管するための製品保
3 炭素当量又は溶接割れ感受 ○ 〇 を具体的に規定する。 管方法について具体的
性組成 に規定する。
なお,化学成分,炭素当
4 機械的性質 ○ ○ ○ ○ 量又は溶接割れ感受性組 また,製品保管場所で
5 超音波探傷試験 ○ は,種類及び良品·不良
成,機械的性質,鋼質の試
6 鋼質 ○ 品が識別されていなけ
験及び超音波探傷試験は,
外部に依頼してもよい。 ればならない。
○ ○ ○ ○ ○ ○
7 形状,寸法,質量及びその許
容差
8 外観 ○ ○ ○ ○ ○ ○
9 熱処理 ○
10 表示 ○ ○ ○ ○ ○ ○
11 報告 ○ ○ ○ ○ ○ ○
12 附属書(規定)構造用鋼材 ○
13 熱加工制御を行った鋼板 ○
の炭素当量
14 熱加工制御を行った鋼板 ○
の溶接割れ感受性組成
製品検査は,最終検査又は工程検査(中間検査)のいずれで実施してもよい。

――――― [JIS Q 1013 pdf 13] ―――――

           12
Q 1013 : 2021
表B.2−一般加工用薄板の製品の管理
製品の品質に関する事項 鉄鋼製品の区分 製品検査方法 製品保管方法
熱 冷 亜 着 み
間 間 鉛 色 が
圧 圧 鉄 亜 き
延 延 板 鉛 特
軟 鋼 鉄 殊
鋼 板 板 帯
板 及 鋼
及 び
び 鋼
鋼 帯

1 種類及び記号 ○ ○ ○ ○ ○ 左記の品質を確保するた 製品を適切な状態で保
2 化学成分 ○ ○ ○ ○ ○ めに必要な検査方法を具体管するための製品保管方
3 めっきの種類 ○ 的に規定する。 法について具体的に規定
4 めっきの表面仕上げ ○ めっきの表面仕上げの判する。
5 めっきの付着量 ○ 定については,限度見本等 また,製品保管場所で
6 化成処理 ○ により具体的に規定する。は,種類及び良品·不良品
7 表面保護処理 ○ が識別されていなければ
なお,化学成分,めっきの
ならない。
付着量,塗膜の耐久性,塗膜
8 塗膜の耐久性 ○
の物理的性質,機械的性質
9 塗膜の物理的性質 ○
及び鋼質の試験は,外部に
10 機械的性質 ○ ○ ○ ○
依頼してもよい。
11 鋼質 ○
12 形状,寸法,質量及びその許○ ○ ○ ○ ○
容差
13 塗油 ○ ○ ○
14 外観 ○ ○ ○ ○ ○
15 表示 ○ ○ ○ ○ ○
16 注文時の確認事項 ○ ○ ○ ○
17 報告 ○ ○ ○ ○ ○
18 附属書(規定)屋根用·建築 ○
外板用の板及びコイルのめっき
の付着量
19 附属書(規定)波板のめっき ○
の付着量及び標準寸法
製品検査は,最終検査又は工程検査(中間検査)のいずれで実施してもよい。

――――― [JIS Q 1013 pdf 14] ―――――

                                                                                            13
Q 1013 : 2021
表B.3−鋼管の製品の管理
製品の品質に関する事項 鉄鋼製品の区分 製品検査方法 製品保管方法
基 配 配 熱 構 ス
礎 管 管 交 造 テ
用 用 用 換 用 ン
鋼 鋼 鋼 器 炭 レ
管 管 管 用 素 ス
( 鋼 鋼 鋼
白 管 鋼 鋼
管 管 管
)
1 種類及び記号 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 左記の品質を確保 製品を適切な状態で保
2 くいの構成及び各部の呼び名 ○ するために必要な検 管するための製品保管方
3 化学成分 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 査方法を具体的に規 法について具体的に規定
4 機械的性質 定する。 する。
a) 引張強さ ○ ○ ○ ○ ○ ○ なお,化学成分,機 また,製品保管場所で
b) 降伏点又は耐力 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 械的性質,亜鉛めっ は,種類及び良品·不良品
c) 伸び ○ ○ ○ ○ ○ ○ きの均一性,水圧試 が識別されていなければ
験特性,非破壊検査 ならない。
d) へん平性 ○ ○ ○ ○ ○ ○
特性,耐漏れ性,耐圧
e) 押し広げ性 ○ ○
性能,浸出性能及び
f) 曲げ性 ○ ○ ○ ○
工場円周溶接の試験
g) 溶接部型曲げ性 ○
は,外部に依頼して
h) 展開性 ○ ○
もよい。
i) 吸収エネルギー ○ ○ ○
j) 結晶粒度 ○
k) 溶接部引張強さ ○ ○ ○ ○
5 亜鉛めっきの均一性 ○
6 水圧試験特性,又は非破壊検査 ○ ○ ○ ○
特性
7 耐漏れ性 ○
8 耐圧性能 ○
9 浸出性能 ○
10 工場円周溶接 ○
11 附属品,加工及び塗装·被膜 ○
○ ○ ○ ○ ○ ○
12 形状,寸法,質量,及び寸法許
容差
13 外観 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 限度見本,その他具
体的方法によって規
定する。
14 表示 ○ ○ ○ ○ ○ ○
15 報告 ○ ○ ○ ○ ○ ○
16 特別品質規定 ○ ○ ○ ○
17 U字曲げ加工管 ○ ○
附属書(規定)突起付き素管の品〇
質規定
製品検査は,最終検査又は工程検査(中間検査)のいずれで実施してもよい。

――――― [JIS Q 1013 pdf 15] ―――――

次のページ PDF 16

JIS Q 1013:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Q 1013:2021の関連規格と引用規格一覧