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(6) 化学天びん 化学天びんは,4.1.5による。
5.2.2 試験片 試験片は,次による。
(1) 試験片の形状及び寸法 試験片は,長さ (LT) 40mm以上,幅 (w) 5mm以上,厚さ (t) 1.0mm以上の直
方体とし,試験片の長さ/厚さ比 (LT/t) は,20以上とする(例えば,LT=100mm, w=20mm, t=2mm)。
ただし,上下面及び幅の平行度は,それぞれ厚さ (t) 及び幅 (w) の0.5%以下とする。
(2) 試験片の数 試験片の数は,原則として5個以上とする。
5.2.3 試験方法 試験方法は,次による。
(1) 試験片の乾燥方法 試験片の乾燥方法は,4.3.1による。
(2) 試験片の質量及び寸法の測定 試験片の質量は,±0.2%以内の精度で測定しなければならない。試験
片の寸法測定器具は,4.1.4による。長さの測定は,ノギスを用いて0.05mmの精度で測定する。厚さ
と幅はマイクロメータ又はダイヤルゲージを用いて各々5か所測定し,その平均値をもって厚さ及び
幅とする。
(3) 試験片の支持方法 試験片は,自由な曲げ振動をするときに,あまり拘束されないで振動できるよう
に2本の糸(普通の裁縫用の糸でよいが,なるべく細目のねじれなどのないものが好ましい。)によっ
てつり下げて支持する。例えば,図6に示す右側のノード部を糸で支持し,更に駆動側においては,
スピーカのコーン部に接着した糸によって試験片のノード(端面から0.224LT)の近傍,外側で試験片
を支持する。
(4) 一次共鳴振動数の測定 駆動力は,図6に示すように,つり下げ糸を通じて試験片の上下面に直角に
加える。検出は,図6に示すように,試験片中央直下に設置したマイクロフォンによって行う。発振
器の振動数を徐々に変え,これに応じて試験片が振動するように駆動力を加えながら,増幅された検
出器の出力を観察する。オシロスコープに明確な最大の振幅を生じ,かつ,振動の節を測定し(3),図
6に示すような一次共鳴曲げ振動であることを確かめたとき,その振動数を曲げ振動の一次共鳴振動
数とする。
注(3) 振動の節や腹の位置を確かめるためには,検出器を試験片の長さ方向に移動させて,オシロス
コープの振幅を測定すればよい。
また,リサージュの図形が節の前後で位相が変わることを,オシロスコープによって確かめ
てもよい。
5.2.4 結果の計算 弾性率は,個々の試験片の測定値から次の式によって算出する。
3 2
M・f 2 LT t
ER ( N/m 2 )=0.946 5 1 .659
w t LT
ここに, ER : 曲げ共振法による弾性率 (N/m2)
M : 試験片の質量 (kg)
f : 曲げ共振の一次共鳴振動数 (Hz)
w : 試験片の幅 (m)
LT : 試験片の長さ (m)
t : 試験片の厚さ (m)
5.3 超音波パルス法
5.3.1 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
(1) 測定装置 縦波用振動子及び横波用振動子を用いて,高い周波数の超音波パルスを励起し,超音波パ
ルスが試験片中を伝ぱ(播)するときの音速を正確に計測できる装置を使用する。
――――― [JIS R 1602 pdf 6] ―――――
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なお,装置は,必要に応じて温度依存性の少ない透明石英ガラスなどの縦波及び横波の音速既知の
材料で較正する。
(2) 乾燥装置 乾燥装置は,4.1.1による。
(3) 長さ計 長さは,4.1.4(1),(2)及び(3)による。
5.3.2 試験片 試験片は,次による。
(1) 試験片の形状及び寸法 試験片は,基本的には10mm角以上の角柱又は直径10mm以上の円柱とする。
透過法によって測定する場合の試験片の長さ (LT) は,基本的(4)には20mm以上とする。反射法の場
合の長さ (LR) は,基本的には10mm以上とする。試験片の端面の粗さは,JIS B 0601に規定する
8.0 刀慎 下とし,その端面の平行度(1)は0.02mm以下とする。
注(1) 試験片の長さは,透過法ではLTがVl・ に大きく,反射法ではLRがVl・一 に大
きいという条件を満たす範囲であれば変更してもよい。
ここに, LT : 透過法の試験片長さ (m)
LR : 反射法の試験片長さ (m)
Vl : 試験片の縦波速度 (m/s)
入射超音波パルスの幅 (s)
(2) 試験片の数 試験片の数は,原則として5個以上とする。
5.3.3 試験方法 試験方法は,次による。
(1) 試験片の乾燥方法は,4.3.1による。
(2) 試験片の質量及び寸法の測定 試験片の質量及び寸法の測定は,5.2.3(2)による。
(3) 音速の測定 試験片に縦波振動子,横波振動子を,接着剤を用いて固定し,パルスの伝ぱ速度から縦
波速度 (Vl),横波速度 (Vt) を測定する。振動子の接着に際しては,振動子が試験片からはみ出しては
ならない。
5.3.4 結果の計算 弾性率は,個々の試験片の測定値から次の式によって算出する。
2 2 4
3Vt・Vl 4Vt
E= 2 2
(N/m2)
Vl Vt
ここに, E 超音波パルス法による弾性率 (N/m2)
かさ密度 (kg/m3)
Vl : 縦波の速度 (m/s)
Vt : 横波の速度 (m/s)
また,ポアソン比 (v) は,次の式によって算出する。
2 2
Vl 2Vt
v=5.0 2 2
Vl Vt
6. 試験結果の数値の表し方
6.1 数値の丸め方 試験の結果は,規定の数値から1けた下まで求め,JIS Z 8401によって丸める。
6.2 平均値及び標準偏差 平均値及び標準偏差は,次の式によって求める。
なお,平均値は,有効数字を3けたまで求める。
また,標準偏差の有効数字の最小位は,平均値の有効数字の最小位と一致させる。
n
1
xi
i=
平均値 x= (N/m2)
n
――――― [JIS R 1602 pdf 7] ―――――
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n
(xi x) 2
i=1
標準偏差 s= (N/m2)
n 1
ここに, xi : 個々の測定値
n : 測定数
7. 報告 弾性率試験の結果は,次の各項目について報告する。
(1) 試験条件(3点曲げ試験,4点曲げ試験,曲げ共振法,超音波パルス法の別など。ただし,超音波パル
ス法の場合は,その具体的方法。)
(2) 試験片の形状及び寸法
(3) 試験片の個数
(4) 弾性率の平均値
(5) 標準偏差
――――― [JIS R 1602 pdf 8] ―――――
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窯業部会 ファインセラミックス試験方法専門委員会 構成表(昭和61年3月1日制定のとき)
氏名 所属
(委員会長) 鈴 木 弘 茂 東京工業大学名誉教授
木 村 脩 七 東京工業大学
岡 野 啓 作 工業技術院機械技術研究所
松 末 勝 利 科学技術庁航空宇宙技術研究所
田 中 英 彦 科学技術庁無機材質研究所
松 野 外 男 工業技術院名古屋工業試験所
足 立 芳 寛 通商産業省生活産業局
大久保 和 夫 工業技術院標準部
遠 藤 幸 雄 社団法人窯業協会
米 屋 勝 利 株式会社東芝金属材料事業部
阿 部 弘 旭硝子株式会社
赤 穂 義 明 日産自動車株式会社中央研究所
佐 々 正 石川島播磨重工業株式会社技術研究所
川 村 隆 宏 昭和電工株式会社
志 儀 忠 輔 電気化学工業株式会社研究開発本部
(関係者) 松 尾 陽太郎 東京工業大学工学部
(事務局) 宅 間 昌 輔 工業技術院標準部繊維化学規格課
鈴 木 清 美 工業技術院標準部繊維化学規格課
(事務局) 武 田 尚 志 工業技術院標準部繊維化学規格課(平成7年5月1日改正のとき)
小 川 和 雄 工業技術院標準部繊維化学規格課(平成7年5月1日改正のとき)
原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 浜 野 健 也 東京工業大学工業材料研究所
岩 田 誠 二 通商産業省生活産業局
田 村 尹 行 通商産業省工業技術院標準部
遠 藤 幸 雄 社団法人窯業協会
柳 田 博 明 東京大学工学部
木 村 脩 七 東京工業大学工業材料研究所
村 井 照 水 工業技術院機械技術研究所
松 末 勝 利 科学技術庁航空宇宙技術研究所
田 中 英 彦 科学技術庁無機材質研究所
山 本 登 日本碍子株式会社
福 浦 雄 飛 日本特殊陶業株式会社
岩 崎 秀 夫 株式会社東芝総合研究所
志 儀 忠 輔 電気化学工業株式会社中央研究所
阿 部 弘 旭硝子株式会社研究開発部
石 渡 宏 黒崎窯業株式会社東京技術部
藤 原 禎 一 品川白煉瓦株式会社技術研究所
梶 源太郎 京都セラミック株式会社総合研究所
上垣外 修 己 株式会社豊田中央研究所
宮 田 武 日産自動車株式会社材料研究所
柴 田 英 俊 新日本製鐵株式会社設備技術センター熱技術部
(顧問) 奥 田 博 名古屋工業技術試験所
(幹事) 安 田 栄 一 東京工業大学工業材料研究所
(協力者) 大 場 立 夫 社団法人窯業協会
JIS R 1602:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.060 : セラミックス > 81.060.30 : ニューセラミックス
JIS R 1602:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB0621:1984
- 幾何偏差の定義及び表示
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISR1601:2008
- ファインセラミックスの室温曲げ強さ試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方