JIS R 2575:2009 高アルミナ質及び粘土質プラスチック耐火物の強さ試験方法 | ページ 2

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f) 油圧式又は電動式加圧装置の荷重用ロールは,球面座に取り付けることができ,支持用ロールは,試
験片の幅方向に回転できるものでなければならない。
なお,各ロールの直径は,8 mmとする(図3参照)。
単位 mm
図3−球面座,荷重用及び支持用ロール試験片セット
g) 曲げ強さ試験機は,原則として試験片の切断と同時に荷重を止めるような装置のものとする。

5 操作

5.1 試験片の作り方

  試験片の作り方は,次による。
a) 試料の調製 試料所要量を量りとり,成形型に詰めやすくするため,30 mm以下の種々の大きさの細
片にときほぐしておく。ただし,貯蔵中に水分が不均一になっているような場合は,水分が均一にな
るように練り合わせる。
b) 成形 あらかじめ調製された試料の所要量を上皿天びんに量りとり,成形型に詰め,加圧機によって
圧縮成形する。成形圧は,6.86 MPaを標準とする。
c) 脱型 成形後直ちに押板及び底板を取り除いて脱型し,厚さ約20 mmの平板上に加圧面を上にして置
く。このとき試験片の高さを長さ計で測定し,その高さが40±2 mmでなければならない。その高さ
が,40±2 mmの範囲にならなければこれを廃棄し,挿入量を調節してこの寸法のものができるまで
操作を繰り返す。

5.2 試験片の乾燥

  試験片を24時間空気中に放置した後,4.4の乾燥装置を用いて12時間以上乾燥する。

5.3 試験片の焼成

  あらかじめJIS Z 8801-1の試験用金属製網ふるい公称目開き850              過するように粉砕された溶融
アルミナなど試験片と反応しない材質の粉末を,炉内の等温帯に置いた支持台の上に敷き,その上に試験
片を横に載せ,均一に加熱する。また,数個の試験片を同時に焼成する場合は,試験片相互の間隔は10 mm
以上,試験片と炉壁との間隔は20 mm以上なければならない。
加熱は,酸化雰囲気に保つことを原則とするが,試験片が酸化雰囲気中で酸化を受けるものについては,

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コークス若しくは黒鉛粉中か,又は窒素ガス若しくはアルゴンガスの不活性ガス雰囲気で行う。
加熱速度は,原則として1 000 ℃までは毎分10 ℃,1 000 ℃以上は毎分5 ℃とし,所定温度に3時間
保持した後,その中で少なくとも10時間以上自然冷却しなければならない。
なお,所定保持時間中の温度差は,±10 ℃とする。温度の測定は,高温度計を用い,少なくとも15分
ごとに行う。

5.4 試験方法

  試験方法は,次による。
a) 寸法の測定 乾燥又は焼成冷却後直ちに試験片の幅及び厚さを測定する。寸法の測定は,JIS R 2202
による。
b) 曲げ試験 曲げ試験は,試験片を成形したときの側面の中央に毎秒49.0368.65 Nの均一速度で荷重
を加え,その最大荷重を求める。
c) 圧縮試験 圧縮試験は,曲げ試験の直後に各試験片の半切を用いて行うものとし,試験片を成形した
ときの両側面を加圧面として加圧板を用いて毎秒686.5882.5 Nの均一速度で試験片の中央部に加圧
して最大荷重を求める。
なお,必要に応じて紙片などを加圧面に挟み,均一に加圧することができる。

6 計算

6.1 曲げ強さ

  試験片の曲げ強さTr (MPa) は,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
Tr 3Wl
2
2bd
ここに, W : 最大荷重 (N)
l : 支持用ロールの中心距離 (mm)
b : 試験片の幅 (mm)
d : 試験片の厚さ (mm)

6.2 圧縮強さ

  試験片の圧縮強さC (MPa) は,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって整数に丸める。
W
C
40b
ここに, W : 最大荷重 (N)
b : 試験片の幅 (mm)
ただし,試験片の幅が40 mm以上の場合は,40 mmとして計算する。

7 報告

  次によって報告する。
なお,報告には,焼成温度を付記する。
a) 曲げ強さ 供試高アルミナ質及び粘土質プラスチック耐火物の曲げ強さは,各3個の試験片の計算値
の平均値を算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸めて報告する。
b) 圧縮強さ 供試高アルミナ質及び粘土質プラスチック耐火物の圧縮強さは,各3個の半切試験片の計
算値の平均値を算出し,JIS Z 8401によって整数に丸めて報告する。

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