JIS R 3221:2002 熱線反射ガラス | ページ 2

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4) IS R 3106の7.(常温の熱放射の放射率の算定)によって,2)の測定結果から常温の熱放射に対す
る放射率を算定する。
5) IS R 3106の8.3(室外・室内表面熱伝達率)によって,4)の算定結果から室内外熱伝達係数hi及び
heの夏の数値を求める。
6) IS R 3106の8.4(1枚のガラス板の日射熱取得率の計算)に従って,3)と5)から日射熱取得率
算出し,小数点以下2けたに丸めて表す。

7.3.3 耐光性試験

 耐光性試験は次による。
a) 装置 耐光性試験に用いる装置は,次による。
1) 紫外線照射装置 JIS R 3212の3.9(耐光性試験)による紫外線照射装置とする。
2) 可視光透過率測定装置 積分球付きの色差計,積分球付きの分光測光器又はそれと同等の性能をも
つ計測器とする。
b) 手順
1) 紫外線照射前の供試体について,a)2)の計測器を用いて可視光透過率 (%) を求める。
2) 45±5℃に保持されたa)1)の装置に,供試体のA類は膜面側を,B類は膜の内面を光源に向け,光
源から約 230 mmの距離に供試体をおく。
3) 供試体を 1 000 時間紫外線で照射する。
4) 紫外線照射後の供試体について,a)2)の計測器を用いて可視光透過率 (%) を求める。
5) 1)の値と4)の値の差の絶対値を求める。

7.3.4 耐摩耗性試験

 耐摩耗性試験は,次による。
a) 装置 摩耗試験機は,テーバー式の摩耗試験機又はこれと同等以上の性能のものとする。図1の摩耗
試験機は,毎分65±10回転の速度で回転する水平なテーブルと,65±3mmの間隔で固定された円滑
に回転する一対の摩耗ホイールから構成されている。
1) 回転テーブル 回転テーブルは,一つの平面として回転し,各摩耗ホイールの供試体にかかる力は,
4.90Nとする。
2) 摩耗ホイール 摩耗ホイールは,研磨剤を練り込んだ直径4550mm,厚さ12.5mmの中程度の硬
さをもつゴム製であって,軸方向の遊び及び回転ぶれがないように取り付けられたもので,種類は
テーバー式のNo.CS-10Fとする。
図1 摩耗試験機

――――― [JIS R 3221 pdf 6] ―――――

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b) 手順
1) 摩耗前の供試体について,7.3.3a)2)の計測器を用い,図2の○印で示す1点の可視光透過率 (%) を
求める。
2) 供試体を摩耗試験機の回転テーブル上に膜面側が摩耗面になるように設置し,供試体を回転させ摩
耗させる。このときの回転数は,表7による。
3) 摩耗後の供試体について,7.3.3a)2)の計測器を用い,図2の×印で示す4点の可視光透過率 (%) を
求め,その平均値を算出する。
4) 1)の値と3)の値との差の絶対値を求める。
図2 測定位置
表7 摩耗試験における回転数
耐久性による区分 回転数
A類 200回
B類 100回

7.3.5 耐酸性試験

 耐酸性試験は,次による。
a) 手順
1) 浸せき前の供試体について7.3.3a)2)の計測器を用い,可視光透過率 (%) を求める。
2) 供試体を温度23±2℃の濃度1kmol/m3の塩酸に表8に示す時間,薄膜面と溶液が完全に接触するよ
うに全体を浸せきする。
3) 浸せき後水洗い,乾燥した供試体について7.3.3a)2)の計測器を用い,可視光透過率 (%) を求める。
4) 1)の値と3)の値との差の絶対値を求める。

7.3.6 耐アルカリ性試験

 耐アルカリ性試験は,次による。
a) 手順
1) 浸せき前の供試体について7.3.3 a)2)の計測器を用い,可視光透過率 (%) を求める。
2) 供試体を温度23±2℃の濃度1kmol/m3の水酸化ナトリウム溶液に表8に示す時間,薄膜面と溶液が
完全に接触するように全体を浸せきする。
3) 浸せき後水洗い,乾燥した供試体について7.3.3 a)2)の計測器を用い,可視光透過率 (%) を求める。
4) 1)の値と3)の値との差の絶対値を求める。

――――― [JIS R 3221 pdf 7] ―――――

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表8 耐酸性及び耐アルカリ性試験における浸せき時間
耐久性による区分 浸せき時間
A類 24時間
B類 6時間

8. 検査

 検査は,次の事項について行い,3.1,4.及び6.の規定に合格しなければならない。ただし,c)
g)の検査は,新しい製品の設計,製品仕様,製造条件などを変更した場合以外は,省略することができ
る。
なお,検査は,合理的な抜取りによって行うことができる。
a) 外観
b) 寸法
c) 日射熱遮へい性
d) 耐光性
e) 耐摩耗性
f) 耐酸性
g) 耐アルカリ性

9. 包装

 熱線反射ガラスは,原則として適当な緩衝材を用いて包装する。

10. 表示

10.1 熱線反射ガラスには,原則として1包装ごとに次の項目を表示する。
a) 種類
b) 製造業者名又はその略号
10.2 カタログ又は技術資料などに次の事項を表示する。
a) 3.に規定する種類
b) 光性能(4)
c) 熱性能(5)
注(4) 熱線反射ガラスの光性能のうち,可視光透過率及び可視光反射率はJIS R 3106の5.(可視光透過
率及び可視光反射率の算定)によって,また,日射透過率,日射反射率及び日射吸収率はJIS R
3106の6.(日射透過率,日射反射率及び日射吸収率の算定)によって求める。
(5) 熱線反射ガラスの熱性能のうち,熱貫流率UはJIS R 3107の4.1(基礎式)によって計算する。

11. 取扱い上の注意事項

 取扱説明書などに次の事項を記載する。
a) 使用上の注意
b) 加工上の注意
c) 輸送,保管上の注意

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JIS R 3221(熱線反射ガラス)改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 境 野 照 雄 東京工業大学名誉教授
(委員) 野 口 泰 彦 経済産業省製造産業局
(久能木 慶 治) 通商産業省生活産業局
橋 本 進 財団法人日本規格協会
○ 黒 木 勝 一 財団法人建材試験センター
○ 宍 道 恒 信 社団法人日本建築家協会
○ 鈴 木 邦 臣 社団法人建築業協会
西 正 全国複層硝子工業会
坂 本 善 正 全国安全硝子工業会
岩 瀬 敏 夫 全国板硝子商工協同組合連合会
○ 田 中 征 人 全国板硝子工事協同組合連合会
松 本 巌 全国板硝子卸商業組合連合会
○ 多 田 昌 史 旭硝子株式会社
○ 北 添 敏 昭 日本板硝子株式会社
○ (村 田 健 治) 日本板硝子株式会社
○ 大 西 正 司 セントラル硝子株式会社
堀 江 耕 一 サンテックコーポレーション株式会社
民 谷 浩 一 タミヤ製作所
(事務局) 磯 部 壽 久 板硝子協会
備考 ○印は,小委員会委員を兼ねる。
( )内は任期中の交替者氏名を示す。
日本工業標準調査会 標準部会 窯業技術専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 松 尾 陽太郎 東京工業大学
(委員) 植 松 敬 三 長岡技術科学大学
井 田 全 彦 板硝子協会
小 田 喜 一 独立行政法人産業技術総合研究所
黒 木 俊 之 東邦テナックス株式会社
阪 井 博 明 日本ガイシ株式会社
佐 々 正 石川島播磨重工業株式会社
長 恵 祥 株式会社大林組
松 尾 晃 品川白煉瓦株式会社
松 田 邦 男 川崎製鉄株式会社
山 川 正 行 株式会社マグ

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JIS R 3221:2002の関連規格と引用規格一覧