JIS R 3212:2015 自動車用安全ガラス試験方法

JIS R 3212:2015 規格概要

この規格 R3212は、主として自動車用安全ガラスの試験方法について規定。

JISR3212 規格全文情報

規格番号
JIS R3212 
規格名称
自動車用安全ガラス試験方法
規格名称英語訳
Test methods of safety glazing materials for road vehicles
制定年月日
1979年7月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 15082:1999(MOD), ISO 3537:1999(MOD), ISO 3538:1997(MOD), ISO 3917:1999(MOD)
国際規格分類

ICS

43.040.65, 81.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1979-07-01 制定日, 1985-02-01 改正日, 1991-03-01 確認日, 1992-05-01 改正日, 1998-04-20 改正日, 2003-06-20 確認日, 2008-03-20 改正日, 2015-10-20 改正
ページ
JIS R 3212:2015 PDF [41]
                                                                                   R 3212 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験項目・・・・[2]
  •  5 試験場所の条件及び試験方法・・・・[2]
  •  5.1 試験場所の条件・・・・[2]
  •  5.2 厚さの測定・・・・[3]
  •  5.3 破砕試験・・・・[3]
  •  5.4 耐衝撃性試験・・・・[7]
  •  5.5 耐貫通性試験・・・・[9]
  •  5.6 ヘッドフォーム(人頭模型)衝撃試験・・・・[9]
  •  5.7 耐摩耗性試験・・・・[12]
  •  5.8 耐熱性試験・・・・[15]
  •  5.9 耐光性試験・・・・[15]
  •  5.10 耐湿性試験・・・・[16]
  •  5.11 可視光線透過率試験・・・・[16]
  •  5.12 透視ひずみ試験・・・・[17]
  •  5.13 二重像試験・・・・[19]
  •  5.14 色の識別試験・・・・[21]
  •  5.15 耐薬品性試験・・・・[21]
  •  5.16 耐燃焼性試験・・・・[23]
  •  5.17 耐候性試験・・・・[24]
  •  5.18 寸法安定性試験・・・・[25]
  •  5.19 温度依存性試験・・・・[25]
  •  附属書JA(規定)安全ガラスの光学的特性及び耐光性についての試験領域・・・・[26]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[38]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 3212 pdf 1] ―――――

R 3212 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,板硝子協会(FGMAJ)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS R 3212:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 3212 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 3212 : 2015

自動車用安全ガラス試験方法

Test methods of safety glazing materials for road vehicles

序文

  この規格は,1999年に第3版として発行されたISO 3537,1997年に第3版として発行されたISO 3538,
1999年に第3版として発行されたISO 3917,及び1999年に第1版として発行されたISO 15082を基とし,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,主として自動車用安全ガラス(以下,安全ガラスという。)の試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3537:1999,Road vehicles−Safety glazing materials−Mechanical tests
ISO 3538:1997,Road vehicles−Safety glazing materials−Test methods for optical properties
ISO 3917:1999,Road vehicles−Safety glazing materials−Test methods for resistance to radiation,
high temperature, humidity, fire and simulated weathering
ISO 15082:1999,Road vehicles−Tests for rigid plastic safety glazing materials(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS D 0205 自動車部品の耐候性試験方法
JIS K 2202 自動車ガソリン
JIS K 2203 灯油
JIS K 2204 軽油
JIS K 3302 固形洗濯石けん
JIS K 3303 粉末洗濯石けん
JIS K 6253-3 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第3部 : デュロメータ硬さ
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)

――――― [JIS R 3212 pdf 3] ―――――

2
R 3212 : 2015
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS R 3211 自動車用安全ガラス
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8701 色の表示方法−XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色
ISO 20176:2011,Road vehicles−H-point machine (HPM-II)−Specifications and procedure for H-point
determination

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 3211による。

4 試験項目

  試験項目は,次のとおりとする。
a) 厚さの測定(5.2)
b) 破砕試験(5.3)
c) 耐衝撃性試験(5.4)
d) 耐貫通性試験(5.5)
e) ヘッドフォーム(人頭模型)衝撃試験(5.6)
f) 耐摩耗性試験(5.7)
g) 耐熱性試験(5.8)
h) 耐光性試験(5.9)
i) 耐湿性試験(5.10)
j) 可視光線透過率試験(5.11)
k) 透視ひずみ試験(5.12)
l) 二重像試験(5.13)
m) 色の識別試験(5.14)
n) 耐薬品性試験(5.15)
o) 耐燃焼性試験(5.16)
p) 耐候性試験(5.17)
q) 寸法安定性試験(5.18)
r) 温度依存性試験(5.19)

5 試験場所の条件及び試験方法

5.1 試験場所の条件

  試験場所の条件は,次のとおりとする。
なお,試験直前までの供試体の保持温度,及び試験時の試験装置内の温度又は湿度については,必要に
応じて5.25.19に規定する。
a) 試験場所の温度 20±15 ℃1)とする。
注1) IS Z 8703に規定する常温である。

――――― [JIS R 3212 pdf 4] ―――――

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R 3212 : 2015
b) 試験場所の大気圧 0.86×1021.06×102 kPaとする。
c) 試験場所の相対湿度 (60±20) %とする。

5.2 厚さの測定

  厚さの測定は,次によって行う。
a) 目的 安全ガラスの厚さを調べるために行う。
b) 供試体 製品及び試験片(100 mm×100 mm,300 mm×300 mm,1 100 mm×500 mmなど)を供試体
とする。
c) 使用器具 JIS B 7502に規定する目量が0.01 mmのマイクロメータ又はこれと同等以上のものを用い
る。
d) 手順 c)に規定する使用器具を用いて供試体の周縁から25 mm以内のほぼ等間隔の任意の複数点にお
ける厚さを測定し,測定値をJIS Z 8401によって小数点以下1桁に丸める。ただし,設計上厚さが均
一でない製品の測定点は,受渡当事者間の協定による。

5.3 破砕試験

5.3.1  部分強化ガラス破砕試験
部分強化ガラスの破砕試験は,次によって行う。
a) 目的 部分強化ガラスが破損したときに,破片の状態が必要な安全性をもっているかを調べるために
行う。
b) 供試体 製品6枚を供試体とする。
c) 装置及び使用器具 装置及び使用器具は,次による。
1) 先端部の曲率半径が0.2±0.05 mmのハンマ又はポンチを用いる。
2) 50 mm×50 mm,500 mm×200 mm及び500 mm×150 mmの計数枠を用いる。
d) 供試体の区分 供試体は,図1に示す3領域に区分する。
1) 周辺域 供試体の全周辺上,少なくとも70 mm幅の領域。
2) 透視域 少なくとも横500 mm,縦200 mmの長方形(供試体の縦寸法が440 mm未満の場合,横500
mm,縦150 mmの長方形)で,その中心(図1の点1)は,次による。
2.1) 1カテゴリの場合は,V1点とV2点との中間点を通り,YZ面に垂直な直線と前面ガラスとの交点。
2.2) 1以外のカテゴリの場合は,O点を通り,YZ面に垂直な直線と前面ガラスとの交点。
なお,V1点,V2点,O点及びYZ面は,附属書JAの方法Iによる。
3) 中間域 透視域の周辺から外側50 mm以内の領域。
e) 衝撃点 衝撃点は,次のようにして選ぶ。
点1 : 透視域の中心点。
点2 : 中間域で透視域の横辺の中心線上の透視域に最も近い箇所。
点3及び点3' : 供試体の最短中心線上で周辺から30 mmの箇所。つりあとのある場合は,つりあとの
ある側,ほかの一つは反対側とする。
点4 : 供試体の最長中心線上で曲率半径が最小の箇所。
点5 : 供試体の端末の曲率半径が最小の箇所で,その中点から中心に向かって30 mmの点。左側でも
右側でもよい。
なお,衝撃点の位置は,図1に示す。

――――― [JIS R 3212 pdf 5] ―――――

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JIS R 3212:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 15082:1999(MOD)
  • ISO 3537:1999(MOD)
  • ISO 3538:1997(MOD)
  • ISO 3917:1999(MOD)

JIS R 3212:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 3212:2015の関連規格と引用規格一覧