JIS R 3802:1995 ガラス製化学プラント用構成部品 | ページ 5

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図37 リフラックスセパレーター
7.19.2 寸法 リフラックスセパレーターの呼び径 (DN) は,80,100,150,200,225,300,400,450,
600mmとする。
寸法 (L) 及び還流部 (S) における蒸気通過最小断面積 (A) は,製造業者の指示値による。
7.19.3 流量 20℃の水に換算した留出液の最大流量 (B) 及び還流液の最大流量 (C) は,製造業者の指示
値による。
7.20 リリーフバルブ
7.20.1 形状 リリーフバルブの形状は,図38に示す。
図38 リリーフバルブ
7.20.2 寸法 リリーフバルブの呼び径 (DN) は,25,40,50,80,100mmとする。
排気管呼び径 (DN1),中心軸から排気管端部までの寸法 (L1) 及び排気管中心軸から接合面までの寸法
(L2) は,製造業者の指示値による。
7.20.3 作動条件 通過するガス又は蒸気の圧力及び量によってバルブが作動する条件は,製造業者の指示
による。
7.21 ベッセル
7.21.1 形状 ベッセルの形状は,丸形と円筒形とする。
7.21.2 呼び容量 ベッセルの呼び容量は,表29による。

――――― [JIS R 3802 pdf 21] ―――――

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表29 ベッセルの呼び容量
単位 l
丸形ベッセル 円筒形ベッセル
5 5
10 10
20 20
30 30
50 50
100 100
200 150
− 200
− 300
− 400
8. 化学的特性試験方法 素材ガラスの試験方法に共通な一般事項は,JIS K 0050による。試料の調製に
使用するふるいは,JIS Z 8801の標準網ふるいとする。
8.1 98℃における耐水性試験方法 98℃における耐水性試験方法は,JIS R 3502のアルカリ溶出試験方
法に準じ,次の条件で行う。
8.1.1 溶出装置 溶出装置の丸底フラスコには,JIS R 3503に規定する呼び容量100ml共通すり合わせ丸
底フラスコの硬質1級ガラス又は石英製のものを使用する。
8.1.2 試料 試料の調製及び採取量は,次のとおりとする。
(1) 試料の調製 試料の調製は,標準ふるい500 過し,標準ふるい300 椰
末約10gをとる。
(2) 試料の採取量 試料の採取量は,(1)によって調製された試料から2.00gを1mgの精度ではかりとる。
8.1.3 操作 はかりとった試料を丸底フラスコに移し,蒸留水50mlを加え,沸騰水浴中で98±0.5℃に
60分間加熱する。滴定には0.01mol/l塩酸を使用する。別に同様の方法で空試験を行う。
8.1.4 計算 ガラス1g当たりのNa2O溶出量を,次の式によって算出し,試料3個の平均値をJIS Z 8401
によって小数点以下1けたに丸める。
a 310
ここに, a : ガラス1g当たりのNa2O溶出量 ( 最
b : 試験結果から空試験結果を差し引いた0.01mol/l塩酸の消費量
(ml)
c : 試料質量 (g)
8.2 121℃における耐水性試験方法 121℃における耐水性試験方法は,次の条件で行う。
8.2.1 溶出装置及び加熱装置 溶出装置及び加熱装置は,次のとおりとする。
(1) 溶出装置 溶出装置の容器及びふたは,JIS R 3503に規定する硬質1級ガラス製の呼び容量300ml三
角フラスコ及び呼び容量50mlビーカーを使用する。
(2) 加熱装置 溶出容器を載せたラックが入り,121±1℃に温度調整ができるオートクレーブを使用する。
ただし,入れた水の水位がフラスコに達しないこと。
8.2.2 試料 試料の調製及び採取量は,次のとおりとする。
(1) 試料の調製 試料の調製は,JIS R 3502に準じ,標準ふるい420 過し,標準ふるい300
とどまる大きさの粉末約40gをとる。

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(2) 試料の採取量 試料の採取量は,(1)によって調製された試料から10.00gを1mgの精度ではかりとる。
8.2.3 操作 はかりとった試料を溶出試験容器に移し,蒸留水50mlを加え,ビーカーでふたをしてラッ
ク上に載せてオートクレーブ中に挿入する。排気コックを開けたままでオートクレーブを加熱し,排気コ
ックから蒸気が吹き出したら排気コックを閉じて,121℃まで1℃/minの速度で昇温する。121℃に達して
から121±1℃で30分間保持する。次いで,徐々に排気しながらほぼ0.5℃/minの速度で100℃まで冷却し
た後,フラスコを取り出し冷却槽中で常温まで冷却する。メチルレッド指示薬5滴を加え,0.02mol/l塩酸
で滴定する。別に同様の方法で空試験を行う。
8.2.4 計算 ガラス1g当たりのNa2O溶出量を,次の式によって算出し,試料3個の平均値をJIS Z 8401
によって小数点以下1けたに丸める。
a 620
ここに, a : ガラス1g当たりのNa2O溶出量 ( 最
b : 試験結果から空試験結果を差し引いた0.02mol/l塩酸の消費量
(ml)
c : 試料質量 (g)
8.3 沸騰混合アルカリ水溶液に対する耐食性試験方法 沸騰混合アルカリ水溶液に対する耐食性試験方
法は,次の条件で行う。
8.3.1 器具・装置及び材料 溶出容器・冷却管及び乾燥器は,次のとおりとする。
(1) 溶出容器 溶出容器は,付図1に示すような純銀製又は耐アルカリ銀合金製で,ふたには銀製ワイヤ
ーで試料をつるすための4個のフックと,冷却管を取り付けるためのテーパー口をもつ。封止材には,
PTFE製ガスケット及び栓を使用する。
(2) 冷却管 冷却管は,JIS R 3503の硬質1級のものを使用する。
(3) 乾燥器 乾燥器は,150℃での試料乾燥に適するものとする。
8.3.2 試料及びアルカリ混合液 試料及びアルカリ混合液の調製は,次のとおりとする。
(1) 試料の調製 試料の調製は,全表面積が1015cm2になるようにガラス試料を切り出した後,端部を
軽く研磨する。ただし,火加工はしないこと。
試料の全表面積を2%の精度(長さ測定は0.1mmの精度)で算出後5vol%酢酸で洗浄し,蒸留水及
びアセトンですすいで汚れを取り除く。次いで,試料を乾燥器で150℃・30分間乾燥しデシケーター
中で室温まで冷却する。試料質量を0.1mgの精度でひょう量する。資料は,4個準備する。
(2) アルカリ混合液の調製 アルカリ混合液の調製は,その都度調製したそれぞれ1±0.02mol/lの炭酸ナ
トリウム溶液と水酸化ナトリウム溶液を等量混合する。
8.3.3 操作 溶出容器にアルカリ混合液800mlを入れ,緩やかに沸騰するまで加熱する。銀製ワイヤーに
つるした試料を容器のふたのフックに取り付けてから,ふたを容器に固定する。試料は,完全に沸騰溶液
中につかり試料相互や容器壁に触れないことを確認する。冷却管を取り付けて通水し3時間沸騰を続けた
後,試料を取り出し,塩酸の約1mol/l溶液に3回浸し(漬)後,蒸留水及びアセトンでよくすすぐ。次い
で,試料を乾燥器で150℃・30分間乾燥し,デシケーター中で室温まで冷却する。試料質量を0.1mgの精
度でひょう量する。
8.3.4 計算 ガラス1dm2当たりの質量減少量を次の式によって算出し,試料4個の平均値をJIS Z 8401
によって小数点以下1けたに丸める。
b c
a
d

――――― [JIS R 3802 pdf 23] ―――――

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ここに, a : ガラス1dm2当たりの質量減少量 (mg)
b : 試験前の試料の質量 (mg)
c : 試験後の試料の質量 (mg)
d : 試料の全表面積 (dm2)
9. 物理的特性試験方法
9.1 線膨張係数 線膨張係数は,JIS R 3102による。
9.2 密度 密度は,JIS Z 8807による。
9.3 ひずみ点 ひずみ点は,JIS R 3103による。
10. 検査
10.1 外観 外観検査は,目視によって行う。
10.2 寸法 寸法の測定は,スケールを使用して次のとおり行う。
(1) 球面接続端部 球面接続端部をもつ構成部品の長さ (L) は,付図2のような装置を使用して測る。
(2) パイプの曲がり パイプの曲がりは,付図3のような装置を使用してパイプを回転させ,パイプ中央
部におけるダイヤルゲージの読みの最小値と最大値の差の21を求める。
10.3 使用最大圧力 接続端部にジグを取り付け,水圧を徐々に加えて5.4に規定する圧力に10分間保持
して破壊するか否かを調べる。
11. 表示 構成部品には,製造業者名又はその略号を表示する。
12. 取扱い上の注意事項及び接続方法
12.1 取扱い上の注意事項
(1) 運搬 構成部品の運搬は,柔らかい布,紙,プラスチックなどで適切に保護された状態で運搬するこ
と。
また,運搬中に構成部品を他の硬質物体と接触させないように注意すること。
(2) 保管 構成部品の保管は,固い物体の上に直接置かないこと。
また,構成部品は個別に保管し,みだりに積み重ねたりしないこと。
なお,突起物のある構成部品は,接触の危険を避けるためよく見えるようにすること。
(3) 据付工事 据付工事中は,構成部品の周辺を整理し,他の物体との接触を避けること。
また,構成部品に溶接の火花がかからないように保護すること。
(4) 解体 ガラス製プラントを解体するときは,残される部分の支持が確実にされるように注意すること。
また,取り外した部品は清掃し,損傷やきずがないかどうか調べること。
12.2 接続方法 構成部品の接続方法は,次による。
(1) 構成部品の接続 構成部品の接続は,金属,プラスチックなどの附属部品を使用して付図4に示すよ
うな方法で行う。
(2) 接続端部形状の異なる構成部品との接続 接続端部形状の異なる構成部品との接続例を付図5に示す。
(3) 異種材料の構成部品との接続 異種材料の構成部品との接続例を付図6に示す。
(4) 締付け 接続部の締付けは,ガラスに過大な力が加わらないよう適正な強さで均一に行うこと。
(5) 熱膨張・振動の吸収 熱膨張,振動などを吸収するため,取合い部分にはPTFE製ベローズなどのフ

――――― [JIS R 3802 pdf 24] ―――――

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レキシブルな部品を取り付けること。
付図1 混合アルカリ溶出容器(一例)

――――― [JIS R 3802 pdf 25] ―――――

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JIS R 3802:1995の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1776:1985(MOD)
  • ISO 3585:1977(MOD)
  • ISO 3586:1976(MOD)
  • ISO 3587:1976(MOD)
  • ISO 4704:1977(MOD)
  • ISO 695:1991(MOD)
  • ISO 719:1985(MOD)
  • ISO 720:1985(MOD)

JIS R 3802:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 3802:1995の関連規格と引用規格一覧