JIS S 3019:1997 石油燃焼機器用油量調節器

JIS S 3019:1997 規格概要

この規格 S3019は、油の落差が2.5m以下で使用される石油燃焼機器用定油面式油量調節器について規定。

JISS3019 規格全文情報

規格番号
JIS S3019 
規格名称
石油燃焼機器用油量調節器
規格名称英語訳
Oil control valves for oil burning appliances
制定年月日
1969年11月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

27.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1969-11-01 制定日, 1971-11-01 改正日, 1974-07-01 確認日, 1978-03-01 確認日, 1979-07-01 改正日, 1985-06-01 確認日, 1990-08-01 確認日, 1997-06-20 改正日, 2003-11-20 確認日, 2010-02-22 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS S 3019:1997 PDF [15]
S 3019 : 1997S 3019 : 1997

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS S 3019-1979は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,1985年及び1990年に確認されているが,1979年の改正から15年以上経過しているた
め,現状の油量調節器に合わせた規定とするほか,文章の表現及び記載様式など見直しを行った。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS S 3019 pdf 1] ―――――

                                                                        S 3019 : 1997S 3019 : 1997

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[1]
  •  4. 品質性能・・・・[1]
  •  5. 構造・・・・[2]
  •  5.1 一般構造・・・・[2]
  •  5.2 気密形の油量調節器の構造・・・・[4]
  •  6. 材料・・・・[4]
  •  7. 加工方法・・・・[4]
  •  8. 外観・・・・[4]
  •  8.1 外観・・・・[4]
  •  8.2 さび止め・・・・[4]
  •  9. 試験方法・・・・[4]
  •  9.1 試験条件・・・・[4]
  •  9.1.1 試験室の温度・・・・[4]
  •  9.1.2 試験用の油・・・・[4]
  •  9.1.3 試験電圧及び周波数・・・・[4]
  •  9.1.4 試験用の計測器等・・・・[4]
  •  9.2 漏れ試験・・・・[4]
  •  9.2.1 本体・・・・[5]
  •  9.2.2 フロート・・・・[5]
  •  9.3 閉止能力試験・・・・[5]
  •  9.3.1 流入バルブ・・・・[5]
  •  9.3.2 異常流入遮断装置・・・・[5]
  •  9.3.3 流出バルブ・・・・[5]
  •  9.4 耐塩水性試験・・・・[5]
  •  9.4.1 試験装置・・・・[5]
  •  9.4.2 試験試料の作り方・・・・[5]
  •  9.4.3 試験方法・・・・[5]
  •  9.5 指示精度試験・・・・[5]
  •  9.6 傾斜試験・・・・[6]
  •  9.7 落差試験・・・・[6]
  •  9.8 油量調節つまみの繰返し作動試験・・・・[6]
  •  9.9 異常流入遮断装置の繰返し作動試験・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS S 3019 pdf 2] ―――――

S 3019 : 1997S 3019 : 1997

pdf 目次

ページ

  •  9.10 落下試験・・・・[6]
  •  9.11 気密性試験・・・・[6]
  •  9.12 低温時の流量変化試験・・・・[7]
  •  9.13 耐油性試験・・・・[7]
  •  9.14 絶縁抵抗試験・・・・[7]
  •  9.15 耐電圧試験・・・・[7]
  •  9.16 構造・・・・[7]
  •  9.17 材料・・・・[7]
  •  9.18 加工方法・・・・[7]
  •  9.19 外観・・・・[7]
  •  9.20 表示・・・・[7]
  •  9.21 輸出品の表示・・・・[7]
  •  10. 検査・・・・[7]
  •  10.1 型式検査・・・・[7]
  •  10.1.1 型式検査の実施・・・・[7]
  •  10.1.2 試料の採り方及び大きさ・・・・[8]
  •  10.1.3 検査項目・・・・[8]
  •  10.1.4 合否判定・・・・[8]
  •  10.1.5 検査記録・・・・[8]
  •  10.2 製品検査・・・・[8]
  •  10.2.1 製品検査の実施・・・・[8]
  •  10.2.2 検査項目・・・・[8]
  •  10.2.3 合否判定・・・・[8]
  •  10.2.4 検査記録・・・・[8]
  •  11. 表示・・・・[8]
  •  11.1 表示・・・・[8]
  •  11.2 油量調節つまみなどの表示・・・・[8]
  •  11.3 型式検査合格の表示・・・・[8]
  •  12. 輸出品の表示・・・・[8]
    付図1 開放形  9
付図2 気密形 10
付表1 材料 11
付表2 試験器等 11

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS S 3019 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
S 3019 : 1997

石油燃焼機器用油量調節器

Oil control valves for oil burning appliances

序文

 主にポット式石油ストーブに使用されている油量調節器の品質性能及び安全性を確保するために,
1969年にJIS S 3019が制定された。

1. 適用範囲

 この規格は,油の落差が2.5m以下で使用される石油燃焼機器用定油面式(1)油量調節器(以
下,油量調節器という。)について規定する。
注(1) 定油面式とは,供給された油を一定の油面で保持し,流出バルブによって流量を調節するもの
をいう。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0202 管用平行ねじ
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 0207 メートル細目ねじ
JIS K 2201 工業ガソリン
JIS K 2203 灯油
JIS S 3028 石油燃焼機器用銅製送油管
JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法
JIS Z 8803 液体の粘度−測定方法

3. 種類

 油量調節器の種類は,構造によって,表1のとおりとする。
表1 種類
種類 構造 参考
付図1
開放形 一定の油面をフロートなどで保持し,油面上部に開口部
がある構造。
付図2
気密形 一定の油面をフロートなどで保持し,耐油性のパッキン
などによって油面上部の気密を保つ構造。ただし,通気
管の部分を除く。

4. 品質性能

 油量調節器の品質性能は,9.によって試験したとき,表2の規定を満足しなければならな
い。

――――― [JIS S 3019 pdf 4] ―――――

2
S 3019 : 1997
表2 品質性能
項目 品質性能 試験方法
漏 本体 漏れがないこと。 9.2.1
れ フロート 9.2.2
流入バルブ 9.3.1
油面の上昇によって異常流入遮断装置が作動し

止 ないこと。
能 異常流入遮断装置 漏れがないこと。 9.3.2

流出バルブ 3ml以下 9.3.3
耐塩水性 著しい腐食がないこと。 9.4
指示精度 最小流量 4ml/min以下のもの ±0.8ml/min 9.5
4ml/minを超えるもの ±20%
最大流量 ±8.5%
傾斜 各傾斜方向に対して流量変化率が15%以下 9.6
落差 流量変化率が15%以下 9.7
油量調節つまみの繰返流量変化率が5%以下 9.8
し作動
異常流入遮断装置の繰機構に異常がなく,漏れがないこと。 9.9
返し作動
落下 外観機構に異常がなく,漏れがないこと。 9.10
漏れる空気の量が100ml/min以下
気密性(気密形に限る。) 9.11
低温時の流量変化 20ml/min以下のもの ±20% 9.12
20ml/minを超えるもの ±15%
耐油性 質量変化率が±20% 9.13
1M
絶縁抵抗(電装品を附属 坎 上 9.14
する構造のものに限
る。)
試験電圧に1分間耐えること。
耐電圧(電装品を附属す 9.15
る構造のものに限る。)

5. 構造

5.1 一般構造

 油量調節器の構造は,次によらなければならない。
a) 油量調節器は,油の流入部から供給された油が一定の油面に保持され,流出バルブを経て燃焼装置へ
流出されること。
b) 油量調節器の本体は,油面上部の開口部以外のいかなる部分からも油漏れがないこと。
c) 油量調節器は,油の流入部又は本体に,網目の開きが250 トレーナをもち,容易に掃
除ができること。
d) 油量調節器は,それぞれの独立した油の流入部と流出部をもち,その接続方法は,次のとおりとする。
1) 銅製の送油管を用いる場合の流入部の接続部の形状・寸法は,原則としてJIS S 3028の5.(形状・
寸法)によること。
なお,使用するねじは,原則として表3によること。
表3 使用ねじ
使用するねじ 適用規格
G1 山19 JIS B 0202
4
M14×1.5 JIS B 0207
2) 流入部にゴム製の送油管を用いるもので,差込方式の場合の燃料配管接続金具の形状及び寸法は,

――――― [JIS S 3019 pdf 5] ―――――

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JIS S 3019:1997の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 3019:1997の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISB0205:1997
メートル並目ねじ
JISB0207:1982
メートル細目ねじ
JISK2201:1991
工業ガソリン
JISK2203:2009
灯油
JISS3028:2006
石油燃焼機器用銅製送油管
JISZ2371:2015
塩水噴霧試験方法
JISZ8803:2011
液体の粘度測定方法