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7.2 ろ過性能試験
7.2.1 ろ過流量試験
JIS S 3201の6.1(ろ過流量試験)の規定によって,試験を行う。
7.2.2 浄水能力試験
7.2.2.1 除去性能試験
JIS S 3201の6.4(除去性能試験)の規定によって,試験を行う。
7.2.2.2 ろ過能力試験
JIS S 3201の6.5(ろ過能力試験)の規定によって,試験を行う。
7.3 最小動水圧試験
7.3.1 ポンプをもたない浄水器の場合
JIS S 3201の6.2(最小動水圧試験)の規定によって,最小動水圧の試験を行う。ただし,一定のろ過流
量を0.5 L/minとする。なお,POE形浄水器の場合には,一定のろ過流量を15 L/minとする。
7.3.2 ポンプをもつ浄水器の場合
JIS S 3201の6.7(最低作動水圧試験)の規定によって,最低作動水圧の試験を行う。
7.4 耐圧性能試験
7.4.1 連続式浄水器(I形)の場合
基準省令に定める方法によって試験し,各部の異常の有無を確認する。
7.4.2 連続式浄水器(II形)の場合
基準省令に定める方法によって試験し,各部の異常の有無を確認する。ただし,一次側の動水圧を0.35
MPaで保持しながら1分間通水する。
7.5 水撃限界性能試験
7.5.1 連続式浄水器(I形)の場合
基準省令に定める方法によって試験し,浄水カートリッジからのろ材の流出などの異常の有無を確認す
る。ただし,水撃による上昇圧力は,1.5 MPa以下とする。
7.5.2 連続式浄水器(II形)の一時止水機能(使用中に一時的に止水する機能)をもつ場合
基準省令に定める方法によって試験し,浄水カートリッジからのろ材の流出などの異常の有無を確認す
る。ただし,表示のろ過流量で通水しながら,一時止水機能を急閉する。
――――― [JIS S 3241 pdf 16] ―――――
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7.6 逆流防止性能試験
7.6.1 連続式浄水器(I形)の場合
基準省令に定める方法によって試験し,一次側への水漏れの有無及び各部の異常の有無を確認する。
7.6.2 連続式浄水器(II形)のアンダーシンク形浄水器(滞留水が500 mLを超えるもの)の場合
基準省令に定める方法によって試験し,一次側への水漏れの有無及び各部の異常の有無を確認する。
7.6.3 連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器(滞留水が500 mLを超えるもの)の
場合
基準省令に定める方法によって試験し,一次側への水漏れの有無及び各部の異常の有無を確認する。
ただし,この場合の加圧及び加圧時間は,3 kPaの静水圧を1分間加えるものとする。
7.7 操作性能試験
操作性能試験は,手動などの実使用に基づき,開閉·切換操作を行い,操作が円滑かつ確実に行えるか
確認する。
7.8 耐久性能試験
7.8.1 一般
耐久性能試験は,表5に従って行う。
表5−浄水器の耐久性能試験の区分
浄水器の種類 対象部位 適用試験箇条
連続式浄水器(I形) 本体 7.8.2
連続式浄水器(II形)のアンダーシンク形浄水器 本体(流路切換機構に給水栓を使用 7.8.3
しているものは給水栓を除く。)
流路切換機構
連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器 7.8.4
がもつ流路切換機構
耐圧性能をもつ浄水カートリッジ
連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器 7.8.5
の浄水カートリッジ
(流路切換機構をもたないものを含む)
連続式浄水器(II形)の水栓一体形浄水器の浄水カートリッ
ジ
7.8.2 連続式浄水器(I形)の場合
連続式浄水器(I形)の耐久性能試験は,次による。
a) 試験装置
1) 試験は,図10に示すような試験装置に,試験の対象となる浄水器(以下,供試浄水器という。)を
通常の使用状態に取り付けて行う。
2) 圧力計は,JIS B 7505-1に規定する精度等級が1.6級以上のブルドン管圧力計又はこれと同等以上
の精度のデジタル式の圧力計を用いる。
――――― [JIS S 3241 pdf 17] ―――――
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図10−連続式浄水器(I形)の耐久性能試験装置の例
b) 試験操作
1) 圧力源の圧力条件を,供試浄水器の二次側の電磁弁を閉じたときの静水圧が,0.75 MPaとなるよう
に設定し,この圧力条件を維持しながら,供試浄水器に通水する。
2) 供試浄水器への加圧及び減圧では,加圧時0.75 MPaの状態を1回2秒以上15秒未満維持し,減圧
時は加圧の1/2以下の圧力まで下げる。この動作をもって1回とし,1分間に4回以上30回未満の
頻度で,基準省令に定める100 000回の繰り返し負荷を連続的にかける。
3) 100 000回の圧力負荷動作を行った後,引き続き耐圧性能試験,水撃限界性能試験及び逆流防止性能
試験を行い,それぞれの試験結果を確認する。
4) 耐久性能に影響を及ぼさない,耐圧容器に内蔵した浄水カートリッジなどは,取り外して試験をし
てもよい。
7.8.3 連続式浄水器(II形)のアンダーシンク形浄水器の場合
連続式浄水器(II形)のアンダーシンク形浄水器(流路切換機構に給水栓を使用しているものは給水栓
を除く。)の耐久性能試験は,次による。
a) 試験装置
1) 試験は,図11又は図12に示すような試験装置に,供試浄水器を通常の使用状態に取り付けて行う。
2) 圧力計は,7.8.2 a) 2)の規定による。
図11−連続式浄水器(II形)のアンダーシンク形浄水器の耐久性能試験装置の例1
図12−連続式浄水器(II形)のアンダーシンク形浄水器の耐久性能試験装置の例2
――――― [JIS S 3241 pdf 18] ―――――
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b) 試験操作
1) 供試浄水器の流路切換機構を浄水流出設定に切り換え(流路切換機構をもつ場合),一次側の動水圧
を0.35 MPaに設定し,この圧力条件を維持しながら,供試浄水器に通水する。
なお,0.35 MPaの動水圧で表示のろ過流量の5.5倍を超える流量となるものについては,表示の
ろ過流量の5.5倍の流量に調整した状態で試験を行う。
2) 1)の動水圧を維持して,1回2秒以上15秒未満の流路切換機構の切換操作を行う。この動作をもっ
て1回とし,1分間に4回以上30回未満の頻度で,基準省令に定める100 000回の繰り返し負荷を
連続的にかける。(図11参照)。
なお,流路切換機構をもたない場合,この切換操作は,供試浄水器の一次側に取り付けた開閉弁
によって行うものとする(図12参照)。
3) 100 000回の圧力負荷動作を行った後,引き続き耐圧性能試験,逆流防止性能試験及び一時止水機能
があるものは,水撃限界性能試験を行い,試験結果を確認する。
4) 耐久性能に影響を及ぼさない,耐圧容器に内蔵した浄水カートリッジなどは,取り外して試験をし
てもよい。
7.8.4 連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器がもつ流路切換機構の場合
連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器がもつ流路切換機構に関する耐久性能試験
は,次による。
a) 試験装置
1) 試験は,図13に示すような試験装置に,供試浄水器を通常の使用状態に取り付けて行う。
2) 圧力計は,7.8.2 a) 2)の規定による。
図13−連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器がもつ
流路切換機構の耐久性能試験装置の例
b) 試験操作
1) 供試浄水器の流路切換機構を浄水流出設定に切り換え,一次側の動水圧を0.35 MPaに設定し,この
圧力条件を維持しながら,供試浄水器に通水する。
なお,0.35 MPaの動水圧で表示のろ過流量の5.5倍を超える流量となるものについては,表示の
ろ過流量の5.5倍の流量に調整した状態で試験を行う。
2) 1)の動水圧を維持して1回2秒以上15秒未満の流路切換操作を行う。この動作をもって1回とし,
1分間に4回以上30回未満の頻度で,連続的に30 000回繰り返し負荷をかける。また,浄水カート
リッジが分離式でなく,ろ材及び浄水器本体が一体の構造になっており,それ自体を交換するもの
については,10 000回の操作とする。
3) 所定回数の圧力負荷動作を行った後,一時止水機能があるものは,水撃限界性能試験も行い,試験
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結果を確認する。
4) 試験過程で浄水カートリッジの詰まりなどによる圧力上昇があり,試験条件の維持が困難な場合に
は,初期圧力損失レベルに合わせたダミーの浄水カートリッジを用いてもよい。
7.8.5 連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器の浄水カートリッジ(流路切換機構を
もたないものを含む)並びに水栓一体形浄水器の浄水カートリッジの場合
連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器(流路切換機構をもたないものを含む)並
びに水栓一体形浄水器の耐圧性能をもつ浄水カートリッジに関する耐久性能試験は,次による。
a) 試験装置
1) 試験は,図14に示すような試験装置に,供試浄水器を通常の使用状態に取り付けて行う。
2) 圧力計は,7.8.2 a) 2)の規定による。
図14−連続式浄水器(II形)の蛇口直結形浄水器及び据置形浄水器(流路切換機構をもたないものを含
む)並びに水栓一体形浄水器の耐圧性能をもつ浄水カートリッジの耐久性能試験装置の例
b) 試験操作
1) 供試浄水器の流路切換機構を浄水流出設定に固定し,供試浄水器の一次側の動水圧を0.35 MPaに設
定し,この圧力条件を維持しながら,供試浄水器に通水する。
なお,0.35 MPaで表示のろ過流量の5.5倍を超える流量となるものについては,表示のろ過流量
の5.5倍の流量に調整した状態で試験を行う。
2) 供試浄水器の一次側に取り付けた開閉弁について,1)の動水圧を維持して1回2秒以上15秒未満の
切換操作を行う。この動作をもって1回とし,1分間に4回以上30回未満の頻度で,ろ材の取替時
期の目安の期間に1日当たり30回を乗じた回数について連続的に繰り返し負荷をかける。
3) 所定回数の圧力負荷動作を行った後,一時止水機能があるものは,水撃限界性能試験も行い,試験
結果を確認する。
7.9 耐寒性能試験
製造業者が指定する凍結防止処置を行った後,基準省令に定める方法によって,試験を行う。
7.10 浸出性能試験
7.10.1 連続式浄水器の場合
未使用の浄水カートリッジが組み込まれた供試浄水器を,給水栓又は図15に示すような試験装置に接
続し,当該浄水器の使用方法によって初期通水後,基準省令に定める方法によってろ過水を採水して試料
液とし,試料液が浸出基準に適合するかを確認する。試料液は当該浄水器の二次側から流出してきた浄水
器の滞留水分のろ過水を試料液とする。各操作時の流量は,表示のろ過流量とする。なお,滞水量が1 L
未満の浄水器については,1 Lの浸出液で押し出して試料液としてもよい。
――――― [JIS S 3241 pdf 20] ―――――
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JIS S 3241:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS S 3241:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7505-1:2017
- アネロイド型圧力計―第1部:ブルドン管圧力計
- JISS3201:2019
- 家庭用浄水器試験方法