JIS S 4100:1996 使いすてかいろ

JIS S 4100:1996 規格概要

この規格 S4100は、使用時に火,電気などの外部エネルギー(酸素,水などを除く。)を与えずに,内包された成分の化学反応を熱源として昇温する温熱用品について規定。

JISS4100 規格全文情報

規格番号
JIS S4100 
規格名称
使いすてかいろ
規格名称英語訳
Disposable body warmers
制定年月日
1985年3月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

97.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1985-03-01 制定日, 1992-02-01 改正日, 1996-03-01 改正日, 2001-12-20 確認日, 2007-03-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS S 4100:1996 PDF [7]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
S 4100-1996

使いすてかいろ

Disposable body warmers

1. 適用範囲 この規格は,使用時に火,電気などの外部エネルギー(酸素,水などを除く。)を与えずに,
内包された成分の化学反応を熱源として昇温する温熱用品(以下,使いすてかいろという。)について規定
する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS A 5304 舗装用コンクリート平板
JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS K 7126 プラスチックフィルム及びシートの気体透過度試験方法
JIS Z 0208 防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) 立ち上がり時間 発熱開始直後から40℃まで昇温するのに要する時間。
(2) 温度保証時間 最高温度と40℃の中間の温度以上を保持する時間。
(3) 持続時間 40℃以上を保持し,持続する時間。
3. 種類 種類は,次のとおりとする。
(1) はれないタイプ
(2) はるタイプ
4. 品質
4.1 密封性 外袋の密封性は,6.2によって試験したとき,気泡が発生してはならない。
4.2 袋の強度
4.2.1 内袋 内袋の強度は,6.3によって試験したとき,破れなどの異常があってはならない。
4.2.2 外袋 外袋の引張強さは,6.4によって試験したとき,破れなどの異常があってはならない。
4.3 温度特性 温度特性は,6.6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1 温度特性
項目 規定
最高温度 70℃以下
立ち上がり時間 20分以下
温度保証時間 持続時間の50%以上

――――― [JIS S 4100 pdf 1] ―――――

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S 4100-1996
持続時間 表示持続時間以上
4.4 はり付け強度 はるタイプのはり付け強度は,6.7によって試験したとき,ずれがなく,製品及び下
敷材に異常があってはならない。
5. 材料
5.1 原材料 使いすてかいろに使用する原料の主な成分は,鉄粉とする。
なお,有害物質は,6.5によって試験したとき,表2に適合しなければならない。
表2 有害物質の溶出量
単位 mg/l
項目 溶出量
鉛 3以下
カドミウム 0.3以下
ひ素 1.5以下
全水銀 0.005以下
六価クロム 1.5以下
5.2 外袋材料の気密性 外袋材料の気密性は,6.8によって試験したとき,表3に適合しなければならな
い。
表3 外袋材料の気密性
項目 規定値
透湿度 g/m2・24h 4.0以下
酸素透過度 mol/m2・s・Pa6.1×10−14以下
6. 試験方法
6.1 試験の一般条件
6.1.1 試験条件 試験条件は,特に規定がない限り,JIS Z 8703に規定する常温 (20±15℃),常湿 [(65
±20) %] とする。
6.1.2 供試体 供試体は,完成した試料(製品)を用いて行う。
6.1.3 数値の丸め方 試験結果は,規定の数値より1けた下の位まで求めて,JIS Z 8401によって丸める。
6.2 密封性 密封性の試験は,試料の外袋の封を切らずに,図1の試験装置の水中に完全に沈め,金網
などで浮き上がらないように押さえ,装置内の圧力を21.4kPaまで減圧した後,1分間保持し,気泡の連続
発生の有無を調べる。
図1 密封性試験装置

――――― [JIS S 4100 pdf 2] ―――――

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S 4100-1996
6.3 内袋の強度 内袋の強度試験は,次のとおりとする。
(1) 引張強さ
(a) はれないタイプの引張強さは,試料2個を用意し,試料から内袋を取り出してその両端を深さ10mm,
幅50mmで挟み,縦方向(1個)及び横方向(1個)にそれぞれ100Nの強さで1分間引っ張った後,
異常の有無を調べる。ただし,中央にヒートシールがある場合は,50Nの強さとする。
(b) はるタイプの引張強さは,試料2個を用意し,試料から内袋を取り出してその両端を深さ約10mm,
幅50mmで挟み,縦方向(1個)及び横方向(1個)にそれぞれ50Nの強さで1分間引っ張った後,
異常の有無を調べる。
(2) 落下衝撃試験 試料から内袋を取り出して,それをJIS A 5304に規定する平板に1.5mの高さから連
続して10回落下させた後,異常の有無を調べる。
6.4 外袋の引張強さ 外袋の引張強さの試験は,次のとおりとする。
(1) シール部を含まない部分から縦方向及び横方向からそれぞれ幅15.0±0.5mmで,長さは試験するのに
十分な長さの試験片を作成する。
(2) 試験片の両端を深さ10mm以上で挟み,30Nの強さで1分間引っ張った後,破れの有無を調べる。
6.5 有害物質 有害物質の試験は,廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)に基
づく産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法(昭和48年環境庁告示第13号)に規定する試験方法による。
6.6 温度特性
6.6.1 試験条件 試験条件は,次のとおりとする。
(1) 周囲温度 20±1℃
(2) 周囲湿度 5570%
(3) 風速 無風状態(0.5m/s以下)
(4) 被覆材及び下敷材 被覆材及び下敷材は,次のとおりとする。
(4.1) 材質
(a) 被覆材 綿100%,テックス番手5.905双糸のネル
(b) 下敷材 日本薬局方で規定するタイプ1のガーゼ
(4.2) 被覆量 8枚重ね
(4.3) 下敷量 2枚重ね
(4.4) 大きさ 温熱器の温熱部表面とほぼ同じ大きさであること。
(5) 温熱装置 温熱装置は,温熱器と循環式恒温水槽からなり,その構造は次による(図2参照)。
(5.1) 温熱器
(a) 温熱器水槽の材質は,JIS G 4304のSUS304とし,厚さ3mm,縦300mm,横600mm,幅100mmの
箱形で縦に設置すること。
(b) 温熱器の温熱部表面は,厚さ1mm,縦300mm,横600mmのポリプロピレン板7枚を接着剤を用い
ずに,かつ,空気層ができないように重ね合わせて被覆すること(図3-1及び図3-2参照)。
(c) 温熱部表面以外の部分は,厚さ30mmの発泡スチレン又は発泡ウレタン断熱材で被覆すること(図
3-1及び図3-2参照)。
(d) 温熱部の各部の寸法は,図4のとおりとする。
(5.2) 循環式恒温水槽 循環式恒温水槽は,温熱器に12±2l/minの流量で温水を循環させることができる
ものであること。

――――― [JIS S 4100 pdf 3] ―――――

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S 4100-1996
図2 温熱装置(図は,一例を示す。)
図3-1 はれないタイプの試料の設置方法 図3-2 はるタイプの試料の設置方法

――――― [JIS S 4100 pdf 4] ―――――

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S 4100-1996
図4 温熱器各部寸法
(6) 温熱部表面の温度 温熱部(ポリプロピレン板の表面)の各部の温度は,30±1℃に維持できること。
(7) 試験試料の数 試験試料の数は,10個とする。
6.6.2 手順 手順は,次のとおりとする。
(1) はれないタイプ
(1.1) 発熱の手順及び設置方法
(a) 温熱部に下敷材及び被覆材を重ねて,温熱部表面を30℃に昇温させ±1℃に保持する。
(b) 周囲温度と同じ雰囲気中に2時間以上放置した試料を,使用方法に基づいて発熱させた後,上端を
持ち上げ上下方向に23回振って,内容物をできるだけ片寄せ,検温部(1)を試料の通気孔がない側,
両面に通気孔がある場合はどちらか一方の内容物のほぼ中心となる部分にはり付け,その部分を温
熱器側にして下敷材と被覆材の間に設置する(図3-1参照)。この場合,被覆材の上から手で押さえ,
間の空気を出すようにのばした後,木枠などで押さえること。
なお,2回以上使用可能なものについては,1回の使用量によって試験すること。
また,1台の温熱器で複数の試料を試験する場合は,相互の熱干渉がないように30cm以上離すこ
と。
注(1) 熱電対,サーミスタなどの温度センサを銅板(10×10mm,厚さ0.5mm)の中央にはり付けて使
用する。
(1.2) 測定時間 測定時間は,発熱開始直後から最高温度を経過して40℃以下になるまで測定すること。
(2) はるタイプ
(2.1) 発熱の手順及び設置方法
(a) 温熱部に下敷材及び被覆材を重ねて,温熱部表面を30℃に昇温させ±1℃に保持する。

――――― [JIS S 4100 pdf 5] ―――――

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