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S 6013 : 2020
るまで振り混ぜながら滴下する。
d) 混合液に光が当たらないようにして,混合液を37 ℃±2 ℃で1時間連続して振り混ぜた後,37 ℃±2 ℃
で1時間放置する。
e) 混合液を孔の寸法が0.45 鰰 ィルタを使用してろ過し,必要な場合,49 000 m/s2以下で遠心分
離して固形物を効率よく分離する。遠心時間は10分を超えないものとする。
f) 得られた溶液を原子吸光分析法又は誘導結合プラズマ発光分光分析法を用いて,JIS K 0121又はJIS K
0116の規定に従って分析する。
g) 分析結果は,表14の補正値を用い,式(1)によって補正する。
B1 B2
B B1 (1)
100
ここに, ρB : 分析結果の補正後の値(mg/kg)
ρB1 : 分析結果(mg/kg)
ρB2 : 分析元素の補正値(%)(表14による。)
表14−補正値
元素 アンチモン ひ素 バリウム カドミウム クロム 鉛 水銀 セレン
補正値 % 60 60 30 30 30 30 50 60
9 検査方法
9.1 一般
シャープペンシルの検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,検査項目はそれぞれ次による。
9.2 形式検査
5) 次の項目を箇条8によって試験したとき,箇条5及び箇条6に適合したものを合格とする。通常の生産時以外に,新しい種類の材料を使用したとき,材料の種類の変更,材料の購入先など技術的生産条件が変
更されたときにも形式検査を行う。ただし,6.2の有害物質に関しては,技術的生産条件の変更がない場合
でも,少なくとも5年に1回は検査を行う。
a) 寸法
b) 品質
注5) 製品の品質が設計で示した全ての特性を満足するかどうか判定するための検査。
9.3 受渡検査
6) 次の項目のうちから,受渡当事者間で必要と認められるものを箇条8によって試験したとき,箇条6に適合したものを合格とする。
なお,受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
a) 作動性
b) 芯の保持性
c) 芯の戻り
注6) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める
特性を満足するものであるかどうかを判定するための検査。
――――― [JIS S 6013 pdf 16] ―――――
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S 6013 : 2020
10 表示
この規格の全ての要求事項に適合したシャープペンシルには,次の事項を表示する。表示は,シャープ
ペンシルの表面に容易に消えない方法で明瞭に行う。ただし,シャープユニットMには表示を省略しても
よい。また,b) f) は消費者包装単位ごとに表示してもよい。
なお,b),c) 及びd) は省略してもよい。
a) 製造業者名,その略号又は商標
b) この規格の番号
c) 製品の名称
d) 製品のタイプ(F,L,S又はM)
e) 表示直径
f) 用途別(製図用又は一般用。ただし,一般用は省略してもよい。)
参考文献
[1] ISO 128-20,Technical drawings−General principles of presentation−Part 20: Basic conventions for lines
注記 JIS Z 8312 製図−表示の一般原則−線の基本原則が,この国際規格に対応している。
[2] ISO 8124-3,Safety of toys−Part 3: Migration of certain elements
[3] ISO 9177-1,Mechanical pencils for technical drawings−Part 1: Classification, dimensions, performance
requirements and testing
[4] ISO 9177-2,Mechanical pencils−Part 2: Black leads−Classification and dimensions
[5] ISO 9177-3,Mechanical pencils−Part 3: Black leads−Bending strengths of HB leads
[6] ISO 20318-2,Mechanical pencils and leads for general use−Classification, dimensions, quality and test
methods−Part 2: Black leads
――――― [JIS S 6013 pdf 17] ―――――
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S 6013 : 2020
S6
3
附属書JA
01
(参考)
3 : 2
JISと対応国際規格との対比表
020
JIS S 6013:2020 シャープペンシル ISO 20318-1:2019,Mechanical pencils and leads for general use−Classification,
dimensions, quality and test methods−Part 1: Mechanical pencils
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 一般筆記及び/又は製 1 一般筆記用に限定した 追加 ISO規格は一般筆記用だけを対象 ISO規格では製図用だけを対象と
図に用いるシャープペ 内容。 としているのに対し,JISでは一般したISO 9177-1が対応規格だった
ンシルについて規定。多 筆記及び/又は製図用を適用範囲 が,対応規格をISO 20318-1に変
機能ペン用シャープユ としている。 更したことで,ISO 9177-1は参考
ニットも含む。 文献として追加した。
2 引用規格
4 種類 用途による種類,機構に 4 機構による種類及び表 追加 ISO規格は一般筆記用だけを対象 製図用についてはISO 9177-1にて
よる種類,表示直径によ 示直径による種類につ としているのに対し,JISでは,製規定されており,ISOへの追加提
る種類について規定。 いて規定。 案の予定なし。
図用も対象としているため,用途に
よる種類について規定を追加した。
機構による種類で追加しているノ
ISO規格にはないノック式L及び ック式L及び回転式Sについて
回転式Sについての規定を追加し は,ISO見直しの際,追加提案を
た。 行う。
5 寸法 口径,製図用ガイドパイ 5 口径について規定。 追加 ISO規格にない製図用ガイドパイ ガイドパイプの外径は製図用を対
プの外径及び長さにつ プの外径及び長さの規定を追加し 象としたISO 9177-1にて規定され
いて規定。 た。 ているため,ISOへの追加提案の
予定なし。
6 品質 6.1 性能 6 JISとほぼ同じ。 追加 ISO規格にない回転式Sに対応す ISO見直しの際,追加提案を行う。
る芯の戻りの規定を追加した。
6.2 有害物質 − − 追加 ISO規格にない有害物質の移行限 我が国の事情によるもので,ISO
度値を規定した。 への追加提案の予定なし。
6.3 キャップの安全要件 − − 追加 ISO規格にないキャップの安全要 6.2に同じ。
件を規定した。
――――― [JIS S 6013 pdf 18] ―――――
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S 6013 : 2020
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
7 材料及び 材料は,環境側面及び安 − − 追加 ISO規格には規定されていない。 6.2に同じ。
構造 全性に配慮し,芯の補充
方法が容易な構造であ
ることを規定。
8 試験方法 試験条件,寸法,作動性, 7 追加
試験条件,寸法(口径), ISO規格には規定されていない,製製図用ガイドパイプについては
芯の保持性,芯の戻り, 作動性,芯の保持性,芯 図用ガイドパイプ,ノック式L及びISO 9177-1にて規定されており,
芯の残存長さ,先端荷 の残存長さ,先端荷重, 回転式Sに関する規定を追加した。ISOへの追加提案の予定なし。
重,耐衝撃性,耐久性, 耐衝撃性,耐久性につい 有害物質を追加した。 ノック式L及び回転式Sについて
有害物質について規定。 て規定。 は,ISO見直しの際,追加提案を
行う。
有害物質については,我が国の事
情によるもので,ISOへの追加提
案の予定なし。
9 検査方法 形式検査及び受渡検査 − − 追加 ISO規格には規定されていない。 6.2に同じ。
について規定。
10 表示 製造業者名,規格番号, 8 追加
製造業者名,規格番号, f) 用途別(一般筆記用か,製図用6.2に同じ。
製品名称,製品のタイ 製品名称,製品のタイ か)の規定を追加した。
プ,表示直径,用途別を プ,表示直径を表示事項
表示事項として規定。 として規定。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 20318-1:2019,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
S6 013 : 2020
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JIS S 6013:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20318-1:2019(MOD)
JIS S 6013:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.180 : 種々の家庭用及び商業用設備
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.40 : 製図設備
JIS S 6013:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISS6005:2019
- シャープペンシル用芯
- JISS6060:2017
- 筆記及びマーキング用具―窒息のリスクを軽減するためのキャップ仕様
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8802:2011
- pH測定方法