JIS T 6612:2020 歯科高温鋳造用埋没材,プレスセラミックス用埋没材及びセラミックス用耐火模型材

JIS T 6612:2020 規格概要

この規格 T6612は、歯科高温鋳造用埋没材及び歯科プレスセラミックス用埋没材,並びに歯科セラミックス用耐火模型材について規定。

JIST6612 規格全文情報

規格番号
JIS T6612 
規格名称
歯科高温鋳造用埋没材,プレスセラミックス用埋没材及びセラミックス用耐火模型材
規格名称英語訳
Dental investment material for high-fusing metals or pressable ceramics and refractory die material for ceramics
制定年月日
2013年3月1日
最新改正日
2020年11月2日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 15912:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

11.060.10
主務大臣
厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2013-03-01 制定日, 2018-10-25 確認日, 2020-11-02 改正
ページ
JIS T 6612:2020 PDF [22]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 要求事項・・・・[3]
  •  5.1 一般・・・・[3]
  •  5.2 外観・・・・[3]
  •  5.3 流動性・・・・[3]
  •  5.4 硬化時間・・・・[3]
  •  5.5 圧縮強さ・・・・[3]
  •  5.6 熱による寸法変化・・・・[3]
  •  5.7 膨張の妥当性・・・・[3]
  •  6 サンプリング,試験条件及び練和・・・・[4]
  •  6.1 サンプリング・・・・[4]
  •  6.2 試験条件・・・・[4]
  •  6.3 練和・・・・[4]
  •  7 試験方法・・・・[4]
  •  7.1 外観・・・・[4]
  •  7.2 流動性・・・・[5]
  •  7.3 硬化時間・・・・[5]
  •  7.4 圧縮強さ・・・・[7]
  •  7.5 熱による寸法変化・・・・[9]
  •  7.6 膨張の妥当性(タイプ1及びタイプ2の製品)・・・・[12]
  •  8 包装・・・・[15]
  •  8.1 粉末・・・・[15]
  •  8.2 液・・・・[15]
  •  9 表示及び添付文書・・・・[15]
  •  9.1 表示・・・・[15]
  •  9.2 添付文書・・・・[16]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 6612 pdf 1] ―――――

           T 6612 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,日本歯科材料
工業協同組合(JDMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格
を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本産業規格
である。これによって,JIS T 6612:2013は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 6612 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
T 6612 : 2020
歯科高温鋳造用埋没材,プレスセラミックス用埋没材
及びセラミックス用耐火模型材

Dental investment material for high-fusing metals or pressable ceramics and refractory die material for ceramics

序文

  この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 15912を基とし,適用範囲の中から,歯科高温鋳造
用埋没材,歯科プレスセラミックス用埋没材及び歯科セラミックス用耐火模型材に該当する部分を選択·
変更し,更に国内の実情を反映するため技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,歯科高温鋳造用埋没材及び歯科プレスセラミックス用埋没材(以下,埋没材という。),並
びに歯科セラミックス用耐火模型材(以下,模型材という。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15912:2016,Dentistry−Refractory investment and die material(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
注記 対応国際規格 : ISO 6344-1,Coated abrasives−Grain size analysis−Part 1: Grain size distribution
test
JIS T 6503 歯科用キャスティングワックス
注記 対応国際規格 : ISO 15854,Dentistry−Casting and baseplate waxes
JIS T 6526 歯科用セラミック材料
注記 対応国際規格 : ISO 6872,Dentistry−Ceramic materials
ISO 1942,Dentistry−Vocabulary
ISO 22674,Dentistry−Metallic materials for fixed and removable restorations and appliances

――――― [JIS T 6612 pdf 3] ―――――

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T 6612 : 2020

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 1942によるほか,次による。
3.1
歯科高温鋳造用埋没材(dental investment material for high-fusing metals)
耐火材粉体及び結合材システムからなり,融点の高い歯科用金属を鋳造する鋳型を,指定液と混合して
作製する埋没材。
注記 指定液とは,水,水溶性バインダー溶液,又は膨張を増加させるための水溶液であり,製造業
者又は製造販売業者が使用方法を指定するものをいう。
3.2
歯科セラミックス用耐火模型材(dental refractory die material for ceramics)
焼結法を用いて歯科用のセラミック修復物を作製するのに適した歯型を,指定液と混合して作製する模
型材。
3.3
歯科プレスセラミックス用埋没材(dental investment material for pressable ceramics)
耐火材粉体及び結合材システムからなり,熱で軟化した歯科用プレスセラミックスを圧入する鋳型を,
指定液と混合して作製する埋没材。
3.4
特殊液(special liquid)
埋没材粉末との練和に用いる,鋳型の膨張を大きくさせる目的のコロイダルシリカなどの液体。
3.5
標準加熱法(slow-or step-heating method)
室温から最終温度までプログラムされた速度で昇温する電気炉で加熱する方法。
3.6
急速加熱法(quick-heating method)
推奨される最終温度に設定された電気炉で最初から加熱する方法。
3.7
焼却温度(burn-out temperature)
<タイプ1及びタイプ2の材料の場合> : パターン材料を焼却し,鋳型を膨張させるために鋳型を加熱
する温度。
<タイプ3の材料の場合> : 最初に耐火模型を加熱し,パターンを焼却する温度。
3.8
鋳造温度(casting temperature)
歯科用金属が鋳込まれる鋳型の温度。
3.9
セラミックプレス温度(ceramic pressing temperature)
タイプ1の歯科プレスセラミックス用の埋没材において,プレスセラミックスを鋳型に圧入する鋳型の
温度。

4 種類

  種類は,次による。

――――― [JIS T 6612 pdf 4] ―――――

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T 6612 : 2020
a) 用途による分類は,次による。
− タイプ1 : インレー,クラウンなどの固定性修復物用
− タイプ2 : 総義歯,部分床義歯などの可撤性装置用
− タイプ3 : 耐火模型用
b) 使用法による分類は,次による。
− クラス1 : 標準加熱法に用いるもの
− クラス2 : 急速加熱法に用いるもの

5 要求事項

5.1 一般

  製造業者又は製造販売業者が,クラス1及びクラス2の両方で使用可能であると表示する場合は,材料
は両方の加熱法における要求事項を満たさなければならない。この要求事項は5.5及び5.6であり,必要
に応じて5.7を適用する。

5.2 外観

  7.1によって試験したとき,粉末は,均一で異物又は塊を含まず,6.3によって練和したとき,均一な練
和物が得られなければならない。特殊液には,沈でん(澱)物があってはならない。

5.3 流動性

  流動性は,タイプ1及びタイプ2は次のa) 又はb),タイプ3はb) による。ただし,エチルシリケート
系埋没材には適用しない。
a) 流動性は,7.2によって試験したとき,タイプ1は90 mm以上で,タイプ2は70 mm以上でなければ
ならない。
b) 流動性は,7.2によって試験したとき,製造業者又は製造販売業者が表示する値の±30 %でなければ
ならない。

5.4 硬化時間

  硬化時間は,7.3によって試験したとき,製造業者又は製造販売業者が表示する値の±30 %でなければ
ならない。製造業者又は製造販売業者が硬化時間の範囲を表示する場合には,この範囲の中央値の±30 %
でなければならない。

5.5 圧縮強さ

  圧縮強さは,7.4によって試験したとき,製造業者又は製造販売業者が表示する値の70 %以上で,かつ,
2 MPa以上でなければならない。

5.6 熱による寸法変化

  全てのタイプの線熱膨張率は,7.5によって試験したとき,製造業者又は製造販売業者が表示する値の±
20 %でなければならない。製造業者又は製造販売業者が線熱膨張率の範囲を表示する場合には,この範囲
の中央値の±20 %でなければならない。
タイプ3の線焼成収縮率は,7.5によって試験したとき,製造業者又は製造販売業者が表示する値の±
15 %でなければならない。製造業者又は製造販売業者が線焼成収縮率の範囲を表示する場合には,この範
囲の中央値の±15 %でなければならない。

5.7 膨張の妥当性

  膨張の妥当性は,7.6によって試験したとき,次による。ただし,タイプ3の耐火模型材には,膨張の妥
当性を適用しない。

――――― [JIS T 6612 pdf 5] ―――――

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JIS T 6612:2020の引用国際規格 ISO 一覧

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