JIS T 8023:2020 熱に対する防護服及び装備品―熱風循環炉を使用する対流耐熱性試験方法

JIS T 8023:2020 規格概要

この規格 T8023は、熱風循環炉内で熱風にばく露したときの防護服材料及び/又は装備品の耐熱性を評価する試験方法について規定。

JIST8023 規格全文情報

規格番号
JIS T8023 
規格名称
熱に対する防護服及び装備品―熱風循環炉を使用する対流耐熱性試験方法
規格名称英語訳
Protective clothing and equipment against heat -- Test method for convective heat resistance using a hot air circulating oven
制定年月日
2006年4月25日
最新改正日
2020年1月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17493:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

13.340.10
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2006-04-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-26 確認日, 2020-01-25 改正
ページ
JIS T 8023:2020 PDF [14]
                                                                                   T 8023 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[3]
  •  5 装置・・・・[3]
  •  5.1 熱風循環炉・・・・[3]
  •  5.2 テンプレート・・・・[3]
  •  5.3 定規・・・・[3]
  •  5.4 ニット材料用の固定枠・・・・[3]
  •  5.5 試験片装着用ジグ・・・・[4]
  •  5.6 ガラスビーズ・・・・[4]
  •  5.7 人頭模型・・・・[4]
  •  6 試験片・・・・[4]
  •  6.1 防護服の試験片調整・・・・[4]
  •  6.2 手袋,靴,ヘルメット,目又は顔面の保護具などの試験片の準備及び調整・・・・[4]
  •  7 熱風循環炉の校正・・・・[5]
  •  7.1 温度及び空気流速の均一性・・・・[5]
  •  7.2 日常管理・・・・[5]
  •  8 手順・・・・[5]
  •  8.1 平たんな布地又はその他のシート状の材料に対する手順・・・・[5]
  •  8.2 防護手袋に対する手順・・・・[5]
  •  8.3 安全靴に対する手順・・・・[6]
  •  8.4 ヘルメット,又は目及び顔面の保護具に対する手順・・・・[6]
  •  8.5 防護服上の小物及びアクセサリーに対する手順・・・・[7]
  •  9 試験報告書・・・・[7]
  •  附属書A(規定)熱風循環炉の温度均一性及び時定数・・・・[9]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 8023 pdf 1] ―――――

T 8023 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本保安用品協会(JSAA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業
規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が
改正した日本産業規格である。これによって,JIS T 8023:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた申出,日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法
等の一部を改正する法律附則第9条により,産業標準化法第12条第1項の申出,日本産業標準
調査会の審議等の手続を経たものとみなされる。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 8023 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
T 8023 : 2020

熱に対する防護服及び装備品−熱風循環炉を使用する対流耐熱性試験方法

Protective clothing and equipment against heat- Test method for convective heat resistance using a hot air circulating oven

序文

  この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 17493を基とし,使用上の利便性を考慮するため技
術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,熱風循環炉内で熱風にばく露したときの防護服材料及び/又は装備品の耐熱性を評価する
試験方法について規定する。この方法は,既定のばく露温度における材料の物理的変化を評価するもので,
収縮の測定を含む外観上の変化を評価する。試験対象の防護服材料又は装備品の用途によって異なる手順
を適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17493:2016,Clothing and equipment for protection against heat−Test method for convective heat
resistance using a hot air circulating oven(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 1909 繊維製品の寸法変化測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 3759,Textiles−Preparation, marking and measuring of fabric specimens and
garments in tests for determination of dimensional change
JIS T 8131 産業用ヘルメット
ISO 3873,Industrial safety helmets
ISO 4643:1992,Moulded plastics footwear−Lined or unlined poly (vinyl chloride) oots for general industrial
use−Specification

――――― [JIS T 8023 pdf 3] ―――――

2
T 8023 : 2020
IEC 60584-1,Thermocouples−Part 1: EMF specifications and tolerances

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
炭化(charring)
材料が熱エネルギーにさら(曝)されたときに炭素質の残さを生成する現象。
3.2
変形(deformation)
室温に戻しても回復しない形状の変化として現れる試験片の熱に対する現象。
注記 収縮(3.10)は,変形の一形態である。
3.3
離(delamination)
一体化された材料の全体又は一部分が二層以上へ分離(3.9)する試験片の熱に対する現象。
3.4
装備品(equipment)
靴,ヘルメット,手袋,及び目又は顔面の保護具。
3.5
ハードウェア(hardware)
防護服の一部又は附属物を構成する非繊維品。
例 金属,プラスチック製のボタン,スライドファスナ又は面ファスナがある。
3.6
孔の形成(hole formation)
サイズを問わず,熱を作用させることによって,初期の試験片の構造に生じた開孔,破れ又は切れ目。
3.7
着火(ignition)
燃焼の開始として現れる試験片の熱への反応。
3.8
溶融(melting)
熱による固体から液体への状態変化として現れる現象。
注記 溶融は,試験片の全体又は一部分に,液化による流れ又は液滴の形成が現れたことを目視で観
察できる。
3.9
分離(separating)
熱による割れ(3.11),離(3.3)又は表面の離として現れる現象。
3.10
収縮(shrinkage)
熱による試験片の一方向以上に縮む寸法変化。
3.11
割れ(splitting)

――――― [JIS T 8023 pdf 4] ―――――

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T 8023 : 2020
熱によって試験片の全体又は一部分が二つ以上に分かれる現象。

4 原理

  試験片を規定した試験温度に保った熱風循環炉に5分間つり下げ,試験片の炭化,変形,分解,離,
ぜい化,表面の離,割れ,孔の形成,着火,溶融などの外観上の変化を目視によって記録する。収縮率
を測定する場合もある。高温ばく露後の試験片は,その他の特性評価に用いてもよい。
分解,ぜい化,割れ,分離又は表面の離の外観上の変化は,目視観察による主観的判断であるため,
製品規格の合否基準として使用することは望ましくない。

5 装置

5.1 熱風循環炉

  炉は,7.1を満たし,試験温度を5分間以上保持することが可能であり,また,試験片(箇条6参照)を
つり下げるために十分な容積をもつ強制空気循環炉とする。試験は,この規格を引用している製品規格に
‡ は26008 ‡ 温度で実施する。
指定された試験温度で実施する。指定がない場合は,18008
炉は,試験片を炉の内壁面又は他の試験片から少なくとも50 mm離すことができる炉内寸法をもつ水平
流循環炉とする。
炉内の空気の流速は,炉心部を計測し,20 ℃,1気圧の条件で0.5 m/s1.5 m/sとする。
炉の時定数は,A.2に規定する手順に従って決定し,660秒を超えてはならない。
炉内温度を測定する熱電対は,つり下げられた試験片の水平中心線の高さとなるように設置する。熱電
対を,炉の中間部につり下げられた試験片の鉛直中心線と,空気が炉に流れ込む炉壁との間の距離が等し
くなる位置に置く。熱電対は,IEC 60584-1の種類J又は種類Kの線径0.254±0.002 mmの素線,又は応
答時間が同等の熱電対とする。炉を30分間以上試験温度で加熱し,試験用熱電対を安定させる。

5.2 テンプレート

  収縮率を測定する材料の採取には,375 mm×375 mmのテンプレートを使用する。また,収縮率を測定
しない材料には,150 mm×150 mmの小形のテンプレートを使用してもよい。
一方向の寸法が150 mm未満の試験片(ストラップなど)は,幅は原寸のままとし,長さを150 mmと
する。これらの試験片は,その縦方向を鉛直につり下げる。

5.3 定規

  定規は,ミリメートルの目盛付きのものとする。

5.4 ニット材料用の固定枠

  固定枠は,ニット材料の収縮率を測定するときに使用し,試験片を固定するための25±3 mm間隔で等
間隔に配置されたピンをもつ380 mm×380 mmの正方形(それぞれの辺の許容差は,±13 mmとする。)
の剛体とする。ピンは,切り出した試験片の縁辺から内側に約50 mmの位置になるように固定枠上に取り
付ける。図1に固定枠の例を示す。
注記 固定枠は,ニット試験片を炉に入れる前に試験片に収縮率測定用の印を打つために使用しても
よい。ニット試験片が炉内で熱にばく露されている間は,固定枠は使用しない。固定枠は,炉
内で熱にばく露した後の試験片を元の寸法に戻すために,再び使用する。ニット試験片はその
後,固定枠から外し収縮率を測定する。

――――― [JIS T 8023 pdf 5] ―――――

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JIS T 8023:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17493:2016(MOD)

JIS T 8023:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 8023:2020の関連規格と引用規格一覧

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