JIS T 8024:2020 熱及び火炎に対する防護服―火炎及び放射熱ばく露時の熱伝達性測定方法

JIS T 8024:2020 規格概要

この規格 T8024は、対流熱及び放射熱を合わせた複合熱源を,水平に取り付けた耐炎性材料へばく露したときの,熱伝達性の測定方法について規定。

JIST8024 規格全文情報

規格番号
JIS T8024 
規格名称
熱及び火炎に対する防護服―火炎及び放射熱ばく露時の熱伝達性測定方法
規格名称英語訳
Clothing for protection against heat and flame -- Determination of heat transmission on exposure to both flame and radiant heat
制定年月日
2009年7月25日
最新改正日
2020年3月25日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17492:2019(MOD)
国際規格分類

ICS

13.340.10
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2009-07-25 制定日, 2014-10-25 確認日, 2020-03-25 改正
ページ
JIS T 8024:2020 PDF [29]
                                                                                   T 8024 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[2]
  •  2 引用規格・・・・[3]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 原理・・・・[6]
  •  5 試験装置・・・・[6]
  •  5.1 一般・・・・[6]
  •  5.2 複合熱源・・・・[7]
  •  5.3 試験片支持台・・・・[7]
  •  5.4 シャッター・・・・[8]
  •  5.5 試験片支持板・・・・[8]
  •  5.6 試験片固定板・・・・[8]
  •  5.7 スペーサ・・・・[8]
  •  5.8 銅熱量計・・・・[8]
  •  5.9 データ収集・解析・制御システム・・・・[9]
  •  5.10 ガス供給部・・・・[10]
  •  5.11 ガス浮子式流量計・・・・[10]
  •  5.12 放射計・・・・[10]
  •  5.13 溶媒・・・・[10]
  •  6 試験の注意・・・・[10]
  •  7 試験片のサンプリング・・・・[10]
  •  7.1 試験片の寸法・・・・[10]
  •  7.2 試験片の数・・・・[10]
  •  8 試料調整条件及び試験環境・・・・[11]
  •  8.1 試料調整条件・・・・[11]
  •  8.2 試験環境・・・・[11]
  •  9 試験手順・・・・[11]
  •  9.1 装置構成及び校正手順・・・・[11]
  •  9.2 センサの手入れ・・・・[12]
  •  9.3 試験片ホルダの管理・・・・[12]
  •  9.4 データのコンピュータ処理・・・・[12]
  •  9.5 試験片の取付け・・・・[12]
9.6 熱防護指数(TPI)及び熱伝達指数[HTI(DE)   x]の両方を測定する場合の試験片のばく露 13
9.7 熱伝達指数[HTI(DE) x]だけを測定する場合の試験片のばく露 13
  •  10 結果の評価・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 8024 pdf 1] ―――――

T 8024 : 2020

pdf 目次

ページ

  •  10.1 評価方法の選択・・・・[13]
  •  10.2 熱防護指数(TPI)の求め方・・・・[13]
  •  10.3 熱伝達指数の求め方・・・・[14]
  •  10.4 試験片の外観変化・・・・[14]
  •  11 試験報告書・・・・[14]
  •  附属書A(参考)試験装置の構成材料の入手に関する情報・・・・[16]
  •  附属書B(参考)センサ校正の原理・・・・[18]
  •  附属書C(参考)研究室間の試験データ・・・・[19]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[20]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 8024 pdf 2] ―――――

                                                                                   T 8024 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本保安用品協会(JSAA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業
規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が
改正した日本産業規格である。これによって,JIS T 8024:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

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                                       日本産業規格                             JIS
T 8024 : 2020

熱及び火炎に対する防護服−火炎及び放射熱ばく露時の熱伝達性測定方法

Clothing for protection against heat and flame-Determination of heat transmission on exposure to both flame and radiant heat

序文

  この規格は,2019年に第2版として発行されたISO 17492を基とし,使用上の利便性を考慮するため技
術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
防護服の外部から内部への熱の移動は,生地の素材構成及び/又は積層構成によって得られる熱防護又
は遮熱性能を決定付ける重要な要素となる。実規模試験は,防護服の積層構成が熱防護又は遮熱性能を発
揮するかどうかを見極める測定方法である。一方で,JIS T 8020及びJIS T 8021に規定する測定方法は,
防護服を構成する素材及び/又は積層している材料の性能試験のときに利用される。上記二つのJISは,
防護服生地が熱又は火炎による強い熱にばく露されたときに,特定素材の熱的性質が防護服生地の積層構
成の熱伝達性にどのような効果を及ぼすかを予見することが可能である。
生地構成に熱防護性能をもつ生地を含めることは,着用者の熱傷を防ぐか又は熱傷を受ける可能性を低
減させるためである。熱及び火炎に対する防護服の性能は,防護服を構成する生地表面から熱傷となる部
位までに伝達された熱量によって決定する。火炎及び放射熱ばく露による熱が,防護服生地内を介して人
体皮膚に第二度熱傷を生じさせるまでの総熱量を,熱防護指数(thermal-protective index : TPI)と定義する。
熱防護指数(TPI)評価は,試験片を通して伝達された熱が第二度熱傷(水膨れに相当)を生じさせる熱量
と等価になるまで試験片を定常的な熱にばく露する。
人体皮膚への熱防護指数(TPI)評価とは別の観点として,熱及び火炎に対する遮熱性能の比較を必要と
することがある。熱伝達評価のもう一つの方法を規定する。火炎及び放射熱ばく露による熱が防護服生地
内を介して受熱用銅センサに達し,センサにおいて12 ℃及び24 ℃上昇を生じる総熱量を熱伝達指数
(heat-transfer index-thermal : HTI-Tx)と定義する。熱伝達指数(HTI-Tx)評価は,特定の総熱量が伝達する
まで熱を試験片にばく露する。これは,試験片の遮熱性能及び熱容量を示す。
JIS T 8020及びJIS T 8021に規定している事項とは異なり,この測定方法の熱源は,対流熱及び放射熱
が可能な限り均等になるように調整し,両者合計84 kW/m2±4 kW/m2の熱流束をもたなければならない。
この熱流束の強度は,実際の火災を想定した高温下の熱放射及び高温が防火服生地へばく露した際の熱防
護又は遮熱性能を測定することを目的としている。また,この熱流束の強度の程度は,防護服の使用が不
可欠な工場火災又は緊急を要する消防活動に対するばく露を想定したものである。
注記1 耐炎性繊維から成る防護服生地の性能は,生地試験片を介して伝達した熱量及び生地試験片

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T 8024 : 2020
への熱ばく露によって生じる全ての変化を観察することによって評価する。熱防護指数(TPI)
及び熱伝達指数(HTI-Tx)は,センサが受けた総熱量を測定し,人体への熱伝達のしにくさ
を表す。
注記2 ストール曲線から得られる人体皮膚への第二度熱傷(水膨れに相当)は,防護服生地によっ
て伝達された全熱量が第二度熱傷のしきい(閾)値を超えることによって生じる。
注記3 耐炎性生地に対する熱防護指数(TPI)又は熱伝達指数[HTI (DE) x,HTI-Tx]は,単層,積
層をなす生地及び生地の素材構成の遮熱性能を評価するために用いることができる。
注記4 生地試験片の試験装置への取付条件は,生地試験片を構成する素材の積層数によって決める。
取付条件は,本文中において規定している。それぞれの条件は,素材特有の熱的性質を考慮
し,生地が実際に使用される状態によって決定する。
注記5 非接触法は,試験片と銅センサとの間に空間を形成するスペーサを置いた状態で測定を行う
方法であり,防護服の生地と人体皮膚との間に空間がある状況を再現するものである。また,
非接触法は,試験片が銅センサと接触することによって生じる冷却効果を防止し,実際に起
きる熱ばく露と同等の受熱を加えることができる。この測定方法は,生地試験片の熱抵抗に
加えて空間の効果が測定される。
注記6 接触法は,銅センサが試験片に接触している状態で測定する方法であり,生地試験片の遮熱
性を測定し,防護服の生地が人体皮膚に直接接触した状況を再現するものである。

1 適用範囲

  この規格は,対流熱及び放射熱を合わせた複合熱源を,水平に取り付けた耐炎性材料へばく露したとき
の,熱伝達性の測定方法について規定する。ばく露条件は,対流熱及び放射熱がおおよそ50 : 50の混合に
なるように調節する。総ばく露熱流束は,84 kW/m2である。
この測定方法は,耐炎性のある単層又は積層の生地に用いることができる。ただし,耐炎性をもたない
生地に用いることを目的としない。
放射熱だけ,火炎への接触だけなど,他の形態の熱源にばく露した生地を評価することを目的としてい
ない。放射熱だけによる生地の熱伝達を評価する場合には,JIS T 8020,また,火炎への接触だけによる
生地の熱伝達を評価する場合には,JIS T 8021による。
この測定方法は,対流熱及び放射熱にばく露した後に,着火又は継続して燃焼し続ける生地には適用し
ない。
この規格は,対流熱及び放射熱の両方をばく露したときに,素材,生地,組み合わせた製品などに生じ
る特性を測定し評価するために用いるのはよいが,実際の火災環境下における素材,生地,組み合わせた
製品などの火災の危険性及び火災リスクを規定又は評価するためには用いない方がよい。しかし,この測
定方法の結果を,特定の使用下における火災リスクアセスメントに関連する全ての要因を取り入れた火災
リスク調査の構成要素として用いてもよい。
注記1 この測定方法は,垂直方向に設置した耐炎性生地に対流熱及び放射熱を合わせた複合熱源で,
熱をばく露したときの熱防護性又は実際の防護服に用いたときの熱防護性とは相関しない場
合がある。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17492:2019,Clothing for protection against heat and flame−Determination of heat transmission
on exposure to both flame and radiant heat(MOD)

――――― [JIS T 8024 pdf 5] ―――――

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JIS T 8024:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17492:2019(MOD)

JIS T 8024:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 8024:2020の関連規格と引用規格一覧