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X 0135-3 : 2011
なければならない。領域A及び/又は領域Bが上記以外のデータ形式の場合,又は間違ったデータ形式の
組合せの場合,エラーの種類を特定するエラーメッセージを出す。
領域A及び領域Bのデータ形式が同じ場合,RUR D2と同様に,結果を示す領域Cは,次に示す符号付
き整数となる。
− 二つの符号付き整数の差
− 二つの日付の差(日数)
− 二つの時間量の差(分)
領域A及び領域Bのデータ形式が異なっている場合,領域Cは,次に示すように領域Aと同じデータ
形式となる。
− 領域Aの日付から,領域Bで指定された日数だけ前の日付
例えば,領域A : 19960830,領域B : +41,領域C : 19960720
− 領域Aの時間から,領域Bで指定された時間量(分)だけ前の時間
例えば,領域A : 10225,領域B : +450,領域C : 09455
D.4 RUR D4 : 入出力装置に関する実装上の利用者要件
RUR D1に,次の実装上の利用者要件を追加する。
一度に一つだけのデータしか入力又は表示できない単純な入出力装置を使う。この装置は,一つのデー
タ表示欄,テンキー及び“実行”キーからなる。利用者は,領域Aの値,“実行”キー,領域Bの値,“実
行”キーの順に入力すると,データ表示欄に領域Cの値又はエラーメッセージを表示する。
D.5 RUR D5 : エラーメッセージに関する実装上の利用者要件
RUR D1に,次の実装上の利用者要件を追加する。
エラーメッセージは,プログラムの中に文字列データとして埋め込む。
D.6 RUR D6 : エラーメッセージの維持管理に関する利用者要件
RUR D1に,次の利用者要件を追加する。
エラーメッセージは,プログラムに埋め込まず,利用者が変更できるファイルに格納する。
D.7 RUR D7 : プログラムの呼出しに関する実装上の利用者要件
RUR D1に,次の実装上の利用者要件を追加する。
減算機能は業務処理の自動化を支援するために,利用者から要求された汎用目的の機能の一部である。
この減算機能は,コンピュータプログラムだけから呼び出される。
D.8 油圧制御弁制御システム
D.8.1 背景
次に示す利用者要件は,自動車に取り付けられた自動変速装置内の,ギアチェンジ装置を制御する油圧
制御(回路)弁の電磁操作(制御)弁の動作を示したものである。この弁は開閉が可能で,通常状態では
弁は開いていて,ギアチェンジ装置を結合するために弁を閉じる。このプロセスは,数千マイクロ秒周期
で弁を閉じる時間を制御する。動作周期の基準となるクロックがこのプロセスのトリガとなる。
――――― [JIS X 0135-3 pdf 36] ―――――
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X 0135-3 : 2011
D.8.1.1 入力
この事例のプロセスでは,次を入力として使用する。
− センサ信号(Gc) : ギアチェンジを実施中(値 : 1)か,否(値 : 0)か,を示す。
− センサ信号(Su) : ギアチェンジ中であることを,ギアを上げている(値 : 1)か,ギアを下げている
(値 : 0)か,で示す。
− センサ信号(Idl) : 変速装置が駆動中(値 : 0)か,アイドリング中(値 : 1)か,を示す。
− バイナリフラグ(A) : この値はROMメモリに記録されている。
− バイナリフラグ(B) : この値はROMメモリに記録されている。
バイナリフラグA,Bは,自動変速装置の幾つかの一般的な構成特性を示す。
D.8.1.2 出力
この事例のプロセスでは,次を出力する。
時間(T) : 1回の動作周期の中で制御弁を閉じていなければならない時間
D.8.2 利用者要件
D.8.2.1 パートA : 一般的な駆動条件の決定
油圧弁が閉じた状態からの動作の緩急を決定する。
IF ( Gc = 1
AND Idl = 1
AND A = 0
AND B = 0 )
THEN 通常状態下での動作であり,パートBを実行する。
IF ( Gc = 1
AND Idl = 0
AND Su = 1
AND A = 0
AND B = 0 )
THEN ギアチェンジ中での動作であり,パートCを実行する。
D.8.2.2 パートB : 閉じた状態の油圧制御弁を緩やかに開くときの制御
1) の値を,定数INIT又は直近の動作周期におけるTの値の,いずれか小さい方の値で初期化する。こ
のINITの値は,ROMに記録されている。
2) 新しいTの値の計算をする。
T=T−(CstX×ET)
ここに, CstX : プロセッサのROMに記録されている定数
ET : 完全に閉じている状態の油圧制御弁が緩やかに開き始め
てから現在までの経過時間
終了条件 :
次の条件を満たした場合,弁制御は他のプロセスに移行する。
T≦LT又はSlp≧Uslp
ここに, LT : 時間の下のしきい(閾)値。ROMに記録されている。
Uslp : 滑り量の上のしきい(閾)値。ROMに記録されている。
Slp : 完全に駆動力が伝わらず滑っている量の現在値で,エン
ジンの出力軸と伝動軸との回転数の差で表す。
――――― [JIS X 0135-3 pdf 37] ―――――
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X 0135-3 : 2011
Slpの値は,次の式で計算・更新され,RAMに記録されている。
Slp=|Erev−PSrev|
ここに, Erev : エンジン出力軸の回転数
PSrev : 伝動軸の回転数
並行動作する別のプロセスによって独立したセンサの入力値を用いて計算され,RAMに記録されてい
る。
D.8.2.3 パートC : 閉じた状態の油圧制御弁を速やかに開くときの制御
1) の値を,INITS(Vs)又は直近の動作周期におけるTの値の,いずれか小さい方の値で初期化する。
− INITS : ROMに記録されている初期値テーブル(配列)
− Vs : 自動車の速度。他のプロセスによって計算・更新され,RAMに記録されている。
2) 新しいTの値の計算
T=T−[INCR(Vs)×ET]
ここに, INCR : プロセッサのROMに記録された自動車の速度の増分の
テーブル(配列)
ET : 完全に閉じている状態の油圧制御弁が緩やかに開き始め
てから現在までの経過時間
終了条件 : 次の条件を満たすと,弁制御は他のプロセスに移行する。
T≦LT
ここに, LT : 時間の下のしきい(閾)値。ROMに記録されている。
注記 機能規模測定を行うときは,ROM及びRAMに記録されたデータ属性及びデータ構造は,ソフ
トウェアの境界内に存在するとみなす。
――――― [JIS X 0135-3 pdf 38] ―――――
X0
3
附属書JA
6
13
(参考)
5-
3 : 2
JISと対応国際規格との対比表
011
ISO/IEC TR 14143-3:2003 Information technology−Software measurement−Functional size measurement−Part 3: Verification
JIS X 0135-3:2011 ソフトウェア測定−機
of functional size measurement methods
能規模測定−第3部 : 機能領域の定義及び
機能規模測定手法の能力の検証 ISO/IEC TR 14143-4:2002 Information technology−Software measurement−Functional size measurement−Part 4: Reference
model
ISO/IEC TR 14143-5:2004 Information technology−Software measurement−Functional size measurement−Part 5:
Determination of functional domains for use with functional size measurement
(I) JISの規定 (II)国際規格番 (III)国際規格の規定 (V)JISと国際規格との技術的差異の理由及
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
号 との評価及びその内容 び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範 1.1 ISO/IEC TR 1 削除 ・JISには附属書を含めていないため,第2
囲 14143-5 文以降に述べられている附属書の内容説明を
削除した。
追加 国際標準報告書の先頭1文だけ ・国際標準報告書では,規格の規定内容を列
を採用し,三つの細別を追加し挙した部分に記述漏れがあるため,箇条3と
た。 して追加した。
1.2 ISO/IEC TR 1 一致
14143-3
1.3 ISO/IEC TR 1 削除 ・第1文を削除した。 ・第1文は,国際標準報告書の序文の図を参照
14143-4 ・第3段落2文目を削除した。 しているがJISではこの図を含んでいないた
め。
・第3段落第2文は,この規格がISO/IEC TR
14143-3を合体しているため。
2 引用規格
3 用語及 3.1 測定のISO/IEC TR 3.1 accuracy of 削除 注記2を削除し,注記3をJIS Z 国際標準報告書での定義が意味不明であるた
び定義 正確さ 14143-3 measurement め。
8103:2000の“真の値”の定義に
よって全面的に書き換えた。
――――― [JIS X 0135-3 pdf 39] ―――――
(I) JISの規定 (II)国際規格番 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由及
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご
号 との評価及びその内容 び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
3 用語及 3.2 機能領 ISO/IEC TR 3.2 一致
applicability to a
び定義 域への適 14143-3 functional domain
(続き) 用可能度
合い
3.3 FURの ISO/IEC TR 3.1 of
characteristic 一致
特性 14143-5 FUR
3.4 変換性 ISO/IEC TR 3.3 convertibility 変更 正しく定義し直した。 国際標準報告書の定義が明らかに誤ってい
14143-3 るため。
3.5 識別限 ISO/IEC TR 3.4 discrimination 変更 簡潔で正しい定義に置き換えた。 国際標準報告書での定義が意味不明である
界 14143-3 ため。
3.6 機能領 ISO/IEC TR 3.2 Functional Domain一致
域の分類 14143-5 Categorization
3.7 測定量 ISO/IEC TR 3.5 measurand 一致
14143-3
3.8 計器 ISO/IEC TR 3.6 measuring 一致
14143-3 instrument
3.9 FSM手 ISO/IEC TR 3.7 owner of the FSM 一致
法の所有者 14143-3 Method
3.10 参照 ISO/IEC TR 3.3 Reference FSM 一致
FSM手法 14143-4 Method
3.11 参照 ISO/IEC TR 3.4 Reference User 一致
利用者要 14143-4 Requirements
件
図1 ISO/IEC TR Figure 一致
14143-4 3.1
3.12 参照 ISO/IEC TR 3.5 Reference User 一致
X0
利用者要 14143-4 Requirement
13
件集合 Collection
5-
3
3.13 反復 ISO/IEC TR 3.8 repeatability 削除 FSMにおいては,測定場所は測定結果に影
注記2の反復条件から,“同じ測
: 2
性 14143-3 定場所”を削除した。 響を及ぼさないため。
0
3
11
7
――――― [JIS X 0135-3 pdf 40] ―――――
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JIS X 0135-3:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC TR 14143-3:2003(MOD)
- ISO/IEC TR 14143-4:2002(MOD)
- ISO/IEC TR 14143-5:2004(MOD)
JIS X 0135-3:2011の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 0135-3:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0135-1:2010
- ソフトウェア測定―機能規模測定―第1部:概念の定義
- JISX0135-2:2004
- ソフトウェア測定―機能規模測定―第2部:ソフトウェア規模測定手法のJIS X 0135-1:1999への適合性評価
- JISX0135-6:2008
- ソフトウェア測定―機能規模測定―第6部:JIS X 0135規格類及び関連規格の利用指針
- JISX0142:2010
- ソフトウェア技術―機能規模測定―IFPUG機能規模測定手法(IFPUG4.1版未調整ファンクションポイント)計測マニュアル
- JISX0143:2013
- ソフトウェア技術―COSMIC機能規模測定手法