この規格ページの目次
- 2. 適合性
- 3. 引用規格
- 4. 定義
- 4.1 他の規格からの定義
- 4.1.1 JIS X 0137-1からの定義
- 4.1.2 ISO/IEC FCD 13238-1
- 4.2 この規格での定義
- 5. 記号
- 5.1 命名法及び図式記法
- 5.2 略語
- 6. CDIFメタメタモデルの概念及び機能
- 6.1 導入
- 6.2 モデル化のアプローチ
- 6.2.1 導入
- 6.2.2 対象分野
- 6.2.3 多対多のメタ関係
- 6.2.4 属性付きメタ関係
- 6.2.5 メタ実体の下位型化
- JIS X 0137-2:2003の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS X 0137-2:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS X 0137-2:2003の関連規格と引用規格一覧
X 0137-2 : 2003 (ISO/IEC 15474-2 : 2002)
CDIFフレームワーク (JIS X 0137)
第1部:概要 (JIS X 0137-1) 第2部:モデル化及び拡張性
(JIS X 0137-2)
CDIF意味メタモデル (ISO/IEC 15476) CDIF転送形式 (ISO/IEC 15475)
第1部:基盤 (ISO/IEC 15476-1) 第1部:構文及び符号化の一般規則
(ISO/IEC 15475-1)
第2部:共通 (ISO/IEC 15476-2)
第3部:データ定義 (ISO/IEC 15476-3)
第2部:構文SYNTAX.1
第4部:データモデル (ISO/IEC 15476-4) (ISO/IEC 15475-2)
第5部:データ流れモデル
(ISO/IEC 15476-5)
第3部:符号化ENCODING.1
第6部:状態事象モデル (ISO/IEC 15475-3)
(ISO/IEC 15476-6)
図 1 CDIF規格群
この規格は,CDIFを理解し,用いたいと希望する人に使われることを意図している。この規格は,CDIF
規格群全体への導入部を提供し,次の人々の利用に適している。
− CDIFを評価する人
− CDIF転送の原理及び概念を理解したいと希望する人
− CDIF移入ツール及びCDIF移出ツールの開発者
JIS X 0137-1及び,フレームワーク規格であるJIS X 0137-2は,CDIF規格群を最初に調査するとき,他
のCDIF規格を読む前に最初に読むことが望ましい。
この規格を読むに当たっては,特定の前提知識は必要としないが,次の各事項を知っていることは読者
の助けになる。
− 実体関係属性モデル化
− モデル化(CASE)ツール
− 情報リポジトリ
− データ辞書
− 多重メタ階層モデル化
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/IEC 15474-2:2002,Information technology - CDIF framework - Part 2 : Modelling and
extensibility (IDT)
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS X 0137-2 pdf 6] ―――――
X 0137-2 : 2003 (ISO/IEC 15474-2 : 2002)
2. 適合性
次の条件を満たしている場合だけ,ある製品はCDIF アーキテクチャ適合とする。その製品
の特性として,製品のメタモデルインスタンス及び/又は製品のメタモデルが, JIS X 0137-2 (“フレーム
ワーク規格”),で定義された概念,及びJIS X 0139-1( CASE データ交換形式―CDIF意味メタモデル―
第1部 : 基盤)(“基盤規格”)で定義されたすべての概念を用いて表現されており,かつ,フレームワー
ク規格で定義されているメタモデル及びメタデータに関するすべての制約及び規則に従い,かつ,基盤規
格で定義されているすべての規則及び制約に従うこと。フレームワーク規格で定義されている図記法への
適合性は求められない。
3. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの
規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付
記していない引用規格は,その最新版を適用する。
JIS X 0137-1:2002 CASEデータ交換形式―CDIFフレームワーク―第1部 : 概要
備考 ISO/IEC 15474-1:2002 Information technology - CDIF framework - Part 1: Overviewが,この規
格と一致している。
ISO/IEC 15476-1:2002 Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 1: Foundation
参考 JIS X 0139-1 CASEデータ交換形式―CDIF意味メタモデル―第1部 : 基盤としてJIS化の
予定。
ISO/IEC FCD 13238-1:2000 Information technology - Data management export/import facilities - Part1:
Standardization framework.
4. 定義
この規格の目的のために,次の定義を適用する。特に断らない限り,定義はこの規格内に限定
されたものとする。
4.1 他の規格からの定義
4.1.1 JIS X 0137-1からの定義
この規格は,JIS X 0137-1で定義されている用語を使用する。
項数 (arity)
関連実体 (associative entity)
属性付き関係 (attributed relationship)
基数 (cardinality)
CDIF (CDIF)
CDIF規格群 (CDIF family of standards)
CDIF図記法 (CDIF graphical notation)
CDIF意味メタモデル (CDIF semantic metamodel)
CDIFメタメタモデル (CDIF meta-metamodel)
CDIF転送ファイル(CDIF transfer file)
特性実体 (characteristic entity)
制約 (constraint)
符号化 (encoding)
実体 (entity)
インスタンス (instance)
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS X 0137-2 pdf 7] ―――――
X 0137-2 : 2003 (ISO/IEC 15474-2 : 2002)
中核実体 (kernel entity)
メタ属性 (meta-attribute)
メタ実体 (meta-entity)
メタメタ属性 (meta-meta-attribute)
メタメタ実体 (meta-meta-entity)
メタメタモデル (meta-metamodel)
メタメタ関係 (meta-meta-relationship)
メタモデル (metamodel)
メタオブジェクト (meta-object)
メタ関係 (meta-relationship)
モデル (model)
モデル層 (model layers)
n項関係 (n-ary relationship)
関係 (relationship)
役割 (role)
意味メタモデル (semantic metamodel)
対象分野 (subject area)
構文 (syntax)
作業メタモデル (working metamodel)
4.1.2 ISO/IEC FCD 13238-1
この規格は,ISO/IEC FCD 13238-1で定義されている次の用語を使用する。
転送ファイル (transfer file)
移出者 (exporter)
移入者 (importer)
4.2 この規格での定義
この規格のための新たに導入される用語は,初出時に定義される。これを表す
ために二重引用符が使われる(例えば,“モデル層”)。
5. 記号
5.1 命名法及び図式記法
メタオブジェクトの命名,作図,記述及び定義における規則は,7.で規定する。
特に言及していない限り,これら規則は,この規格のメタメタオブジェクトの命名,作図,記述及び定義
にも適用される。
5.2 略語
この規格で用いられる略語は次のとおりとする。
CDIF CASEデータ交換形式 (CASE data interchange format)
6. CDIFメタメタモデルの概念及び機能
6.1 導入
ここでは CDIF メタメタモデルの概念を定義する。 CDIF メタメタモデルの図及び概要が,
8.メタメタモデル概要にある。メタメタモデルの要約が,9.メタメタモデル要約にある。正式な定義は,10.
メタメタモデル仕様である。
CDIF メタメタモデルは CDIF メタモデルを定義するために使われるのと同じ定義方法を用いて定義
する(そして,モデルを定義するために使うこともできる。)。したがって,異なる層にあるオブジェクト
の名前で混乱するのは当然である。この問題を最小限にするため,読者には次のことを覚えておいてもら
(pdf 一覧ページ番号 4)
――――― [JIS X 0137-2 pdf 8] ―――――
X 0137-2 : 2003 (ISO/IEC 15474-2 : 2002)
いたい。
− メタメタモデルの構成要素は,メタメタオブジェクトである[すなわち,メタメタ実体
(meta-meta-entitiy),メタメタ関係(meta-meta-relationship),及びメタメタ属性(meta-meta-attribute)]。
− メタモデルの構成要素は,メタオブジェクトである[すなわち,メタ実体(meta-entitiy),メタ関係
(meta-relationship),及びメタ属性(meta-attribute)]。
− モデルの構成要素は,オブジェクト(object)である(例えば,プロセス,実体,フロー)。
− メタメタモデルの構成要素の名前は,通常Metaという接頭辞をもっている(例えば,メタメタモデ
ルにはMetaAttribute というメタメタ実体がある。)。
− メタモデルの構成要素の名前は,通常メタ(Meta)という接頭辞をもっていない。
CDIF メタメタモデルは CDIFに適合したメタモデルを開発するために使われる概念定義である。この
概念定義には,実体関係属性図技法,及びメタモデル開発プロセスと関係する情報定義要件が含まれて
いる。
6.2 モデル化のアプローチ
6.2.1 導入
CDIF メタメタモデルはメタモデルを定義するために使われるものであるため,メタメタ
モデルはメタモデルの完全な記述を表現できる必要がある。CDIF に適合したメタモデルは3種類の型と
なるオブジェクトである実体,関係,及び属性を含んでいる。メタモデルにおけるこれらのオブジェクト
はメタ実体,メタ関係,及びメタ属性と呼ばれることがある。これらのオブジェクトは,メタモデルの情
報内容をモデル化するために使われる。実際,CDIFでは,どのような一つの概念又は情報の集合でも,
ただ一つの方法で表現される。すなわち,概念をモデル化することができる複数の方法があるが,ただ一
つのモデル化の方法だけが用いられる。
メタメタモデルは,次の二つのものから構成されている。
− CDIF メタモデルを記述するために使われるのは実体関係属性モデルである。この実体関係属性モデ
ルは自己記述可能である(すなわち,自分自身を自身で定義できる。)。
− メタメタモデルでの出現(すなわち,インスタンス)を表すための図記法がある。この記法は,二つ
の目的でCDIFで使われる。CDIF メタモデルで対象分野の内容を描写するため,そしてCDIF メタ
メタモデルを描写するためである。
ここで示す規則は,CDIFメタメタモデルを用いて定義されるメタモデルにだけ適用することを覚えて
おいてもらいたい。特に,これらの規則は,CDIF 転送で転送される実体関係属性モデルと関連していな
い(より詳細はISO/IEC 15476-4:2002, Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 4 Data models
を参照)。
ここでは CDIF メタメタモデルの定義の一部である,一般的なモデル化規則を示す。それらはメタ(Meta)
接頭辞で記述される。これらの規則はCDIF意味メタモデル,及び拡張機構を使って定義されるすべての
拡張(extension)に適用される。これらの規則は CDIF メタメタモデル(1)においても守られるものである。
注(1) DIFモデル化規則は別のメタレベルでも使うことができる。例えばモデルの生成に使ってもよ
い。
(pdf 一覧ページ番号 5)
――――― [JIS X 0137-2 pdf 9] ―――――
X 0137-2 : 2003 (ISO/IEC 15474-2 : 2002)
6.2.2 対象分野
CDIF 意味メタモデルは,情報モデルを定義するために用いられる概念及び記法の集
合を記述する,単一の統合されたモデルである。このモデルは巨大である。そのために,基礎をなしてい
るメタモデルの見方を作り上げることによって,処理しやすい単位に分割される。これらの分割,すなわ
ち,対象分野として呼んでいるものによって,システム開発ライフサイクルの特別な側面(例えば,デー
タフローモデル)又は類似の機能性(例えば,データ定義)に着目して集積用のメタオブジェクト(collectable
meta-objects)(メタ実体,メタ関係,及びメタ属性)をまとめる。メタオブジェクトが複数の対象分野によ
って共有されることがある。それらは一つの対象分野で定義されて,そして他の対象分野で参照される。
6.2.3 多対多のメタ関係
CDIF メタメタモデルは多対多のメタ関係を支援する。
6.2.4 属性付きメタ関係
CDIF メタメタモデルは属性付きメタ関係を支援する。
6.2.5 メタ実体の下位型化
CDIF メタメタモデルは,下位型化(特殊化ともいわれる)及び,その逆,
上位型化(はん化ともいわれる)を提供する。
特に,メタ実体がもう一つのメタ実体の“下位型“(subtype)として定義されることが多い。下位型となる
メタ実体は,直上及びそれより上の上位型(supertype)メタ実体のメタ属性及びメタ関係のすべてを継承す
る(inherit)。
メタオブジェクトをグループ化するために,上位型化は,共通の意味をもった本質的なレベルでの分類
機構として使われる。移入者はこの分類を,移入ツールで直接表現することができないメタオブジェクト
をどのように表すべきか決めるための補助として用いることができる。
下位型メタ実体は,一意な CDIFMetaIdentifier をもっている。すなわち, CDIFMetaIdentifier は親から
継承されない。親となるメタ実体で定義されたDescription(記述),Constraints(制約),Usage(使用法),
及びAliases(別名)は継承される。これらの文章による説明欄は,下位型メタ実体の局所的な(local)定義
で拡張してもよい。下位型メタ実体は,親であるメタ実体及びその祖先すべてで定義されたすべてのメタ
属性を継承する。下位型メタ実体によって継承されるとき,メタ属性(例えば, Name)の特徴(characteristics)
は変化しない。下位型メタ実体に追加される局所メタ属性が特別に定義されることがある。
メタ属性が継承されるのと同様に,親であるメタ実体で定義されている関係元又は関係先となっている
メタ関係も,下位型メタ実体に継承される。メタ関係の特徴のいずれも下位型による使用によって変えら
れない。すなわち,Name(名前), Cardinality(基数),CDIFMetaIdentifier (CDIFメタ識別子),Aliases
(別名),Constraints(制約),Description(説明),及びUsage(使用法)は,変化しない。それどころか,
メタ関係の完全名(full name)さえ変化しない。そして,その完全名は,下位型のメタ実体の名前より上位型
のメタ実体の名前を含んでいるであろうことに注意してもらいたい。
下位型メタ実体のための継承規則の要約を表1に示す。
表 1 メタ実体の下位型化によるメタメタ属性値の継承
メタメタ属性 メタ実体の下位型化による値の継承
Aliases(別名) 継承する。拡張してもよい。
CDIFMetaIdentifier 継承しない。
(CDIFメタ識別子)
Constraints(制約) 継承する。拡張してもよい。
Description(説明) 継承する。拡張してもよい。
IsAbstract(抽象型かどうか)継承しない。
Name(名前) 継承しない。
Type(型) 継承しない。
(pdf 一覧ページ番号 6)
――――― [JIS X 0137-2 pdf 10] ―――――
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JIS X 0137-2:2003の国際規格 ICS 分類一覧
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