JIS X 0145-4:2010 情報技術―プロセスアセスメント―第4部:プロセス改善及びプロセス能力判定のための利用の手引

JIS X 0145-4:2010 規格概要

この規格 X0145-4は、プロセス改善プログラム又はプロセス能力判定における,規格に適合するプロセスアセスメントの利用方法に関する手引であり,情報だけを提供する。

JISX0145-4 規格全文情報

規格番号
JIS X0145-4 
規格名称
情報技術―プロセスアセスメント―第4部 : プロセス改善及びプロセス能力判定のための利用の手引
規格名称英語訳
Information technology -- Process assessment -- Part 4:Guideline on use for process improvement and process capability determination
制定年月日
2010年2月22日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

ISO/IEC 15504-4:2004(IDT)
国際規格分類

ICS

35.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ソフトウェア 2020
改訂:履歴
2010-02-22 制定日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS X 0145-4:2010 PDF [36]
                                                            X 0145-4 : 2010 (ISO/IEC 15504-4 : 2004)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 序・・・・[2]
  •  4.1 プロセス改善及びプロセス能力判定・・・・[2]
  •  4.2 プロセス改善及びプロセス能力判定の依頼者及びチーム・・・・[2]
  •  4.3 プロセス,手引及び手法・・・・[3]
  •  4.4 プロセス改善-目的及び成果・・・・[3]
  •  4.5 プロセス能力判定-目的及び成果・・・・[3]
  •  4.6 プロセスアセスメント出力・・・・[4]
  •  5 プロセスアセスメントの利用・・・・[5]
  •  5.1 一般・・・・[5]
  •  5.2 プロセス参照モデルの選択・・・・[5]
  •  5.3 目標能力の設定・・・・[5]
  •  5.4 アセスメント入力の定義・・・・[7]
  •  5.5 プロセス関連リスクの評価・・・・[8]
  •  6 プロセス改善・・・・[10]
  •  6.1 概要・・・・[10]
  •  6.2 プロセス改善のステップ・・・・[11]
  •  7 プロセス能力判定・・・・[18]
  •  7.1 概要・・・・[18]
  •  7.2 プロセス能力判定のステップ・・・・[20]
  •  7.3 アセスメント出力分析の比較・・・・[22]
  •  附属書A(参考)プロセス関連リスクの分析・・・・[24]
  •  附属書B(参考)再請負契約者及びコンソーシアム・・・・[29]
  •  附属書C(参考)プロセス改善及び組織文化・・・・[31]
  •  参考文献・・・・[34]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 0145-4 pdf 1] ―――――

X 0145-4 : 2010 (ISO/IEC 15504-4 : 2004)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任をもたない。
JIS X 0145の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS X 0145-1 第1部 : 概念及び用語
JIS X 0145-2 第2部 : アセスメントの実施
JIS X 0145-3 第3部 : アセスメントの実施のための手引(予定)
JIS X 0145-4 第4部 : プロセス改善及びプロセス能力判定のための利用の手引

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 0145-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 0145-4 : 2010
(ISO/IEC 15504-4 : 2004)

情報技術−プロセスアセスメント−第4部 : プロセス改善及びプロセス能力判定のための利用の手引

Information technology-Process assessment-Part 4:Guideline on use for process improvement andprocess capability determination

序文

  この規格は,2004年に第1版として発行されたISO/IEC 15504-4を基に,技術的内容及び対応国際規格
の構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“注記”は,対応国際規格にない事項である。
注記 日本工業規格(日本産業規格)では,部で構成する規格がある場合,この部編成の規格全体を総称して,“規格群”
と呼ぶ。この規格では,日本工業規格(日本産業規格)になっていない国際規格を含めて,規格全体を総称する
場合は,“規格類”と呼ぶ。
なお,JIS X 0145規格類には,JIS X 0145規格群のほか,次の規格を含む。
ISO/IEC 15504-5,Information technology−Process Assessment−Part 5: An exemplar Process
Assessment Model

1 適用範囲

  この規格は,プロセス改善プログラム又はプロセス能力判定における,規格に適合するプロセスアセス
メントの利用方法に関する手引であり,情報だけを提供する。
本文中の例及び表はJIS X 0160のプロセスに基づいているが,この手引は,特定の組織構造,マネジメ
ント思想,ライフサイクルモデル又は開発手法を前提としていない。
プロセス改善の場合,この規格の概念及び原則は,あらゆる範囲の異なる事業目標,適用分野及び組織
規模に当てはまる。そのため,すべての種類の組織が利用してもよい。プロセス能力判定の場合,この手
引は,いかなる顧客と供給者との関係にも,また,自分自身のプロセスのプロセス能力を判定したいと望
むいかなる組織にも適用できる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 15504-4:2004,Information technology−Process assessment−Part 4: Guidance on use for
process improvement and process capability determination (IDT)
なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,一致していることを
示す。

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2
X 0145-4 : 2010 (ISO/IEC 15504-4 : 2004)

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS X 0145-1:2008 情報技術−プロセスアセスメント−第1部 : 概念及び用語
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 15504-1:2004,Information technology−Process assessment−Part 1:
Concepts and vocabulary (IDT)
JIS X 0145-2:2008 情報技術−プロセスアセスメント−第2部 : アセスメントの実施
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 15504-2:2003,Information technology−Process assessment−Part 2:
Performing an assessment (IDT)
JIS X 0160:2007 ソフトウェアライフサイクルプロセス
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 12207:1995,Amd 1:2002,Amd 2:2004,Information technology−
Software life cycle processes (IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 0145-1による。

4 序

4.1 プロセス改善及びプロセス能力判定

  JIS X 0145規格類のプロセスアセスメントは,次の組織によって利用される。
− プロセス改善のために自分自身のプロセスを理解するという目的をもった組織。
− 特定の一つ以上の契約に照らして他組織のプロセス能力を判定するという目的をもった組織,又は特
定の一つ以上の要求事項に照らして自分自身のプロセス能力を判定する目的をもった組織。
プロセス改善において,プロセスアセスメントは,選択したプロセスの能力に関して組織単位の特性を
表す手段となる。組織単位の事業目標に対する,規格に適合するプロセスアセスメントからの出力を分析
することによって,そのプロセスに関係した強み,弱み及びリスクを特定する。言い換えると,プロセス
アセスメントは,プロセスが事業目標を達成する上で有効であるかどうかを判定するのに役立てることが
でき,改善を行うための推進力となる。
プロセス能力判定は,対象とする組織単位内で選択したプロセスを使用する特定のプロジェクトに着手
するのに伴う強み,弱み及びリスクを特定するために,一つ以上の適合プロセスアセスメントの出力を分
析することに関係する。プロセス能力判定は供給者選定に対する基本的な入力を提供することができ,そ
の場合には“供給者能力判定”と呼ばれることが多い。

4.2 プロセス改善及びプロセス能力判定の依頼者及びチーム

  JIS X 0145-1に規定しているように,プロセス改善プログラム及びプロセス能力判定は,通常,依頼者
が要求し,資源(人,もの,金など)を提供する。依頼者は,プログラムが効果的に実行されることを確
実にする権限をもち,結果を所有する。依頼者は,プロセス改善チーム又はプロセス能力判定チームと呼
ぶチームとして活動する一人以上のスタッフを置くことができる。彼らの仕事は,依頼者が示した目的を
達成するのに必要な活動を計画し,手配することである。
依頼者の役割は,組織の文化によって実行方法が様々に異なってもよい。例えば,フラットな組織又は
成熟度の高い組織では,プロセス改善活動の依頼者の役割及びプロジェクト管理は,両者とも現場に委譲
してもよい。しかし,権限,役割及び責任は,常に明確に定義するのが望ましい。

――――― [JIS X 0145-4 pdf 4] ―――――

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X 0145-4 : 2010 (ISO/IEC 15504-4 : 2004)

4.3 プロセス,手引及び手法

  選択したプロセスの改善を達成するために,プロセス改善依頼者は,4.4に概説しているように,プロセ
ス改善プロセスを活用するのが望ましい。選択したプロセスの能力を判定するために,プロセス能力判定
チームは,4.5に概説しているように,プロセス能力判定プロセスを活用するのが望ましい。この規格は,
このようなプロセスの展開方法についての手引を提供している。いずれの場合も,組織は,能力があるプ
ロセスを適切に活用することが望ましい。そして,そのプロセスを実行するのに適した手法,すなわち,
適切な役割,技法及び特定の活動を提示する手法を獲得又は開発することが望ましい。このような手法と
して,次のことを行うことが望ましい。
− この規格に含まれる手引を考慮する。
− JIS X 0145-2に規定された要求事項を満たし,JIS X 0145-3に規定された手引に合致するアセスメント
プロセスを含めるか,又は参照する。

4.4 プロセス改善-目的及び成果

  プロセス改善の目的は,事業ニーズに合わせて使用し,維持しているプロセスを通して,組織の有効性
及び効率を継続的に改善することにある。
プロセス改善の実施に成功すると次の状態になる。
− 改善活動を維持するための資源を提供する確約が確立されている。
− 組織の内部環境・外部環境から発生する課題が改善の機会として識別され,変更の正当な理由となっ
ている。
− 改善の要請があるプロセスに焦点を絞って,既存プロセスの現在の状態の分析が実行されている。
− 改善目標が識別され,優先順位が決められている。そして,プロセスに対する変更が定義され,実施
されている。
− プロセス実施の効果が監視され,設定された改善目標に対して確認されている。
− 改善から得られた知識が組織内で共有化されている。
− 実施された改善が評価され,解決策を組織内のどこかで活用することが考慮されている。
(JIS X 0160:2007のF.3.3.3参照)
注記1 変更入力を提供する情報の出所には,例えば,プロセスアセスメントの結果,監査,顧客の
満足度の報告書,組織の効果性・効率性,品質の費用を含んでもよい。
注記2 プロセスの現在の状況は,プロセスアセスメントによって判定してもよい。

4.5 プロセス能力判定-目的及び成果

  プロセス能力判定の目的は,特定の規定要求事項に関して,選択したプロセスに関連した強み,弱み及
びプロセス関連リスクを特定することにある。
プロセス能力判定に成功すると次の状態になる。
− 特定の規定要求事項に適合する目標能力を特定している。
− 組織プロセスのレビューを実施し,プロセスアセスメント結果に照らして,特定の規定要求事項に対
する適合性を判定している。
− 診断対象のプロセスの強み及び弱みを特定している。
− 目標能力と診断した能力との間の差異を分析している。
− 全体的なプロセス関連リスクを判定している。
注記1 “選択したプロセス”は,7.2.2に示すプロセス能力判定チームが選ぶ。
注記2 規定要求事項には,新規若しくは既存のタスクのため,契約若しくは内部的な約束締結のた

――――― [JIS X 0145-4 pdf 5] ―――――

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規格番号
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