111
X 0221 : 2014 (ISO/IEC 10646 : 2012)
附属書J
(参考)
内部記憶機能をもつ送受信兼用装置に対する推奨
この附属書は,受信した符号単位列を後続の再転送のために記憶しておける装置で,広く使われている
クラスのものに適用できる。
この附属書は,受信した符号単位列とその再転送との間で,情報の損失が最少になるように意図して推
奨するものである。
このクラスの装置は,2.3に示した受信装置部分と送信装置部分との両方をもち,受信した符号単位列を,
その中に表現されている対応する文字を利用者が修正し又は修正せずに,再転送のために記憶できる。こ
のクラスの装置について,ここでは,2種類の異なる方法を推奨する。
a) 完全な再転送機能をもつ受信装置 送信装置部分は,受信装置部分が識別できる部分集合外の符号化
表現も含め,受信した文字の符号化表現を,利用者が修正しない限りそのまま再転送する。
b) 部分集合の再転送機能をもつ受信装置 送信装置部分は,その受信装置部分に採用された部分集合の
文字の符号化表現だけを再転送できる。
――――― [JIS X 0221 pdf 116] ―――――
112
X 0221 : 2014 (ISO/IEC 10646 : 2012)
附属書K
(参考)
オクテット値表現の記法
この規格のオクテット値の表現は,箇条12を除き,JIS X 0202,JIS X 0211及びISO/IEC 8859(Information
technology−8-bit single-byte coded graphic character sets)群のような他の符号化文字集合の規格と異なる。
この附属書は,両者の記法間の関係を明確にする。
この規格では,オクテット値を表す記法は,zとしている。ここに,zは,00FFの範囲にある16進数
である。例えば,JIS X 0202の文字ESCAPE(ESC)は,この規格では1Bで表現される。
他の符号化文字集合の規格では,オクテット値を表す記法は,x/yとしている。ここに,x及びyは,00
15の範囲にある二つの10進数である。x/y形式の記法とオクテット値との間の対応は,次のとおりであ
る。
− xは,ビット8,ビット7,ビット6及びビット5で表現される数であって,これらのビットには,そ
れぞれ8,4,2及び1の重みを与える。
− yは,ビット4,ビット3,ビット2及びビット1で表現される数であって,これらのビットには,そ
れぞれ8,4,2及び1の重みを与える。
例えば,JIS X 0202の文字ESCは,01/11で表現される。
このように,JIS X 0202(及び他の符号化文字集合の規格)のオクテット値の記法は,x及びyの値を
16進表記に変換することによって,この規格のオクテット値の記法に変換できる。例えば,04/15は,4F
と同値である。
――――― [JIS X 0221 pdf 117] ―――――
113
X 0221 : 2014 (ISO/IEC 10646 : 2012)
附属書L
(参考)
文字の名前付け指針
この規格の箇条24では,名前の編成及び名前の一意性についての規則を規定している。箇条24の規則
は,ISO/IEC 646,ISO/IEC 6937,ISO/IEC 8859,ISO/IEC 10367などの他の情報技術の符号化文字集合規
格でも用いる。
注記 JIS X 0201,JIS X 0208,JIS X 0213などの規格でも用いる。
この附属書では,名前を作り出す場合の追加の指針を示す。
この附属書で示す指針は,CJK統合漢字及びハングル音節文字の名前には適用しない。CJK統合漢字及
びハングル音節文字の名前は,それぞれ,24.6及び24.7で規定する規則を用いて編成する。
指針1
名前は,できる限り通常的に使われる意味を表す(例えば,文字の名前としてPLUS SIGN又はブロッ
ク名BENGALI。)。
幾つかの文字の名前など,ある種の名前は,使用法ではなく形によってもよい(例えば,文字の名前と
してUPWARDS ARROW。)。
名前は,指針4の場合を除いて,ものの特質若しくは属性を識別すること,又は言語的特徴についての
情報を提供することを意図しない。
指針2
略号は,ラテン大文字のAZ及び数字からなり,名前と関連させる。
略号は,既に使用が定着していて,かつ,明確化のために必要なものの名前に用いる。例えば,制御機
能の名前は,略号と結びついている。
例
名前 略号
LOCKING-SHIFT TWO RIGHT LS2R
SOFT HYPHEN SHY
INTERNATIONAL PHONETIC ALPHABET IPA
注記 JIS X 0211では,モードの名前にも略号を適用している。
指針3
文字の名前及び名前付きUSIの名前は,数字を英単語として書き下すことが適切でないときに限って,
数字の文字09を含んでよい。
注記 例えば,位置201Aの文字の名前は,SINGLE LOW-9 QUOTATION MARK(下9形引用符)で
ある。文字の形状を明らかにするために,数字9の記号がこの名前に含まれているが,数値に
意味は,ない。
指針4
文字の名前及び名前付きUSIの名前は,次に示す区分に属する語のうちで適用可能なものの集合から構
成し,次に示す順序で並べる。例外は,指針911による。必要ならば,一層の明確化のために,語WITH
及びANDを含めてもよい。
1 用字
――――― [JIS X 0221 pdf 118] ―――――
114
X 0221 : 2014 (ISO/IEC 10646 : 2012)
2 大文字・小文字
3 種類
4 言語
5 属性
6 意味
7 マーク(複数でもよい。)
8 修飾子
この語の例を次に示す。
用字 Latin,Cyrillic,Arabic
大文字・小文字 capital,small
種類 letter,ligature,digit
言語 Ukrainian
属性 final,sharp,subscript,vulgar
意味 通常の名前,アルファベットの名前
マーク acute,ogonek,ring above,diaeresis
修飾子 sign,symbol
名前の例を次に示す。
LATIN CAPITAL LETTER6 AWITH ACUTE
1 2 3 7
DIGIT FIVE
3 6
LEFT CURLY BRACKET
5 5 6
注記 ligatureは,二つ以上の異なる図形記号が単一の図形記号として可視化された図形記号である。
一つの文字が一つの基底文字部と複数個のマークとから構成される文字の名前に関しては,名前中のこ
れらの順序は,マークが基底文字部に対して相対的に位置決めされる順序とする。すなわち,昇順にとら
れる文字の上に置くマークから始まり,その後に降順にとられる文字の下に置くマークが続くか,又はそ
の逆(文字の下に置くマークから始まり,その後に文字の上に置くマークが続く。)とする。
一つの基底文字部と複数個のマークとから構成される名前付きUSIに関しては,個々の名前をそれらが
符号化される順に記述する。
例 LATIN CAPITAL LETTER O WITH CIRCUMFLEX AND DOT BELOW
LATIN CAPITAL LETTER C WITH CEDILLA AND ACUTE
LATIN CAPITAL LETTER U WITH OGONEK AND ACUTE
指針5
ラテンの用字の文字は,名前の中では,基本図形記号(A,B,Cなど)によって表現する。他の用字の
文字は,最初に刊行された国際規格の言語からの転写で表現する。
例 K LATIN CAPITAL LETTER K
Ю CYRILLIC CAPITAL LETTER YU
指針6
与えられた用字の文字が複数の言語で使われている場合,言語名は,使わない。しかし,曖昧さが生じ
る場合は,この限りではない。
例 И CYRILLIC CAPITAL LETTER I
――――― [JIS X 0221 pdf 119] ―――――
115
X 0221 : 2014 (ISO/IEC 10646 : 2012)
I CYRILLIC CAPITAL LETTER BYELORUSSIAN-UKRAINIAN I
指針7
複数個の用字の構成要素となっている文字は,形が同じでも異なるものとみなし,異なる名前をもつ。
例 A LATIN CAPITAL LETTER A
A GREEK CAPITAL LETTER ALPHA
A CYRILLIC CAPITAL LETTER A
指針8
可能ならば,名前付きUSIの名前は,その構成要素の名前の要素を,重複を無視して連結することによ
って構成する。この手順によって既に存在する名前が得られたならば,その名前は,文字の名前及び名前
付きUSIの名前の中での一意性を保証するために適切に修正する。一層の明確化のために,語WITH及び
ANDを含めてもよい。
指針9
例えば,物理量の単位に関連する図形記号のように,他の用字の中で独立して使われる一つの用字の文
字は,それ本来の用字の文字と異なる文字とみなす。
例 μ MICRO SIGN
指針10
幾つかの文字は,1語又は2語からなる伝統的な名前をもっている。これを変えることは,意図しない。
例 APOSTROPHE
: COLON
@ COMMERCIAL AT
_ LOW LINE
TILDE
指針11
与えられた用字の文字(句読点のことが多い。)が他の用字で異なる用法で使われる場合がある。この場
合,最も一般的に使われる慣習的な名前を,その文字に与える。その用字名の後に慣習名をその用字で書
き直したものを続けて注釈として文字一覧表に付けてもよい。
例
――――― [JIS X 0221 pdf 120] ―――――
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JIS X 0221:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 10646:2012(IDT)
JIS X 0221:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 0221:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0211:1994
- 符号化文字集合用制御機能