JIS X 0609:1998 情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム構造及びファイル構造 | ページ 3

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X 0609 : 1998
表1.10 実体識別子
記述子 欄 識別子値 添字種別
基本ボリューム記述 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字

処理システム用ボリ 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字
ューム記述子
処理システム用ボリ 処理システム識別子 “*UDF LV Info” UDF識別子添字
ューム記述子
区画記述子 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字
論理ボリューム記述 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字

論理ボリューム記述 範囲識別子 範囲識別子添字
“*OSTA UDF Compliant”

ファイル集合記述子 範囲識別子 範囲識別子添字
“*OSTA UDF Compliant”
ファイル識別記述子 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字
(オプション)
ファイルエントリ 処理システム識別子 “*Develoer ID” 処理システム識別子添字
UDF拡張属性 処理システム識別子 附属書1を参照 UDF識別子添字
非UDF拡張属性 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字
装置仕様拡張属性 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字
論理ボリューム保全 処理システム識別子 “*Developer ID” 処理システム識別子添字
記述子
区画保全エントリ 処理システム識別子 N/A N/A
備考 実体識別子欄の値は,バイトの列として解釈し,CS0で規定するd文字列としては解釈しな
い。この規格で容易に使用するために,この欄で使用する値は,ASCII文字列で規定する。
実体識別子の表の識別子値欄で示した “*Develoer ID” は,現状の処理システムを一意に識別する実体識
別子を示す。規定した値は,新しい記述子を作成するときに使用する。規定した値は,規定した実体識別
子欄の適用範囲内で何かを更新するときに,存在する記述子にも使用する。
実体識別子の表の添字種別欄は,相当する実体識別子で使用する添字のフォーマットを定義する。これ
らの異なる添字種別は,1.6.4.3で定義する。
備考 附属書1で定義するすべての識別子は,OSTAが登録する。
1.6.4.3 識別子添字 (RBP24) この欄は,追加の識別情報を指定する。
識別子欄のフォーマットは,識別子の種別に依存する。
附属書1で規定する範囲識別子に関しては,識別子添字欄は,表1.11に示す構成とする。
表1.11 範囲識別子添字欄フォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 2 UDF版数 Uint16 (=#0102)
2 1 範囲フラグ Uint8
3 5 予備 バイト (=#00)
UDF版数欄は,版数1.02を示す値#0102を設定する。この欄は,改訂版に加えられた変更を,処理シス
テムが検出することを可能にする。範囲識別子は,論理ボリューム記述子及びファイル集合記述子だけに
使用する。範囲フラグ欄は,表1.12に示すビットフラグを定義する。

――――― [JIS X 0609 pdf 11] ―――――

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表1.12 範囲フラグ
ビット 解釈
0 ハード書込み保護
1 ソフト書込み保護
27 予備
ソフト書込み保護フラグは,利用者が設定可能なフラグであり,このフラグが存在する記述子の適用範
囲で,ボリューム構造又はファイルシステム構造が書込み保護されていることを示す。ソフト書込み保護
フラグの値がONEの場合,利用者の書込み保護を示す。このフラグは,利用者が設定及び解除してもよ
い。ハード書込み保護フラグは,処理システムが設定可能なフラグであり,このフラグが存在する記述子
の適用範囲で永久的な書込み保護を示す。ハード書込み保護フラグの値ONEの場合,永久的な書込み保
護を示す。このフラグは,一度設定すると解除してはならない。ハード書込み保護フラグは,ソフト書込
み保護フラグに優先する。これらのフラグは,論理ボリューム記述子及びファイル集合記述子だけに使用
する。論理ボリューム記述子中のフラグは,ファイル集合記述子中のフラグに優先する。
附属書1で定義するUDF識別子に関しては,識別子添字欄は,表1.13に示す構成とする。
表1.13 UDF識別子添字欄フォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 2 UDF版数 Uint16 (=#0102)
2 1 オペレーティングシステムクラス Uint8
3 1 オペレーティングシステム識別子 Uint8
4 4 予備 バイト (=#00)
オペレーティングシステムクラス及びオペレーティングシステム識別子欄の内容は,オペレーティング
システム識別子に関する附属書2に記述する。
この規格で規定しない実体識別子(処理システム識別子)を使用する処理システムに関しては,識別子
添字欄は,表1.14に示す構成とする。
表1.14 処理システム識別子添字欄フォーマット
RBP 長さ 名前 内容
0 1 オペレーティングシステムクラス Uint8
1 1 オペレーティングシステム識別子 Uint8
2 6 処理システム用 バイト
備考 オペレーティングシステムクラス欄及びオペレーティングシステム識別子欄の意図した使用及
び重要性を理解することが重要である。これらの欄の主な目的は,この規格のボリューム中で
問題を検出したときに,誤りを取り除く支援をすることである。この欄は,利用者に提供可能
な有効な情報も提供する。
これらの二つの欄を正しく設定した場合,処理システムに次の情報を提供する。
a) 最後に特定の構造を更新したオペレーティングシステムを識別する。
b) 最後に特定のファイル又はディレクトリを更新したオペレーティングシステムを識別する。
c) 開発者が処理システムとともに複数のオペレーティングシステムを提供する場合,問題が
発生したオペレーティングシステムを決定する支援をする。
第2章 ボリューム認識及び起動ブロック認識
2.1 ほかの章との関係 ほかの規定又はほかの章に対する第2章の関係を,2.1が規定する。
2.1.1 入力 第2章は,ほかの規定又はほかの章による次の規定を必要とする。

――――― [JIS X 0609 pdf 12] ―――――

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a) 記録のための規格(1.4.19参照)
b) ボリューム中の物理的先頭セクタの番地(2.2.1.1参照)
c) ボリューム認識空間(2.2.2参照)
2.1.2 出力 第2章は,ほかの規定又はほかの章が使ってもよい次の内容を規定する。
a) ボリュームに情報を記録するために使った規格(2.3.1.2参照)の識別
b) システムを動作状態にするために使ってもよい情報
2.2 ボリューム認識
2.2.1 ボリューム中のデータの構成
2.2.1.1 セクタ番号 ボリュームの各セクタは,ここに規定する一意のセクタ番号で識別する。セクタ番
号0は,ボリュームの最初のセクタに割り当てる。
2.2.2 ボリューム認識空間 ボリューム認識空間のバイトは,昇順に割り当てた連続整数で番号付けする。
2.2.3 ボリューム認識領域 ボリューム認識列は,ボリューム認識空間のバイト番号32767の後から始ま
る最初のセクタの最初のバイトで開始する連続番号付きセクタに記録する。第2章では,ボリューム認識
空間に記録した,ボリューム認識領域以外の情報の解釈は規定しない。
2.2.3.1 ボリューム認識列 ボリューム認識列は,図2.1のスキーマに従って連続的に記録した1個以上
のボリューム構造記述子(2.3.1参照)の列から成る。各ボリューム構造記述子は,記述子の内容の解釈及
びnの値(図2.1参照)を規定する規格又は節を規定する。
[ボリューム認識列]{
0+1
[拡張領域]{
<拡張領域先頭記述子>1+
{<ボリューム構造記述子>|<起動記述子>}n+
<拡張領域終端記述子>1+
}0+
}
図2.1 ボリューム認識列のスキーマ
2.2.3.1.1 CD-ROMボリューム記述子集合 規格識別子欄が “BEA01” を含まず,JIS X 0606に従って解
釈される,連続的に記録したボリューム構造記述子の集合とする。
2.2.4 記述子の記録 第2章の全記述子は,記述子の最初のバイトをセクタの最初のバイトに一致させて
記録する。記述子の最後のバイトの後から,記述子の最後のバイトを含むセクタの末尾までの全空間は,
もしあれば,将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトに#00を記録する。
2.3 ボリューム認識構造
2.3.1 ボリューム構造記述子 ボリューム構造記述子は,表2.1に示すフォーマットで記録する。
表2.1 構造記述子のフォーマット
BP 長さ 名前 内容
0 1 構造種別 Uint8(1.6.1.1参照)
1 5 規格識別子 バイト
6 1 構造版数 Uint8(1.6.1.1参照)
7 2041 構造データ バイト
2.3.1.1 構造種別 (BP0) この欄の番号は,ボリューム構造記述子の種別を指定する。

――――― [JIS X 0609 pdf 13] ―――――

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2.3.1.2 規格識別子 (BP1) 表2.2に示すとおり,ボリューム構造記述子の解釈を指定する。
表2.2 ボリューム構造記述子の解釈
識別子 解釈
“BEA01” 2.3.2に従う
“BOOT2” 2.3.4に従う
“CD001” JIS X 0606に従う
“CDW02” JIS X 0608に従う
“NSR02” 3.4.1に従う
“TEA01” 2.3.3に従う
2.3.1.3 構造版数 (BP6) この欄の番号は,ボリューム構造記述子の版を指定する。
2.3.1.4 構造データ (BP7) この欄の解釈は,規格識別子欄で識別する規格又は節が規定する。
2.3.2 拡張領域先頭記述子 拡張領域先頭記述子は,表2.3に示すフォーマットで記録する。
表2.3 拡張領域先頭記述子
BP 長さ 名前 内容
0 1 構造種別 Uint8(1.6.1.1参照)=0
1 5 規格識別子 バイト= “BEA01”
6 1 構造版数 Uint8(1.6.1.1参照)=1
7 2041 構造データ #00バイト
2.3.2.1 構造種別 (BP0) 0を指定する。
2.3.2.2 規格識別子 (BP1) “BEA01” を指定する。
2.3.2.3 構造版数 (BP6) この記述子の版数を示し,値1を指定する。
2.3.2.4 構造データ (BP7) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
2.3.3 拡張領域終端記述子 拡張領域終端記述子は,表2.4に示すフォーマットで記録する。
表2.4 拡張領域終端記述子
BP 長さ 名前 内容
0 1 構造種別 Uint8(1.6.1.1参照)=0
1 5 規格識別子 バイト= “TEA01”
6 1 構造版数 Uint8(1.6.1.1参照)=1
7 2041 構造データ #00バイト
2.3.3.1 構造種別 (BP0) 0を指定する。
2.3.3.2 規格識別子 (BP1) “TEA01” を指定する。
2.3.3.3 構造版数 (BP6) この記述子の版数を示し,値1を指定する。
2.3.3.4 構造データ (BP7) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを#00に設定する。
2.3.4 起動記述子 起動記述子は,表2.5に示すフォーマットで記録する。

――――― [JIS X 0609 pdf 14] ―――――

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表2.5 起動記述子
BP 長さ 名前 内容
0 1 構造種別 Uint8(1.6.1.1参照)=0
1 5 規格識別子 バイト= “BOOT2”
6 1 構造版数 Uint8(1.6.1.1参照)=1
7 1 予備 #00バイト
8 32 体系種別 regid(1.6.4参照)
40 32 起動識別子 regid(1.6.4参照)
72 Uint32(1.6.1.5参照)
4 起動エクステント位置
76 4 起動エクステント長 Uint32(1.6.1.5参照)
80 8 ロード番地 Uint64(1.6.1.7参照)
88 8 開始番地 Uint64(1.6.1.7参照)
96 12 記述子生成日時 timestamp(1.6.3参照)
108 2 フラグ Uint16(1.6.1.3参照)
110 32 予備 #00バイト
142 1096 起動用 バイト
2.3.4.1 構造種別 (BP0) 0を指定する。
2.3.4.2 規格識別子 (BP1) “BOOT2” を指定する。
2.3.4.3 構造版数 (BP6) この記述子の版数を示し,値1を指定する。
2.3.4.4 予備 (BP7) 将来の標準化のための予備とし,#00に設定する。
2.3.4.5 体系種別 (BP8) 起動識別子欄を認識して,その起動識別子欄の内容に応じて動作できるシス
テムの識別情報を,この欄が指定する。この欄がすべて#00バイトであれば,そのシステムの認識は行わ
ない。
2.3.4.6 起動識別子 (BP40) 起動エクステント位置,起動エクステント長,ロード番地,開始番地及び
起動用の欄の内容を認識して,それらの内容に応じて動作できる処理システムの識別情報を,この欄が指
定する。この欄のバイトがすべて#00の場合,その処理システムの識別は行わない。
2.3.4.7 起動エクステント位置 (BP72) 起動情報を含むボリュームのエクステントの番地を指定する。
起動エクステント長欄の内容が0であるとき,起動エクステントの指定を行わず,起動エクステント位置
欄の内容は0でなければならない。
参考 起動エクステントを指定しないとき,起動に必要な情報を起動用欄に指定してもよい。
2.3.4.8 起動エクステント長 (BP76) 起動エクステント位置欄が指定するエクステントの長さを,バイ
ト数で指定する。
2.3.4.9 ロード番地 (BP80) 起動エクステントの欄が指定するエクステントの中の情報を複写するメ
モリの番地を指定する。
2.3.4.10 開始番地 (BP88) 起動エクステントの欄が指定する情報をメモリに複写した後に,制御を転送
するメモリの番地を指定する。
2.3.4.11 記述子生成日時 (BP96) この記述子を記録した日時を指定する。
2.3.4.12 フラグ (BP108)表2.6に示す起動記述子の特性を指定する。

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JIS X 0609:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0609:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称