JIS X 0610:2006 DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造 | ページ 10

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X 0610 : 2006
3.7.1.10 ファイル識別子の長さ(RBP32) ディレクトリレコードのファイル識別子欄のバイト長を,8
ビットで指定する。
3.7.1.11 ファイル識別子(RBP33) JIS X 0606の9.1.11が規定するとおり,ファイル又はディレクトリ
の識別情報を指定する。
3.7.1.12 埋込み(RBPa) ファイル識別子欄の長さが偶数である場合だけ,ディレクトリレコードに存
在する。その場合には,00hバイトを設定する。
3.7.1.13 システム用(RBPc) 著作権管理情報は,この欄の最後の6バイトに記述する。この欄の残り
がある場合,システム用に確保する。
3.7.2 システム用欄の著作権管理情報 著作権管理情報は,各ファイルのディレクトリレコードのシステ
ム用欄の最後の6バイトに指定し,表3.7.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。
表 3.7.2.1 システム用欄の著作権管理情報
RBP 長さ 名前 内容
0 1 CGMS情報 バイト
1 1 データ構造種別 Uint8
2 4 保護システム情報 バイト
3.7.2.1 CGMS情報(RBP0) 表3.7.2.2に示すフォーマットを用いて記録する。
表 3.7.2.2 CGMS情報
Bit 名前 内容
03 予備 ZEROs
45 CGMS 0,1,2 又は 3
6 予備 ZERO
7 著作物 ZERO 又は ONE
3.7.2.1.1 予備(Bit03) すべてのビットをZEROに設定する。
3.7.2.1.2 CGMS(Bit45) 著作物ビットをONEに設定した場合,CGMS(Copy Generation Management
System)欄の内容は,次に示す2ビット符号なし2進数で解釈する。
a) 3 : “コピー禁止”ファイル(コピーは許可しない。)
b) 2 : “1世代コピー可能”ファイル(1世代のコピー生成は許可する。)
c) 1 : 予備
d) 0 : “コピー可能”ファイル(無制限にコピーを許可する。)
著作物ビットをZEROに設定した場合,この欄は確保する。
3.7.2.1.3 予備(Bit6) このビットをZEROに設定する。
3.7.2.1.4 著作物(Bit7)
a) NE : このファイルは著作物を含む(AVオブジェクトデータを含む)。
b) ERO : このファイルは著作物を含まない。
3.7.2.2 データ構造種別(RBP1) 保護システム情報欄のデータ構造の識別情報を指定する。指定する種
別は,表3.7.2.3に示すとおりに解釈する。

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表 3.7.2.3 データ構造の解釈
種別 解釈
0 保護システム情報欄は,表3.7.2.4のとおり規定する。
1255 予備
3.7.2.3 保護システム情報(RBP2) 著作権管理用の保護システムの識別を指定する。データ構造種別0
の場合,表3.7.2.4に示すとおりに定義する。
表 3.7.2.4 データ構造種別0の保護システム情報欄
RBP 長さ 名前 内容
0 1 保護システム種別 Uint8
1 3 予備 00h バイト
3.7.2.3.1 保護システム種別(RBP0) この欄の値は,次のとおりに定義する。
a) 0 : このファイルは,著作権保護システム用のデータ構造をもたない。
b) 1 : このファイルは,DVD-Videoのための著作権保護システム(CSS)用のデータ構造をもつ。
c) 2 : このファイルは,DVD-Audioのための著作権保護システム(CPPM)用のデータ構造をもつ。
d) 3 : 記録可能DVDのための著作権保護システム(CPRM)用の予備。
e) 4127 : 私用内容に適用する著作権保護システム用の予備。
f) 128 : このファイルは,早期開示期間内容保護システム(EWCP)用のデータ構造をもつ。
g) 129255 : 商用内容に適用する著作権保護システム用の予備。
備考 “商用内容”は,限定された利用者のために生成され,限定された利用者のために設計された
特別な装置だけによって扱われる。
3.7.2.3.2 予備(RBP1) すべて00hバイトとして記録する。
3.7.3 パステーブルレコード パステーブルレコードは,表3.7.3.1に示すフォーマットを用いて記録する。
表 3.7.3.1 パステーブルレコード
RBP 長さ 名前 内容
0 1 ディレクトリ識別子の長さ(=LENDI) Uint8
1 1 拡張属性レコードの長さ Uint8
2 4 エクステントの位置 LB32 又は MB32
6 2 親ディレクトリ番号 LB16 又は MB16
8 LENDI ディレクトリ識別子 d文字,d1文字,00hバイト
a b 埋込み 00hバイト
a = 8 + LENDI
b = 0(ディレクトリ識別子の長さが偶数のとき)
b = 1(ディレクトリ識別子の長さが奇数のとき)
3.7.3.1 ディレクトリ識別子の長さ(RBP0) パステーブルレコードのディレクトリ記述子欄のバイト長
を,8ビットで指定する。
3.7.3.2 拡張属性レコードの長さ(RBP1) 拡張属性レコード長を記録する場合,割り振った拡張属性レ
コードの長さを,8ビット数で指定する。それ以外の場合には,0に設定する。

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3.7.3.3 エクステントの位置(RBP2) ディレクトリを記録したエクステントに割り当てた最初の論理セ
クタの論理セクタ番号を,32ビットで指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606が定義する
論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一とする。
3.7.3.4 親ディレクトリ番号(RBP6) ディレクトリの親ディレクトリ用のパステーブル中のレコード番
号を,16ビットで指定する。
3.7.3.5 ディレクトリ識別子(RBP8) ディレクトリの識別情報を指定する。
3.7.3.6 埋込み(RBPa) ディレクトリ記述子欄の長さの番号が奇数である場合だけ,この欄は,このパ
ステーブルレコードに存在する。その場合,00hバイトを設定する。

――――― [JIS X 0610 pdf 48] ―――――

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附属書A(規定)DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクの要件
A.1 一般 この附属書は,参考文献[1]及び[2](附属書1参照)に示すDVD-Videoディスク及びDVD-Audio
ディスクのボリューム構造及びファイル構造に対して,特定のパラメタ欄に付加する要件を規定する。
この要件は,OSへの非依存性及び単純なデータ構造のために定義する。
A.2 処理システム識別子欄の実体識別子 実体識別子は,表A.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。
a) 基本ボリューム記述子の処理システム識別子欄
b) 処理システム用ボリューム記述子の処理システム用欄における処理システムID欄
c) 区画記述子の処理システム識別子欄
d) 論理ボリューム記述子の処理システム識別子欄
e) 論理ボリューム保全記述子の処理システム識別子欄
f) ファイルエントリの処理システム識別子欄
ファイル識別記述子中の処理システム用欄の長さは,0に設定する。したがって,ファイル識別記述子
中の実体識別子として指定する処理システム用欄は,存在しない。
表 A.2.1 処理システム識別子欄の実体識別子
RBP 長さ 名前 内容
0 1 フラグ Uint8=0
1 23 識別子 バイト=“*Developer ID”(DVD-Video/Audioディスク)
24 1 OSクラス Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク)
25 1 OS識別子 Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク)
26 6 処理システム用領域 バイト
A.2.1 識別子(RBP1) 各オーサリングシステム開発者が登録している“*Developer ID”を設定する。
A.2.2 OSクラス(RBP24) この欄の値を0に設定し,OSが定義されていないことを示す。
A.2.3 OS識別子(RBP25) 処理システム用領域(RBP26)
A.2.4 処理システム用領域(RBP26) オーサリングシステム開発者のオーサリングソフトウェアの版数
を含む処理システムの専門情報を指定する。
A.3 UDF識別子添字 JIS X 0609の1.6.4.3が規定するUDF識別子添字は,処理システム用ボリューム記
述子中の処理システム識別子欄及びUDF拡張属性の識別子欄に記録し,表A.3.1に示すフォーマットを用
いて記録する。
表 A.3.1 UDF識別子添字
RBP 長さ 名前 内容
0 2 UDF版数 LB16=0102h
2 1 OSクラス Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク)
3 1 OS識別子 Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク)
4 4 予備 00h バイト

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A.3.1 OSクラス(RBP2) この欄の値を0に設定し,OSを定義しないことを示す。
A.3.2 OS識別子(RBP3) この欄の値を0に設定する。
A.4 識別子 特定の識別子は,次の欄に記述する。例えば,次の欄は,タイトル名を記録することができ
る。
a) 基本ボリューム記述子(JIS X 0609)のボリューム識別子欄
b) 基本ボリューム記述子(JIS X 0609)のボリューム集合識別子欄
c) 処理システム用ボリューム記述子の処理システム用欄における,論理ボリューム識別子欄
d) 論理ボリューム記述子の論理ボリューム識別子欄
e) ファイル集合記述子の論理ボリューム識別子欄
f) ファイル集合記述子のファイル集合識別子欄
g) 基本ボリューム記述子(JIS X 0606)のボリューム識別子欄
h) 基本ボリューム記述子(JIS X 0606)のボリューム集合識別子欄
A.5 開始ボリューム記述子ポインタ 開始ボリューム記述子ポインタは論理セクタ番号256及び最後の
論理セクタ番号をもつ指定された論理セクタの中に記録されなければならない。
A.6 基本ボリューム記述子中のボリューム集合識別子欄 基本ボリューム記述子中のボリューム集合識
別子欄は,表A.6.1に示すフォーマットを用いて記録する。
表 A.6.1 基本ボリューム記述子集合識別子欄
RBP 長さ 名前 内容
0 1 圧縮ID Uint8=8
1 8 時間値 バイト
9 8 処理システム用 バイト
17 110 許容値 バイト
127 1 文字列の長さ Uint8
A.6.1 圧縮ID(RBP0) この欄の値を8に設定し,時間値欄,処理システム用欄及び許容値欄は,1文
字ごとに8ビットとして圧縮する。
A.6.2 時間値(RBP1) 32ビットの時間値の16進表記の,JIS X 0201によって符号化した文字列を指定
する。DVD-Videoディスクの場合,32ビット時間フォーマットは,表A.6.2に定義する。
表 A.6.2 DVD-Video/Audioディスクの32ビット時間フォーマット
Bit 長さ 名前 内容
04 5ビット 2で除した秒 029
510 6ビット 分 059
1115 5ビット 時 023
1620 5ビット 日 031
2124 4ビット 月 112
2531 7ビット 年 1980代

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JIS X 0610:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0610:2006の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称